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お正月にプロレスだなんてそもそも幸せな話じゃろうがい!

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日時2019年1月5日
会場東京・北沢タウンホール
観衆236人(満員)
  • 前説

  • アプガプロレスの新曲『アッパーチョップ!』コーナー!

  • 試合開始前、リングアナ・難波小百合が前説。告知と諸注意に続いてアップアップガールズ(プロレス)が新曲「アッパーチョップ!」ミニライブ。公式YouTubeで公開中のMVも告知して「東京女子プロレス、スタート!」。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • 8分44秒

    伊藤スペシャル

  • らくのリストロックに伊藤は「強い!」。しかしショルダータックルで倒すと世界一可愛いナックルへ、だがこれはらくがかわして背後からチョップ。エルボーかららくがおやすみエクスプレス発車。カウントは2。伊藤はカウンターでドロップキックを決めると再度、世界一可愛いナックル。今度は成功。倒れこみ頭突きはらくがかわすが、怒りの伊藤が背中へのパンチ連打、ボディシザース、そこからフォールへ。ボディスラムの連打はらくがなんとか立ち上がるが苦しい表情。倒れこみ頭突きはカウント2で返すらく。エルボーは伊藤が「こい」と受け止めると一発で吹っ飛ばす。らくはMaxときからダイビング脳天チョップも伊藤の頭でダメージ。叫ぶ伊藤にらくがチョップ連打。さらに逆水平を打ち込んで倒すと首筋へのダイビングチョップを決める。そこかららくはおやすみスリーパー。伊藤は雄叫びとともに立ち上がり脱出。カウンターのボディスラムで投げるとテキサスクローバーホールドでギブアップを奪ってみせた。

    【試合後のコメント】
    伊藤 いやホントに、みなさんに謝りたいことがあって。昨日はあの~、後楽園のメイン試合で死ぬほどしょっぱい試合をして本当に申し訳ございませんでした!(深々と頭を下げる)。いや笑い事じゃないんですけど、あそこまでシーンとなるとは思ってなくて。自分としては棚橋vsケニー・オメガ超えれると思ってたですけど、全然足元にも及ばす。ビックリしましたね! さすがに昨日、凹んでしまってスッカラカンになったんですけど、でもスッカラカンになったとて何もないので道場に行きまして。抱え込み式逆エビ固めを大切にしたいんですけど、昨日逃げられちゃったから、足をこうロックさせて逃げれないようにすれば勝てるんじゃないかって思って、それを練習したんですよ。で、それを出して今日勝てたんで。伊藤、進化できた気がします。伊藤スペシャルです。
    ――伊藤スペシャルという技の名前でいいですか?
    伊藤 何がいいと思います?
    ――新日本プロレスは見ました?
    伊藤 見てないです。
    ――棚橋選手のことは意識しますか?
    伊藤 意識してないです、まったく意識してないです。伊藤スペシャルで。
    ――昨日、ツイッターで吉田豪さんが伊藤選手への風当たりが強かったと書かれていましたが。
    伊藤 めっちゃ強かったよ! ビックリした! あんなに挑戦者が応援されない試合なんて見たことないし。ぶっちゃけ、なんだかんだお客さんが応援してくれると思ったの。自分が甘えてたなと思って。でも挑戦者にあんなに風当たりが強い試合なんて今までなかったから。結局、伊藤がオンリーワンですよ。あとはナンバーワン狙って。ナンバーワンかつオンリーワンで。山下実優は「オンリーワンだ」で止まってますけど、それじゃ衰退しますね。伊藤はオンリーワンもナンバーワンも狙っていくんで。全然ベルトあきらめてないっすよ。
  • 第二試合 15分一本勝負

    • LOSE

      うなぎひまわり

    VS

    • WIN

      まなせゆうな

    VS

    7分59秒

    ネックスクリュー・ホールド

  • 腕の取り合いからまなせがネックシザース。うなぎは倒立で脱出するもまなせがヘアーホイップ。さらにカップ数を確認してから胸にストンピング。「Gカップは一人でいいんだ!」とまなせ。開店してのフロントネックロックからボディスラムを決めるが、うなぎはショルダータックル、ボディスラムは2度目のトライで決まる。カウントは2。まなせはサイドからのフェイスロック。ロープエスケープしたうなぎだが、まなせはサッカーボールキックからヒップドロップ。うなぎはネックスクリューを阻止してエルボー。叫びながら打ち合いに応じるまなせ。うなぎはロープに走ってショルダータックル。そこからレッグドロップ。追撃はまなせがディフェンスしハイキック。串刺しビッグブーツからネックスクリューホールドを決めてカウント3。試合後、握手を求めるうなぎだがまなせは突き飛ばし、バストを誇示して退場。
  • 第三試合 20分一本勝負

  • VS

    • WIN

      天満のどか

    • 小橋マリカ

    • ぴぴぴぴぴなの

    VS

    9分43秒

    片エビ固め

    ※コーナー2段目からのダイビング・ボディープレス
  • ロックアップはぽむがかわして「べー!」。マリカはコーナーに引き戻してぴなのにタッチ。ぴなのはストンピングも足を踏まれる。YUMIも追撃するとショルダータックル。ぴなのはボディスラムを返す。のどかはYUMIの足を取るが、その長さに「何食ったらこうなるんだ!」。マリカとYUMIはコーナーでエルボーの打ち合い。そこからマリカはマシンガンチョップ。「私もまだ若いよ!」。さらにドロップキック、チンロックで攻めるマリカ。足もフックしていくがYUMIはロープへ。ぴなのはロープを飛び越えて翻弄する動きからエルボー。YUMIは串刺しドロップキックを返す。はるなは猫の爪攻撃。「アイドルだから!」というぴなのの顔面にも決める。ぴなのはボディスラムを返してのどかにタッチ。その場跳びのボディプレスから3人で覆いかぶさって「鏡もち!」。はるなはコードブレーカー。新人トリオはトレイン攻撃からピラミッド、そのままはるなが回転エビかため。だがのどかはショルダータックルで全員吹き飛ばすとぴなのがダイビングカンフーキック。マリカはバカチンガーエルボー。のどかはクロスボディ。はるなが反撃も強引に持ち上げて投げ捨てるのどか。最後はセカンドロープからのダイビング・ボディプレスではるなをピン。
  • 第四試合 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      ベーダ・スコット

    VS

    5分2秒

    フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド

  • リストの取り合いから足を踏むベーダ。しかし上福は着ぐるみヘッドを人質に。怒りのベーダはストンピングからサッカーボールキック、スライディングラリアット。ポニーテールを掴みながらのスリーパーも。髪を掴まれて激怒した上福は「何回も言わせんな!」と張り手。エルボー連打からサミング、ブーツ。ベーダはハイキックを決めるとコーナーからダイビングラリアット。カカト落としはカウント2。上福は串刺しドロップキック。フェイマサーはディフェンスされたがブーツからチョップ、そしてベーダに着ぐるみヘッドを被せてビッグブーツ。チャンスとなったがベーダはスピアから倒立しながらのカカト蹴り、そして上福をコーナーに乗せてフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで3カウント。
  • 第五試合 20分一本勝負

    • 万喜なつみ

    • LOSE

      乃蒼ヒカリ

    VS

    VS

    9分18秒

    片エビ固め

    ※アティチュード・アジャストメント
  • 先発は前日の後楽園でも当たったユキと万喜。まずはユキがショルダータックルを決める。万喜はドロップキックを返してヒカリにタッチ。山下はサッカーボールキック。ヒカリはユキのエルボーからボディスラム。万喜は串刺しドロップキック。倒れたユキにも走り込んでドロップキック。ヒカリもドロップキックから踏みつけでユキを攻撃。ショルダーアタックからセントーンを返したユキは山下にタッチ。ヒカリにヒザを突き刺すとラリアット。さらにアンハンドバックブリーカー。ハイキックをかわしたヒカリはドロップキック。万喜は5連発からロープ際の山下にもう一発。水面蹴りをかわすとダイビングクロスボディ。山下はPKを3連発。雄叫びをあげて立ち上がった万喜はドロップキック。串刺しドロップキックはヒカリと連発。そこからヒカリがコブラツイスト。だがミサイルキックは山下が阻止。それでもヒカリは再度、コブラ。さらにグラウンドコブラ。カットに入ったユキは万喜にサイドスープレックス。リングに残ったヒカリは山下にスリーパー。しかし山下はそのまま抱え上げてアティテュード・アジャストメントを狙う。これは回転エビ固めで切り返したヒカリだったが山下は串刺しハイキック。最後はアティテュード・アジャストメントで山下がヒカリに勝利。

    【試合後のコメント】
    山下 昨日も試合で、終わってすぐは疲れていて今日どうなることやらと思ってたんですけど。でも1日でばっちし回復して、ユキも隣にいましたし。今日勝ててよかったです。
    ユキ 昨日、私は後楽園でタッグで万喜さんに負けてるので。絶対に借りを返してやろうと思って。山下さんがいて心強かったのもありますし。最後、山下さんのアシストができたかなと思います。
    ――山下選手は万喜選手と初対戦でした。
    山下 面白い人だなと。先でも近いタイミングでも、シングルやりたいなと思いましたね。楽しかったです。
    ――相当、力がありそう?
    山下 パワーでは私が上でしょうけど、技術だったり身体能力が高いので。ミドル蹴った時に打たれ強いかなって。小さい体して、見た目によらず打たれ強いなと。シングルでやっても面白いかなと思ったし。闘う前に相手に対してこんなに楽しそうだなと思ったのは初めてですね。先にも後にも?
    ユキ 後にも先にも。
    山下 後にも先にも(※おそらく「遅かれ早かれ」)やったら面白いんじゃないですか。

    ヒカリ 昨日の後楽園で自力勝利を取ったこともあって波に乗れてるのかなと思ってたんですけど。相手が現チャンピオンの山下さんと、私より後にデビューしたユキさんで。後輩であるユキさんに(去年)負けたというのがすごく残ってて。昨日の勝利は大きくて自信にも残ってたんですけど、今日こうやってまけたのが悔しいし。でも万喜さんとタッグが組めると知って。昨日、セコンドについた時に凄い試合してるなと思って。今日は私が万喜さんのパートナーになれるようにせいいっぱい頑張ったんですけど。私の中では足を引っ張ってた部分が多いかなと思って。でも同じドロップキックを使っている選手として、私も万喜さんのように強くなりたいって思いました。
    万喜 足を引っ張ってるなんてことはなくて、タッグだから。助けに行けなかった自分が情けないなって思ったんですけど。でも相手にチャンピオンがいて、今日は負けちゃったけど、まだまだご挨拶程度というか。自分の本気は出してないので。山下選手ともっとゾクゾクするような試合ができそうだなって思ってます。
    ――山下選手はシングルを希望しているそうです。
    万喜 ぜひ! ベルト獲っていいならやりたいです。ベルト獲りにいきます。
  • セミファイナル 15分一本勝負

    • LOSE

      白川未奈

    VS

    VS

    10分59秒

    無人在来線固め

  • グラウンドの攻防で手足を固め、巧みに抑え込んでいく中島。白河も切り返して回転足折り固め。手四つの攻防では白川が上回るが、下から返していく中島。中島のスリーパーに白川はチンロック。サーフボードの体勢からロメロスペシャルにも成功。中島は軽快な動きでペースを奪い返す。スリーパーは白川がロープに。しかし中島はフロントネックロックで追撃。そこからネックブリーカーにつなげていく。リバーススープレックスで返した白川はフライングクロスチョップも。中島はヨーロピアンクラッチ。白川は変形の逆エビ固め。中島は場外戦に誘うとエルボーの打ち合い。中島はいったんリングに戻ってトペ。トップコーナーからの攻撃は白川が阻止してランニングネックブリーカーからインプラントDDT。コーナートップからのダイビング・ヒップドロップも決まるが、中島はそのまま体勢を入れ替えて無人在来線固めでフィニッシュ。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • VS

    VS

    16分34秒

    キューティースペシャル

  • 先発は坂崎とミリー。腕を固めるミリーに坂崎はヘッドロック。ミリーも返すとグラウンドで絞り上げていく。ミリーはヒップトスからジャーマン狙い。防いだ坂崎だが連携攻撃はミリーがディフェンス。未詩と合体タックル&エルボードロップ。瑞樹はミリーにドロップキック。リストロックで何重にも絞ると坂崎が腕にダブルアックスハンドル。坂崎も腕を取り、そこへ瑞希がダブルアックスハンドルでダイブ。この連携を繰り返すタッグ王者。坂崎がカバーもカウント2。坂崎はアームブリーカーからエルボー。ミリーも返し、さらに延髄切り。タッチした未詩はバッティング式ダブルチョップを連打。坂崎、瑞希はダブルでドロップキック。坂崎は未詩にぶら下がり首4の字。トップロープからのストンピング、ニーオンザベリーでのネックロックと攻撃。瑞希は弓矢固め。ダイビングクロスボディは未詩がキャッチ。ミリーはドロップキックを両者に連打。ジャーマンは阻止して瑞希がバッククラッカー。坂崎はダイビングテーズプレス、ウラカンラナ、スライディンスラリアット。グラウンドではSTF。ミリーは変形のコブラツイストから河津落とし。回転エルボーを決めた坂崎だがミリーはリストクラッチ式でバックドロップ。瑞樹は未詩にドロップキックを連打。そこからダイビングフットスタンプ。未詩は豪快なボディスラムからベアハッグ、左右に振ってバックブリーカーで落とす。さらにカナディアンバックブリーカーも見せるが瑞樹はフェースロック。ミリーは投げ捨てジャーマンを連発。未詩が再度、カナディアンで担ぐ。カサドーラからフットスタンプ、トップコーナーからダイビングフットスタンプ。カットしたミリーに坂崎がマジカルメリーゴーランド。リングに残った瑞希がキューティースペシャルで未詩をフォール。
  • エンディング

  • マジラビの野望は世界征服!「野望は膨らむばかりです」

  • 試合後、マイクを握った坂崎は「つえー! ミリー・マッケンジーつえー!」。瑞希も「また闘いたいです」。続いて後楽園から連続観戦のファンに「おつかれさまです」。そして「マジラビ」「ハピハピー!」で締め。

    【試合後のコメント】
    坂崎 いや~、連日の大会でしたが、2日続けて勝つことができました~。
    瑞希 楽しいですね。緊張解き放たれて今日また緊張みたいな。寝れませんけどみたいな。これで一週間ほど解放されるかな。今日はよく寝れます。
    坂崎 よかった~。
    ――今日は十代タッグとの対戦でした。
    坂崎 何を食べたらあんなにでかくなるんだ、あの二人は?
    瑞希 人類ってあれですね、ふ、ふ…
    坂崎 不平等?
    瑞希 だなって思いました。チンチクリンだなって思ってるんでしょどうせ(笑)。クスクス笑いやがって。
    坂崎 ミリー・マッケンジー、凄かったです。
    瑞希 ヤバいヤバい。ヤバいしか言えない。
    坂崎 日本人と何かが違うんだろうね、外国の人ってね。ヤバい。海外タッグとかも闘ってみたいね。
    瑞希 世界征服ですね。
    坂崎 野望は膨らむばかりです。
    ――来週は今年初の大阪大会になります。
    坂崎 そうだ。
    瑞希 たこやき食べれる~。
    坂崎 たこやき食べよ~。


    未詩 デビュー2年目になった翌日にメインに出させてもらうのは嬉しいなと思ったし、こうやって外国から来たミリーさんっていう凄い方と組んで、昨日ベルトを防衛した方と闘えるっていうのは、これからもっともっと頑張っていこって思えるチャンスだったので嬉しかったのと。自分は去年まではプロレスも知らなかったんですけど、2年目で海外の方と組むチャンスができて、もっともっとプロレスを勉強していきたいなと思いました。
    ミリー メインで素晴らしい経験でした。勝てたらもっとよかったけど、ケミストリーが起きるパートナーだったと思います。試合ができてよかった。
    ――対戦相手はタッグ王者でした。
    ミリー すごくタフでしたね。学ぶものもたくさんありました。

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