前説
アプガ(プロレス)のオープニングコールで2021年一発目の板橋大会がスタート!
難波リングアナウンサーが観戦にあたっての諸注意、今後の大会スケジュールなどをアナウンス。アップアップガールズ(プロレス)が登場し『リングの上にも三年〜All Along The Way〜』を熱唱し会場を盛り上げ「東京女子プロレス、スタート!」の掛け声で2021年最初の板橋大会がスタートした。
オープニングマッチ 15分一本勝負
イッテンヨン後楽園でデビューの遠藤は2戦目。ヘッドロックからグラウンドの攻防、スタンドで腕の取り合いへ。ロープを走っての攻防になると、遠藤がアームドラッグを決める。しかしユキは遠藤をコーナーにぶつけると串刺しのバックエルボー。カウント2。ユキがチンロックで絞り上げる。遠藤はカウンターのバックエルボーで一矢報いると、ユキのボディスラムを着地してドロップキックを決める。そしてキャメルクラッチを決める。ユキはロープにブレイク。串刺し攻撃を狙った遠藤を迎撃したユキはダイビング・ショルダー。そしてフルネルソンで捕獲。遠藤はコーナーにぶつけて脱出。しかしすぐさまユキがグラウンドに引き込み愛と炎のフルネルソンで締め上げると、耐えた遠藤もギブアップ。
第二試合 15分一本勝負
伊藤が足を取っていくと、汐凛はヘッドロックに取り返す。ロープに走った汐凛に伊藤はスリーパー、そしてバックブリーカー。カウント2。伊藤は汐凛をロープに張り付けにし、腰へランニング・エルボーを決める。さらに腰に膝を当てての変形のキャメルクラッチで絞り上げる。伊藤が汐凛をロープに振ると、汐凛がカウンターのバックエルボー。伊藤の串刺し攻撃をかわした汐凛は串刺しドロップキック。カバーもカウント2。逆片エビ固めを汐凛は狙うが伊藤が蹴って脱出。フェイスクラッシャーを決めるも汐凛はカウント2で返す。汐凛がエルボーを放っていくが、伊藤は捕らえてDDT。カウント2。立ち上がった汐凛がエルボー連打も、伊藤は一発のエルボーでダウンを奪う。それでも汐凛はボディスラムを決め、逆片エビ固め狙いも伊藤が抜け出す。ここで汐凛が丸め込みを連発するも、伊藤はカウント2で返す。ならばと汐凛はスペースシップを決めるがこれもカウント2。そして逆片エビ固めへ。伊藤は何とかロープにブレイク。汐凛がドロップキック連発。伊藤は冷静に蹴り足をキャッチすると、逆片エビ固めへ。汐凛がロープに手を伸ばすと、伊藤は中央に戻し逆エビ固めへ。一気に高角度に絞り上げると、汐凛もギブアップ。
第三試合 20分一本勝負
ヒカリとぽむが奇襲をしかけるも、マジラビの2人が迎撃し、相手2人をぐるぐると回す。そして串刺しのドロップキック。マジラビが場外ダイブを狙うも、ヒカリとぽむはすぐリング内に戻る。そして瑞希に連続の串刺し攻撃。しかし坂崎が飛び込み、連係でヒカリを排除。ぽむにもマジラビが連係攻撃。ここでマジラビが代わる代わるぽむを捕まえる展開に。ぽむがスネ蹴りからドロップキックを瑞希に決め、ヒカリに繋ぐ。ヒカリがドロップキック連発、そしてローリングクレイドルで押さえ込むもカウントは2。さらにコブラツイスト、グラウンドコブラで締め上げる。瑞希はロープにブレイク。ヒカリが裏投げ狙いも抜け出した瑞希はバッククラッカー。背中へのドロップキックからフットスタンプ、セカンドロープからのダイビング・フットスタンプを決めるもカウント2。瑞希がエルボーを放てば、ヒカリはドロップキック。ヒカリがランニング・ネックブリーカーを決めると、坂崎とぽむにタッチ。ぽむがラフォーレ原宿を決め、串刺しのスネ蹴り。ロープを使ってのアームドラッグからドロップキックを決めるもカウント2。ロープに走ったぽむに坂崎はカウンターのノーザンライトボム。ヒカリが飛び込むも、マジラビの2人はぽむと共にリングに寝かせると、合体攻撃を狙うもかわされ自爆。ヒカリがコブラツイストで捕らえたところにぽむがスネ蹴り。そしてぽむがミサイルキックを決めるもカウント2。ここで互いの攻撃をかわし合うと、ぽむのスネ蹴りをキャッチした坂崎は足取り式逆さ押さえ込みを決めると、ぽむも返せず3カウント。
第四試合 20分一本勝負
8分11秒
ウルトラ・ノーザンライト・スープレックス・ホールド
のどか組が入場すると、ミサヲが1人入場。そしてマイクを持ち「シン・ウルトラショヲコの爆誕だー!」と叫ぶと、ウルト●マンレオの曲に乗り赤いジャージに赤いマント赤いマスクのウルショコが入場。改めてミサヲがマイクを持ちウルショコを紹介。続いてウルショコが「会場にお集まりの大きい少年少女たち、もう大丈夫、私が来たー!(会場拍手)世の中暗いニュースばかりだけど、この2人で東京女子の平和を守って、みんなを明るい気持ちにさせる! だからみんな不安に思うことはないぞー! 今日の敵はその2人だな? 私とミサヲ、いや、コードネームで呼び合おう、ハイパー! ウルトラって呼んでくれ! 決め台詞の後に闘いのゴングを鳴らしてもらおうじゃないか!」と言って、長い長い決め台詞を叫んでいる途中でのどかと猫が奇襲をしかけ開始のゴング。ウルショコはロープに走ろうとすると、マントを引っ張られダウン。さらにのどかと猫にマントを引っ張られグルグル回され、押さえ込まれるもカウント2。それでもウルショコは同士討ちを誘い、ウルトラ・ライダーキックを決め逆転。ミサヲを呼び込み連係を決めようとするが、ウルショコの台詞が長すぎたためウルショコのウルトラ・ライダーキックがミサヲに誤爆。そこからのどかと猫が2人がかりでミサヲを攻め立て、代わる代わるミサヲを捕まえる展開となる。ピンチの続くミサヲだが、のどかにランニング・エルボースマッシュで逆転。代わったウルショコが技名を叫んで飛び込むもかわされる。それでもエプロンからウルトラ回転エビ固めを決め、カウント2で返されると続けてウルトラ・ライダーキックを決める。そしてウルトラ・ノーザンライトの体勢に入るも投げられず。のどかがランニング・ボディアタックを決め、猫に代わる。猫はランニング・バックエルボーからスリーパーでウルショコを捕獲。ウルショコが抜け出すと、ロープに走った猫を控えるミサヲが捕獲。エプロンでゴッサムクラッシュを決めてアシスト。ウルショコがウルトラ・ネックブリーカーからカバーもカウント2。ウルトラ・バタフライロックを決めるが、猫は抜け出しネコナッツクラッシュ。ロープに走るも、ウルショコがウルトラ・ライダーキック。ウルトラ・ノーザンライトを狙うも、猫が丸め込みを連発。カウント2。ランニング・ネックブリーカーからのカバーはミサヲがカット。ウルショコとミサヲが変則ロープワークでかく乱してからウルトラ・ライダーキックとエルボースマッシュを同時に決めると、2人がコーナーに乗り、「ウルトラ・ハイパー・ジャッジメント!」と叫んでウルトラ・ライダーキックでアイアムアヒーローを同時発射。ウルショコがウルトラ・ノーザンライト・スープレックス・ホールドを決めると、猫も返せず3カウント。ウルショコが初陣を勝利で飾った。
【試合後のコメント】
ウルショコ&ミサヲ よっしゃー!
ミサヲ 本日から我々2人が東京女子の愛と平和を守っていこうと思う!
ウルショコ 守っていく!
ミサヲ 第一弾は無事に勝利を収められましたね。
ウルショコ 初めての東京女子プロレス! みんな笑顔で帰ってくれよな!
ミサヲ 全く正体不明の私の相棒。
ウルショコ 正体不明だ!
ミサヲ シン・ウルトラショヲコ、ウルショコちゃんなんですけど、質問とかないですか!?
――ライダーキックを多用されていましたが、ライダーキックも使うウルトラさんなんですかね?
ウルショコ そうだ、ウル●ラマンレオのウルトラキックはほぼほぼライダーキックと同じ形だったからな。
ミサヲ そういうことだ!
――期間限定とはなると思うんですが2人が組むことで東京女子をどうしていきたいのでしょうか?
ミサヲ 第一は東京女子の愛と平和を守ることなんで。
ウルショコ 守っていく!
ミサヲ 適宜、敵を倒していきたいと思っています。
ウルショコ このご時世みんな不安に思ってるだろうからな! それを我々が活躍することでもう大丈夫だって思ってもらえればいいなと思う!
ミサヲ そういうことだ!
ウルショコ そういうことだ!
――ショヲコ選手だいぶ乗っているように見えるんですが?
ウルショコ コードネームで呼んでくれ! ウルトラだ!
――1ヵ月でいいですか? もっとやりたくなったりとか?
ウルショコ どういうことだ? やりたくなるとは!? 私は生まれた時からシン・ウルトラショヲコ、そういうことだ!
――でも1ヵ月限定……?
ウルショコ 1ヵ月限定、どういうことだ! わたしは生まれた時からこの名前だ!
ミサヲ そういうことだ!
――マントの長さはこだわりありますか?
ウルショコ そうだ、長い方が傷ついた女の子を包んであげたり出来るからな!
ミサヲ そういうことだ!
――コスチュームは新調された?
ウルショコ そうだ! これはお手製だぞ!
――テーマ曲からもそうですが、空手の技なども使っていきたい?
ウルショコ そうだな、空手の達人だからな、レ●は。
ミサヲ 実在の作品とは一切関係ないんで!
ウルショコ そうだ聞いた話ではシン・マンは優しいらしいけど、円●プロはちょっと怖いらしいから、その話はなしにしろ!
ミサヲ なんとなく答えただけであって……。
ウルショコ シン・マンは庵野監督だから大丈夫らしいぞ。
ミサヲ 大丈夫らしいぞ。オリジナルだ!
ウルショコ オリジナルだ!
ミサヲ ウルトラはただの英語だ!
ウルショコ 私はただの風来坊さ!
ミサヲ そういうことだ!
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セミファイナル 20分一本勝負
もかは上福のジャケットを着ての入場。上福と魅星で開始のゴング。腕の取り合いからグラウンドの攻防。魅星がヘッドロックで絞り上げると、鈴芽に代わる。上福は控える魅星にサミングを決め「油断してたな田舎者!」と言って、もかに代わる。鈴芽ともかがスピーディーなロープワークの攻防から、鈴芽がドロップキックを決める。串刺しのドロップキックからカバーもカウントは2。鈴芽から魅星に代わると、魅星がタックルでもかを追い込む。BeeStarがもかを捕まえる展開。苦しいもかだが、鈴芽にカウンターのボディスラムを決め、上福に繋ぐ。上福はドロップキックで鈴芽を蹴散らし、控える魅星にもビッグブーツ。それでも鈴芽はロープを使ってのフェイスクラッシャーを決め、魅星に繋ぐ。魅星がコーナーでエルボー連打から串刺しバックエルボー。魅星のボディスラム狙いをかわした上福が卍固めで捕獲。鈴芽がカットに飛び込む。追撃狙う上福に、魅星はドロップキック。串刺しラリアットからショルダータックル、カウント2。上福は逆水平から串刺しドロップキックを決め、もかにタッチ。もかが正拳突きから変形コブラツイストを魅星に決める。魅星は抱え上げてコーナーにぶつけ脱出。もかがタックルで向かっていくも、魅星はカウンターのドロップキック。魅星がラリアットを決めるもカウント2で上福がカット。BeeStarが上福に合体式フェイスクラッシャーを決めて排除。魅星がロープに走ったところに、もかがゼロ戦キック。しかし魅星はタックルでもかを吹っ飛ばすと、バックドロップ。決まるともかは返せず3カウント。
魅星がIP王座挑戦表明! 2月11日後楽園で上福が挑戦受託「どっちがMore internationalか決めるために試合しましょう」(上福)
魅星がマイクを持つと「上福さん! ちょっと待ってください、率直に言います、そのベルトが欲しいです!(会場拍手)」と上福のインターナショナルプリンセス王座に挑戦表明。上福は「スーパー率直だね。でもね、このベルトインターナショナルっていうんだけど、インターナショナルの意味わかる? インターナショナルっていうのは世界共通だとか国際的だとかそういう意味なんだよ、わかる?」と魅星に聞くと、魅星は「わかります。だから自分はもっともっと世界に舞海魅星を広めていきたいです。だから上福ゆきさんとそのインターナショナルのベルトを懸けてタイトルマッチをするのを舞海魅星が想像する新しい景色の1ページに刻ませていただけませんか?」と宣言。上福は「多分だけど、魅星ちゃんが知ってるインターナショナルって、山形だっけ?(魅星「岩手です」)それな、岩手から板橋区とか新木場あたりの区間をインターナショナルと思ってるんだろうなって思うの。だけど、正直魅星ちゃんにインターナショナルな人になる素質あるなって思ってて。Twitterとかに関して、東京に出て来て頑張って横文字使ってるんだろうなって思うし。魅星ちゃん頑張ったらワンチャン世界中のみんなが舞海Believerになるんじゃね、って思うわけ。それはそれでウケんじゃん? 面白いじゃん、世界中が舞海Believerになるかもしれないって。面白いじゃん。だから、いいよ、どっちがMore internationalか決めよう。いいよ、どっちがMore internationalか決めるために試合しましょう(会場拍手)で、場所はあなたみたいな田舎の人が大好きな東京の3大名所の一つ、後楽園ホールでやりましょう(会場拍手)February 11th、2月11日後楽園ホールで田舎ちゃんの本気を待ってまーす! Bye!」と言って上福は退場。魅星はリング中央で一礼し退場した。
【試合後のコメント】
魅星 上福ゆきさんが持っているインターナショナルのベルトに挑戦させていただきます。前回タッグで鈴芽と挑戦した時に、鈴芽がマイクで喋ってくれて、その時にチャンスは自分で掴みに行くものだって、鈴芽から学んで。今日鈴芽と一緒に試合に挑んで、もかちゃんから勝利して、自分からマイクでアピールさせていただきました。田舎者って言われるんですけど、否定せず、自分は田舎者だと思うんですけど、その田舎者が今こういう状況の中で、インターナショナルのベルトを獲ったら元気づけられる、地元も日本も世界を勇気づけられると思うので、そうしたら素晴らしいことだと自分では思うので、絶対にベルトを獲りに行きたいと思います。後楽園ホール大会の日付が2月11日なんですけど、2月11日ミラマーレショック、起こします。楽しみにしていてください。
――シングルマッチの自信についてはいかがでしょうか?
魅星 自信はあまりないけど、負けん気だけはあると思うので。アジャコングさんと闘わせていただいた時の試合も少しは自信になったので。どんどんどんどんシングルでも突き進んでいきたいです。
――当たってみて上福選手の印象はいかがでしたか?
魅星 喋ったりするのは楽しい感じにしてくるけど、試合はドロップキックとか強力だし、ベルトを持っているだけあって凄い強いなって思いました。
――テーピングに書いてある『SS』というのは?
魅星 ストロングスタイルです。
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上福 田舎者の魅星ちゃんが多分東京に出て来てインターナショナルって言葉を覚えたんでしょうね。インターナショナルって頑張って言って、世界に広めたいって言ってて。私はこのベルトを使って東京女子のキラキラ素敵な要素を世界に届けたいなって思って、しかもスタイリッシュにオシャレにかわいく、きれいに見せたいなって思っていたので。正直魅星ちゃんが出て来て、キラキラスタイリッシュになれるのかなって不安はあるけど、魅星ちゃんはマイクでも言った通り、色んな言葉作って世界に発信しようと頑張ってるんですよ。舞海ビリーバーとか。ただビリーバーがカタカナなのでそこは英語を学んでもらいたいなって思うんですけど。あとはSSでストロング……スイートかな? なんか頑張ってやってるんで。私田舎者とか言ってるんですけど、ちょっとリスペクトも入ってて。日本の農業って素晴らしいじゃないですか。米とか漁業とか。そういうお米のトラクター的なものの凄いの作るのはやっぱり田舎の人の知恵がヤバい。魅星ちゃんもすごいインターナショナルに羽ばたく要素ってめっちゃあるなって思うんですけど、まだインターナショナルって言えるほどの世界観の大きさを、新幹線で行ける範囲でまだ言っちゃってるなって思うんで。洋風なクラブとかにも行ったことないと思うし、外人の友達と朝まで遊んだこともないと思うし。ちょっくらハワイに旅行とかも行ったことないと思うし。ちょっとまだ早いなって気はするけど、パワーとかやる気とか気持ちはめっちゃ強いから、どっちがMore internationalなのかとちょっと体感して、もちろん勝って、ゆきはもっともっといっぱい海外の人を東京女子の虜にしたいなって思います。
――対戦相手の実力としてはいかがですか?
上福 超凄い。超凄い。実力面超凄い。でも東京女子の感じっていうか、それもそれでカッコいいんだけど、ちょっと何言ってるかわかんない時あんの。実力超凄い、マジでホントに。重いしデカいし速く走るし体力も超あるし。凄いなーとは思うんだけど、やppりインターナショナルだから……ちょっとまだ寒い感じする。肩にちょっと雪積もってたから。それをちょっとどうにかして溶かしてから、東京に来て欲しい。東京女子プロレスだから、このままだと山形だっけ? 岩手な。岩手女子プロレスになっちゃうんで、それはちょっと無理ですね。ちょっとごめんね、ちょっと待ってねーって感じ。
――東京からインターナショナルは始まる?
上福 だって一番電車あるの東京じゃない? だいたい大使館的なものって23区にあるじゃない。多分魅星ちゃん23区も5区くらいしかわかってないから。板橋区と、品川も会場行ったことあるから品川も覚えたと思うの。後楽園ホールが文京区も知ってると思うけど、港区とか渋谷区とかもいっぱいあるから。そこらへんをわかってからじゃないとね。東京からインターナショナル、世界にはまだ。まだちょっと畑の香りした。
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メインイベント 20分一本勝負
リカと未詩、2・11後楽園でのプリプリ戦の前哨戦となったメインイベント。未詩がリカを指名し、リカと未詩で開始のゴング。グラウンドで互角の攻防を繰り広げると会場からは拍手。真弥と角田に代わると、ヘッドロックの掛け合いから、角田がフロントネックロックで捕らえてレフェリーの死角を突いて髪を引っ張る。さらに角田はロープを使って真弥にサミング。角田かららくに代わると両チームが飛び込み乱戦となるが、青コーナーサイドの3人がおやすみエクスプレスを決める。真弥から山下に代わると、山下がキックとエルボースタンプでらくを追い込み、リカにタッチ。リカがヒップバットで攻め立てる。赤コーナーサイドがタッチを繋ぎ、らくを捕まえる展開となる。ピンチのらくだったが、真弥にブレーンチョップからフェイスクラッシャーで逆転に成功。角田に繋ぐ。角田は真弥に顔面ウォッシュ。さらにコーナーからタランチュラ式首4の字固め。ロープを使ってのスタンガンを決める。角田が紫電改を狙うも、抜け出した真弥がランニング・エルボーを決め山下に繋ぐ。山下は水面蹴りからスクリューキック。カウント2。角田が髪を掴むと、山下が蹴りで振り払い、エルボー。角田は飛び付いての回転エビ固め。カウント2。十字架固めもカウント2。山下が前蹴りで角田を吹っ飛ばすと、リカにタッチ。未詩が角田にタッチを要求し、未詩が入ると2人はエルボーの打ち合い。未詩がタックルで吹っ飛ばすと、ジャイアントスイング狙い。これをリカは必死にロープにブレイク。ヒップアタックを連発して未詩を追い込む。コーナーに上ったリカに未詩が向かっていくと、かわしたリカがエプロンでロープを挟んでのドラゴンスクリュー。さらにリング内でももう一発決め、足4の字固めで捕獲。らくがカットに飛び込む。ツイスト・オブ・フェイトを狙ったところで、未詩が回避しダブルのチョップを決め、らくにタッチ。らくが飛び込むが、かわしたリカが串刺しのヒップアタックからバックブリーカー。スリーパーに入るもらくは抜け出しパロスペシャルから丸め込むもカウント2。丸め込み合戦になるもカウント2で返す。リカが追走式のヒップアタック。ランニング・ヒップアタックを狙うも、未詩がキャッチし、コーナーに叩き付け、串刺しボディアタック。らくがリカにドクターイエロー、カウント2で真弥がカット。両チームが入り乱れる展開に。得意技が飛び交う。リカがらくにバックブリーカーからスリーパー、さらにドラゴンスリーパーに移行。グラウンドで胴絞め式に移行するとらくもギブアップ。
エンディング
プリプリ王座前哨戦をリカが制す! 防衛ロード爆走宣言!
勝利したリカがマイクを持と「本日は最後までご観戦ありがとうございます(会場拍手)今日お越しくださっている皆さんの協力で興行が成り立っておりますので、本当に感謝しています。ありがとうございます!(会場拍手)2021年勝利でいいスタートがずっと切れているので、この調子で防衛ロードも爆走しようと思ってます!(会場拍手)付いて来れるか? 付いて来れるかお前ら(山下と真弥を見ながら)! おい、お前らついて来れるのか!(山下&真弥「はい……」)皆さんも付いて来れる!?(会場拍手)よしよしよし、じゃ最後にどうにかこうにか元気で生き延びていけば、何とかなりますので、みんなでどうにか生き延びていきましょう! 今日は本当にありがとうございました!」と大会を締めくくった。
【試合後のコメント】
リカ 今日は年明け2戦目、未詩とも前哨戦だったわけなんですけども、未詩とはタッグを組んでからは闘ったことが無かったので。だいぶ久しぶりの対戦だったんですが、とりあえず正面からぶつかったら勝てないかもしれないなと感じたので、これからは対策として正面からぶつかってきたものはスルリとかわして、暖簾のように避けて、自分のペースでいけたら余裕があるんじゃないかなって感じてます。いい調子です。
――一番警戒するのはジャイアントスイング?
リカ そうですね、絶対に食らいたくないです。私回転系が苦手なので、あれは絶対に食らいたくない(笑)対策に対策を重ねて、挑みたいですね。私の防衛ロードは自分で言うのもアレですけど、どっちが勝つか見てる人からしたらわからないような感じなのかなって自分でも感じていて。とても危険なハラハラドキドキさせる防衛ロードになるんじゃないかなって思います。楽しみにしていて欲しいです。
――チャンピオンとしての自覚を感じたのですが、その辺はいかがでしょうか?
リカ 本当ですか、ありがとうございます。イッテンヨンの試合前から、絶対にチャンピオンとして掴み取って私が東京女子を引っ張るぞって気持ちだったので、今もこんな風に私のお腹にピッタリとチャンピオンベルトがめちゃくちゃ一番似合ってるんじゃないかなって(笑)誰が見ても私が強靭なチャンピオンとして見られるように、これから進化し続けていくつもりです。
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未詩 リカさんと当たるのは1年半以上、2年弱ぶりで。その時に1回シングルしたきりなんですけど、その時とは自分も違うし、リカさんもベルト獲って全然違うし、やっぱり白昼夢で一緒にいた期間とはまた対角に立つと全然違っていて。自分にとってリカさんがいないと、出来ない部分がすごい大きいなっていうのは実感したんですけど。見てる方から見ても、リカさんの方が全然やっぱりタッグを組んでいたといえ先輩ですし、自分はまだ3年経っただけで、負けちゃうのかなって思われてるかもしれないんですけど、負ける気は全くしてなくて。自分は入って半年した時くらいから、プロレスを頑張るって決めた瞬間から、先輩たちがたくさんいる、先輩たちとその時で4年以上違う中で、どうしたら先輩のようになれるのか、越せるのかっていうのを考えた時に、練習を倍すればいいんだって思い立って。そこから2年間くらい、練習を2倍3倍してるので。試合量は増えたとはいえどうなってるかはわからないんですけど、練習量とか筋肉量とかはリカさんにトータルした時間は負けてないんじゃないかなって思うので。そこを自分の自信として2月11日まであと1カ月くらいあるので、リカさんと対角に立ってベルトを目指したいと思います。
――前哨戦をやってみて気を付けなきゃいけないところなどわかってきたことはありますか?
未詩 やっぱり6人タッグだったのでまだわからいところが全然多くて。技とか知ってはいるし、ただ実際受けてみて足4の字もめちゃくちゃ痛かったですし。前回ユカさんから獲った時の技。そういうところも理解はしてても実際自分になってみるとわからないなっていうのがもの凄く感じて。リカさんは会見の時にジャイアントスイングを受けたくないって言ってたんですけど、今日はかけたかったんですけどかけられなかったので、後楽園、後楽園までを含め、ジャイアントスイングをリカさんに。リカさん三半規管が弱いってタグを組んでいた時から言っていたので。三半規管を弱めていきたいなと思います。
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