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東京プリンセスカップ決勝戦

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日時2019年7月7日
開場東京・両国KFCホール
観衆420人(超満員札止め)
  • オープニング

  • 8・25後楽園の前日にファンミーティング開催! シュー・ヤン参戦! 練習生イズミ(仮)が後楽園でデビュー!

  • 試合開始前、難波小百合リングアナによる恒例の前説。注意事項に続いて8.25後楽園ホール大会に関する発表。一つ目は大会前日、24日のファンミーティング開催。出場選手の記者会見、調印式、前日物販などが行なわれる。後楽園大会チケットを持っていれば入場無料。二つ目はシュー・ヤンの再登場。シュー・ヤンは8.25後楽園、9.1エディオンアリーナ大阪に出場する。三つ目は練習生イズミ(仮)のデビュー決定。リングに上がったイズミ(仮)はマイクで「デビューに向けて、今まで以上ん練習を頑張ってまいります。みなさん応援よろしくお願いします」と意気込み。リングネームや対戦相手は後日発表となる。

    アップアップガールズ(プロレス)のミニライブは「アッパーキック!」。渡辺未詩からは「最近ペンライト持ってる人が少なくないですか? ぜひ準備してください」とのアピールも。いつも以上に煽りに力を入れてのライブから7.15アプガ(フェス)告知、そして「東京女子プロレス、スタート!」。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      白川未奈

    VS

    4分30秒

    片エビ固め

    ※インプラントDDT
  • 手四つを要求したぽむだがそこからスネ蹴り、さらにラフォーレ原宿も決める。コーナーへの攻撃は白川がカットして「チャンス~!」からロメロスペシャル。ショルダータックルを返したぽむだが白川もすぐに反撃。フライングクロスチョップはカウント2。ぽむはカウンターのスネ蹴り。ボディスラムも決まる。2で返した白川にぽむはスリーパー。白川はロープへ。しかしぽむ・ど・じゃすてぃすはかわされる。白川は裏拳からインプラントDDT。これでしっかりフィニッシュ。
  • 第二試合 時間無制限一本勝負

  • 東京プリンセスカップ準決勝

    • WIN

      まなせゆうな

    VS

    • LOSE

      坂崎ユカ

    VS

    10分51秒

    片エビ固め

    ※鈴木ダイナミック。まなせが決勝戦進出。
  • 序盤のグラウンド戦は互角の展開。そこから坂崎がダイヤル固め。ロープ際のまなせにはスライディングラリアット。場外ダイブは阻止されたがぶら下がり首4の字を決めるとトップコーナーからダイビングテーズプレス。しかし着地で足を傷めたか。まなせはマウントポジションからエルボーを連打。コーナーでは踏みつけ。鉄柱を使っての足攻めも。坂崎はフランケンシュタイナー、スライディングラリアット。ブレーンバスターは踏ん張りがきかず、まなせがディフェンスしてボディスラム。サッカーボールキック、正面からの蹴りに逆エビとまなせが攻めこむ。ハーフボストンは坂崎が切り返し、ハンマーロック。そのまま足も固める。ロープに逃げようとしたまなせに今度は変型のアームロック。ローリングエルボーにはまなせがカウンター。そこからスズキダイナミックを決めて3カウント。初の決勝進出を決めたまなせは気合いの表情。

    【試合後のコメント】
    坂崎 今年もふがいなく、上まで行けませんでした、はい。決勝で瑞希と会いたかったんですけど、自分の力不足で約束が守れなかったんで。いま、とても悲しい気持ちです。でもハンバーグ食べて元気出します。
    ――まなせ選手の気合いや執念は感じた?
    坂崎 すごかったです、強かったですまなせゆうな。すごかったっす。
  • 第三試合 時間無制限一本勝負

  • 東京プリンセスカップ準決勝

    • LOSE

      万喜なつみ

    VS

    VS

    7分24秒

    エビ固め

    ※丸め込みの応酬から。瑞希が決勝戦進出。
  • クロスボディで先制した万喜に瑞希もクロスボディ、さらに両者クロスボディの相打ちに。瑞希は丸め込み連発で追い込む。万喜はヘアホイップ。瑞希も返すが万喜はもう一発。髪のつかみ合いから瑞希が返し、さらに万喜が2連発からドロップキック。万喜はコーナーでの踏みつけもしつこい。キャメルクラッチは瑞希が噛み付いてディフェンス。今度はフェースロック式で決めていく万喜。お返しで瑞希の手を噛む。ドロップキック5連打からロープ際にスライディングしての一撃、さらにコーナートップからクロスボディと万喜が攻勢。瑞希はバッククラッカー、ドロップキックで反撃。今度は瑞希がドロップキック5連発。フォールを返した万喜にそのままフェースロック。万喜はロープに足をかける。コーナートップからのクロスボディは万喜がかわしてローリングネックブリーカー。立ち上がるとバックキック、バックラッシュ。瑞希は切り返して抑え込むが2。万喜はトラースキックからジャーマンを狙うが瑞希が丸め込む。エビ固めで切り返した万喜だったが再度、瑞希が抑え返して逆転の3カウント。これで決勝は瑞希vsまなせに決定。

    【試合後のコメント】
    万喜 またかって感じです。大事なところで決めきれないのが4年間ずっと変わらないなって。悔しいです。けどこのトーナメント、自分の夏は終わったけど…。悔いなく闘えたかっていったらそうでもないし。でもみずぴょんさんと初めてシングルで闘えたのは正直、楽しかったです。大事なところ決めきれないのは悔しいけど、(決勝は)みずぴょんさんにもゆうなさんにも頑張ってほしいです。
    ――瑞希選手とは似ている部分を感じた?
    万喜 髪の毛引っ張ったり対抗してきた部分があったので、そこは計算外で。でも技としては似ているムーブを使うなっていうのを今日、感じました。
    ――東京女子での初めてのトーナメントでした。
    万喜 1戦目も2戦目も凄く濃い相手と闘って、そこで得た勝ちは大きかったし。今日はみずぴょんさんに負けてしまったけど、勝っても負けても、どの選手と闘っても凄い成長できたトーナメントだったと思います。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    11分4秒

    体固め

    ※キル・スイッチ
  • 先発はうなぎとのどか。しかしうなぎは「(復帰戦の)YUMIとやらせてください!」。ということでYUMIにタッチ。リストの取り合いからうなぎがヘッドロック。次は真弥が「YUMIとやらせてください」とタッチ。ショルダータックルの相打ちからYUMIがバックエルボー。「ゆきもYUMIちゃんとやりたい」とタッチした上福だがYUMIは下がる。のどかのタックルから3人でおやすみエクスプレス。3人で抑え込んでニアフォール。上福はらくにサミングを返し、倒れたらくにうなぎの音頭でわっしょいわっしょい。ストンピングからレッグスプレッドを見せた上福だがらくは脳天チョップ。YUMIはエルボーからビッグブーツ。上福もドロップキックを返す。真弥はスリーパー。脱出したYUMIだがエルボーを食らう。タッチしたうなぎはギロチン、ボディスラム、大ふへん固め。スパインバスターはYUMIがディフェンス。のどかが入ってタックルで全員吹っ飛ばす。ランニングクロスボディも決まるがカウントは2。うなぎはロープリバウンドでボディスラム。真弥は逆エビを狙うがのどかが阻止。しかしスパインバスターからの逆エビは成功。これはYUMIがカット。のどかはシュミット式バックブリーカー。コーナーののどかには上福がブーツ、さらに串刺しドロップキック。そこにらくが脳天チョップ。リングに残ったのどかが真弥にキルスイッチを決めてフォール。
  • 第五試合 20分一本勝負

  • VS

    • WIN

      沙希様

    VS

    10分55秒

    片エビ固め

    ※アカデミー賞
  • 大会前のタッグ王座戦調印式でのどかに噛まれ失神した沙希様だが試合には出場。先発は操とユキ。操はロープに押し込むと首を絞めていく。ショルダータックルを決めたユキは魅星と合体攻撃。これをかわして操が薔薇の儀仗で攻撃をはかる。沙希様は薔薇を持ち出しレフェリーに止められるが、これはフェイントでユキに一撃。変型横三角からニードロップ。操はロープを使った腕攻め。沙希様は蹴りを叩き込む。コーナーへの串刺しブーツも。蹴りを食らいながら立ち上がるユキはカウンターでショルダータックル。魅星にタッチしてタックル3連発。沙希様はエルボー、ジャンピングミドル。操はジャンピングニーをヒットするとチキンウィングフェースロック。立ち上がった魅星に操はニーアッパー。魅星はボディスラムを返してユキにタッチ。ユキはブルドッギングヘッドロックからフルネルソン。セントーンは操がかわしてチキンウィングフェースロック。さらにフットチョークも加えてリベラ・メ。これは魅星がカット。ユキはサイドスープレックスを返す。魅星のドロップキックをかわした沙希様はPK。しかし魅星はドロップキックから串刺しラリアット。さらにもう一発決める。バックドロップは沙希様が阻止、操のアシストからJK。ユキが入るが操がカット。沙希様は魅星に裏拳、さらにアカデミー賞を叩き込んでフィニッシュ。

    試合後も美軍を睨みつけるユキに、沙希様が「なぁにその目は? 一人前に悔しそうな目をしているけれど、そんな目をしていいのは全力を出しても叶わなかった人だけ。あなたはそんなレベルに達してないわけ。あなた、ずっと姉ちゃん姉ちゃん言ってるけど、お姉ちゃんがいなければ何もできないことが証明されたわけ。それと、そこでブクブクブクブク見つめてるあなた(のどか)も、名古屋で私たちの前で跪くことになるの。それがお分かりになったら、もう少しなんとかしてきてくださる?」。のどかをリングに入れると「さっきされたこと忘れてないわよ」。またも噛み付こうとするのどかを「そうはさせないわよ!」とかわした沙希様。しかしのどかは今度は二の腕に噛み付く。悲鳴をあげる沙希様。操は「沙希様、大丈夫です。どんなに負け豚どもが噛み付いても、沙希様の美しさが汚れることはないのです」。ショックを受けていた沙希様だが、操に「美しいです、そしてお強いです。世界一お美しいです」と励まされ気を取り直す。「私は強くて、そして美しいの。あの子豚2匹に恥をかかせてやりましょう」。
  • セミファイナル 20分一本勝負

  • 14分14秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • 先発はヒカリと未詩。グラウンドでバックの取り合いからヒカリがヘッドロック。続いて中島と伊藤。素早い動きで翻弄した中島はライダーキック。伊藤は絶叫から頭突き、世界一可愛いナックル。今回は一発で成功。しかし倒れこみ頭突きは自爆。リカが入ってエルボー連打。「ブレイク!」と叫ぶ伊藤の口をふさぐリカ。よっしゃいくぞエルボーもヒット。ヒカリはコーナーでドロップキック連打。コブラツイストは伊藤が阻止して頭突き。山下が入ってサッカーボールキック。2で返されるともう一発。未詩はコーナーでエルボー、高さのあるボディスラム。山下のキック、伊藤の頭突きのダブル攻撃から未詩がベアハッグ。さらに伊藤が倒れこみ頭突き。伊藤はハーフボストンから中指。それを耳に突っ込もうとするクリス・ブルックスばりの攻撃も。ヒカリはカウンターでドロップキック。リカはヒップアタック。ロープにヒザを固定してのドロップキックも。リバース・インディアンデスロックから、カットに入った未詩にはそのままブレーンバスター。伊藤はボディへの頭突きからDDT。山下は蹴りの連打。リカはカウンターでスリーパー、さらにドラゴンスリーパーへ。脱出した山下はサッカーボールキック。リカはミドルをキャッチしてドラゴンスクリュー、ヒップアタック。山下はカウンターの前蹴り。未詩は中島のライダーキックをかわしショルダータックル。中島はネックロックで絞めあげる。さらにライダーキックを決めると619。だが未詩はこれをキャッチしてジャイアントスイング10回転。中島はカナディアンバックブリーカーを脱出するもコーナーで山下の蹴りを食らい、そのまま捕獲されてカナディアン。しかしヒカリのミサイルキックにアシストされて回転エビ固めへ。伊藤はヒカリに飛びつきDDT。フランケンシュタイナーをキャッチした未詩はレーザービームを中島に直撃。ティアドロップでフィニッシュを狙ったが中島がDDTで切り返し、最後はノーザンライト・スープレックス・ホールド。
  • メインイベント 時間無制限一本勝負

  • 東京プリンセスカップ決勝戦

    VS

    • LOSE

      まなせゆうな

    VS

    17分5秒

    キューティースペシャル

    ※瑞希が優勝。
  • 握手で試合スタート。瑞希のコーナーには坂崎と山下。グラウンド戦で瑞希のシューズの紐がほどけているのを指摘、結ばせる余裕を見せるまなせ。ショルダーアタックで倒すが瑞希はコルバタからドロップキック。背中へのドロップキックもヒット。弓矢固めも上がるがまなせが回転して体固めへ。まなせは瑞希をコーナーで攻撃。場外に落とすとエプロンに打ち付ける。リングに戻してカバーはカウント2。エルボーを返した瑞希だがクロスボディはキャッチされる。投げ捨てるとまなせは足攻め。ここまでパワー、体格差が目立つ展開。ロープに瑞希の足を固定しての蹴りも。ドロップキックを返した瑞希はエプロンでバッククラッカー。まなせを場外に落とすとコーナーからクロスボディ。リングに戻ってのダイビングクロスボディも。さらに瑞希はフェースロック。そのまま足も固めていく。まなせはなんとかロープへ。ボディスラムに耐えたまなせはネックスクリュー。しかしダメージでホールドはできず。ここで10分経過。まなせはサッカーボールキック、ヒップドロップ。フロントネックロックから顔面を胸に押し付けてギブアップを狙う。今回は胴絞め式。瑞希はロープへ。瑞希はコーナーに固定したまなせにフットスタンプ。さらにバッククラッカー、フェースロック。しかしまなせは抱えあげて叩き落す。カバーはカウント2。スズキダイナミックは瑞希が阻止してブルドッグ。まなせはカウンターでラリアット。もう一発決めるがこれも2。ロープに走ってスライディングキックも決めたまなせだが、カカト落としはかわされる。瑞希はローリング式バッククラッカー。さらにトップコーナーから背中にダイビングヒットスタンプ。もう一発はまなせが登らせない。振りほどいた瑞希だがまなせが抱えてコーナーに打ち付け、ツームストーン式に落とす。まなせの串刺しブーツをかわした瑞希はバッククラッカー。そこにダイビングフットスタンプ。カウント2で返したまなせを、瑞希がキューティースペシャルで完璧に投げ切って3カウント。瑞希が初優勝、9.1大阪で中島のベルトに挑戦することが決定。
  • エンディング

  • 「みずぴょんにとっては挑戦かもしれないけど、私にとってはリベンジ」(中島)「みんなが自分を信じてくれてるように信じてもいいのかなって」(瑞希)

  • 試合後のリングには中島も。「お前が優勝したのか。負けといて言うのもなんだけど、みずぴょんが優勝するとは思ってませんでした。9月の大阪、私とこのベルトをかけて試合をするわけだけど、私はもうみずぴょんに負けるわけにはいかないので。みずぴょんにとっては挑戦かもしれないけど、私にとってはリベンジでもあるので。正々堂々よろしくお願いします!」。リングを降りる中島に手を振った瑞希は「帰るのか…!」。残った瑞希は泣きながら挨拶。「このまま帰ろうと思ったんですけど、お礼を言わせてください。応援してくれてありがとうございました。もうちゃんと、みんなが自分を信じてくれてるように信じてもいいのかなって思いました。これで何かが変わればいいなって。変わるのは自分なんですけど。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。(締めは)私が何か言ったらハピハピで返してください。私は東京女子が大好きです! みんなこれからも一緒にハピハピしましょう!」。


    【試合後のコメント】
    瑞希 抽選で凄いきついブロックを引いてしまったなと思って。くじ運悪いってマイナスに考えてたんですけど、一つ一つ乗り越えていったら何かが見つけられた気がして。なつぽいとの対戦も実は凄く楽しみだったし、実際強かったし。「勝った!」っていう感じの勝ち方はできなかったかもしれないけど、また闘いたいと思うし。決勝戦に関してはあまり覚えてなくて。セコンドに東京女子のみんな、ユカさんもいてくれたし。応援してくれる人の声もめっちゃ聞こえたし。そういう一つ一つを大事にして。すっごいすっごいすっごい弱いと思うんですけど、でも自分らしさって耐えることとか、何かのきっかけを見つけて勝ちにつなげていくことなのかなと思ったので。ベルト挑戦も決まったし、そろそろシングルのベルトを巻きたいと思っているので。頑張ります。
    ――次のタイトル戦はチャンピオンのリベンジを受ける形になります。
    瑞希 リベンジを受けるつもりはなくて。翔子さんと試合して感じたのは、本当にギリギリの中で勝てたと思ってて。次やったら今のままじゃ負けるだろうなって感じた試合だったので。私は挑戦者として翔子さんを倒しにいきたいと思います。
    ――トーナメントの中で変化や成長は感じた?
    瑞希 これまで一人で闘うことから逃げてた部分もあったのかなって。デビューしてからずっとタッグでやってきてる癖みたいなものが染み付いてたからかもしれないんですけど。もうそろそろちゃんと一人で勝って、でもみんなには支えてもらって。いけるような気がするし。気持ちが変わりました。
    ――前回のタイトル挑戦も大阪でしたが、今回も大阪でビッグマッチになります。
    瑞希 大阪で一回、れいたん(才木玲佳)に負けてるから。もうベルト戦は負けたくないですね。ちゃんとちゃんとちゃんと、人の期待に応えられる人間になりたい…なる!


    まなせ なぁに?

    ――残念でした。
    まなせ でもさ、誰が私が決勝にくるって思ってたかな。思ってた? 思ってないよね。あのさ、リングの向こうにみんなの可愛い旗があるの。私はそこにないのね。けど決勝まできたの。優勝したくてずっと闘ってきたから、決勝までいけたことは嬉しいけど、やっぱり同じ時期に入ったぴょんちゃんは人気もあってベルトも巻いて優勝までもっていって…。私には何も残ってないの。どうしようと思って。でも私は…決勝にくるつもりで闘ってたけど、まさかこれるとはってビックリしたし。運とか神様とか、マジラビ対決が見たいとか、そういうのを全部無視して、私が優勝したいから決勝のリングに上がった! だから私はまだあきらめなくていいと思うから。もうこういうトーナメントはできないって思いながら試合したけど、もうちょっとあきらめないでリングに立とうと思う。東京女子の夏をまなせゆうなの夏にはできなかったけど、後楽園もあるし、8月20日にはぽちゃじょもある。まだまだ夏は終わらないから、気持ちを切らさないでプロレス続けます。まだあきらめない! 頑張るぞ!...と思います。言いたいことは言えたのか? 何か聞いてほしいです。
    ――決勝戦はデビュー以来、一番自分の体の大きさを使った試合だったと思いましたが。
    まなせ 私は東京女子プロレスのみんなと同じ練習をしてきてないので、みんなみたいなことが全然できなくて。でも東京女子として私はみんなと一緒にやりたいと思ってたから。でも4月のぽちゃじょと、石井さんの興行でラリプロっていうのに出させてもらって。今まで大きいことが嫌だったんですけど…だって可愛くないから(笑)。でもプロレスに関して大きいことは武器だっていう自信をあの2つの興行でつけさせておらって。東京女子では何もできてなかったから、外で学んだ経験を少しずつ出したいって思っていて。だから今回、ラリプロで教わったラリアットとか、体が大きいことはいいんだよっていうのを思って臨んだトーナメントでした。それがもしかしたら、ちょっとよかったのかもしれない、いま思うと(笑)。
    ――自分のプロレスの形で、東京女子で結果を出したい?
    まなせ みんなそうだよって言ってくれるんですけど、なかなか胸を張って言えないところがあって。私も東京女子プロレスの一員、東京女子プロレスのまなせゆうなとしてやりたいって思ったから、今日は東京女子のTシャツを着て入場してみました。結果は掴めなかったけど。まだまだ課題がいっぱいだなって(笑)。


    中島 みずぴょんが優勝ということで。直接取られてるんですけど、私の中では別の人が上がってくると思ってたんですよね。あの子一人になったときの弱みはタッグの時になんとなく感じていて。でも大阪でのタイトルマッチ、私は直接取られた借りがあるので。しっかり返すリベンジマッチという思いもあるし。私はチャンピオンになってやりたいと思ってたこと一つもできてないので。ここで負けるわけにはいかないと思ってます。闘うだけです。

    ――瑞希選手の変化や成長は感じた?
    中島 かけてる気持ちがあったんだろうなって思います。ちょうど(タッグの)ベルトも落としたところで。その感情は見てて分かったので。
    ――次はチャンピオンとしてリベンジマッチという形になります。
    中島 もう負けられないですからね。楽しみな気持ちもあるんですけど、瑞希という人間は、実は私のいろんなことに関わっている存在なので。瑞希だけには負けれないです。

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