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TJPW INSPIRATION

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日時2024年1月6日
会場東京・新宿FACE
観衆374人(超満員)
  • 前説

  • 4月5日フィラデルフィア興行の翌日にGCW女子選手との対抗戦興行が決定!

  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    11分36秒

    アティテュード・アジャストメント→片エビ固め

  • HIMAWARIのデビュー戦の相手がユキ、凍雅のデビュー戦の相手が山下であり、山下とユキの王者タッグと対戦することに。山下とユキのタッチワークに捕まるHIMAWARI。苦しいHIMAWARIだったが、ユキになんとかボディースラムを決めて凍雅とタッチ。しかし、その凍雅もユキのボディースラムから山下に蹴られ、腕を固められてピンチ。なんとかカウンターのエルボーで山下を倒してHIMAWARIがショルダーアタックで続く。アティテュード・アジャストメント狙いはHIMAWARIが逃げて凍雅のエルボーを呼び込んだが、続く連係は分断されてしまうと変形コブラクラッチで捕まってしまう。これは凍雅がカット。その凍雅にユキがヴィーナスDDT。山下がHIMAWARIをアティテュード・アジャストメントで下した。
  • 第2試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    VS

    • LOSE

      くいしんぼう仮面

    VS

    6分22秒

    横入り式エビ固め

  • 東京女子プロレスの会場に響くくいしんぼうのテーマ。対するぽむは旧コスでくいしんぼうのマスクを着用。さらにくいしんぼうばりにお菓子を配り、くいしんぼうよろしくファンからお菓子のレイを首にかけてもらう。くいしんぼう、ぽむ、岡田裕也レフェリーによる前転してのポージング、さらに欽ちゃんジャンプやら、バービックやら、くいしんぼうワールド全開ではあったが、最後はくいしんぼうがぽむ目掛けて岡田レフェリーを投げんとしたところを岡田が切り返し、向かってきたくいしんぼうをぽむが切り返すや、岡田レフェリーのトラースキックがくいしんぼうに炸裂。そこからぽむが丸め込んで勝負あり。試合後はくいしんぼうのT-BOLAN『離したくない』熱唱からぽむと一緒にパラパラ締め。

    【試合後コメント】
    ぽむ やばーい! 改めて並んだらどっちがどっちかわからないぐらい同じだった(苦笑)。
    くいしんぼう 最初、原宿ぽむ選手がデビューしたての時は「あれ、ちょっと被ってない?」って正直思ったんですけど。
    ぽむ 意識したつもりはないけど今日闘ってみて心の中で気にかけちゃってたかもしれないって思った。
    くいしんぼう いつか対戦したい。そして絡んでみたいと思っていたので、今日実現できてよかったです。またこれを最後と言わずにね。
    ぽむ 次は組んだりしたいね。
    くいしんぼう タッグで組んで、また最後は踊ってハッピーエンドにしましょう!
    ぽむ 踊って帰りますか?
    くいしんぼう はい!
  • 第3試合 20分1本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    • マーシャ・スラモビッチ

    VS

    • マックス・ジ・インペイラー

    VS

    10分28秒

    両者レフェリー暴行→無効試合

  • 入場してエプロンでアピールするマーシャをインペイラーがぶん殴って奇襲し開始。場外ではインペイラーが大暴れ。リング内からマーシャを場外に投げ捨てる場面も。やられてばかりのマーシャも北側ステージでインペイラーを客席目掛けてブレーンバスターで投げて意地をみせる。リングに戻るやマーシャが巨体目掛けて浴びせ蹴り。インペイラーもスピアでマーシャを迎撃。インペイラーのパワーボムはカウント2。マーシャのバックスピンキックもカウント2。ホワイトナイト・ドライバーはインペイラーがリバース。インペイラーのショートレンジ・ラリアット2連発もカウント2。納得いかないインペイラーは岡田に詰め寄り、さらにリング下からイスを発見してリング内に持ち込む。インペイラーが振り上げるも岡田レフェリーが阻止。インペイラーが岡田レフェリーを突き飛ばし、その背後からマーシャがイスでインペイラーを殴打。注意せんとする岡田レフェリーをマーシャが突き飛ばし、ノーコンテスト裁定に。両者は乱闘しながらロビーへと飛び出してしまった。

    【試合後コメント】
    マーシャ ノーコンテストということはまだやることが残っている。イスとか持ち出してきたけど、ハードコアだろうがデスマッチだろうが、普通の試合だろうが何でもやってやる。その場所として、東京女子は今度、両国国技館があると聞いているし、フィラデルフィアのGCW『The Collective 2024』に来るとも聞いている。そこでもいいし、どこでもやってやる。きっと次、試合した時はきっとマックスはビックリすることになるだろうけど、ただビックリするだけじゃなくて、とても血みどろなサプライズを用意しておくから、待ってなさい。
  • メインイベント 時間無制限勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス王座挑戦権獲得バトルロイヤル

    24分0秒

    ティアドロップ→体固め

    ※未詩が3月31日両国国技館大会でのプリンセス・オブ・プリンセス王座挑戦権を獲得。
    【退場順】
    ①○瑞希 vs 中島翔子●
    14分2秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ②○辰巳リカ vs 瑞希●
    14分26秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ③○上福ゆき vs 辰巳リカ●
    20分32秒 金太郎クラッチ
  • 本部席からプリプリ王者の山下が見守る。10分が経過しても誰も脱落しないまま、コーナーに登った中島を瑞希が落とそうとして両者エプロンへ。瑞希が奈落式キューティースペシャルを繰り出して中島を失格に。その瑞希はコーナーに登ったところをリカのヒップアタックで落とされて失格。そのリカは未詩と激しい攻防。未詩のダブルスレッジハンマーがリカの顔面にクリーンヒット。リカもドラゴンスクリューでやり返し、足4の字に持ち込んだところで、そのリカを体固めで押さえ込んだのは上福。これはカウント2。上福はドラゴンバックブリーカーで排除。再びリカvs未詩。リカがツイスト・オブ・フェイトを狙うも未詩が踏ん張って背中にレーザービーム。倒れ込むリカを見るやいなやリングに滑り込んだ上福が金太郎クラッチで丸め込んで一気に3カウント。これで残るは未詩と上福。上福が長い手足で絡みつく卍固めで追い込んだが未詩はなんとかロープに手を伸ばす。カナディアン・バックブリーカーも逃げられ裏フェイマサーを決められたが意地で返した未詩。フェイマサー狙いを肩車。これを丸め込みで切り返そうとする上福を許さず、リバース・ジャイアントスイングでぶん回し、ティアドロップで文句なしの勝利。これで未詩は3・31両国国技館のメインで山下の持つプリプリ王座への挑戦を決めた。
  • エンディング

  • 「全力でかかってこい。絶対に負けねえから」(山下)「ここで勝ったことを自信に勝ち取りたい」(未詩)

  • 試合後、山下がリングインし「全力でかかってこい。絶対に負けねえから」と言い放ち退場。未詩は「バトルロイヤル勝ちましたー! 山下さんもああやって相手として視界に入れてくれたからここで勝ったことを自信に両国国技館で山下さんの持つベルトを勝ち取りたいと思います! 私は東京女子プロレスが大好きだから、その大好きで大好きでたまらない両国国技館、絶対に成功させたいし、みんなに応援して欲しいです!」と挨拶して大会を締めた。

    【試合後コメント】
    中島 早々に退場してしまってすごく悔しいです。去年末でユカッチの卒業とか10周年とかを迎えて一区切りついたと言えるので、今ここで新しい自分で東京女子を引っ張っていこうとものすごく強く思っていたので、今回挑戦したい気持ちがものすごくあったんですけど、気持ちいいぐらいみんな強かった、悔しいけど。年始だし、新春だし、ここからこの1年、私はどんどん巻き返せると信じてます。だから私の逆襲を期待しててくれよ! そんな気持ちです。頑張る!

    瑞希 いろいろと一人になって頑張っていかなきゃというところだったし、みぃちゃんに負けたことが本当に悔しかったからやり返してやりたいという気持ちでいっぱいだったんですけど、もちろん悔しいけど、こうやって全力で闘える対戦相手がいて私はワクワクしたので、これから先もっともっと自分も強くなって、山下をもう一度倒したいし、今日当たったみんなとも試合をしたいです。その時は私が勝って、どう考えても白のベルトは私が似合うと思うので、もう一度狙いにいきたいと思います。

    リカ イッテンヨンからタッグの決定戦があって、今日も大事な試合で、もうプロレスのことばっか、この正月考えていたのにダメで。もうどうしたらいいかわかんないです。でも私は諦めないんですけど、もうみんなに甘やかされたい! とことん皆さん、やさしくしてください、私に! とことんやさしくして! 本当に! 私は諦めないから!

    上福 渡辺未詩 a.k.a 筋肉、ピンクの筋肉、ピン肉がああやって一番に勝って、先輩後輩とかあんま言うのはあれですけど、一番あの中ではキャリアがあれなんですけど、あんなふうに勝って、みんな蹴散らして。未詩ちゃんのことを教えている人たちはとても教えがいがあるんじゃないでしょうか。ああやって抜かしていくみたいな感じが。私は普段すっごい練習して、頑張って、頑張ってというタイプではなくて。未詩ちゃんずっと頑張ってて、ほかの人もなんですけど。なんか頑張っている人を見ると邪魔したくなっちゃう気持ちがあって、頭を使ってうまいことやってやろうというのがあったんですけど、なんかよくメチャクチャ子役からずっと歌の練習をメッチャ練習してもなかなか売れない歌手がいると思いきや、TikTokでちょっと歌ってみたらバズって速攻紅白みたいな人も世の中にいるので。そっちを狙おうかなと思ったんですけど、プロレスというのは練習しなきゃいけないというのを目の当たりにしたので、これからデビューする練習生の皆さん、未詩ちゃんを見習って練習をたくさんしましょう。さようなら。

    山下 いよいよ3月31日、両国国技館のこのベルトを懸けて闘う相手が決まりました。今日の試合は最初から最後まで見てましたけど、上福、中島、瑞希、リカ。この4人を倒す姿を見て、やっぱり未詩は強いなと思ったし、すごいなと率直に思いました。それと同時に両国という大舞台で、そして両国というすごく大事な大会のメインで闘えるというのはものすごく嬉しいし、高まる気持ちがすごくありました。ただ絶対に負けないので、そこだけは揺るがないというか絶対の自信があるので。未詩には全力で私を倒しにきてもらって。それを受けた上で私らしくチャンピオンとして、このベルトをもっともっと東京女子プロレスのエースとして、私が闘い続けて強くありたいなと思います。皆さん応援よろしくお願いします。
    ――去年から頻繁に日本と海外を行き来しているが、これからの3ヵ月は?
    山下 両国までの3ヵ月間は海外にはいかないです。日本で試合をしていきたいなと思っています。
    未詩 挑戦者決定戦、勝ちました! 率直に勝ててよかったです。ただこの挑戦者に両国国技館というビッグマッチ、東京女子プロレスにとって2回目の大切な大切な両国国技館で挑戦するということは簡単なことではないということはすごいわかっているし、今まで(プリプリを)持ってきた人たちを見てたら、この期間でもっともっと強くなっていかなきゃいけないなって思いますし。でもとりあえず山下さんとああやって向かい合った時に、山下さんを見たら自分はもうこの山下さんから勝つということを目指すしかないと思ったので、両国国技館頑張ります。応援してて欲しいです。よろしくお願いします。
    ――プリプリ王座自体は3年ぶりの挑戦だが。
    未詩 2021年2月にリカさんに挑戦したので、3年ぶり2回目。あの時は相手がリカさんだったらから、自分がまだ弱いっていうこともわかっていたけど、逆に何もわからないからこそ、何も知らなかったからこそ、怖さを知らずにいけた。でも今こうやって、いろんなものを見てきて、山下さんとか含め、ユカさん、中島さんとか、瑞希さん、リカさん、巻いてきた人をみんな見てきて、それだけの重みを感じるし、10周年、11年目の両国国技館という重みも感じるので。その時とはまたちょっと意味が違ってきます。
    ――一昨年のプリンセスカップあたりから世代を意識した?

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