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Positive Chain

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日時2021年2月11日
会場東京・後楽園ホール
観衆507人
  • 前説

  • 4月4日に昨年中止となっていた女性限定無料興行の開催が決定! アプガプロレスの掛け声で今年2度目の後楽園大会が幕開け!

  • 新コスチュームとなった難波リングアナウンサーがリングに登場し、観戦にあたっての諸注意、本日行われる両国KFCホールでのサイン会&撮影会をアナウンス。今後の大会スケジュールを紹介し、昨年中止となっていた女性限定入場無料「Go Girl」を4月4日(日)板橋グリーンホールで行うことを発表した。アップアップガールズ(プロレス)が登場し『アッパーキック』を熱唱し、会場を盛り上げ3人の「東京女子プロレス、スタート!」の掛け声で大会が幕を開けた。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • 7分11秒

    片エビ固め

    ※ぽむ・ど・じゃすてぃす
  • ぽむともかで試合開始のゴング。足の取り合いからぽむがスネ蹴りを決め猫に代わる。猫がコーナーでひっかき。もかがエルボーを決めるとマリカに代わり、マリカは猫のしっぽを掴んでコーナーに連れて行きマシンガンチョップから串刺しドロップキックを決める。マリカからもかに代わり、2人は連係攻撃を決める。もかとマリカが交互に猫を攻め立てる展開。猫はマリカにランニング・ネックブリーカーを決め逆転しぽむに繋ぐ。ぽむが飛び込みスネ蹴り連打からコーナーを使ってのアームドラッグ2連発。ドロップキックを決める。カウント2。しかしマリカもネックブリーカーからギロチンドロップを決めもかにタッチ。もかがぽむにバックエルボーから串刺しバックエルボー。カウント2。さらにカウンターでゼロ戦キックを決め、正拳突きから変形コブラツイストを決める。ぽむはそれを押さえ込みで切り返す。カウント2。ぽむがカウンターでスネ蹴りを決め、セカンドからのミサイルキック。カウント2。マリカと猫が飛び込むと、猫がマリカに飛び付きのコードブレイカー。ぽむがもかにぽむ・ど・じゃすてぃすを決め3カウントを奪取した。


    【試合後のコメント】
    ぽむ 勝ちましたね! 1月にできなかったカードだったけど、はるにゃんも前回も組んだし。
    はるな 同期だしね。
    ぽむ 今度からタッグトーナメントあるんでしょ? あるっぽいので、はるにゃん組もうよ!
    はるな いいの? 是非!
    ぽむ この調子でタッグトーナメントはうちらが取ります! イェーイ!
    ーー後楽園での勝利は大きいですか?
    ぽむ めっちゃ嬉しいですね!
    はるな 前回(の対戦相手)はまなせさんだったけど負けちゃったし。でも今回はぽむが取ってくれたので。
    ぽむ うちらもやれるぞってところ、ちょっとは見せれてよかったです。ハイ!


    マリカ 何かもうイッテンヨンの後楽園大会はいろいろあって出られなかったんで。今回、1月のリベンジで同じカードを組んでもらえたんで、髪型とかもめっちゃ気合い入れて来たのに、ちょっと残念な……勝てなかったぁ。

    もか すごい悔しいです。1月に組んでもらったカードをもう1回組んでもらって。
    マリカ JDタッグなのに! 結構いい連携は出したと思うんだけどね。同期の力は…絆はすごかった!
    もか すごかったです。せっかくマリカさんと組んでもらったのに負けてしまって、すごい悔しいです!
    マリカ リベンジだね。いつかリベンジしよう!
    もか はい、したいです。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    7分25秒

    片エビ固め

    ※ドクターイエロー
  • 青コーナーサイドが奇襲をしかけ開始のゴング。まなせに丸め込みを連発するもカウント2。トレイン攻撃から低空ドロップキック、片品渓谷、低空ドロップキックの波状攻撃から3人がかりで押さえ込むがカウント2。まなせは真弥をタックルで吹っ飛ばす。怒りのまなせは場外にボディスラムで投げ捨てようとするが、汐凛と松井レフェリーが必死に止める。らくに代わりおやすみエクスプレスを決めるもカウント2。角田とまなせが真弥に連係攻撃。カウント2。角田が紫電改を狙うも真弥は脱出。ランニング・エルボーを決めヒカリに代わる。ヒカリが角田にドロップキックを連発し攻め込む。しかし角田もお返しにビッグブーツ。ヒカリがドロップキックを放てば、角田はタックル。ヒカリがドロップキックを決めると、丸め込みの切り返し合い。角田がブーツを決め両者ダウン。らくと汐凛にダブルタッチ。らくがドロップキックから串刺しのクロスチョップ、コーナーからブレーンチョップ。汐凛の窮地にヒカリと真弥が飛び込み援護。サンドイッチ式ドロップキックを決め、真弥がカバーもカウント2。まなせが飛び込んで串刺しのラリアット。らくが飛び付きのフェイスバスターを決めるもカウント2。両チームが入り乱れる展開になるもまなせがダブルのラリアットで真弥とヒカリを蹴散らす。汐凛がらくに逆さ押さえ込みから丸め込みを連発もカウント2。スペースシップを決めるもカウント2。追撃を狙う汐凛をらくが丸め込みからかがやきを決める。そしてドクターイエローへと繋ぎ3カウントを奪った。


    【試合後のコメント】
    ヒカリ Twitterでも言ったんですけど、アプガプロレスとして同期で一緒に切磋琢磨してきた未詩が、今日後楽園のメインでタイトルマッチっていうことで。まぁ、らくも思うところがあって今日勝ったんだと思うし。そこで自分の結果が残せなかったのは悔しいなって思うし……角田さんとはまだ2回目? なので、まだまだやりたいと思ってるし。いまガンプロですごい活躍してるまなせさんともまだまだやり足りないので、いずれどこかの会場でシングルでバチバチやりたいです。(汐凛は)頑張った!
    真弥 後楽園大会、個人的にはまなせさんが定期参戦が終了してから初めて絡んで。その間に自分が成長したところとか見せようと思ったんですけど、まだまだ足りないので、もっとやりたいって気分です。いやぁ……悔しい!
    汐凛 今日は心強い先輩二人が組んでくれて。みんなで一緒に勝ちたかったって言うのもあるけど、自分の力でかっこいいところを見せれたらいいなって思ってたんですけど。まだ全然力不足だと思ったので、自分を磨いて頑張りたいです。


    まなせ らくちゃん勝ったね! 何か言いな。
    らく 今日はお姉ちゃん二人と(苦笑)……何て言いますか、本当に……あの……。
    まなせ どうしたの?(笑)照れてるのかな?
    らく 強くて優しくていつも引っ張ってくださるお姉ちゃんと(笑)。いつも引っ張ってくださるから、今回は自分が勝って驚かせたいなって思って。
    まなせ&角田 フフフ。
    らく 勝ててよかったです。
    まなせ よかった! うちらも最後(らくを)信じてね。託せるだけのらくちゃんでした。
    角田 前回が東京女子に来て初めての後楽園で。イッテンヨンだったんですけど、初めての会場って毎回緊張するんですよ。来たことがあっても団体が変わると雰囲気も違うし。なおかつ相手もアジャコングさんだったので、めちゃくちゃ緊張してて。今回はゆうなさんと組めるってことで。外では対峙していることがすごく多かったので。
    まなせ そうだね。
    角田 今回組めるっていうのもすごく大きかったし、事前にいろいろ試合前にやり取りしたりとか、話せる機会もあったので、前回に比べるとすごく安心して(試合に)臨めた自分もいるし。ただらくちゃんが勝ってくれたので、今回笑顔で終われたのはよかったんですけど、個人的には乃蒼ヒカリとやり切れない感じはあって。
    まなせ めっちゃ面白かった! もっと見たかった!
    角田 ホントですか? 初めてここに来て、ここまで(感情が)剥き出しになったかもしれないです。腹立ちましたね(苦笑)。なので、乃蒼ヒカリともっと試合したいなって思いました。
    まなせ 私、東京女子を離れてからビッグマッチ、意外と全部呼んでもらえてて、すごい嬉しいなって思ってて。親族でいる限り、こういうのってありがたい……ガンプロなので(東京女子とは)親族なので。でも、こうビッグマッチに参戦させてもらって思うのは、私はきっと東京女子でやり残したことが何もないかと言うと、そうではなくて。だからビッグマッチだけじゃなくて、何か親族の連絡網を使って何か狙えるところがあれば、私は貪欲に行きたいし。それこそ東京女子にいた頃のまなせとは違うと自分でも思っているので、また何か東京女子で活かせたら、また二人と組んだときにもまた面白くなるのかなと思うと、東京女子での楽しみが私はいっぱいです!(笑)なので、また呼んでもらえるように甲田さんとは仲良くしたいと思います。
    角田&らく アハハハハハ!
    まなせ 私ごとなんですけど、次の後楽園はガンプロの、自分のホームなんで。よかったら観に来て!
    角田 はい!
    まなせ まだカード決まってないんだけどね。東京女子に負けないくらいガンプロも頑張りたいと思うので。皆さん、いつも来てくださってありがとうございます! 楽しかった! ありがとう! また一緒に!
  • 第三試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    12分54秒

    片エビ固め

    ※マジカルメリーゴーランド
  • 坂崎と遠藤で試合はスタート。遠藤がヘッドロックに捕らえるも坂崎は切り返す。遠藤が腕を取るも、坂崎は前転で抜け出しヘッドロックに捕らえコーナーに連れて行き瑞希とタッチ。遠藤も鈴芽に代わる。スピーディーな攻防で激しく攻守が入れ替わる中、瑞希がドロップキックを決めて優位に立つと鈴芽の腕を噛みつつ坂崎にタッチ。腕を捕らえながらタッチを細かく繰り返しダイビング・ハンマーを落とす。攻め込まれる鈴芽だったが、ドロップキックを決め遠藤に代わる。遠藤が瑞希にバックエルボーからボディスラムを決める。そして得意のキャメルクラッチを決めるも瑞希はロープにエスケープ。逆転に成功した瑞希は坂崎にタッチを繋ぎ、交互に遠藤を攻め込む展開。苦しい遠藤だったが、坂崎にカニばさみを決め、後頭部に膝を落とし、鈴芽に繋ぐ。鈴芽がドロップキックからバックエルボーを決めるも、坂崎はカウント2で返す。鈴芽がスリーパーを狙って飛びつくと、坂崎はコーナーにぶつけて脱出。鈴芽が丸め込みカウント2。コーナーからダイビング・ボディアタックを決めるもカウント2。ロープの反動を使ってのフェイスバスターを狙うが、坂崎はキャッチしてコンプリートショット。瑞希に代わり、瑞希は背面へのドロップキックからセカンドからのダイビング・フットスタンプ。カウント2。コーナートップからダイビング・フットスタンプを放つも鈴芽は回避。鈴芽が逆さ押さえ込みもカウント2。ここで瑞希と鈴芽が互いの攻撃をかわし合うが、鈴芽がフェイスバスターを決め遠藤を呼び込んで連係狙い。しかし瑞希は2人まとめてドロップキックとボディプレスを決めて逆転。代わった坂崎は遠藤にブレーンバスターを決めるもカウント2でカット。遠藤がボディアタックで飛び込むも、坂崎がキャッチ。するとそこに鈴芽もボディアタックを決めて坂崎を倒す。鈴芽と遠藤が坂崎にダブルのドロップキック。しかし瑞希が飛び込み、メイヤーからサンドイッチ式低空ドロップキック。瑞希が丸め込みように坂崎を遠藤と鈴芽に叩き付ける合体攻撃。坂崎が瑞希を抱え上げ投げ付ける合体攻撃はかわされ自爆。鈴芽がドロップキックで瑞希を排除し坂崎にフェイスバスター、遠藤がセカンドからミサイルキックを決めるもカウント2。坂崎がエルボー合戦で打ち勝つとマジカルメリーゴーランドを決める。坂崎がカバーに入り3カウントを奪った。



    【試合後のコメント】
    鈴芽 知ってたけど、(マジラビは)やっぱりめっちゃハッピーでキラキラしてて強かったです。きっとまだまだ私たちには力を出し切ってもいないんだろうって思って悔しかったけど……。今、私たちができる全力は出せたと思います。
    有栖 自分も鈴芽さんと二人で、自分のすべては出し切れたかなって思います……。
    鈴芽 今、一番成長してるのは有栖ちゃんだと思うし、私もまだまだ成長期なので。今日の試合を糧にしてもっともっと前に進んで、いつかあの二人をギャフンと言わせてやりたいです。
    有栖 私もです!(涙)悔しい……。


    坂崎 途中、何か食らわした? わしに?

    瑞希 でもアレさ、やってみたいやん? やっぱ挑戦も必要やから。
    坂崎 チャレンジな!
    瑞希 チャレンジ精神必要やん。
    坂崎 3回中1回しか成功してないけど。
    瑞希 でもやりたいねん! アレな、ユカっちボムって言うねん。
    坂崎 んん……なるほどな!
    瑞希 だからこれからもドンドンやっていこうと思う。絶対、次は成功するから!
    坂崎 うん! アレ正解は二人が下に並んどって、わしがその上に乗るパターンが正解だよね?
    瑞希 そうそう! でもユカさんにもダメージあるかもしれんけど、相手にもダメージあるから、結果はオーライなんよ。
    坂崎 う、うん……カウント思わず肩上げちゃったぐらい結構首に来たよ。ガーンって。
    瑞希 でも相手もユカさんが胴に乗っとるからダメージも……。
    坂崎 あー、じゃあ三人ダメージ?
    瑞希 そうそうそう。
    坂崎 一人無事?
    瑞希 そう。でもちょうどいいくらいやろ?
    坂崎 えっ……?
    瑞希 ちょうどいいのよ。
    坂崎 ですって! まぁ技の感じは大事なので。もうちょっと成功率高めていこうな(苦笑)。
    瑞希 でもアレ、成功は成功なんよ。最後に瑞希がライオンキングみたいにフォール出来れば一番いいけど。
    坂崎 なるほどな。
    瑞希 成功は成功。楽しいやろ?
    坂崎 そうか。うーん……。
    瑞希 マジラビでこれからも組んでいけるやろ。
    坂崎 ま、それはそうやね。でもトーナメントはわしら組むんで! 解散はしないんで。
    瑞希 そう! まぁマジラビでしょうね。
    坂崎 でしょうね。ダメって言われてももう……。
    二人 でしょうね!
    瑞希 出るか出ないかって感じですよね。マジラビか出ないか。
    坂崎 もう二択なんで、じゃあ出すでしょう!
    ーーまだどんなチームが出るか分かりませんが、マジラビとして出る以上は優勝?
    坂崎 もちろん、もちろん!
    瑞希 トーナメントってもんは優勝しないといけないんです。
    坂崎 まぁそうか。それはそうか。優勝します!
    ーー今日の相手チームは若い二人でしたが、いかがでしたか。
    坂崎 そうですね。後楽園っていうからなのか、ちょっとガチガチでしたけど。もっと余裕が出て、本来の悪巧みとかが出来るともっとタッグとしても面白いのかなと思いますけどね。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • VS

    • 沙希様

    • LOSE

      メイ・サン=ミッシェル

    VS

    16分54秒

    片エビ固め

    ※フライング・ビッグヘッド
  • メイ・サンと山下で試合は開始。メイ・サンが舞うように山下の周りをまわる。山下がガットショットで止めてヘッドロックに捕らえるも、メイ・サンが腕を捕らえて舞うように山下を翻弄する。沙希様が飛び込み連係を狙うも、山下はメイ・サンを捕らえて沙希様に投げ付ける。山下から伊藤に代わり、世界一かわいいナックルを狙うも、メイ・サンはレフェリーの死角を突いてトレイを持ち出す。トレイを使って伊藤を転ばそうとするも、伊藤はロープを掴んで耐える。山下を呼び込み、サボテン式のボディプレスを狙うも、メイ・サンがトレイをお腹の上に置いて迎撃。山下を場外に排除すると、沙希様がエプロンPK。ここからNEO美威獅鬼軍がタッチを繰り返し、反則を交えながら伊藤を捕まえる展開となる。窮地の伊藤だったがスリーパーからのバックブリーカーで逆転。山下にタッチしようとするが、沙希様が飛び込みブロック。連係攻撃を決め、沙希様が山下を挑発してレフェリーの注意を向けさせ薔薇で伊藤に一撃。それでも伊藤はカウンターで沙希様にリストクラッチ式DDTを決め、山下に代わる。山下が沙希様にキチンシンクからラリアットを決めるもカウント2。ここで2人はミドルキックの蹴り合いに。沙希様が打ち勝ちダッシュミドル。しかし山下も前蹴りからスクリューキックを決める。カウント2で返した沙希様が下から三角絞め。山下は抜け出してジャーマン。立ち上がった両者はハイキックを放つも相打ちに。山下から伊藤に代わり、伊藤は串刺しのバックエルボーからフェイスクラッシャー。そして小こけしを決めるもカウント2。ブレーンバスター狙いも逆に沙希様が投げ返し、振り子式ニーアタックを決める。メイ・サンに代わり、トレイで伊藤の頭を殴打するが、伊藤には効かず。逆に伊藤が頭を差し出す。2回目は松井レフェリーがトレイを取り上げようとするが、メイ・サンは抵抗。松井レフェリーが勢いよく取り上げると、メイ・サンが手を離し松井レフェリーは勢いよく後頭部を強打。ダウンしてしまう。その隙にメイ・サンがトレイを使って伊藤を転ばすと、ダブルニードロップ。カウント2。メイ・サンがメイヤーから沙希様がPK、メイ・サンがカバーもカウント2。メイ・サンがサン=ミッシェルを狙うも山下がカット。沙希様が入り山下を伊藤の上に前落としで重ねると、そこに沙希様がメイ・サンをアシストしてのフットスタンプ。メイ・サンがついにサン=ミッシェルを決めるが、山下が何とかカット。山下が倒れる伊藤を目の前で鼓舞。気合の入った伊藤が山下にヘッドバット。伊藤と山下が互いの頭を掴み合いながらメイ・サンと沙希様にヘッドバットを同時発射。追撃狙うも沙希様とメイ・サンがブーツとドロップキックで迎撃。追撃を狙うメイ・サンの足をキャッチして伊藤が逆エビ固め。中央に戻すとメイ・サンが丸め込み。カウント2。ここからメイ・サンが丸め込みを連発も、伊藤はメイ・サンを立たせ一本足頭突き。山下が飛び込み串刺しの膝から、伊藤がスイングDDT。そして山下が伊藤をパワーボムのように抱えて後方に投げ捨てメイ・サンに投げ付ける合体攻撃。カウント2で沙希様がカット。山下が沙希様をスカルキックで排除。伊藤がメイ・サンにフライング・ビッグヘッドを決めて押さえ込むと3カウント。ついに伊藤がメイ・サンに初黒星を付けた。
  • 伊藤がメイ・サンに初黒星付ける! 山下とのタッグでタッグトーナメント優勝宣言!

  • 山下がマイクを持つと「あの美威獅鬼軍に勝ったよね!?(会場拍手)伊藤が取りました! 伊藤、お前、お前…(伊藤がマイクを奪い取るが、すぐに山下が奪い返す)ちょっとこれは言わせて! 伊藤、お前ホントに最高やね~、ホント!(会場拍手)」と一言。伊藤がマイクを持つと「おい、知ってるよ(会場拍手)この最高な伊藤とてめぇは何がしたいんだ? 言ってみろ!」と山下にマイクを渡す。山下は「次、確かタッグトーナメント、始まるんじゃないの? 伊藤、お前は誰と組みたいの?」と言って再び伊藤にマイクを渡す。伊藤は「特にいねぇよ!(会場拍手)なんだその拍手はよ? なんだよ? 何の拍手だお前?(会場拍手)どうやらこういうことらしいぜ? どうする? やるか?」と山下に聞くと、山下は「いや、私はやる気なのよ(会場笑)改めて聞いてるのよ。伊藤、お前は誰と組み……」と言いかけたところで伊藤がマイクを奪い「お前と組みてぇよ、バァーーカ!! よっしゃー! トーナメント、伊藤たちが優勝するぞオラアアア!」と叫び、2人でポーズを決めた。

    【試合後のコメント】
    伊藤 おい、1ヵ月前に伊藤がここで何言ったか覚えてるか? この世界で一番嫌いな奴(山下)を伊藤はもう1回倒してリベンジしたいって言ってたんだよ。……でも、まぁどうやら相性は悪くないらしい。
    山下 めちゃくちゃいいでしょ、むしろ。こんなに私もしっくりきたタッグパートナーはいないから。本当にやることも考えてることもスタイルも全部違うけど、なんか合うね。不思議とね。このままトーナメントも…もう私たちでやるでいいんだよね?
    伊藤 やる。やって、東京女子でトップ取って世界を狙おう。伊藤たちは東京、日本でおさまる器じゃないから。世界を…世界を取りにいこう!
    山下 待って。まずはトーナメント優勝しないと話にならないから。世界は見たいよ? 見たいけど、そうやってすぐ調子乗るから……。まずトーナメントを私たちで優勝する。これがうちらの条件。
    伊藤 条件? これ優勝しなかったら解散します。
    山下 解散しません。それはしませんけど、目標よ。
    伊藤 やりましょう!
    山下 美威獅鬼軍、私は何年前か沙希様とシングルして負けました。でも今日タッグで勝ったからといって、沙希様個人に勝ち切ったとは思ってないですよ。いつかまたね、その時がきたらシングルで。まぁでも今日伊藤が取ったので。メイ・シャン? メイ・サン=ミッシェル?
    伊藤 いいよ、メイ・シャンで(苦笑)。
    山下 初めてだったけどずる賢いというか。強かったけど、私と伊藤でしっかり勝てたので。
    ーー美軍に勝ったからにはトーナメントも優勝すると。
    伊藤 そりゃそうでしょ。いけるでしょ!
    山下 優勝しないとその先には進めないので、しっかりここは優勝したいと思います!
    ーー伊藤&山下組に敗れる格好となりましたが。
    沙希様 敗れた? あなた言葉を選びなさい! ワタクシたちは敗れてなんかないわけ。誰が何と言おうとワタクシたちが強くて美しい、それは変わらない事実。メイ・サン、何も気にすることはないわ。ワタクシがついているから大丈夫。だからそんな悲しい顔しないで。
    メイ・サン (うつむいたまま)……。
    沙希様 ワタクシは今、誰とも話したくないわけ。その辺考えなさい、あなたたち! 失礼よ! 行きましょう、メイ・サン! 大丈夫よ、沙希様がついているわ。行きましょう(控え室に入ったあと、倒れるような音がする)。
  • 第五試合 30分一本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    • LOSE

      舞海魅星

    VS

    VS

    9分46秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・フェイマサー。第5代王者が2度目の防衛に成功。
  • 魅星は髪を短く切り新コスチュームでビジュアルを一新しての登場。一方の上福はオリジナルの新入場テーマ曲で入場。上福が握手を求めると、魅星は挑戦権利証のアタッシュケースを差し出すと、上福が蹴り飛ばす。ゴングと同時に魅星はドロップキックからミラマーレを決めるも、上福はロープにブレイク。そして場外にエスケープし間を取っていく。魅星が追いかけると、上福はアタッシュケースで魅星を殴打。さらに魅星の頭をアタッシュケースで挟んで鉄柱に踏み付けていく。場外カウントが進むが、魅星は何とかカウント18でリングに戻る。上福が両足を固めたまま腕や髪を引っ張る。魅星はエルボーを放っていくも、上福はサミング。上福のビッグブーツ狙いを回避した魅星はショルダータックルからボディスラム、串刺しのバックエルボー。再度ショルダータックルからカバーもカウント2。さらに飛び付いてのミラマーレを決めるが、上福はロープに足を伸ばす。さらに体を入れ替えた魅星がリング中央に引き戻す。それでも何とか上福はロープにブレイク。魅星のエルボーに上福もエルボーを返す。上福がビッグブーツを放つと、キャッチした魅星はラリアット。そこからミラマーレへ。胴締め式に捕らえるも上福は抜け出し押さえ込み。上福は逆水平からビンタ、ビッグブーツを決める。フェイマサーを狙うが、回避した魅星はバックドロップ。カウント2。魅星が串刺しラリアットから正調のラリアットを狙うが、上福は卍固めで切り返す。魅星が力で抜け出し抱え上げるも、抜け出した上福はクイックなフェイマサー。そしてドロップキックからダイビング・フェイマサーに繋ぎ3カウントを奪取。2度目の防衛に成功した。

    【試合後のコメント】
    魅星 ……(涙をこらえながら)悔しいです。リング上以外でも、TwitterとかSNSでいろいろやり合ってたんですけど、最後の最後でリング上で、プロレスラーとして大切な闘いで負けてしまったので。本当に上福さんが言うように、自分はめちゃくちゃダサいなって思いました。でも自分はまだここから立ち上がるので。プロレスラーになったキッカケというか、プロレスと出会ったキッカケが震災で。その震災から周りがみんな立ち上がる姿を自分は見て育ってきたので、今度は自分がプロレスラーとして立ち上がる姿をみなさんにお見せしたいなと思います。上福さんは自分のことを田舎者って言ってきたんですけど、そう言われることで今まで気付けていなかった自分に気付けた部分もあったかなと思うので。それをもし上福さんが気付かせようというか、自分をプロデュースしようとしてくれてたというか……なら、逆に上福さんのミラマーレショックだったんじゃないかなと思います。結果的に今日はミラマーレショックを起こすことは出来なかったんですけど、いつか必ず起こして(やります)。その時は舞海魅星が見せる新しい景色が見れると思います。自分は女子プロレス界の…いや、プロレス界の中心に必ずなってみせます。これ(ブリーフケース)は悔しい結果になってしまったんですけど、家のどっかに飾ってこの気持ちを忘れないようにしたいと思います。また絶対チャンスをつかみ取ります。今度は絶対勝ちます! 負けて言うのもアレなんですけど、プロレス最高だなって思います。ありがとうございました。


    上福 2回目の防衛戦、ちょっと正直、真弥には何だけど、真弥よりも(魅星は)パッションも体型もプロレスLOVE度もめちゃ高かったから、ちょっとピンチかなと思ったし。ゆき、シングルとか大きい会場苦手だから、ちょっとヤバイなと思ったけど、ちょっと気合いを入れて、髪色から入場曲から全部変えて華だけでも負けないようにしようと思ってて。マジで本気出したら勝てて。どちらかと言うとビックリのほうが強いなって思ってます。魅星ちゃんは話が長いの。私、話が長いコ好きじゃないから。話が長くて愛を語り過ぎだけど、ぶっちゃけ人はしゃべるよりも態度を見せるほうがいいと思うし、何とかショックを起こさせるとか言っていたけど、ショックっていうのは人が勝手に起きるもので、人に起こさせるものじゃないから。勝手にみんなショック受けるでしょ? だからちょっとドラマの世界で生きちゃっているなって思うわけ。もっとリアルを知ったほうがいいし、ショックを仮に起こさせるとしたら、お客さんとかじゃなくて、将来好きな男の子とか出来たらそういうコにショックを与えればいいから、もうちょっと仕事と現実と、誰かと自分との区別をつけて生きたほうが、もっと素敵に生きれられると思うの! そんなふうに思いました、今日。ありがとうございました。

    ーー相手の実力に関しては?
    上福 実力はすごいなとは思ったけど、すごいっていうのは……あの人はすごく有名なプロレスをすごい見ているから、そういうのをパロって一生懸命やりたいと思っているんだろうけど、オリジナリティとは何だろうみたいな。ゆき、どちらかと言うと代表的なすき焼きとかよりカルフォルニアロールのほうが好きだから、オマージュをしてやっていったコのほうが魅力があるのね。だから実力はあったのかもだけど、魅星ちゃんの実力なんじゃなくて、誰かがつくったものを頑張って全力でパクるって感じがしたから。うーん、何か……でも若いし、これから自分で気付けないと、人ってファッションにしても思考にしても、自分で気付けないと変わらないから。ゆきからはもうアドバイスとかはいいかなって思いました。
    ーー勝てたのは誰かの真似ではない上福ゆきの力で?
    上福 そうだね。ゆきに関してはもう意地と……魅星ちゃんは自分でもこれは絶対誰かがやったら勝てるやつって思っているから、ゆきが死ぬ気を出して、上福ゆきの本気で返したら心がパリーンってなっちゃったんだろうね。あと女も人間も人も生きていくにはお金があろうがなかろうが、執念でやっていくしかない! しょうがない! 頑張っていくしかないから、心が折れたほうが負けだなって思いました。うん。
    ーー魅星選手は髪型からコスチュームまで一新していきましたが、その辺のオシャレさは?
    上福 うん、でもダサいものが新品に変わっただけ。別に髪型も似合っているとは思うけど、同じものが繰り返されている感じがするから。事前にもっと言ってくれたら「ここをもうちょっと抜け感出したほうがいいのに」とか思うけど、でもそれも魅星ちゃんの個性って言ったらそうだし。私はもっと魅星ちゃんの魅力を引き立たせるための術を、私は知っていると思うから。全部が全部ゆきが教えたら意味がないけど、一緒に話し合って魅星ちゃんの引き出しをいっぱい出してあげられたらいいなって思ってる! 別に憎んで嫌いで死んでほしいわけじゃないから。もっと魅星ちゃんがキラキラ輝いて、有名なプロレスラーになるために、ゆきは人間のお姉さんとしてサポートしていきたいなって思いました。嫌いじゃないから。うん。そんな感じです!
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    VS

    VS

    13分28秒

    片エビ固め

    ※UBV。第7代王者が2度目の防衛に成功。
  • ウルショコとミサヲはアーマーを付け享楽共鳴号に乗っての登場。爆シスが入場し、ボディチェックが行われるが松井レフェリーがアーマーに戸惑う。いよいよゴングのタイミングでミサヲがマイクを要求。ミサヲは自己紹介後「今日は名誉ある変身ベルトを手に入れるためにコンバットスーツを新調してきたのだ!」というと、ウルショコがコンバットスーツの性能を紹介しようとしたところで爆シスが奇襲をしかけ開始のゴング。いきなりコンバットスーツは引きはがされてしまう。しかしミサヲとウルショコが爆シスの2人にウルトラ・ライダーキックとタックルをサンドイッチ式に決める。ミサヲがのどかにボディスラム狙いも上がらず。ウルショコが代わりに投げようとするも、逆にのどかに投げられる。ミサヲがのどかに首4の字で苦しめられるも、ミサヲがクロスボディを決めウルショコにタッチ。ミサヲとウルショコが連係攻撃を狙う。しかしウルショコの前口上が長すぎてウルトラ・ライダーキックがミサヲに誤爆。ここから王者組が代わる代わるウルショコを捕まえる展開となる。追い込まれるウルショコだが、のどかにウルトラ・ライダーキックを決めミサヲにタッチ。飛び込んだミサヲはのどかにランニング式のエルボースマッシュを決める。エルボーの打ち合いからミサヲのランニング式クロスボディはカウント2。串刺し攻撃を狙ったミサヲをかわしたのどかはコーナーからダイビングのブルドッグ。さらにフォールアウェイスラムを決める。ユキを呼び込むと連係を狙うも、ミサヲが回避。ウルショコにブラインドタッチし、ミサヲのクロスボディからネックブリーカーの連続攻撃。ウルショコの丸め込みはカウント2。ロープに走ろうとしたウルショコのマントをユキが掴んで阻止。ウルショコのマントをユキが振り回すと、マントが取れユキが吹っ飛ぶと松井レフェリーに衝突。ダウンしてしまう。その隙にミサヲとウルショコが享楽共鳴号に乗り込み、爆シスに向かって行くもかわされ壮絶に自爆。リング内に戻してユキがウルショコをカバーもカウント2。ロープに走ったユキにミサヲが享楽共鳴号のパーツで一撃。場外に落ちた爆シスにウルショコがウルトラ・トペスイシーダ。パーツを持ったミサヲがエプロンを走ってダイブし追撃。リング内に戻すと、ミサヲのアイアムアヒーロー、ウルショコがウルトラ・ライダーキックを同時に放つハイパーウルトラジャッジメント。カウント2。ウルショコがユキにウルトラ・ノーザンライト・スープレックスを狙うもユキが耐えると、カニばさみからウルトラ619を狙う。しかし途中でのどかがタックルで吹っ飛ばす。飛び込んだミサヲのクロスボディを爆シスはキャッチし手足をもって振り子のように場外へ排除。続いてウルショコに2人同時ランニング・セントーンを決め、爆れつブルドッグの体勢に入るもウルショコがミステリオ・ラナ。ミサヲがのどかにハイパーゴッサムクラッシュ。ウルショコがウルトラ雪崩式フランケンを決めるもカウント2。ウルトラ・ノーザンライトの体勢に入るも逆にユキがノーザンライト・スープレックス・ホールドで投げていく。カウント2。ウルショコがウルトラ・ライダーキックからウルトラ619。ウルトラ・ノーザンライトの体勢に入りユキが耐えると、コーナーにぶつけ投げっ放しのウルトラ・ノーザンライト・スープレックス。もう一発狙うもユキはこれをヴィーナスDDTで切り返す。そしてすぐさまUBVを決めると3カウントを奪取。爆シスが2度目の防衛に成功した。

    【試合後のコメント】
    ハイパミ 変身ベルト……手に入れられませんでした。
    ウルショコ だが、闘い抜いたぞ! 全力を出して負けてしまったんだ。あの変身ベルトはあの二人にこそ相応しい。世界の平和はあの二人に託そうと思う。私、シン・ウルトラショヲコは今日をもって星に還ることにする!
    ハイパミ えー! 還ってしまわれるんですか?
    ウルショコ ミサヲ、いままでありがとう。1ヵ月、短い間だったけど、お前と闘うことが出来て私はホントにホントに幸せだった!
    ハイパミ 私の方こそ幸せでした。ヒーローの仲間が増えて、タイトルマッチまで出来て。だけど還っちゃうんですね。もう決めたことなんですね?
    ウルショコ 世界の平和はあの二人とお前に任せた。(マスクを取って)このヒーローの証であるこのマスクは……あの二人に託そうと思う。みんな、さらばだ!(マスクを置いて控室へ)
    ハイパミ ウルショコありがとう! また会える日を楽しみにしている。
    ーータッグトーナメントが控えている中、パートナーが星に還ってしまいましたが。
    ハイパミ そうですね。ウルショコの思いを引き継ぎつつ、中島翔子がもし戻ってくるようだったら、中島翔子とぜひ享楽共鳴を組んで闘いたいと思っております。ウルトラショヲコが還り、中島翔子が帰ってくるかは分かりませんが、期待して待っています!
    のどか (ウルショコのマスクを見て)こ、これは!?
    ーーシン・ウルトラショヲコ選手が星に還るそうなので、このマスクにお二人に託すそうです。
    ユキ 託された。
    のどか やったー!(マスクを着けようとする)
    ユキ ダメ! ダメだよ。
    のどか ショヲコはもういないのかい?
    ーー星に還るそうです。
    ユキ 星に還るのか……そうか。寂しいね。
    のどか ショヲコ……。
    ユキ 寂しいです。もう会えないのか、ショヲコ。
    のどか 1ヵ月だったのに! 私たちの心に残っているよ! ウルトラショヲコ……。今日、私たちが勝ったんだ! とりあえず。
    ユキ 私、もう帰ろうかと思った。寂しくて。
    のどか ショヲコを探す旅に出る?
    ユキ 出ない。うん、出ない。星、めちゃくちゃあるから。
    のどか とにかく我々はあの二人に勝ったのです。そしてこのベルトがまたここに戻ってきたのです。
    ユキ ちょっと何か信じられないわ。勝てたんだ。だってもうすごかったもん! もうあの手この手がすごかったもん!
    のどか だって付いてたし、何か! 羨ましいぃ!
    ユキ ね。コンバットスーツ?
    のどか 素材は何で出来ていたんだろう。
    ユキ 分からない。
    のどか でもすぐ取れちゃった。
    ユキ うん。だって聞いてられんって思って。ちょっと待って。私たちしゃべれてる? でも勝てました! 勝ちました! 防衛……V2でーす! 私のVサインのV2でーす! やったー!
    のどか っていうことで、これからはこの勢いのままに。だってヒーローに打ち勝ったんですから。
    ユキ すごいよね。ヒーローに勝てたのは、ヒーローのパワーがあったからなんだよ、私たちの。
    のどか そうなんです! その気持ちが分かりますか? 分かりますか?
    ユキ いや、分かるはずですよ! みんな子供の心を持っているはずですから。
    のどか そう! 子供の頃のヒーローを思い返すことによって、私たちあの頃に憧れていた大人になれているかなっていう気持ちになるでしょう? そう思ったとき、私ってまだ汚い大人なんじゃないかって思うかもしれない……。
    ユキ (遮るように)あの、ヒーロー軍との闘いを経た、経験した私たちはもうさらに強くなっていると思うので。アレがあるらしいので……タッグトーナメントがあるみたいなので。もうタッグトーナメントですよ! 私たちタッグで一番ですからね、今。東女のタッグチャンピオンですから、もうタッグトーナメントも爆れつに優勝して……。
    のどか 優勝します!
    ユキ はい。美味しいごはんを食べようと思います。
    のどか 東京女子のタッグと言えば爆れつシスターズって覚えてもらえるように、我々が名をどんどこ刻んでいこう。そして大爆れつ時代はまだまだ続きます。
    ユキ 以上。
    ーー王者としてトーナメントにエントリーする?
    二人 はい!
    ユキ そういうことです。
    のどか やってやるよ!
    ーーそうなると絶対負けは許されない状況だと思いますが。
    のどか そりゃそうだろ!
    ユキ 負けるわけがないじゃないですか! ヒーローたちに私たちは勝ったんですよ! もう負けるわけがないですよ!
  • メインイベント 30分一本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    18分18秒

    片エビ固め

    ※ミサイルヒップ。第8代王者の初防衛戦。
  • 白昼夢パートナー対決となったメインイベント。両者しっかりと握手して試合開始のゴング。腕の取り合いからリカは足を捕らえていくが、未詩はヘッドロックに切り返す。グラウンドで主導権の奪い合い。ロープを走っての攻防になると、未詩がタックルで倒し先制。ロープを走っての攻防で互いの攻撃を回避するが、未詩がタックルを最後に決めて主導権を奪う。コーナーで未詩がリカの背中にタックルを決め、ボディスラムからカバーもカウント2。しかしリカがカウンターの低空ドロップキックを決めて逆転、コーナーで踏み付ける。リカが未詩の足に照準を絞り攻撃を集中。リカはエプロンの角に未詩の足を打ち付け、さらに鉄柱に足をぶつけていくなりふり構わない攻撃。さらにエプロンを走って低空ドロップキックを決める。その後も足への集中攻撃を緩めないリカ。しかし未詩はカウンターのダブルハンマーを決めペースを引き戻すと、ショルダータックル連発からアームドラッグ、ボディスラム。未詩がジャイアントスイングを狙うとすぐにリカはロープブレイク。串刺し攻撃を狙った未詩を迎撃したリカはエプロンでロープを挟んでのドラゴンスクリュー。さらに正調のドラゴンスクリュー。リカがヒップアタックを狙うと、キャッチしてのガットバスター。未詩がジャイアントスイングを再度狙うと、切り返したリカは足4の字固め。未詩はリバースするも再度リカが表に返し締め上げる。未詩は何とかロープにブレイク。ロープに張り付けにした未詩にヒップアタックを狙ったリカだが、未詩は回避しアバランシュホールド。そしてカナディアン・バックブリーカーへ。膝を付いてバックブリーカー。そして満を持してジャイアントスイングへ。しかし膝のダメージ回すことが出来ない。気合を入れた未詩が改めてジャイアントスイングを決める。長時間回し未詩がカバーもカウント2でリカは返す。ティアドロップの体勢に入るも、リカは空中でヘッドシザースに切り返す。未詩のレーザービームを回避したリカが延髄斬り。そしてスリーパーで捕獲する。そしてドラゴンスリーパーへ移行。グラウンドにも持ち込もうとすると、未詩が無理やり抱え上げティアドロップ。両者ダウン。立ち上がった2人はエルボーの打ち合い。リカはランニング・ヒップアタックをぶち込むとコーナーへ。ミサイルヒップ狙いも、未詩が追いかける。コーナー上でエルボーの打ち合い。リカが打ち勝つが、未詩はそこでレーザービームを打ち込む。そして未詩はカナディアン・バックブリーカーに捕らえるとコーナーにそのまま上っていく。ダイブして膝を付いてのバックブリーカーを決めるが、リカはカウント2で返す。未詩がティアドロップの体勢もリカはツイスト・オブ・フェイトで切り返す。会場は大きな手拍子。立ち上がったリカはヒップアタックで未詩を吹っ飛ばすと、コーナーに上りミサイルヒップ。ガッチリと決まると、未詩は返せず3カウント。リカが初防衛に成功した。
  • エンディング

  • リカが未詩を振り切りプリプリ王座初防衛! 絆を確かめ合った2人は白昼夢としてタッグトーナメント出撃宣言!

  • 勝ち名乗りを受けたリカは未詩に歩み寄り抱き合いながら何か言葉をかける。そしてマイクを持ったリカは「未詩、強がって、余裕で勝ってやるよとか思ってたけど、全然そんなことなかった……。凄かった……(会場拍手)闘ってくれてありがとう。未詩がアイドルとプロレスの架け橋になりたいという夢、私もこれからも横で応援したい(会場拍手)私も東京女子プロレスを大きくしたいっていう夢がある。一緒にこれからも叶えていこう(会場拍手)まとめると、何が言いたいかというと、このタッグトーナメント、白昼夢で出ようよ(会場拍手)」と声を掛けると、未詩は「ありがとうございます。是非一緒にまだ永遠に白昼夢で勝ち続けたいです」と受託。改めてリカがマイクを手に資「良かった。(未詩に向かって)立てそう?」と言って、未詩に肩をを貸しながら一緒にリング中央に移動する。リカは「みなさん、そういうことなので、タッグトーナメント白昼夢が荒らしに荒らしたいと思います!(会場拍手)それとね、1人で見る夢っていうのはね、ただの夢なんだって。だけど、誰かと見る夢っていうのは現実なんだって。だから、みんなと東京女子プロレスを大きくしたいっていう夢をもう見てるから、これは現実になるんです!(会場拍手)これからも私たちと一緒に夢見ていきましょう! 改めて本日はお越しくださった皆さん、画面の向こうの世界中の皆さん、本当にご観戦ありがとうございました!」と言って、最後は未詩と共に「これからも元気にSTAY ALIVE、そして! ALL YOU NEED IS TJPW!」で大会を締めくくった。

    【試合後のコメント】
    未詩 挑戦をお願いしてから1ヵ月間で、だいぶ気持ちだったり意識だったり成長した部分が大きかったっていうのが一番にあって。今まで去年、一昨年とリカさんと隣でずっと一緒に闘ってきて、やっぱりリカさんって存在が自分の中で大きくて。たくさん先輩として一歩リードしてくれている部分が大きかったので、そういうところも成長しなきゃいけないなっていうのがこの1ヵ月間で分かったので。リカさんが対角にいるって不安を感じながら……本当になんで挑戦したんだろうってくらいには不安になってたんですけど。でもその不安があるからこそ成長できるなって自分で言い聞かせて、無事成長出来ていると思うので。自分がこのタイミングでリカさんの持つベルトに挑戦できたっていうのは、結果とかではなく、すごく大きな成長だったかなと思います。それとアイドルとプロレスの懸け橋になりたいっていう夢はまだまだ続いていくので、今後リカさんと一緒に白昼夢として次にあるトーナメントも駆け抜けていきたいなと思います。
    ーー挑戦してみて、プリプリのベルトへの距離はどう感じましたか? 予想より近かったのか、遠かったのか。
    未詩 そうですね……元々距離感っていうのはあんまりピンときてないものではあって。正直、自分が挑戦していいのかなっていうのはずっと心の中にあって。やっぱり(デビューしてから)3年って長いけど、されど3年みたいな部分があるので。自分には早いかなと思われてるんだろうし、他にたくさん先輩方がいるのに自分がいくっていうのは不安だったんですけど、相手がリカさん……そこに意味があるから。距離感っていうよりは、リカさんに一番に挑戦したいって気持ちで挑戦しました。
    ーーこのタイミングでリカ選手と対戦したことは、今後の白昼夢にプラスになりそうですか?
    未詩 そうですね。今までリカさんとシングルをしたのがデビュー直後、初めての先輩とのシングルだったので。それから比べたら全然自分は成長しているつもりなので。リカさんの王者としての闘いは改めて偉大だなっていうのを感じたし、ここから自分も一人でやっていけるくらいに成長したと思っているので。白昼夢として最強になっていって、さらに夢を見せていけるんじゃないかなと思います。

    リカ いやぁもうものすごく地球が回って(笑)……回って回って、もう何も……アレが無重力っていう体験なのかなっていうくらいで(笑)。世界の終わりが見えました。それにプロレス人生史上一番高い……天から落ちたのか、衝撃的過ぎて驚きましたね。やっぱり未詩は悪夢ですげー奴でした。でもそんな未詩とこれからも一緒に白昼夢で夢を追いかけて、叶えていくって約束したんで。今日は防衛ロードのいいスタートも切れたので、次の目標はタッグのベルト! タッグトーナメント優勝して、タッグのベルトで二冠目指したいと思います!
    ーー未詩選手とはずっとタッグを組んできて、今回タイトルマッチをやるに当たって対戦して、このあとのタッグトーナメントでまたタッグを組むわけですが、白昼夢にとってはここで対戦したのはよかった?
    リカ ですね! やっぱり私はプロレスはリングに立って、向き合うと分かることっていうのが大きい、多いんですよ。一緒に闘うからこそ分かることがたくさんあったので、新たな未詩の一面も知れたしいい経験でしたね、今日も。だからタッグは見えました!(笑)
    ーー今日の未詩選手はジャイアントスイングの回数も多かったし、奥の手を出してきた感じがしましたが、リカ選手の知らない未詩選手がいた?
    リカ いましたね。でも正直なところ強がりもあったのですが、余裕があったんですよね試合前は。でも試合中はそんな余裕はないくらい未詩と向き合って、語り合ったなって感じています。
    ーー今日は初防衛でしたが、今後の防衛ロードの展望は?
    リカ そうですね、防衛ロードについては長い長い防衛になると思うので。100年なのでまず最初の一歩ですが、一歩一歩大事に歩んで独走? 爆走したいと思っています!

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