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東京女子プロレスUNIVERSE会員興行「プレ東京女子プロレス。5」

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日時2021年8月28日
会場東京・板橋グリーンホール
観衆110人(超満員札止め)
  • オープニング

  • 爆シスが頭を打ったショックで人格が変わり、天満わるい&悪野ユキに!メインはコスチュームチェンジマッチに!山下を加えた4人のアプガプロレスでアッパーキック!

  • 当初は5月にやる予定だった会員限定興行だが、ようやく開催出来ることになったと嬉しそうに語った難波小百合リングアナ。この日はリングアナになって一番最初の衣装を着用してきたという。この日出場予定だったのどかとユキだが、今朝転倒して頭を打ったところ、人格が変わり控室で悪いことばかり繰り返ししているため、天満わるい&悪野ユキとして試合をすることに。続いてメインでコスチュームチェンジマッチを行う瑞希、リカ、マリカ、ぽむの4選手が登場。リング上には東京女子の選手のコスチュームが入った袋が5つ用意された。4選手が一斉に好きな袋を手に取ると、お客さんには分からないようにこっそり中身を確認。各々「えー」とか「おー」とか様々な反応を見せたが、誰が誰のコスチュームを選んだかはメインで判明する。最後にアプガプロレスを呼び込むと、いつもの3人だけではなくデビュー当時に着ていたフリフリのコスチュームを着た山下実優も登場。「アップアップガールズ(プロレス)ホットピンク担当、山下実優でーす」と、さすがはアイドルを目指して上京してきた過去を持つ山下らしく精一杯アイドルっぽく振る舞うと、『アッパーキック!』を歌ってみせた。途中でフリを間違いながらも、4人の中で足だけは誰よりも高く上げて一応最後まで踊ってみせた山下は、息を切らせながらオープニングコール。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • 10分17秒

    片エビ固め

    ※アティテュード・アジャストメント
  • 山下が『アッパーキック!』に合わせて観客の手拍子を煽りながら入場。しかし名前をコールされたところに鈴芽組が奇襲攻撃を仕掛けていき試合開始。トレイン攻撃から4人一斉に襲いかかるが、怒号で一喝した山下。しかし「アイドルだから」と言われ、笑顔になるとアプガプロレスの3人と一緒におやすみエクスプレス。続いてらくがもかにSmile Train、未詩がくし刺しエルボーからボディスラム、ヒカリがへアーホイップから低空ドロップキック。もかもカウンターエルボーとボディスラムを返すと猫にタッチ。ジャンピングネックブリーカーから低空ドロップキックで猫の出鼻を挫いたヒカリはらくにタッチ。ブレーンチョップを落としたらくは未詩にタッチ。くし刺し攻撃を狙った未詩だが、有栖がうまくアシストすると猫は引っ掻き攻撃からジャンピング・ネッコブリーカー。続いて鈴芽がドロップキックからダイビング・ボディアタック。ロープに飛び乗った鈴芽をキャッチした未詩は、バックブリーカーで叩き付けるとジャイアントスイング。しかし鈴芽もすぐさまロープに飛び乗ってのフェースクラッシャーを返す。両者タッチすると、山下が有栖を蹴っていくが、有栖もアティテュード・アジャストメントを狙った山下の背後にスリーパーでしがみつく。前方に落とした山下だが、有栖はドロップキックからキャメルクラッチ。ヒカリがカットするが、鈴芽と猫が入ってきて山下に連係攻撃。さらにもかのゼロ戦キックから有栖がミサイルキック。カニ挟みから鶴ヶ城を狙うが、かわした山下は蹴り飛ばす。そこからアティテュード・アジャストメントを狙うが、鈴芽ともかがカット。ヒカリとらくがドロップキック。さらにアプガプロレスの3人で鈴芽、猫、もかを排除。その間に山下が有栖をアティテュード・アジャストメントで叩き付けて3カウントを奪った。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 11分9秒

    逆エビ固め

  • お揃いのジージャン姿で登場した伊藤&上福は『残酷な天使のテーゼ』を歌いながら入場。しかし気持ち良く歌っている上福の背後から魅星と鳥喰が襲いかかっていく。気付かずしばらく歌っていた伊藤だが、ようやく気付いて上福を救出すると、魅星と鳥喰に対して「歌っている最中に人を殴るなんて最低だな! オマエらが歌っている人たちの気持ちを考えたことがあるのか? ないよな? だと思って今日は曲を用意してきたんだ」と言い放つ。『俺ら東京さ行ぐだ』がヒットして魅星が歌い始めた背後から襲いかかった伊藤&上福。しかし「テレビくらいあるわ!」と反論して反撃した魅星。鳥喰も伊藤の腕を決めていくが、伊藤はロープに逃れるとDDTを返して上福にタッチ。コーナーで伊藤と二人がかりで鳥喰を踏み付けると、二人とも自らの頭を叩いてアピールしてから倒れ込み式ヘッドバットを同時投下。そこからキャメルクラッチに捉えた伊藤だが、鳥喰はロープに逃れる。続いて上福が「お待たせしました〜」と世界一可愛いナックルをやろうとするが、伊藤がカットして「先輩の技、パクってんじゃねぇよ!」と猛抗議。「世界じゃなくて藤沢市なんだから譲ってよ!」と訴えると、伊藤は「藤沢ならいいよ」と了承。「藤沢一カワイイのは?」バージョンで世界一可愛いナックルをお見舞いすると、欠場している真弥がよくやる、鳥喰の上に正座してから伊藤の技をパクったことを謝罪。鳥喰もカウンターのアームドラッグを返すと魅星にタッチ。ショルダータックルでなぎ倒した魅星は、バックドロップを狙う。卍固めで切り返そうとした上福だが、魅星が腰投げで脱出すると、ビッグブーツを叩き込んで伊藤にタッチ。時間差フェースクラッシャーからDDTを狙うが、ボディスラムで切り返した魅星はドロップキック。魅星と鳥喰はトレイン攻撃から、鳥喰が魅星を踏み台にしての飛び蹴りを叩き込む。ローリングソバットから、ロープに飛び乗って捻りを加えたセントーンを投下した鳥喰はスリーパー。コーナーに押し込んで脱出した伊藤は、リストロック式DDTを返すと伊藤パニッシュに捉える。これは魅星がカットしたが、上福が入ってきてくし刺しドロップキック。伊藤と上福はダブルのブレーンバスター。そこから伊藤が逆エビ固めに捉えて鳥喰からギブアップを奪った。

    勝った伊藤がマイクを持って「勝ったぞぉ! 伊藤がこの夏、トーナメントに優勝した大田区ではメインに立つ。そして山下実優の持つベルトを伊藤が獲る! もうここにいる人は知っていると思うけど、昔の伊藤はどこにもいない! もう前だけを見て進んでいくから付いてきてほしい」「ちょっと待って。すごいのは分かったけど、初心とか忘れちゃったんですか? ♪夢じゃないアレもコレも……」と歌い出す。伊藤は昔の記憶がフラッシュバックするかのように、サビの部分で「ultra soul! ヘイ!」と叫んだ。
  • 第三試合 20分一本勝負

    • 天満わるい

    • LOSE

      悪野ユキ

    VS

    VS

    10分22秒

    片エビ固め

    ※ウルトラ619
  • 転倒して頭を打ったことで人格が変わり、ワルくなったという爆シスは『ギザギザハートの子守唄』に乗り、爆れつシスターズ改め爆ワルシスターズとして登場。見るからにワルそうな爆ワルだが、中島が急用で帰ってしまったということでハイパミ一人で登場。しかしのどかは本部席の甲田代表をリングに投げ入れると、テープでコーナーに縛り付ける。ハイパミが「こんなときにアイツがいてくれれば!」と叫ぶと、そこに今年2月爆シスに敗れて自分の星に還っていったウルトラショヲコが“帰ってきたウルトラショヲコ”として登場。甲田代表を救出したウルショコとハイパミは、甲田代表をリング外に蹴り出すとガッチリと握手。そこに爆ワルが襲いかかっていくが、ヒーローズはライダーキックで迎撃。さらに「ウルトラフォーメーションだ!」と言ってからハイパミがユキを羽交い締めに。だが、ウルショコのライダーキックはユキがかわしてハイパミに誤爆。すかさずハイパミを踏み付けたユキはのどかにタッチ。ハイパミの頭に鍋を被せて上から殴打していったのどか。さらにユキが持った鍋フタにハイパミを叩き付ける。ハイパミもヒーロー強制システムでユキに正義の心を思い出すように迫るが、ユキの記憶は戻らない。ならばとウルショコがユキを踏み台にして、控えののどかにライダーキックを叩き込む。ハイパミが入ってきてウルトラフォーメーションを再びやろうとするが、のどかが本部席の甲田代表を人質に取ってユキを解放するように要求。ハイパミが仕方なくユキを離すと、ユキはウルショコにストンピング。スリーパーで追い込んでいったのどか。ここで鍋を持ったユキが入ってきて、ウルショコの顔をマントで顔を覆うと、そのまま二人で鍋の中に入れて「爆ワルクッキング!」。ハイパミが救出に入ってくるが、のどかが場外に連れ出す。ウルショコはユキにエルボーからライダーキックで反撃するとハイパミにタッチ。ユキにクロスボディー、のどかにハイパーゴッサムクラッシュを決めたハイパミは、ユキにアイアムアヒーロー。さらにタッチを受けたウルショコが前方回転ネックブリーカー。爆ワルの二人を叩き付けたヒーローズはそれぞれコーナーに登ると、ハイパミはアイアムアヒーロー、ウルショコはダイビング・ライダーキックを同時発射。さらにウルショコがロープに飛ぶが、リング下にいたのどかが足をすくっていく。ここで持参してきた大根を手にしたのどか。ユキが羽交い締めにしたウルショコに大根を振り上げたのどかだったが、ウルショコがかわしてユキに誤爆。すかさずハイパミがユキにランニングニー。しかしのどかは折れた大根で、またも甲田代表を人質に取る。しかしウルショコは「そこの中年男性、正義のために死んでくれ!」と甲田代表を見殺しにし、ユキにウルトラ619を決めて3カウントを奪った。このショックでユキは記憶が戻り、愛野ユキに戻った。取り残されたのどかは周りに「見てるんじゃねえ!」と当たり散らしながら去って行った。のどかはちゃんと正義の心を取り戻せたのだろうか……
  • セミファイナル 三本勝負

  • 運動会マッチ

    • LOSE

      角田奈穂

    VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    40-9

    ①障害物競走
    ○坂崎vs角田●
    ※10ポイント獲得
    ②二人三脚
    ●坂崎with鈴芽vs角田○withもか
    ※9ポイント獲得
    ③騎馬戦
    ○坂崎vs角田●
    ※30ポイント獲得
  • この試合は「運動会マッチ」として行わ、障害物競走、二人三脚、騎馬戦で勝負し、総合得点の高いほうが勝ちだとアナウンス。リング上にはテーブルとイスが用意され、テーブルの上に置かれた皿には片栗粉が敷き詰められる。両者はTシャツ&短パンに紅白帽子姿で登場。紅が坂崎、白が角田。まずは障害物競走ということで、グルグルバット → パン食い競争 → あめ玉探し → エプロンを1周で、勝ったほうには10ポイント。グルグルバットはほぼ互角だが、先にパンをゲットしたのは坂崎。そして片栗粉の中から口だけであめ玉を探す両者だが、なかなか見つからない。顔を真っ白にしながら、ようやく坂崎が見付けてコーナーを乗り越えながらエプロンを1周して10ポイント獲得。続いての二人三脚では坂崎は鈴芽、角田はもかとのペアでロープワークを3往復してから、近くのコンビニで500円以内で木曽レフェリーが喜びそうなものを買い物してくるルール。先に帰ってきたチームに5ポイント、さらに木曽レフェリーが気に入ったものを買ってきたほうに5ポイントボーナスがあるという。まずは二人三脚でロープワークをしてから、そのまま会場外へ。坂崎&鈴芽がかなりリードして会場近くのコンビニに向かっていく。しかし信号で角田&もかが追いつく。2組ほぼ同時にコンビニの中に入っていったあと、しばらくしてから角田&もかが先に出てきてグリーンホールに戻っていく。坂崎&鈴芽も信号待ちの間に追いつく。デッドヒートの末、角田&もかが先にゴールして5ポイントゲット。角田組が買ってきたのはプロテインミルク、坂崎組が買ってきたのは缶ビール。木曽レフェリーの判定は角田組は好みの味ではなかったので4点、坂崎組にはいま禁酒中のため0点。この結果、坂崎10点vs角田9点という状況で最後の騎馬戦へ。ポイントでリードしている坂崎が、まずは山下を指名。続いて角田が魅星、坂崎が鈴芽、角田が有栖、坂崎がもか、角田が鳥喰を指名して騎馬を作る。この勝者には30ポイント。騎馬戦は秒殺で坂崎が角田の白帽子を奪いとって30ポイントをゲット。40vs9という圧倒的な差で坂崎が勝利した。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • コスチュームチェンジマッチ

    10分7秒

    キューティースペシャル

  • オープニングでコスチュームを選んだ4選手だが、誰のコスチュームを着てるのかは入場時に分かる。まずは山下の曲がヒットして山下のコスチュームを着たぽむが登場。山下の決めポーズもある程度披露するが、普段のコスチュームとのギャップがすごく場内がざわっとする。続いて中島の曲がヒットし、中島のコスチュームを着たマリカが登場。こちらも中島がコールされるときにするポーズを披露するが、違和感はなし。続いてのどかのテーマ曲がヒットして、のどかのコスチュームを着たリカが登場。体格はかなり違うが、不思議と違和感はない。最後に坂崎の曲で坂崎のコスチュームを着た瑞希が登場。普段からタッグを組んでいるためか、まったく違和感がない。瑞希はぽむを指差しながら「あれ、ハズレ!」と爆笑。リカとマリカの先発で試合開始。リカの股下をくぐろうとしたマリカだが、尻尾を掴まれてしまう。さらにライダーキックもかわしたリカはベアハッグで抱え上げて瑞希にタッチ。瑞希が「あ、UFO!」と指差した方向を思わず見てしまったぽむに襲いかかった瑞希だが、ぽむも山下ばりの蹴り…と、見せかけてデコピンを返すとマリカとトレイン攻撃。さらにレッグドロップを同時投下。ぽむはでんでん太鼓をお見舞いするが、瑞希もフットスタンプを返すと、ぽむの口を塞ぐ。リカは首4の字固め。さらに瑞希と一緒に「あー、よっしゃ行くぞ!」からエルボードロップを同時投下。瑞希がぽむを踏み付けると、リカはヒップアタックを狙ったが、かわしたぽむはスネ蹴りから正面飛びドロップキック。タッチを受けたマリカがドロップキックから飛行機投げ。続くレッグドロップをかわしたリカはヒップアタックを返すと、ドラゴンバックブリーカーを狙うが、丸め込みで切り返したマリカ。しかしリカはヒザへの低空ドロップキックからドラゴンスクリュー。さらに瑞希がダイビング・クロスボディー。マリカも回転エビ固めからレッグドロップを返してぽむにタッチ。スネ蹴りからコーナーを駆け上がってのアームドラッグで投げたぽむは、正面飛びドロップキック。ミサイルキックからぽむ・ど・じゃすてぃすを狙うが、かわした瑞希は変形ジャックナイフ式エビ固め。さらにカニ挟みから低空ドロップキック、ダイビング・フットスタンプと畳みかけると、フェースロックに捉える。リカを振り切ったマリカがカットに入るが、リカがマリカを場外に追い出す。リカがヒップアタックを出すが、ぽむがかわして瑞希に誤爆。しかしぽむのスネ蹴りも瑞希がかわしてマリカに誤爆。瑞希の攻撃も誤爆しそうになるが、間一髪で瑞希がストップ。するとリカはぽむごとコーナーに押し込んで「来てー!」と絶叫。瑞希はリカごとぽむにくし刺しドロップキックを叩き込むと、そこからぽむをキューティースペシャルで投げて3カウントを奪った。
  • エンディング

  • コスチュームチェンジマッチにご満悦の瑞希は「次はユカっちに瑞希のコスチュームを着せよう」

  • マイクを持ったリカが「うまくいきましたー! 作戦通りですね」と言うと、瑞希も「う、うん……(苦笑)。でも何か人のコスチューム着てやってさ、はじめは心に余裕があったけど、勝とうと思ったら自分になっちゃうね」と笑顔。リカも「辰巳リカが出て来ちゃいましたね。みんな似合ってたね!」と上機嫌。瑞希が「これはこれでいい感じだったよ」とまんざらでもない様子だと、リカは「ずっとやりたかったことだったのでよかったです。FCにいればこんな特別な試合も見ることが出来るので、今日は本当に応援しれてありがとうございました!」。明日は地元・神戸に凱旋する瑞希が「次はユカっちに瑞希のコスチュームを着せようと思います!」と宣言すると、最後は「せーの、爆・れつ! ハピハピ〜!」で締めた。

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