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東京プリンセスカップ

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日時2019年6月8日
開場東京・新木場1stRING
観衆285人(超満員)
  • 前説

  • 7・15大田区でリカ&のどか&ユキvs万喜&まなせ&うなぎ!

  • 試合開始前、リングアナ・難波小百合の前説で7.15DDT大田区総合体育館大会の追加カードが発表。東京女子プロレス提供アンダーマッチとして、辰巳リカ&天満のどか&愛野ユキvs万喜なつみ&まなせゆうな&うなぎひまわりの6人タッグマッチが行われる。続いてアップアップガールズ(プロレス)ミニライブ。今日は声出し練習から「アッパーチョップ!」を披露。歌の後は7月15日のイベント「アップアップガールズ(フェス)」の告知、そして「東京女子プロレス、スタート!」。
  • オープニングマッチ 30分一本勝負

  • VS

    VS

    9分57秒

    片エビ固め

    ※ティアドロップ
  • 先発の真弥と魅星から山下vs未詩の局面へ。ショルダータックルの打ち合いから未詩がカウンターでダブルハンマー。そこからジャイアントスイングで10回転。フラフラの山下を、今度はぽむがラフォーレ原宿で回す。スネ蹴りも2発目がヒットしたが山下は蹴りで逆襲。うなぎは「上から山脈!」と叫ぶと胸で顔面を攻撃。「またつまらぬものを挟んでしまった」とうなぎ。そこから3人でワッショイワッショイ&決めポーズ。特に技はなし。真弥はぽむにエルボー連打、ガットショット。ぽむはカウンターのスネ蹴りから魅星にタッチ。未来はショルダーアタック、串刺しラリアット。バックドロップは真弥がこらえてカウンターのエルボー。山下はヒザからミドルキック。魅星はエルボーを返すが山下はスライディングキック。未詩がうなぎにショルダータックル。うなぎはボディスラムからギロチンドロップ。未詩のレーザービームをかわしたうなぎだったが、大ふへん固めは決まらず未詩がベアハッグからバックブリーカーへ。さらにカナディアンバックブリーカーも決まるが、これは真弥がカット。山下の攻撃は未来がカットし、そこへギロチン。再度のカナディアンはうなぎが切り返し大ふへん固め。そこからギロチン2連発。カバーはカウント2。しかしコーナーへの突進はカウンターでレーザービーム。完璧な一撃からティアドロップを決めて未詩が快勝。来週のトーナメント2回戦へ弾みをつけた。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      天満のどか

    VS

    7分19秒

    体固め

    ※ダイビング・ボディープレス。もう1人は上福ゆき。
  • 試合が始まると、まず上福がのどかの誕生日を祝う。自分は勝ち負けの概念を捨てて2人を応援するといい、レフェリー役を買って出る。グラウンドの攻防を展開するのどかとらくに「はい頑張る!」と上福。「そんなんだから1回戦で負けるんだよ」と一言多かった上福に、らくとのどかでおやすみエクスプレス。しかし隙をついてらくがのどかにスクールボーイ。のどかはショルダーアタック。上福はここでも戦線離脱するが、WARスペシャルに捉えたのどかにスクールボーイ。怒るのどかにはブーツ。のどかはランニング・クロスボディ。上福は串刺しドロップキック。しかし追撃はらくが阻止して二人に脳天チョップ連打。さらに二人まとめて丸め込み。上福の逆水平はのどかに誤爆。上福はフェイマサーをかわされるもらくにドロップキック。ブレーンバスターはらくが丸め込み、脳天チョップから河津落とし。のどかが入って2人にボディプレス。上福はかわしたが、のどかがタックルで上福を排除。コーナーからのダイビング・ボディプレスを決めてらくにフォール勝ち。
  • 第三試合 20分一本勝負

    • 乃蒼ヒカリ

    • LOSE

      白川未奈

    VS

    VS

    11分41秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • 中島とヒカリの先発で試合スタート。グラウンドの攻防で中島が優位となるが、タッチするコーナーを間違えそうになる場面も。ユキと白川はタックル合戦。ユキが打ち勝つも、白川はテイクダウンからロメロスペシャル。コーナーでは二人がかりの顔面攻撃。コーナーへのドロップキックからスリーパー。白川もユキを集中攻撃。ユキはフルネルソンからタックルを見せるがタッチは阻止される。そこへヒカリがドロップキック連打、コブラツイスト。グラウンドコブラからローリングクレイドルはカウント2。ヒカリはさらにドロップキック連打からミサイルキック。これも2。裏投げはユキが阻止してダイビングショルダー。中島はローリングネックブリーカーと攻め込む。白川にタッチするとフライング・クロスチョップ連打。中島はネックロックから顔面をマットに叩き付ける。コーナーへのブルドッグも決めるが、ライダーキックはかわされる。ユキはヒカリにサイドスープレックスを決め排除。白川は619もかわして逆・逆エビ。中島は裏拳をかわすとフランケンシュタイナー。白川はカウンターで裏拳。インプラントDDTは中島がディフェンスして619。そこからノーザンライト・スープレックス・ホールドで3カウント。
  • 第四試合 時間無制限一本勝負

  • トーナメント2回戦

    VS

    • WIN

      万喜なつみ

    VS

    9分15秒

    ジャックナイフ式エビ固め

  • 万喜の入場をコーナー最上段に座って待ち構える伊藤。握手には中指。そこへ万喜がバックキックを直撃しゴング。あやうく伊藤は秒殺されかける。伊藤は場外エスケープ。リングに戻りかけたところで万喜がドロップキック。さらに客席へ放り投げる。伊藤はエプロンに顔面を叩きつけ覚醒。頭突きから客席へ投げ返す。エプロン叩きつけ、ボディスラムも。カウント16でようやくリング内へ。世界一可愛いナックルが決まると倒れこみ頭突きも。ハーフボストンは万喜が切り返して馬乗りでエルボー連打。伊藤も返していく。殴り合いから万喜がヘアーホイップ。伊藤も返すが万喜は串刺しドロップキック。カウントは2。万喜は弓矢固めも。バックキックからローリングネックブリーカーを決めた万喜だがダイビング・クロスボディは自爆。伊藤はダイビング・ヘッドバット。これも自爆。叫びながら立ち上がった伊藤はボディスラムから再度ダイビング・ヘッドバット。しかし2で返す万喜。頭突き連打からDDT、そして伊藤スペシャルも万喜が切り返す。エビ固めの切り返し合戦から、万喜がジャックナイフ固めで抑え込みピンフォール。リベンジとともに準決勝進出。敗れた伊藤はマイクを握るが、それを置いて地声で「頑張れよ!」と叫び退場。

    【試合後のコメント】
    万喜 この試合はトーナメントでもあるけど、自分にとっては伊藤くんにリベンジして、この闘いに終止符を打とうと思っていました。で、負けた伊藤くんが何を思うか楽しみにしてたんですけど、紛れもなく「頑張れよ」という言葉を自分にかけたんですよ。嬉しくて、なんか泣きそうになっちゃって。この伊藤くんとの試合は単なる勝ち負けじゃ終わらないなって。それ以上の何かが今後ありそうな気がして。自分はより興味を持ちました。この二人の闘いに終止符はまだまだ打てないなって。伊藤くんの分も、決勝まで行って絶対優勝します! 伊藤くんの分も頑張ります!
    ――最後は前回同様の丸め込み合戦でしたが、対策を?
    万喜 凄い考えたんですよ。ジャーマン一発で仕留めてやるかとか。でもそれでは自分が満足いく結果にならないと思った時に、前回丸め込みでやられてるので、丸め込みでやり返してやろうっていうのはずっと考えてました。
    ――優勝への手応えは?
    万喜 凄いあります。伊藤くんに勝って、ヒカリに勝って。ヒカリの思いをついで伊藤くんに勝って、次は伊藤くんの思いも背負うと考えると、これはもう優勝しかないなって確信を得ました。絶対に優勝します。


    伊藤 もうイヤ! もー! もう全部イヤ! ダメ! でもなんか、結局プロレスが好きだなってなった試合だったなぁ。あのさ、もう夏、やることなくなったじゃん、トーナメント終わったから。…全身脱毛に行こうかな。調べたら30万かかるんだって。やるか。もうこれから毛のない伊藤麻希で令和のプロレス界引っ張ってくんで。
    ――今日は意地の張り合いでしたが。
    伊藤 だって負けたくないんだもん!
    ――そこに手ごたえや充実感は?
    伊藤 あったよ! あったけど、なんかもう…。やりながら思った、あれは1対1だった。私は野蛮人の素質があるんだと思う。でも万喜なつみは正統派のジャンルじゃない? てなると感情的な面では野蛮人が勝つなと思ったんだけど、やっぱり正統派ってすげえ強えんだよ。その点で1対1。
    ――今後は正統派も目指すのか、それとも野蛮人で?
    伊藤 知らねえ! もうどうでもいい。伊藤、こうなろうと思ってこうなってるわけじゃないから。もう好きな道行くから! とりあえずミュゼプラチナム行ってくるわ。
    ――トータル110万円の借金になってしまいますが。
    伊藤 8足す3は11か…そんなもん稼げばいいだろ! 使ったぶん稼げばいいんだよ!
    ――試合後は万喜選手に「頑張れよ」と。
    伊藤 言ってない。「負けろ」って言った。
    ****
  • セミファイナル 時間無制限一本勝負

  • トーナメント2回戦

    • WIN

      まなせゆうな

    VS

    VS

    11分2秒

    片エビ固め

    ※カカト落とし
  • ロックアップからエルボーの打ち合い。強烈な一撃を叩き込んだまなせだがリカはヒップアタックで迎撃。まなせはタックルからミドルキック。ボディスラムを着地したリカは低空ドロップキックから足にヒザを落とし、レッグロックへ。足を抱え上げてマットに叩き付けると、足をロープに固定してドロップキック。追撃を側転でかわしたまなせはラリアット、サッカーボールキック、PKから腕十字狙い。さらにカウンターでビッグブーツ。コーナーへの蹴りはリカがかわしてドラゴンスクリュー。鉄柱を使っての足攻めから足へのドロップキックも。鉄柱を使った足4の字にまなせは悲鳴。リング内に戻ってカバーはカウント2。まなせはテーズプレス、マウントポジションからフロントネックロック。さらにネックスクリュー。カカト落としはリカがかわしヒップアタック。ドラゴン式ツイスト・オブ・フェイトも決まる。しかしコーナーからの攻撃はまなせがデッドリー・ドライブ。対角線を走り込んでの蹴りを見舞うまなせ。リカは鈴木ダイナミックをかわすと裏4の字固め。まなせはなんとかロープに手を伸ばす。ここでリカがスリーパーからドラゴンスリーパー。これを脱出したまなせはラリアット。そこからカカト落としを決めて初のベスト4進出。かけるものが大きかった2人は試合後、ともに涙。

    【試合後のコメント】
    まなせ (床に座り込みながら)はい~まなせです~。話していいんですか…。なんとか勝って、はい。どっちが勝つと思ってました? 辰巳リカだと思ってたでしょ。分かってるの。リカちゃんも勝ちたいと思ってたけど、私も勝ちたかったから。アザだらけだけど、これはリカちゃんと闘った証で。私は次に進まないといけないから。負けずに立ち上がり続けないといけないし、足を攻められても殴られても絶対に勝って、優勝して、私が東京女子にいていいって証明して、私の時代を作ってやるって決めてるから頑張ろうと思う。リカちゃんに勝てたのは嬉しいから、ユキちゃんの分もリカちゃんの分も頑張る。わたし頑張るね! ちょっとじゃあ…帰るね(笑)。勝てた! ありがとう!


    リカ まだ(気持ちの)整理がついてないんですけど。自分らしく攻めることはできたんじゃないかと思っていて。最後は気が付いたら終わっていたという感じでした。私はこのトーナメントにかけていたし…みんなそうだと思うんですけど。決定的な何かが足りなくて。その何かを見つけないと、もっと強くなることはできないんじゃないかと感じました。でも私はスーパーポジティブなので、これからも前向きにプロレスと向き合っていきたいと思います。応援してくれたみなさん、ありがとうございました。
    ****
  • メインイベント 30分一本勝負

  • TOKYOプリンセスタッグ選手権試合

    • 沙希様

    • WIN

    VS

    VS

    16分37秒

    片エビ固め

    ※ヴァニタス。マジカルシュガーラビッツが7度目の防衛に失敗。沙希様組が第5代王者組となる。
  • ベルトを一時返還したマジラビは声をそろえて「返してください!」とインファント島の小美人ばり。握手を拒否した美軍には瑞希の耳打ちから奇襲。連携攻撃で翻弄していくマジラビ。場外に落とすとだいぶを狙ったが、これは美軍が阻止。沙希様はエプロンPKも操に誤爆。ここでマジラビがダブルで場外ダイブ。瑞希は操に弓矢固め、フットスタンプ。操はジャンプしての踏みつけ。沙希様はカットに入った坂崎に薔薇で一撃。混戦から瑞希に沙希様がPK。操は杖で殴りつけていく。沙希様はサッカーボールキック。結び目固めを決めると、飛び込んできた坂崎には足払い。坂崎は瑞希を蹴ってしまう結果に。操の腕攻めにも捕まってしまう瑞希。なんとか坂崎にタッチするとダイビングテースプレス、オモプラッタ&腕固め。魔法少女キックもヒット。沙希様が入って坂崎にブーツ。ヒザ連打からランニングキックも。坂崎のエルボーにはミドルキック連打。坂崎はぶら下がり首4の字。スライディングラリアットは沙希様がキックで迎撃。坂崎のエルボーから瑞希がダイビング・クロスボディ。ここで坂崎がスライディング・ラリアット。合体式のみちのくドライバー2も決まる。二人がかりのダイビング・クロスボディがカウント2。しかしマジカルメリーゴーランドは沙希様がスリーパーで切り返す。魔法少女スプラッシュには沙希様が剣山。操はニーアッパー。坂崎はジャンピングハイキックを返してタッチ。瑞希はドロップキックからダイビングフットスタンプ。カニ挟みからフェースロックも。操はカウンターでヒザ。瑞希はカサドーラ・フットスタンプ。しかしダイビング・クロスボディには操がヒザで迎撃。マジラビの合体攻撃は沙希様がカット。操は水木のカサドーラを潰すと腕を踏みつけ、リベラ・メ。坂崎がカットに入るも沙希様が阻止。瑞希はなんとかロープへ。コーナーで串刺しニーを放った操。瑞希はバッククラッカー。坂崎にブレーンバスターを決めた沙希様には瑞希がドロップキック。操はレインメーカー式のニーアッパー。そこからヴァニタスで瑞希をフォール。操は初のタイトル獲得。
  • マジラビついに陥落! 美軍がタッグ王座戴冠も沙希様の誘いを瑞希は拒否!

  • 勝った美軍はマイク。「ほんっと、楽しいわ。これであなたたちの絆であるベルトはいただいたわ。覚悟が決まったんじゃなくって? 純白の君、こっちにいらっしゃい」。立ちはだかる坂崎の頭をマイクで叩く沙希様。しかし瑞希は「行くか!」と手を払いのける。激怒した沙希様は「あなたが美しかったんじゃなく、あなたの瞳に映る私が美しかったみたい」。操は沙希様への感謝の拍手を要求。「これからあなたがたを新時代、新世界におつれします」。沙希様の「それではみなさま、ごめんあそばせ」で大会終了。

    【試合後のコメント】
    沙希様 結局、このベルトかなんだか知らないけど、私たちの元にやってきたけど。いいこと、私たちがこれを獲ったんじゃなくってよ。このピンクのベルトが私たちを選んだわけ。私たちは常に選ばれる人間なの。
    操 おっしゃるとおりでございます。
    沙希様 これから私たちが頂点に立って新時代、新世界をお見せいたしましょう。久しぶりにオカメインコと闘って、すごい小さい差ではあるけれど、前より刺激は感じたわ。それとあのチンチクリンな白ピンクのウサギみたいなやつ。たいしたことないわ、もともと興味なかったの。あんなくだらないのほっといて、操さん、祝杯に行くわよ。
    操 お待ちください沙希様。あの者は負けましたが、沙希様から大切なものを奪っていきました。…沙希様、あなたの心です。


    瑞希 沙希様が挑戦してきた時に「あなたは力をセーブしてるんじゃない?」って言われて。そんなつもりはなかったんだけど、そう見えてるのかなって思って悔しかったし。でも今日、試合をして、まだまだ自分が弱いだけだったんやなって分かったし。こんなにパートナーだと思ってくれる人はいないから。ベルトがなくなっても、マジラビはマジラビです。
    坂崎 最後まで立てなかったのは私なんで。私の責任です。でも最後、瑞希が美軍のほうに行かなかったのが嬉しくて。信じてくれてよかったなって思うけど。まだマジラビ終わってないんで。これからもより強くなるために、力を合わせて一緒にやっていこう。
    ****

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