オープニング
2・17DDT両国のアンダーマッチのカード、3・3蕨でFC会員限定興行を開催、3・31博多に進垣、岩田、アジャの参戦を発表!
試合開始前、リングアナ・難波小百合による諸注意と告知。2.17DDT両国大会のアンダーマッチ、東京女子プロレス提供試合でまなせゆうな&天満のどか&愛野ユキvs万喜なつみ&乃蒼ヒカリ&渡辺未詩が発表に。また3月3日、FC会員限定興行・蕨レッスル武闘館大会の開催もアナウンス。さらに3.31福岡大会には進垣リナ(KAIENTAI DOJO)、岩田美香(センダイガールズプロレスリング)、アジャ・コングが参戦するという発表も。進垣、岩田は九州出身。その後、今大会アドバイザーの滝川あずさがリングイン。ステージで全選手入場式を実施。今大会は会場のベルエポック美容専門学校とのコラボイベントで、選手、難波及び欠場中の辰巳リカのヘアメイクを学生が担当。そのビジュアルがここでお披露目された。ヘアメイクを担当した学生たちとの記念撮影も。そして全員で「東京女子プロレス、スタート!」。対戦カード紹介に続き、アップアップガールズ(プロレス)が「アッパーチョップ!」ミニライブ。
オープニングマッチ 15分一本勝負
序盤、ヘッドロックの攻防からショルダータックル。そこから伊藤がストンピングで痛めつける。コーナーにしがみついてディフェンスしたぽむはフェイントからのスネ蹴り2発。伊藤はドロップキックを返すと世界一可愛いナックル。これをすり抜けてぽむが「原宿一可愛い…」これも伊藤がすり抜ける。「先輩の技を!」と激怒の伊藤は再度、世界一可愛いナックル。ボディシザースからのエビ固めはカウント2。伊藤はボディスラムを5連発。さらに伊藤は雄叫びをあげて倒れこみ頭突き。逆エビ固めはなんとかロープに逃れたぽむ。エルボーを返すが伊藤も強烈な一撃から「こいオラ!」と挑発。ぽむはエルボーからボディスラム、スリーパーで反撃。そこからのフォールはカウント2。ぽむ・ど・じゃすてぃすを仕掛けるが伊藤が回避。最後は頭突き連打からDDT、伊藤スペシャルでギブアップ。
第二試合 20分一本勝負
3WAYマッチ
※キル・スイッチ。もう一人はぴぴぴぴぴなの。
3人とも某ミュージカルっぽい猫メイクでの登場。3人入り混じってのグラウンドからぴなのが「すっごいつよい。かわいい!」とのどかと結託しようとアピール。しかし一瞬で裏切ってはるなと協力、のどかをロープに何往復と走らせる。しかしのどかはすかさず反撃。ぴなのは「引っかかれた!」とはるなを指差し涙。「ひっかきは反則なの」と演劇っぽい口調ののどかを背後からぴなのが襲撃。はるなにも「ばーかばーか」と攻撃を加えていく。ボディスラムから腕固めを決めるぴなの。のどかがカットに入りキャメルクラッチ。ロープに走ってのボディプレスも見せるのどか。リストロックは側転からのアームホイップでのどかが返す。しかしコーナーからのスプラッシュはぴなのがかわす。そこへはるながフォール。「なにすんだ泥棒猫!」と3匹でひっかき合い、全員目が見えない状態に。木曽レフェリーも引っかかれて目が見えない状態で大混戦。はるなのコードブレーカーはぴなのに決まったものののどかはブロック。最後はキルスイッチでピン。
第三試合 15分一本勝負
上福は愛犬ザックを抱いて入場。メイクのテーマはうなぎが「かぶき者」、上福が「藤沢のマライア・キャリー」とのこと。ネックロックをシンクロ式倒立で脱出したうなぎだが、ポージングを催促されてやってみたところで上福に反撃される。上福は「痛いかい?」とレッグロック。コーナーではフェイントからサミング。エルボーの打ち合いでは「どこがマライアじゃ!」とうなぎ。ボディスラムはお互いディフェンス。エルボーからうなぎが再度ボディスラム。さらにスリーパーで締め上げていく。上福は串刺しドロップキック。「起きろあなご!」と上福。スパインバスターはディフェンスしビッグブーツ、さらにフェイマサーを決めて3カウント奪取。試合後、上福はザックをリングに上げて記念撮影。
【試合後のコメント】
――今日は愛犬と一緒にリングインしました。
上福 はい、ザックと上がりました〜。
――今日はいつもと違う趣向のコラボイベントでしたが。
上福 あ、メイクとかですか? 女子って安全に逃げがちじゃないですか。ふだん自分が似合ってるかなみたいな。けどこうやって知らない人にメイクしてもらったら新しい世界が見えるかなと思って。ゆきはマライアが見えたなと思って、よかったなーみたいな。みんなは何が見えたかなーっつって。
――会見では選手のメイク事情を斬っていましたが、今日はいかがでしたか?
上福 「自分はこういうメイクが似合うんだな」っていうのを思うようになって。正直、私はこういう派手なメイクは個人的には好きですけどニューハーフ感めっちゃ増したなと思って。本気のデートの時にはよくないなって。他の選手でいいなと思ったのはうなぎさんとか。かぶいてるじゃないですか。コスチュームに合った化粧をするとより迫力が見えるし、本気でガッと頑張ってる感じもしたので。そういうのは新しい発見でいいなって。みんな似合ってて、それぞれ可愛くてよかったです、みんな。
――マライアの気分にはなれた?
上福 なれました、完全に。なんかマライアだなと思って、自分のこと。クリスマスすぎたけど、またくるんじゃないかなって思いながら試合してました。
――またブームが。
上福 マライアブームが。藤沢では起きそうですね。自分が藤沢にマライアブームを発信しようと思います。
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第四試合 20分一本勝負
中島と白川はお揃いのフェイスペイント。中島と万喜の先発で試合開始。スピーディーな展開の中、側転で攻撃をかわしていく万喜。中島はテイクダウンし足を固めつつフォールの体勢へ。ネックロックは万喜がロープへ。白川は万喜にロメロスペシャルも不完全。そのままスリーパーへ移行。ボディスラムも側転でディフェンスした万喜はヒカリにタッチ。コーナーでのドロップキックを見せる。そこからコブラツイスト、グラウンドコブラ、ローリングクレイドルと得意の攻撃。さらに白川をロープに貼り付けにしてダブルで攻撃。背中へのドロップキックも。追撃は中島がカットしてタッチ。首4の字から白川がスリーパー。そこから回転足折り固めも。コーナーへ走り込んでのバックエルボーから、中島がシーソーでヒカリの首をロープに打ち付ける。ネックブリーカーのコンビネーションはカウント2。ヒカリはリバーススープレックス。タッチした万喜がドロップキック連打からダイビング・クロスボディ。ジャーマンは中島が切り返してヨーロピアンクラッチ。コーナーへのブルドッグ、ライダーキックも決まる。白川はフライングクロスチョップ。コーナーからはダイビングヒップドロップ。インプラントDDTは万喜が回避するも白川は変形逆エビ。中島はヒカリに無人在来線固め。さらに白川がランニングネックブリーカードロップ。万喜はドロップキック2発。中島のカットはダブルのドロップキックで排除し、バックラッシュで万喜が白川から3カウント。
セミファイナル 20分一本勝負
両チームとも髪型を揃えての登場。先発の坂崎がマリカの腕を攻め込んでタッチ。才木はユキにボディスラムからサッカーボールキック。ダブルのエルボーからサッカーボールキック、ばかちんガーエルボーの連携も。レッグドロップからのフォールはカウント2。ユキはボディスラムを返し坂崎にタッチ。ここでもショルダーアームブリーカー、ハンマーロックで腕を攻めていく。ユキはコーナーへバックエルボー2発。坂崎はトップロープからストンピング。クイックタッチで攻め込む坂崎&ユキ。マリカはドロップキックで反撃すると才木にタッチ。才木はショルダータックルから2人まとめてブレーンバスター、さらにダブルラリアット。倒れたユキにキャメルクラッチ。ヒップトスからのサッカーボールキックはカウント2。カウンターでショルダータックルを返してユキが坂崎にタッチ。互いの攻撃をかわしあい、坂崎がドロップキックからブレーンバスター。才木はバックドロップ。ミサイルキックも突き刺すがカウント2。ミドルキック3連発を食らった坂崎だがローリングエルボー。両軍タッチしてマリカがエルボー、チョップ連打からドロップキック。コーナーではマシンガンチョップ。ギロチンドロップからのカバーはカウント2。ネックブリーカーからのフロントネックロックは坂崎がカット。これを才木が排除。ユキはセントーンからフルネルソン。そこからユキがサイドスープレックス。カバーは才木がカット。坂崎にはタワーブリッジ。ユキのダイビングショルダータックルは誤爆。才木がユキにシャイニング・ウィザードを決め、そこにマリカが駆け上がり式ブルドッギングヘッドロックでフォール勝ち。
マッスルJKと万喜&ヒカリがタッグ王座への挑戦表明! 王者・坂崎は「潰しあっていただいて」と挑戦者決定戦を提案!
試合後、マリカがマイク。「5月頃に肩をケガして、半年間くらい欠場して。1.4で復帰してまだ数試合しかしてなくて。今日、試合が凄く不安だったけど、いま終わって気づいたことがある。欠場前より、私は強くなってる! 才木さん、お願いがあります。もう一度、タッグのベルトに挑戦してください」。才木は「私は前回、伊藤ちゃんと組んでタッグベルトに挑戦して(王座決定戦)、負けて、その時にタッグベルトへの思いに蹴りをつけたんだよね。ただ今日、ユカさんと久しぶりに闘って、ぶっちゃけ闘い足りないな。ユカさんとこのベルトをかけてもう一回戦えるっていうんだったら、挑戦したいと思う。一緒に獲ろう!」。坂崎もリングインし「二人とも悔しさが残ってるだろうけど、それを踏まえた上でマジラビが潰してやるから。甘くないよ、いま泣いてるけど」と挑戦を受諾。そこへ割って入ったのが、一つ前の試合で勝利した万喜とヒカリ。「私たちが、次マジラビに挑戦しようと思ってたんだよね。(マリカに)ちょっと静かにしてもらっていいですか。挑戦させてください、お願いします!」(万喜)。しかしマッスルJKも譲らず。坂崎は「4vs2? それは無理!」ということで「ここでやってもらえば。潰しあっていただいて」。「負ける気ないんで」とヒカリ。「ウチらだって負けねえよ!」と才木。両チームが退場すると、残った坂崎が「ということで、マジラビに挑戦する選手権みたいのがあるわけで。勝っていただいたほうが私たちに挑戦できると。はい。これで東京女子も盛り上がって、シングル、タッグ、ベルトの価値を高めていきますんで。でもマジラビが落とすってわけじゃないから。誰が来てもかなわない」。
【試合後のコメント】
ヒカリ 私は前回タッグのタイトルマッチで凄い悔しい思いをして。自分と同じところを目指してる人はなかなか見つけられないなと思ってるタイミングでなつみさんが参戦してくれて。4試合中3試合絡ませていただいて、きっと私と同じところを目指してる方なのかなと思って。そういう部分で共感できる部分が多くて、今回タッグのベルトをってなりました。私は挑戦者決定戦で負ける気はないし、タイトルマッチでも負ける気はしなくて。ベルトを獲るところしか見えてないです。
万喜 タッグベルトに挑戦したいなっていうのは思ってたし、最近(ヒカリと)組んだり闘ったりして、頼ってくれる後輩ができたのも嬉しいし。普通に考えて、自分たちが挑戦したほうが面白いと思うんですよね。どう思いますか? 自分たちのほうが面白いですよね。と、思うんですよ。だから、タッグベルトとか言ってたんでちょいちょいちょいって。でもそこが目的じゃないので。マジラビさんに挑戦するのが目的なので。(挑戦者決定戦に)勝たせてもらって、次のステージに行こうと思います。
――お互いの魅力や強みをどの辺に感じますか?
万喜 凄く目がいいと思いますし、勢いとか、やられても立ち上がる姿っていうのが、ちょっと自分とリンクするというか。昔の自分も先輩たちにボロボロにやられまくって、悔しくてっていうプロレス人生を送ってきたので。似てるような気がして。そこに共感とか愛着が湧きます。
ヒカリ 私も、もともと強いんじゃなくて、いろんな悔しい経験をしてきての今の強さっていう部分が同じなのかなって。ファイトスタイルとかも、私が目指すべき先輩なのかなって思ってて。組んだり闘ったりして自分の理想像はこういう選手かなって。そこについていけるように、今回タッグを組ませてもらえないかとお願いしました。
――2チームから挑戦表明を受けました。
瑞希 そうなの?
坂崎 マッスルJKがベルト返してくれみたいな。(挑戦を)いいよって言ってたらもう一組来て。万喜さんとヒカリが。4vs2はさすがにウチらも無理。
瑞希 ちょっと…厳しくはないけど…。
坂崎 いけるとは思うけど(挑戦者決定戦)やってくれって。潰しあってくれるみたいよ。
瑞希 納得。
――挑戦者チームとして、どちらと闘いたい、どちらが怖いというのはありますか。
坂崎 私は人生のキーマンが才木玲佳なので。才木玲佳にはメラメラしたものがあるんですけど。万喜さんっていう新しい人も興味はあるんですよ。興味津々。当たったことある?
瑞希 ない。
坂崎 それも楽しみっちゃ楽しみなので。で、マリカはまた泣いてて。マイク持って泣いてて。
瑞希 私、伊藤さんと組んでマッスルJKに勝てなかったんですよ。だから当たったら絶対獲られたくない、リベンジも含めて。
坂崎 マリカはなんか覚醒するんだよな、急に。泣いてるくせに急に。
瑞希 嘘泣き?
坂崎 嘘泣きなん? 未知数ですよあの子は。でもヒカリもいるし。
――どちらのチームが来ても、と。
瑞希 守るだけなので。
坂崎 ダメージ、削りあっていただいて。
瑞希 こっちは元気なままで。4vs2はさすがにね、いいんだけどね。
――4vs2ではないと思いますが…。
瑞希 そうなんだ、残念!
坂崎 そういうルールならしょうがない。
マリカ ベルトを持ってたんですけど、5月頃に不本意ながら返上という形になってしまって。ベルトに対しては未練があって。復帰して数試合しかしてない中でマッスルJKの試合が組まれて。今がタイミングかもって思ったですけど、でも不安で。どうなるかなって思ったんですけど、やっぱり試合後に「ベルトがほしい」っていう気持ちが固まって。お願いさせてもらいました。
才木 私はベルトへの思いは蹴りをつけたつもりだったんで、また挑戦するとは思ってなかった。けど、久しぶりにユカさんと闘って、やっぱり凄い楽しいんですよね。やってて楽しい相手、ワクワクする相手なので。そのユカさんとベルトをかけて闘えるんだったら、これはやるしかないなと。今回はマリカがチャンスをくれたと思います。
――現王者のマジラビについてはどんな思いがありますか。
マリカ こないだの後楽園でマジラビが防衛戦をやって、それを解説しながら見させていただいたんですけど。タッグのチームワークが凄くて。凄いやられて、もうダメかもっていう時にどっちかが補助に入ってガーンと雰囲気を変えていくんですよね。いっさい油断しちゃいけない相手だなって思ってます。
才木 東女のファンも「あの2人に誰が勝てるんだ」って思ってると思うんですよ。でも、言うてもウチら、前にチャンピオンになってるので。ここであの2人の牙城を崩してやろうと思いますね。
――万喜&ヒカリについては?
マリカ まだ万喜さんとは闘ったことがないし、ヒカリとは復帰戦で8人タッグで初めて闘ったんですよ。その時に凄くいい目をしていて。私の中でもっともっと闘いたい相手なので。一発目でタイトルマッチにいかないのは想定外だったんですけど、凄く楽しみだし、そこで勝ってベルトに挑戦したいと思ってます。
才木 ヒカリとはシングルやったことがあって、粘り強い、いい選手だなと。万喜さんはW-1で闘ったことがあって。すばしっこいし体も柔らかいし。なんでもできる選手だなって。その2人が組んでどうなるか分からないですけど、私たちのほうが組んできた期間は長いですし。絶対に勝ってベルトに挑戦したいと思います。
メインイベント 20分一本勝負
山下と瑞希の先発で試合スタート。ショルダータックル、バックエルボーで吹っ飛ばす山下。YUMIは未詩の動きを制しつつヘッドロック。未詩は力づくでコーナーに押し込みタッチ。らくはさっそくおやすみエクスプレスもYUMIは拒否。らくはまなせにスリーパー。まなせの手を「おやすみ」の形にして寝かせてから再度おやすみエクスプレス。髪を触られて激怒したまなせはらくに踏みつけ。3人がかりでらくをロープに張り付け。ボディスラムからYUMIにタッチ。トップロープの上からタッチするよう指示も。3人でのトレイン攻撃では瑞希がドロップキックも見せる。らくは瑞希に河津落としを決めようやくタッチ。未詩がタックル連発からバッティング式ダブルチョップ3安打。ベアハッグから左右に揺さぶりヒザに落としてバックブリーカー。カナディアンは瑞希が着地しバッククラッカー、ドロップキック。まなせはサッカーボールキック。ボディスラムはカウント2。未詩はエルボー連打もまなせがボディスラムをカウンター。未詩はボディアタックを返して山下にタッチ。ミドル連打の山下にまなせはビッグブーツ。カウンターでも決まる。YUMIが入ってエルボー、山下はロープに固定して後ろからキック。YUMIはアティテュード・アジャストメントを回避、フルネルソンの体勢から投げ捨てる。未詩はまなせにカナディアンバックブリーカー。続けてらくがダイビング脳天チョップ。そこに瑞希が2人まとめてダイビング・クロスボディ。YUMIはコーナーに走り込んでのバックエルボー、ドロップキックを山下に決める。しかし山下はカウンターでラリアット。変形のコブラクラッチで絞め上げるとバックスピンキック、バズソーキックとたたみかけ、アティテュード・アジャストメントでYUMIにトドメ。
試合後は山下が締めのマイク。「今日は原宿ベルエポック美容専門学校さんで、生徒さんにヘアメイクしていただいて。もう乱れちゃったけど、頑張った証拠ということで。本当に綺麗にしていただいて、メイクしてる時もいろんなお話しして楽しかったですし。こういう場所でできるのが凄く嬉しかったです。試合も、今日は3人で勝てたので嬉しいです。またベルエポックさんとコラボできたらいいなと思います。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました!」