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東京女子プロレス'20

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日時2020年1月4日
会場東京・後楽園ホール
観衆1467人(超満員)
  • 前説

  • 新コスのアプガプロレスは原点回帰の『アッパーキック!』

  • 試合開始前、恒例の難波小百合リングアナによる諸注意、告知。続いてアップアップガールズ(プロレス)の歌のコーナー。今日からメンバー全員、新コスチュームでリングに。心機一転しつつ、曲は原点回帰の『アッパーキック!』。また3人は今日でレスラーデビュー2周年。「これからも試合前から盛り上げていきたいと思います」と未詩。観客と「東京女子プロレス、スタート!」でオープニングVへ。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • 汐凛セナデビュー戦

    7分2秒

    スリーパーホールド

  • 本日デビュー戦の汐凛が入場すると大量の紙テープ。先発は汐凛と鈴芽。グラウンドでリードする鈴芽だが汐凛も切り返す。はるなは真弥の攻撃をかわしていくが尻尾をつかむ真弥。はるなは汐凛にも攻撃を重ねる。鈴芽と汐凛はエルボーの打ち合い。真弥は鈴芽にボディスラムからエルボードロップ。コーナーでもエルボーを連打するが鈴芽も打ち返す。さらにカウンターでドロップキックも。はるなは真弥にランニングネックブリーカードロップ。鈴芽はコーナーからダイビング・クロスボディを決める。汐凛はドロップキックから逆エビ。はるながカットするが真弥が排除。汐凛は鈴芽のドロップキックをかわすとハーフボストンへ。ロープに逃れる鈴芽。エルボーを返した鈴芽はドロップキック。グラウンドではスリーパー。これでギブアップを奪い鈴芽が同期から勝利。

    【試合後のコメント】
    汐凛 悔しい……同期の鈴芽ちゃんに勝つつもりで闘ったけど、結局自分のタップで終わっちゃったのがすごく悔しいです。次やるときまでにもっと強くなって、勝ちたいと思います。
    真弥 (汐凜が)すごい始まる前から緊張してて、自分のデビュー戦を思い出したような感じです。でも今日初めての試合で、頑張ったよね?
    汐凛 頑張りました…。
    真弥 いっぱいなんだろう……全力は出せたんじゃないかな。だからこれからまた一緒に頑張っていこう!
    汐凛 はい。
    ――どんなレスラーになりたいですか。
    汐凜 誰にでもがむしゃらに立ち向かう、カッコいいレスラーになりたいです。
    ****

    鈴芽 同期の汐凜セナデビュー戦ということで、いつもよりメチャクチャ緊張していたんですけど。いつも負けたくないけど、それ以上に、いつも以上に負けたくなくて。自分のデビューした場所で初勝利出来て、すごく嬉しい気持ちとか、いますごいグチャグチャな気持ちの状態です。
    はるな セナちゃんのデビュー戦おめでたいですけど、鈴芽ちゃんの初勝利が取れて、ワタシは一緒にタッグ組めていたので嬉しいです。
    鈴芽 ありがとうございます(涙ぐむ)。
    はるな これからもっと絡んでいければいいなと思います。
    鈴芽 応援ありがとうございました!
    ****
  • 第二試合 15分一本勝負

  • ハイパーミサヲ復帰戦~敗者1ヵ月改名マッチ

    9分5秒

    改名権奪取

    ※ハイパーミサヲの1ヵ月改名が決定。
  • 試合前に難波リングアナからルール説明。リング上に吊るされたピニャータを割ったほうが勝ちとなり、また公認凶器の持ち込みも可能。敗者は一か月間、勝者指定のリングネームに改名しなければならない。ハイパミは唐草模様の風呂敷に包んだ誰かを連れて入場。中島は重そうな袋を持参。試合前、ハイパミ恒例のマイクも復活。「会場にお集まりの大きいちびっこたち、こんにちはー!」ということで公認凶器の説明へ。中島が持ち込んだのは大量の怪獣フィギュア。ハイパミの凶器は「東京女子プロレスの最高権力者」甲田哲也代表。なぜ甲田代表を手なずけたかというと、本日のハロプロライブのチケットを「紙質」にとったため。

    甲田代表に気を取られた中島に奇襲を仕掛けるハイパミ。さっそくヒーロー矯正システムを発動。ハイパミに命じられ甲田代表は風呂敷を敷く。これで中島を丸め込むハイパミ。ラダーに上るもこれは失敗。ツープラトンでのラダー攻撃には中島がスマキにされたままドロップキック。今度は中島がラダー攻撃。リング下にエスケープしたハイパミにはトペ。そして怪獣フィギュアを投げつけダメージを与えていく。しかしハイパミは場外で反撃するとリングに戻りクロスボディ。両者ラダーの奪い合いに。中島の指を挟み、さらにラダーを投げつけるハイパミ。中島はコーナーへのブルドッグからダイビングライダーキック。ハイパミは突っ込んでくる中島をヒップトスでラダーに投げる。中島もラダーで反撃。怪獣をリング中央に集め、雪崩式フランケンシュタイナーで落とす。さらにボディスラムで怪獣盛りに落とし、コーナーに上るが甲田代表が阻止。タイムを要求するとチケットを奪還しようとする。もみ合う中で中島がセントーン自爆。エルボー打ち合いからハイパミがリバーススープレックスで怪獣盛りに投げ捨てる。ラダー上でのバトルでハロプロチケットが破れてしまう悲劇。愕然とする甲田代表をよそに中島が改名権を手にして勝利。

    【試合後のコメント】
    ハイパミ いやぁ戻ってきて早々勝てると思ったんですけどね。甲田さんを公認凶器にしたのがワタシの敗因だったかもしれません。何かちょっとワタシの戦略ミスですねぇ。ワタシが負けたというよりかは、甲田さんに足を引っ張られました。そんな感じですかね。
    ――1ヵ月間改名することになりましたが。
    ハイパミ おっ!? そ、そんなこと言いましたっけ? そんな試合でしたっけ? ワタシちょっと衝撃で何か忘れちゃったみたいなので、よく分からないですけど。まあまあまあ、どうなるかは分からないですけど、ハイパーミサヲはハイパーミサヲとしてやりますので、皆さん今後の活動にごか…ご期待ください! ちょっと動揺を隠し切れませんが、そんな感じです!


    中島 勝ったー! 全然ソフトじゃねえよ、怪獣……。まぁ引き連れて闘ったわけなんですけどね、勝ててよかったです。もうヒーローにはならないということで、ミサヲは12月末からいろいろ言ってきて、お騒がせクソヤローだったので、制裁としてヒーローと程遠いものにしてやろうかなと思っています。
    ――ミサヲ選手をどういう名前にしようと考えていますか。
    中島 最初はミサンゴって名前にしようとしたんですけど、ミサンゴってしっくりくるじゃないですか。いい映画だったので。なので、もっと死霊の盆踊り的な名前にしてやろうかなと思ってます。
    ****
  • 第三試合 15分一本勝負

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    VS

    • WIN

      赤井沙希

    VS

    9分9秒

    ケツァル・コアトル

    ※第1461代王者が防衛に成功。
  • 前日のDDT後楽園で赤井が王者となったため、この試合は自動的にアイアンマン王座をかけることに。試合はロックアップからクリーンにスタート。上福のサミングは赤井が阻止するもグラウンドで決まる。コーナーでは上福がエルボー。赤井はジャンピングミドルをカウンターでヒット。コーナーでは顔面を踏みつけ、さらにサッカーボールキック。横三角絞めは上福がロープに。ロープにもたれた上福にはブーツ。立ち上がった上福はエルボー連打。受け止めたv赤井はハイキック。コーナーでの串刺しブーツも。上福はボディブローからヤッホー83cm。さらにコーナーに顔面をたたきつけるとブーツもヒット。上福は逆水平、赤井はエルボーを返す。ブーツ蹴り合いは赤井が勝つも上福はドロップキック。赤井はハイキックからコーナーに上りクロスボディ。しかしこれを上福がドロップキックで迎撃。大きく走り込んでのフェイマサーも決まるが赤井の足がロープに。赤井の三角絞めは上福がロープエスケープ。新人賞は丸め込みで切り返したが赤井はサッカーボールキック、ランニングPK。2で返した上福にダイビング・クロスボディ。起き上がってくる上福にヒザを叩き込んだ赤井は必殺技ケツァル・コアトルを決めて3カウント。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • WIN

      アジャ・コング

    VS

    • LOSE

      赤井沙希

    VS

    12時13分

    体固め

    ※無理やり押さえ込む。赤井が防衛に失敗、アジャが第1462代王者となる。
  • 【試合後のコメント】
    赤井 上福選手、自分にとっては……。
    アジャ (いきなり赤井を襲撃してカバー。たまたま居合わせた松井レフェリーが3カウントを叩く)ベルトもらっていくよ! よし、入場だ! イエーイ!
    赤井 (アジャの)入場曲鳴ってる! わ! ……どういうこと? ここからどう切り替えればいいのか分からないですけど。どうしよう……何か言って! 頭が真っ白でちょっといま……。
    ――この状況で聞くのはアレですが、上福選手とのシングルマッチでしたが。
    赤井 上福選手……自分にとっては直の後輩って感じが勝手にしてて、長身で髪も長くて、お姉さん系で。たぶん彼女も誤解されやすいタイプではあると思うんですけど、一生懸命やっているところも。言うてもどっかで甘いところがあるのかなと思ったんですけど、今日感じてみたのはやる覚悟も、やられる覚悟も一応最低限は持っているなと思いました。彼女がプロレス界に入って、芸能も両立してやっていってプロレス界の中でただプロレスをやっているタレントさんじゃなくて、プロレス界の中でどういうものを残していくのか。自分にとってもそこはすごく言われてきたことなので、あのコがプロレス界に足を入れたからには、何かプロレス界で残してほしいなとは思っています。なので、自分には一番最後新人賞っていうフィニッシュもあるんですけど、ケツァル・コアトルっていう芸能とプロレス両方で生まれた自分にとって大切なフィニッシュで取らせていただきました。アレも出す人を自分では選んでいるつもりなんですけど、その資格はあるかなと思いました。だから彼女が今後芸能界もそうやし、プロレス界でどういう存在感を残していくのか楽しみにしています。綺麗なお姉ちゃんなんていっぱいいるので。アイアンマンはいいんですか?(苦笑)
    ――獲られちゃいましたが。
    赤井 入場曲……アジャさんがいるのは警戒していたんですけど、入場曲鳴っていたからさすがに大丈夫だと……そこまで気が回っていなかったです。これ……どっかでちょっと獲り返しにいきます。


    上福 お疲れ様でした。新年明けましておめでとうございまーす。実は去年のイッテンヨンも沙希さんとタッグで試合をするとこがあって。そのときくらいからいつか一緒に、並んで試合がしたいなって。タッグとか組みたいなって思ってたんですけど、正直怖いし、キレイだし、強いし、相手には絶対したくないタイプだと思っていたので。カードを聞いたときも震え上がったし、何か優しいんだけどリングでは人が変わるようにキリッとして怖いから、めちゃくちゃにビビってたんですけれども。蹴りも全部痛かったけど、痛みの中に何かすごい……沙希さんなりのというか、言い方かが分からないんですけど、沙希さん的な愛情もあった気がして、すごいいい新年を迎えました。(クロちゃんの)ヒザ舐めからのこんないい新年で良かったと思います。
    ――赤井選手とはいつかタッグを組みたい?
    上福 そうですね。ただ沙希さんは東京女子にはあまり来る機会がなくて、最近も新ユニットとかDDTでやってるので、まぁ機会があれば……自分が組みたいと思われるような選手になろうと思います。頑張ります。
    ****
  • 第四試合 20分一本勝負

    • まなせゆうな

    • 白川未奈

    • LOSE

      舞海魅星

    VS

    VS

    13分14秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・エルボードロップ
  • アジャは「いま獲ってきた!」とアイアンマンベルトを手に入場。「誰も信用しない」と握手を拒否するアジャに握手を迫る魅星。先発するとポムをヘッドロックにとらえるがぽむはスネ蹴りで反撃。まなせが入ると赤コーナーはアジャが登場。ロックアップからまなせはエルボー、タックル。受け止めるアジャ。チョップ一発でまなせを倒すがまなせはサッカーボールキックで反撃。倒れたアジャに白川が「チャンスー!」からロメロ。しかしこれははじき返される。らくが入って倒れた白川におやすみエクスプレス。しかし白川は逃げる。今度はぽむ、さらにアジャも誘う。「見てなかったんでもう一回」というアジャにもう一回仕掛けるらく。再度のお願いに大アジャコール。そして3人でのおやすみエクスプレスが強烈に決まりニアフォール。怒りの白川はらくにロメロスペシャル。魅星はらくにタックルからボディスラム。コーナーへのバックエルボーも。らくはまなせにエルボー連打。まなせは攻撃を側転でかわしタックル。らくはチョップからXファクター。ポムが入ってラフォーレ原宿。前転キック、スネ蹴りと攻勢もまなせは串刺しブーツ、ショルダータックル。白川はフライングクロスチョップ。ぽむはドロップキック。白川のテーズプレスはカウント2。魅星がアジャにタックル。ドロップキックでも倒れないアジャ。ボディスラムは強引に投げ返す。しかし魅星はコーナーからの攻撃を阻止。白川はアジャの裏拳をかわして自分が裏拳。ダブルの攻撃から魅星、まなせがタックル。さらに魅星がラリアット。バックドロップはアジャが阻止。走り込んでの魅星の攻撃はぽむがカット。まなせ、魅星がアジャにブレーンバスターを仕掛けるがアジャが投げ返す。アジャのラリアットは2で返す魅星。バックドロップも2でカットが入ったが、最後はダイビングエルボーでアジャが魅星を貫禄のフォール。しかし試合後もリング上には緊張感が漂う。白川がアジャのベルトを狙って追いかけつつ退場。
  • アイアンマンヘビーメタル級選手権試合

    • LOSE

      赤井沙希

    VS

    • LOSE

      アジャ・コング

    VS

    12時36分

    体固め

    ※ちりとり殴打。アジャが防衛に失敗、赤井が第1463代王者となる。
  • 【試合後のコメント】
    アジャ いいね、幸先いいよ! ベルトも持って。今年最初の試合で勝利も出来て。一緒に頑張ったチームの人たち(らくとぽむを呼び込む)。ダメだよ、背中に周ったらダメだよ! 横にいて! 余計なことしないでよ!
    らく&ぽむ はい!
    アジャ 久しぶりの東京女子出場で直前にアイアンマンが見えたのでね。テーマ曲鳴ってたんだけどさ、見えたら獲りにいかないとさ。
    らく すごーい!
    アジャ ちょっと獲ってきちゃった! 獲れちゃったんで、今年はこの1年、このベルトを守って東京女子にもまたガンガン出場してやろうかなと思ってるし、DDTもこれがある限りは出さなきゃいけないでしょ! 悔しかったら獲り返しに来てみろ、この野郎! オマエら(らくとぽむ)はダメだよ! 背中に周っちゃダメだよ。これを持って今年も一年、2020年は頑張りたいと思います。楽しい2020年またぎになったので、この調子ですっ飛ばしていきます! お二人どうだった、楽しかった?
    らく&ぽむ 楽しかったでーす!
    アジャ 何かすごいやつあったね。
    らく ワタシの得意技なんですけど、今日はアジャさんにアレをやっていくのが目的だったので。
    アジャ そこなの? 勝つことにしてよ!
    らく もちろん、ワタシは初勝利が新年の目標だったんですけど。それは出来なかったんですけど、アジャさんに(おやすみエクスプレスを)やっていただけので。
    アジャ っていうか、アレはアレで正解なの? いいのかな? ま、いいか! いいな?
    らく バッチリでした!
    アジャ 何でもアリなのがアジャ・コングですからね。何でもアリですよ。最後キッチリ締めれば、終わり良ければすべてよしでね! でも今年の初めもしっかり締められたので、この調子で二人もガンガン頑張って!
    ぽむ 頑張ります!
    アジャ いっぱいタイトルマッチあるけど、そろそろタイトル獲りにいっちゃってよ!
    ぽむ おー!
    アジャ このベルトは狙わなくていいよ。自分たちは東京女子のベルトをちゃんと狙いに行ってください。これはいいの! これを狙ってもしょうがない! いいことない! 逆! 逆!
    赤井(報道陣の背後に紛れて)質問いいですか?
    アジャ 何ですか?
    赤井 (掃除係に扮していた赤井が、持っていたちり取りでアジャを急襲。たまたま居合わせていた松井レフェリーが3カウントを叩く)オリャー! やった! やったやった!(ベルトを持って逃走)
    らく え、掃除の人?
    アジャ 掃除のおばちゃんに持っていかれたよ。
    ――赤井選手が紛れていたみたいです。
    アジャ 赤井なの、今の? 掃除のおばちゃんじゃないの? 「質問です」って掃除のおばちゃんが質問に来たと思ったら。何で止めないんだよ!
    らく&ぽむ スミマセン! スミマセン!
    アジャ 獲ってすぐだよ……。何これ? どういうこと? この野郎……DDTと東京女子、それがオマエらのやり方かー!


    白川 はぁ……大丈夫? ワタシ、前日のイベント会見で「裏拳で3カウント取ったらシングルマッチやらせてください」って言ってたんですけど、裏拳決めました! アジャ・コングさんに。これ、シングルマッチ組んでもらう資格あると思うんですけど。どうでしょうか?
    ――アジャ選手の返答次第ではないですかね。
    白川 なんならアジャさんから裏拳を受け継げるように、シングルマッチいつか組んでもらえるよう、言ってきたと思います。最後は魅星がこんなに頑張ってるのに、ワタシは最後アイアンマンのベルト追いかけて、魅星置いていっちゃってゴメン……どうだった?
    魅星 強かったです……自分の力だけでは全然倒せなくて。自分はパワーファイターとしてやっていきたいので、アジャさんを自分のタックルとかスラムとかで一発でゴンッて出来るくらいに力つけて、これからどんどん力つけていきたいと思います(涙)。
    白川 本当にやっぱり、アジャ・コングさんはパワーだけじゃなくて、今日の6人の中で存在感も一番だったと思うし、あのくらい大きい選手が東京女子プロレスにいないのでいい経験になって。これでまた今日、ワタシたちも一個上のステップ上がったと思うので、2020年アジャ・コングさんを倒せるようなモンスターになるぞー!
    魅星 また(アジャとの試合を)組んでください。
    白川 アジャ・コングさんとシングルやらせてください! お願いします!
    魅星 次は絶対負けません!
    ****
  • 第五試合 15分一本勝負

  • 万喜なつみ復帰戦

    • LOSE

      万喜なつみ

    VS

    • WIN

      Sareee

    VS

    12分4秒

    体固め

    ※裏投げ
  • 「3年4か月ぶりのシングル対決」と田中ケロリングアナが前口上。ゴング直後、万喜がドロップキックで先制。ロックアップで押し込んだのはSareee。しかし万喜はロープに詰め返すと張り手。Sareeeも張り返す。今度はヘアーホイップで投げ合う両者。万喜のエルボー5連発に対し、サリーは一発で倒す。ボディスラムからの鎌固めは腕も巻き込む。続けて逆エビ、ハーフボストン、レッグロック。ロープに伸びた手も固めるサリーだったが万喜はロープへ。万喜はドロップキックで反撃。フォールを返したサリーに腕十字。クラッチを切るがSareeeはロープんへ。万喜はドロップキック連打。ロープ際での一発も。場外に落ちたSareeeにはコーナーからボディアタック。リング内に戻すと、またもダイビング・クロスボディ。Sareeeは強引にぶっこ抜いてジャーマン。エルボーの打ち合いはお互い「効かねえんだよ!」。ドロップキックも一発ずつ。Sareeeは倒れた万喜への一撃も。Sareeeのフィッシャーマンはカウント2。万喜のスクールボーイも2。Sareeeの裏投げは切り返してカサドーラ。万喜はバックスピンキック、バックラッシュ。カウント2。ジャーマンはSareeeが阻止して逆にジャーマン。2で返した万喜はSareeeにしがみつき張り手。Sareeeは「なつみ!」と叫ぶとジャンピング・バックキック、そして裏投げでフィニッシュ。試合後は握手。Sareeeは笑顔、万喜は涙。


    【試合後のコメント】
    ――復帰戦でした。
    万喜 すごく……幸せです(涙)。痛みも傷も苦しみも全部含めて、こんなに幸せなんだって改めて感じました。サリと闘えて本当に良かったです。
    ――実際に試合をしてみて、ヒザの調子はどうですか?
    万喜 ……絶好調です。
    ――Sareee選手は今後海外に行くという噂がありますが、いま闘えて良かったですか。
    万喜 やっぱり団体違うし、いろんな団体同士のこととかきっとあるだろうし、そんな世界の中、こうやってこの後楽園ホールでサリと団体の違う自分が闘うチャンスをくださった東京女子とディアナさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。サリはドンドンドンドンドン上にいくし、いろいろ羽ばたいていくかもしれないし。でも自分はずっとサリとデビューした1年目ぐらいから言ってるのが「道は違えど目指すところはただひとつ」。二人ともずっと言い続けてきたので、どんな場所にいても上を目指して自分も頑張りたいと思っています。


    ――今回万喜選手の復帰戦の相手を務めましたが。
    Sareee 本当に復帰戦の相手になってもらいたいって、なつみのほうから言ってもらったときはメチャクチャ嬉しかったですね。プロレス界でいうと自分のほうがキャリアは上なんですけど、いまは本当に大親友でプライベートでも一番信頼しているし、仲のいい友達がなつみなので。そんななつみがケガをしてしまって、すごく落ち込んでいて。手術も乗り越えて……その乗り越えた先に絶対に見えてくるものがあると思ったし、それを見事になつみも乗り越えて、今日リングに立ったってことで。万喜なつみ第2章の一番最初の相手になれて本当によかったなって心から思えます。そして2020年初試合ってことで、それが万喜なつみだったってこともすごく大きいですね。これからもっと辛いことも沢山あると思うんですけど、この東京女子プロレスさん、初めて出させていただいたんですけど、なつみだったら必ずこの中で一番が獲れると思うので。本当にやるからには一番を目指して。なつみの負けん気とかがあれば必ず立てると思うので、ずっと応援したいと思います。
    ****
  • 11月7日東京ドームシティホールに初進出!

  • 場内ビジョンで追加日程が発表に。今年の東京プリンセスカップは5月23日に開幕し7月23日の後楽園大会で決勝。また11月7日にTDCホールで団体史上最大規模のビッグマッチが開催されることもアナウンス。
  • 第六試合 20分一本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    VS

    • WIN

      サンダー・ロサ

    VS

    9分35秒

    片エビ固め

    ※サンダードライバー
  • 握手から奇襲の瑞希だがロサはディフェンス。クロスボディはロサがキャッチ。いったん倒れるも立ち上がってそのまま持ち上げスラムへ。コーナーに逆さづりにすると走り込んでドロップキック。カンパーナ、逆水平とロサの攻撃が続く。瑞希はカサドーラもロサがすぐに反撃。瑞希はドロップキック、クロスボディ、場外へのボディアタック。リング内でのダイビング・クロスボディも決まる。ロサはヒザ蹴り連打。瑞希はバッククラッカーからフェースロック。ロサは持ち上げてコーナーにたたきつけてからデスバレーで投げる。カウント2で返す瑞希。コーナーに上ったロサに瑞希が雪崩式フィッシャーマンバスター。ロサのチョップと瑞希のエルボーの打ち合い。瑞希はロープに走ってコルバタの体制から抑え込む。コーナーに固定した相生への踏みつけも。ダイビング・フットスタンプはロサがかわしてランニングニー。ここから強烈な投げを決めてロサが勝利。

    【試合後のコメント】
    瑞希 痛い……。もう何か組んだことのあるロサと(シングルを)させていただいのは何でとか思ったけど、すごい自分のもそうだし、すごいいい経験出来たなと思ったけど、それだけで終わらせたくないなとも思ったので。新年一発目負けちゃったけど、これからも自分らしく勝ちを取りにいきたいと思います。痛ーい!
    ****
  • 第七試合 30分一本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    • LOSE

      乃蒼ヒカリ

    VS

    VS

    11分53秒

    伊藤デラックス

    ※第3代王者が2度目の防衛に成功。
  • グラウンドの攻防からヒカリがドロップキック。場外でもヒカリが攻勢。ボディスラムを決めたのは伊藤。さらに伊藤は客席に座らせたヒカリに世界一可愛いナックルを仕掛けるも失敗してこける。リングに戻るとヒカリがエルボー、伊藤はボディスラム。ここで伊藤が世界一可愛いナックルに成功。いつもよりパンチ多め。倒れこみ頭突きは自爆も2発目は成功。ブリッジしたヒカリに決める。ヒカリはローリングクレイドル。2で返されるとさらに回転。伊藤はコーナーに上ったヒカリに頭突き。投げ捨てると逆エビへ。ヒザをついて厳しく反っていくがヒカリはロープへ。ヒカリはコブラツイスト、グラウンドコブラからブルーレーサーへ。そこから立ち上がってラリアット。変形の足折り固めはカウント2。正調足折り固めも決まらず。伊藤は切り返しでDDT。ダイビング・ビッグヘッドも決まるが2。ヒカリは裏投げで豪快に投げる。エルボーの打ち合いからヒカリがドロップキックも頭で受ける伊藤。ここで伊藤スペシャル。自分の足で腕も固める新型で伊藤が王座防衛に成功。
  • イッテンゴ板橋でロサがインターナショナル・プリンセス王座に挑戦!

  • 試合後、ベルトを掲げる伊藤。「みなさん試合を見てくれて、東京女子プロレスに 東京女子プロレスに 東京女子プロレスに足を運んでくれてありがとうございました」。ここでロサがリングイン。「お前はまだ私のような本物の挑戦者と闘ってない」とロサ。「何ですか!」という伊藤に「ワタシモベルトホシイ」。伊藤は「じゃあ明日やろう。怖いですか~?」という伊藤にロサもOK。伊藤は英語で「NECK YOUR WASH!」と謎の挑発。中指を突き立て合う。伊藤は「これから道場で練習してくる」。そして「世界一可愛いのは?」「伊藤ちゃん!」からウルトラソウル退場。

    【試合後のコメント】
    ヒカリ 今日まで出来ることはしてきたし……いつもそうなんですけど、今日は本当に勝つつもりで来たので……。何かいつも大一番でこうやって負けるのが本当に悔しくて(涙)。でも伊藤麻希があんな変形のテキサス(クローバー)? を出してくるとは思ってなかったし。でもそれを出させたのはそこまで自分が追い込めたのかなって思って。何より自分のフィニッシャーである裏投げのあとにすぐにフォールにいけなかったのが悔しくて……。今日、2020年イッテンヨンで3年目に入って、もっとほかのアプガ(プロレス)のメンバーもベルトを持ってきたり、着実に実力をつけてきてて、すごく焦ってる部分が大きくて。その焦りが今回出ちゃったのかなって思いました。でも、今日新コスチュームだったから、ちょっと動きにくかったんです。だから負けました。昔のコスチュームだったら勝ってたと思います。
    ――パートナーの万喜選手が復帰したが、ぱんでぶーとしての新たな目標は?
    ヒカリ もっと東京女子でぱんでぶーをもっと大きくして、東京女子といえばぱんでぶーみたいな、そういうタッグチームになれたらいいなって思います。今日はアップアップガールズ(プロレス)の一人でもなく、ぱんでぶーの乃蒼ヒカリでもなく、いちレスラーとしての乃蒼ヒカリを見せれたのかなと思いました。これがワタシの実力、今の最大限の力です。


    伊藤 皆さん、応援ありがとうございました。伊藤はまた防衛出来て……最初から防衛する気ではいたんだけど、食欲もないくらい(苦笑)、ぶっちゃけプレッシャーはすごい感じていたから、終わってホッとしたけど。明日もタイトルマッチだからとりあえず…いろいろダメージがあるから、今日は早く寝て明日またベルトをこのままにして。イギリス遠征もあるから、イギリスにこれ持っていって、アメリカ遠征が4月にあるけどそこにも持っていって。……うん。まだまだシングルの白のベルトのチャンピオンとはほど遠いくらい、まだまだの伊藤麻希だけど、ワタシが諦めない限りすごいチャンピオンになれるから。伊藤は今年も諦める気は一切ない。例えどんな難関があろうと、伊藤が諦めなければいいだけの話だから。明日も頑張る!
    ――戦前、「万喜なつみのことより乃蒼ヒカリ個人として挑戦してこい」と言ってましたが、今日のヒカリ選手はいかがでしたか。
    伊藤 うん。何か乃蒼ヒカリの……何だろうな。乃蒼ヒカリの真髄を見たけど……けど、伊藤は勝ったからこそ言わせてもらうけど、乃蒼ヒカリはまだまだまだまだまだまだ化けると思う! 何でかと言うと、乃蒼ヒカリはほかにもやりたいことが沢山あると思うの。でもあの人、伊藤の予想ね。伊藤の予想だけど、まだちょっとどこか引っ込み思案なところがあるというか。例えば上下関係とか、そういうのを気にするタイプだと勝手に思っている伊藤は。だから最初伊藤に中指立ててくれたのもアイツだったし。そういう先輩後輩関係なく、乃蒼ヒカリとして、ほかの誰でもない乃蒼ヒカリとしてこれからももっと走っていってほしいなと思ってる。それまで伊藤は防衛し続けるから、いつでも再戦したいなら全然やるし。でもそれよりも伊藤は海外のバケモノともやりたいかな。日本人とばっかりやっていてもつまらないし。
    ――そういう意味では瑞希選手に勝ったサンダー・ロサ選手はもってこい?
    伊藤 ああ、大丈夫だよ。伊藤たぶんアイツやれるよ。大丈夫、大丈夫。何でかって言うと、今日のフィニッシャー見た? アレ、今日のためにつくったの! 題して“伊藤デラックス”! 伊藤デラックス!
    ――伊藤スペシャルともまた違う感じの。
    伊藤 絶対に逃げられない。絶対に、絶対に逃げられない最高のフィニッシャー、伊藤デラックスです。書いておいてください。よろしくお願いします。


    ――まず対戦した瑞希選手については?
    ロサ 彼女は東京女子の中でも有名な選手の一人だし、優れたレスラーの一人だと思っている。だからその選手と対戦出来たことはとても光栄に思っているわ。
    ――伊藤選手の持つインターナショナル・プリンセス王座に挑戦表明した理由はなんでしょうか。
    ロサ 前回東京女子に参戦したときは(タイトル挑戦という)チャンスをもらえたのだけど、短い時間でそのチャンスを活かすことが出来なかった。今回は最初からチャンスがない状態で来日したけど、自分でチャンスを掴みたかったの。
    ****
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    13分42秒

    片エビ固め

    ※ティアドロップ。第6代王者組が初防衛に成功。
  • 未詩とユキの先発でスタート。タックル合戦はユキが倒してみせる。リカとのどかはグラウンドから。立ち上がるとヒップアタックをかわしたのどかがタックル。姉妹はボディプレス、セントーンの連携。未詩はユキにエルボー連打。腰にも当てていく。ベアハッグからコーナーに叩きつけるとバッティング式ダブルハンマー、よっしゃいくぞエルボーはダブルで。そこから未詩がリカをユキの体にボディスラムで投げ捨てる。ボディシザースはユキがロープへ。ジャンピングショルダーアタックを返したユキは姉にタッチ。のどかはタックルからボディスラム、クロスボディ。ヒザをロープに固定してのドロップキックも。さらに鉄柱に足を打ち付け、ここでも足にドロップキック。ドラゴンスクリューからヒップアタック。のどかはバックフリップ。未詩はユキにタッチさせず、のどかにコーナースプラッシュ、そこからジャイアントスイング12回転。いつもより高速で決める。しかしカナディアンバックブリーカーはのどかが着地。ヘッドロックに捉えていく。そこからのどかはフォールアウェイスラム。ユキを踏み台にしてのボディアタックはカウント2。ユキはコーナーからダイビングショルダー。これはかわされたがブルドッグは成功。愛と炎のフルネルソンはリカがカット。姉妹はダブルでショルダーアタックをリカに決めると未詩に爆れつブルドッグを狙う。しかし未詩は脱出。白昼夢が合体ツイスト・オブ・フェイト。これはのどかがカット。のどかにはリカがヒップアタック。未詩はユキにカナディアンバックブリーカー。ヒザに落としてフォールはカウント2。ティアドロップを着地したユキはレーザービームもかわしてサイドスープレックス。フルネルソンは未詩が投げ捨てレーザービームをヒット。顔面にもう一発決めるとティアドロップ。これが決まって3カウント。未詩の勝利で白昼夢が初防衛に成功。

    【試合後のコメント】
    のどか 欲しいって言ったけど、手に入らないものはあるし……けどもう、これはもう執念なんで。ワタシたちでベルトを獲るまで、ワタシたちの闘いは終わらないなって思いました……。信じて応援してくださった皆さん、ありがとうございました。
    ユキ 応援してくださった皆さん……期待に応えれなくてごめんなさい(涙)。まだまだ…まだまだ弱いから、おねえちゃんとベルトを獲るときのためにこれからも頑張ります。


    リカ 初防衛戦でみんな勝ちたいと思うんですよ。こんなに勝つことが……何でしょう。嬉しいんですけど…メチャクチャ…初防衛して。勝つことが苦しい勝ちもあるんだなって初めて感じました。それはいろんな意味を含めて。相手の爆れつシスターズへのリスペクトも含めてです。ワタシの気持ちは。
    未詩 いままでの前哨戦で2回負けていたんですけど、今日そういう意味では悔しさのバネ、跳ね返りを……いままで悔しかった分を活かし切れたかなって思うんですけど。でもやっぱり今回の初防衛ってことで、挑戦してくださってからすごい自分の中で課題を感じる部分が多かったので、そこをこれからも防衛戦となると、もっと課題があると思うんですけど、これからもずっとこのベルトを持っていきたいなってすごく……爆れつのお二人に勝てたからこそ守っていきたいなって思います。
    ――東京女子を代表するタッグチームである爆れつシスターズに勝てたことは、白昼夢にとって自信になりましたか。
    リカ そりゃもう自信になりましたね。でもまだまだやるからには世界一、いや宇宙一のタッグチームになろうって、白昼夢が世界一の……違う! 宇宙一の白昼夢になるって目標を決めたので。いま……いま、決めたので! ずっと防衛していきます。ベルトと一緒に大きくなります!
    ――宇宙っていうと、どこからどこまでくらいですかね?
    未詩 宇宙は無限って聞きました。
    リカ ないですからね。
    未詩 果てがいまだ見つかってないって。
    リカ 果てを探しにいくまでですね。
    未詩 ワタシたちが果てを見つけられるくらいまで大きくなっていきたいなって。
    ――永遠ということですね。
    2人 そうですね。
    ****
  • メインイベント 30分一本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    19分57秒

    片エビ固め

    ※マジカル魔法少女スプラッシュ。第7代王者が初防衛に成功。
  • ロックアップから山下がバックへ。坂崎はハンマーロックで切り返す。グラウンドで抑え込む山下。坂崎が体勢を入れ替えて上に。坂崎が場外に誘いエプロンで蹴りを見舞うと客席南側になだれ込む。通路でドアに投げつけた坂崎はさらに上段へ。フロアにボディスラムで投げつけると山下をテーブルに乗せて滑り落とす。さらに鉄柱に打ち付けると鉄柱にテーブルを立てかけボディスラムで投げつける。もう一発はパワースラム。テーブルクラッシュに成功。山下はエプロンでアティテュード・アジャストメント。リングに戻してカバーはカウント2。山下はさらにサッカーボールキック。立ち上がった坂崎を前蹴りで吹っ飛ばすとストンピング。コーナーではヒザ。抱えあげてのストマックブロックも。変形のキャメルクラッチは坂崎がロープに。坂崎はカウンターのエルボーからフランケンシュタイナー、ミサイルキック。スライディングラリアットはカウント2。山下はハイキックから三角蹴り、串刺しニー。追撃を狙う山下だが坂崎がダウン。立たせてバックスピンキックも頭部にヒット。坂崎はエルボーを返す。ブレーンバスターからコーナーに上るが山下が阻止。しかし坂崎が場外に落とし、エプロンからウラカンラナ。エプロンに寝かせるとコーナーからボディプレスを投下。ここで坂崎が魔法少女スプラッシュ。だが山下が剣山。ミドル連打は坂崎がキャッチしてカーフスライサー。コーナー上の打撃戦から坂崎がコンプリートショット。山下は魔法少女スプラッシュを狙うロープ上の坂崎にハイキック、バックスピン。ロープからダイブも。坂崎は蹴りをかわしてミルクラッチ。山下はジャーマン。バズソーキック、バックスピンも決まるがクラッシュ・ラビットヒートは坂崎がかわし、マジカルメリーゴーラウンドの体制から後ろに投げる。そこからマジカル魔法少女スプラッシュを決めてフォール。シングル王座の防衛に初めて成功。
  • 「東京女子プロレス、激動の年にしますんでついてきてください」(坂崎)

  • マイクを握った坂崎は「山下実優に勝ちました! ……死ぬかと思った。でも最後に飛べたのは……届かないかと思ったけど、いろんな思いで飛ぶことができました。こんなにたくさんのお客さんに入ってもらって、大きい会場も決まって、成長しているのを感じます。東京女子プロレス、激動の年にしますんでついてきてください。ハンバーグ食べたいんでこれで締めます」と言うと「東京女子、エイエイオー!」で大会を締めくくった。

    【試合後のコメント】
    山下 負けましたね。準備してた技もありますし、それを超えて負けちゃいました。それだけです。めちゃくちゃ…発想がヤバイ。場外に出たらたぶんやられるなって思ってたので、場外に行かないように警戒はしてたんですけど、行ってしまって。メチャクチャやられて。それでも私には意地がありますから、負けられないって気持ちはあったんですけど、結果負けたので自分が弱かったってことだけですね。でも私のアゴは全然まだ砕けてないんで! 負けましたけど、私のアゴはまだここにあるので。それだけですね。
    ――何が勝敗を分けたと思いますか?
    山下 やっぱりお互い、自分の闘い方を貫いてやった結果、ユカちゃんワールドに引き込まれちゃったなっていうのはありますね。場外から帰ってきて、エプロンでFU(アティテュード・アジャストメント)を出しちゃって。計算を狂わされて。あそこから変わったのかなっていうのはあるし。私にはまだ技はあったんでやったんですけど、リズム崩されたなって。それが負けにつながったのかな。でも坂崎ユカ自体が強くなっているので、自分もこのままではいけないなって思いました。
    ――今日は超満員で団体の勢いも感じるものでしたが、今年はどんな年にしたいですか。
    山下 やっぱり入場して幕からくぐってお客様の前に出た時に満員で……。その話になるとちょっとアレなんですけど……(涙)。本当に嬉しくて。ひとまず東京女子がここまできたんだなって、すごく嬉しく思います。最後に勝てなかったっていうのは悔しいですけど、2020年、このまま突き進んで…みんなとライバルであり仲間っていうのは変わらないので。お互いに刺激し合って、東京女子が皆さんにもっと好きになってもらえるように、突き進みたいなって。あと11月でしたっけ? TDCホール。(後楽園ホールの)倍ですか? そこを必ず満員にして、もっといろんな舞台でいろんな景色見られたらなと思います。


    坂崎 無事(ベルトが)戻ってきました。鬼門だった山下からベルトを守れたっていうのは自分の中で、また上の段階に連れていってくれたのかなと。今回の1勝はすごい大きいです!
    ――戦前「やりたくない」と言ってましたが、超満員の後楽園ホールで実際にタイトルマッチをやってみて良かったですか。
    坂崎 はい、実際本当に嫌だったんですけど、思い返してみればワタシ仕返ししないといけないのを、つい最近思い出して。モチベーションがさらに上がった段階で、この超満員でアドレナリンがすごかったです。やってよかった!
    ――途中、場外に出てかなり破天荒な攻撃をやってましたが、アレは考えていた?
    坂崎 そうですね。山下をどう痛めつけようかと思ってましたんで。もうやってやろうと思ってました。もっとやってやりたかったんですけどねぇ。はい。もっとやればよかったです!
    ――今日、防衛に成功して今年一年をどんな年にしたいですか。
    坂崎 やっぱり東京女子の注目度も上がってきたんで。それで選手全員のモチベーションも上がって、団体として技術とかだったり意識とかだったりが上がっていけば、それをちゃんと集客にしてみんなの心をガッチリ掴めるのかなと思うので。もう一人一人がちゃんとお客さん一人一人を掴んでいくようなイメージで。がっつり積極的に、肉食系でいきたいと思います。……っていう質問でしたっけ?(笑)
    ――そこはチャンピオンだけじゃなく、全員で頑張らないといけない。
    坂崎 そうですね。一人二人、三人四人が頑張ったとしても団体全体で見られるんで。東京女子一丸で上げていきたいと思います。
    ――超満員の南側の客席から山下選手を落としたのは気持ちよかった?
    坂崎 もうすっごく気持ちよかったです! 山下がキャーって言ってるあの瞬間、もーうしてやったりでした!
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