前説
アプガプロレスのミニLIVE! ウタも登場!
第1試合 20分1本勝負
今大会で長野じゅりあが半年ぶりに復帰。宮本もかとの空手タッグで“でいじーもんきー”鈴芽&有栖と対戦。跳び蹴りやブラジリアンキックなどで攻め立てた長野だったが、得意の旋風脚を有栖にかわされてしまうと、キャメルクラッチで捕獲されてしまう。これはロープに逃げたが、もかとのダブルの攻撃は鈴芽に分断され、孤立した長野が有栖の磐梯山、水車落とし、キャメルクラッチと畳みかけられ敗北。
【試合後のコメント】
有栖 勝ったぞー! じゅりあさん復帰戦で、もかさん&じゅりあさんのタッグとでじもんは3回目で1勝1敗だったんですね。でも私…。
鈴芽 取り返したね。
有栖 取り返しちゃった。やったー! しかもこの大きい舞台で自分で取れたのが嬉しかった。鈴芽さんのアシストがあったからだなって思います。
鈴芽 でじもんがちょっとだけ久々のかんじがしたじゃない? でもこういう大きい大会で私たちで始められたっていうのはすごい嬉しいし、私は有栖と組むと楽しいけど自分のダメなところがいっぱい見えちゃうから。この夏はタッグとしても私個人としても頑張るから…負けない。
有栖 私も負けない。そして頑張りましょ、一緒に。
鈴芽 頑張りましょう!
もか じゅりあさん、復帰おめでとうございます。
長野 ありがとうございます!
もか 1年前の大田区はじゅりあさんとシングルで闘って、1年後にこうやってじゅりあさんと組めてホントに嬉しかったし。久しぶりに組めたので、すごい楽しかったです。でじもんとは3度目の闘いで絶対に負けたくなかったので、すごい悔しい部分はあったんですけど。じゅりあさんと一緒に成長していけたらなと思っています。
長野 半年ぶりの復帰でして、ホントに嬉しいです。正直、たかが指2本かもしれないけどホントに復帰できないかもしれないなって途中思ったんですけど…色んな人の支えとかファンの方の応援とか先輩方のご指導もあって7月の大田区に間に合うことができました。結果は申し訳ないですけど負けてしまって、すごい鈴芽さんも有栖さんも強くなってて。練習していかないと…こないだのタッグトーナメントの時はもかさんのおかげで勝てたんですけど、でも練習して行かないと勝てないと思ったので。指も状態いいってことが今日再確認できたので、また練習してリベンジの場を設けてほしいなっていう風に思います。
――ブランクは?
長野 指が折れてて受け身ができなくて…だからウエイトとかキックとか有酸素で体力はつけてきたつもりなんですけど、2人のパワーに押されて…ちょっと体力もパワーもないなって感じてしまって。やっぱりブランクはありますね。なので早急に埋めて、パワーアップしないといけないなって思いました。
――当面の目標は?
長野 自力での勝利が2回しかないということろで、自力勝利を復帰後早々に取りたいなと思ってます。
第2試合 20分1本勝負
第3試合 20分1本勝負
第4試合 30分1本勝負
DEFY女子選手権試合
※初代王者が6度目の防衛に成功。
ビクセンは自身が保持するDFEY女子王座を懸けて乃蒼ヒカリと対戦。久々のシングル王座戴冠へ並々ならぬ気合いを見せるヒカリ。激しい打撃戦からビクセンが雪崩式ブレーンバスターを決めれば、ヒカリもブリザード・スープレックスで投げるなど一進一退。最後はヒカリの最後の晩餐をクリアしたビクセンが垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけ、6度目の防衛に成功した。
【試合後のコメント】
ビクセン 戦争のようでした。ヒカリが全力でくるのはわかっていたけど、とても強かった。トラースキックを食らった時は正直、やられるかもと思ったけど、なんとか闘って、勝ち抜いて、このベルトを守ることができました。ありがとう。
ヒカリ 強かったなって素直に思います。東京女子もすごくすごく強い選手が集まってるんですけど、体格も違うし、ホントに圧倒されるところが多くて。すごく悔しいです。私は今回のシングルが組まれて、タイトル戦じゃなくても、すごくいい試合がしたいなと思ってたけど、ビクセン的にはどうだったのかなって思います。東京女子を選んでくれて、乃蒼ヒカリを日本での最初の防衛戦の相手に選んでくれたのはすごくうれしいなって思うし、なんだろう、パートナーって思える人とタイトルマッチをすることがすごくあこがれててたんで。すなおにそこはうれしいなって思いました。ありがとうございました。
第5試合 20分1本勝負
インペイラーは3WAYタッグマッチで宿敵・アジャコングと再会。さっそく視殺戦を繰り広げたが、試合は中島翔子&ハイパーミサヲの享楽共鳴に最後までかき乱された。アジャとラリアットを打ち合う場面から、なんと享楽共鳴をボディーアタックで挟み撃ちした際にはアジャとハイタッチをかわす場面も。すぐにラリアットでアジャをなぎ倒すも、パートナーの原宿ぽむとの合体技「ウェイストランド・ウォー・じゃすてぃす」は中島にかわされ、さらにコルバタで場外に送り出されると、アジャともどもミサヲの戦闘用チャリンコ「ハイパミ号」に轢かれてしまい、その間に中島がぽむにダイビング・セントーンを放って勝負あり。インペイラーはコメントブースの机をなぎ倒すなど怒り心頭。アジャも壊れかけたハイパミ号にさらにトドメを刺しにいくなど、試合後も大荒れとなった。
【試合後のコメント】
ぽむ やばい…、やばすぎるよぉ…!(怒りのインペイラーが机を叩く)ぎゃッ! マックスの怒りはぽむにじゃないね? アジャさんとあれかなたぶん…(インペイラーがにらみつけると)ぎゃー! はいはい。アジャさんに怒っているみたいです。アジャさんたちが敵かと思ったら享楽共鳴がヤバすぎる…。やばいよ! ホントに。(インペイラーが机をひっくり返してバックステージから去っていく)ぎゃー! ヤバイ! ちょっと!
ミサヲ どういうことだ? 何かが起きたようだが、享楽共鳴が勝ったぞ!
中島 勝ったぞー!
ミサヲ とんでもない大怪獣映画でしたね。
中島 そうだ、だが、この試合で三大怪獣のバトルを制したのはこの享楽共鳴だということが世界に証明されたぞ! みんな見とけよ、この後も夏を制するのは中島翔子とハイパー・ミサヲだ。この世界にな、ザ・ビッグ怪獣は中島だってことをこの夏証明してみせる!
中島&ミサヲ 刮目せよ!
ミサヲ 余談ですが、このハイパミ号、今日の大怪獣戦争でバチボコに変更してしまったので…どうしよう、これ。
中島 うわー! クラウドファンディングとかしよう、クラウドファンディングとかしよう。
ミサヲ それか我こそは享楽共鳴のスポンサーになりたいという企業がありましたら、サイバーファイトまでよろしくお願いします…。
中島 自転車屋さーん!
アジャ らくちゃん、ごめんね。アイツのスプレーのせいで目がずーっとおかしいの。
らく まだおかしいですか?
アジャ まだおかしいの。最初から最後までずーっとおかしい。あのスプレー、ホント厄介。せっかくマックスとバチボコいけると思ったのに…。あんなことされなかったら、マックス2人一緒にやっちゃって、組んでるつもりになって。裏切られたっていうか、私のパートナーはらくちゃんだったから。間違えた私が全部悪いんです。ごめんなさい。でも直接負けてないからね。アイツら、あのチャリンコが全部悪いんだ。うちら轢かれたじゃん。あれのせいだよね。クラウドファンディングとかしなくていいから。
らく しなくていい。
アジャ もったいないからしちゃダメ、しちゃダメ。あんなモンにクラウドファンディングするなら私の一斗缶とらくちゃんの枕、強力な枕と一斗缶にクラウドファンディングよろしくお願いします。
らく お願いします。
アジャ 次はやってやろうね。
らく はい。
アジャ でも、楽しかったね今日も。
らく またアジャさんと組みたいです。
アジャ ね。ありがとうございました。チクショー。
第6試合 20分1本勝負
AEW世界女子王座を腰に巻いたナイラは渡辺未詩とのシングルマッチで世界標準のパワーを見せつけた。序盤からジャンピング・ボディープレス、ラリアットとフルスロットルのナイラ。未詩得意のジャイアントスイングも1回転止まりに終わらせた。「持ち上げたことは認めるけど、私は研究していた。回しに来ることはわかっていたからしっかりと体重を増やしてきた。日本に着いた時からココイチでカツカレーを食べて、刺身を食べて」(ナイラ)アバランシュホールドで抱えられ、レーザービームで追い込まれるもティアドロップを着地したナイラがビーストボムで叩きつけて勝利した。それでも未詩のファイトには感じるものがあったようで「彼女は今日勝てなかったけど、確実に何かを持っている。勝てなくても“世界の扉”は確実に開くことができたんじゃないかな」と称えていた。
【試合後のコメント】
ナイラ(日本語で)ミズクダサーイ!
――試合はどうだった?
ナイラ 最高よ。すべての私の試合は最高だけど、勝った場合は特に最高。ちなみに、よく勝ちます。
――未詩については?
ナイラ たしかに渡辺未詩をきれいには回せなかったけど、ジャイアントスイングで持ち上げたことは認める。けど、じゃあなんで回せなかったのか。私は彼女を研究していた。日本に着いた時からココイチでカツカレーを食べて、刺身を食べて。とにかくウエイトアップして彼女が回しに来るのは分かっていたから、しっかりと体重を増やしてきていた。ハッピーターンもとてもおいしい。
――はじめての東京女子のリングはどうだった?
ナイラ 初めてだったのでセコンドがいなかった分、ちょっとイライラする部分は感じたけど。総じて団体、そしてファンの対応はとても素晴らしくてとても楽しかった。で、今日も会場にナイラ・ローズのファンがいたのも確認できたでしょ? なぜなら、私のファンも私と同じでワールドワイドだから。あと、最後にひとつ。渡辺未詩が試合前に世界の扉を拓く、みたいな話をしてた。たしかに彼女は今日勝てなかったけども、確実に何かを持っている。世界の扉は試合に勝てなくても確実に今日、拓くことができたんじゃないかなという風に感じた。
未詩 滅多にないAEWの、世界のトップ選手と当たるチャンスをものにできていたのかどうかっていうのは…分かんないです。全部をものにできたのかは分かんない…けど。でも、きっといつか未来、もっともっといつになるか分からない先の未来になるかもしれないけど、きっとこれがきっかけで世界の扉を拓いたのかもねって、いつか絶対言わせてみせるようにこれから闘います。自分としてはいつもジャイアントスイングで褒めてもらえることが多いので、できればいつも通り高速回転がしたかったんですけど…(涙)。でも、いつか絶対回すリストに増えただけなので、ここから絶対、遠くない未来にナイラさんに会いにいけるように頑張るのみだなと思います。
第7試合 30分1本勝負
プロレスリングEVE選手権試合
※第20代王者が7度目の防衛に成功。
ソーヤーは山下実優の持つプロレスリングEVE王座に挑戦。タイトルを奪取し、EVEへの通行手形をゲットしたいソーヤー。場外カウントなしの「スピリット・オブ・EVEルール」を最大限に生かし、場外でのイス攻撃や、ステージで組み立てたイスへデスバレーボムで叩きつけるなどやりたい放題。リングに戻ってもイスを持ち出したが、山下に見切られ蹴りで迎撃されると、Skull kickで3カウントを聞いた。
第8試合 20分1本勝負
荒井優希が上原わかなとのタッグでNEO美威獅鬼軍の沙希様、メイ・サン=ミッシェルと初対戦。荒井は普段、“令和のAA砲”を組む赤井沙希と“瓜二つの別人”沙希様と向かい合うとビッグブーツを連発。沙希様も後ろ髪を掴んで引き倒し、ランニングミドルを繰り出す。荒井はビッグブーツを放つと、赤井から伝授された新人賞を発射。サソリ固めはメイ・サンにカットされてしまった。終盤には荒井が沙希様にFinallyを狙うも、メイ・サンがトレイで阻止。最後は沙希様は新人賞と同型のアカデミー賞で荒井のパートナーの上原から勝利。カバーの際は荒井を見やるようにフォールを奪ってみせた。
【試合後のコメント】
メイ・サン 沙希様! メイ・サンの初めてのおダンスをご覧になってくださいましたか?
沙希様 ワタクシがお外にいる時に、ダンスされてたのよね。あらなーに、これ夢みたいだわ。
メイ・サン 沙希様がお褒めになってくださったということは、メイ・サンのダンスは世界一でございますね?
沙希様 そうよ。ワタクシ、メイ・サンがブロードウェイでの経験でもあるのかと思ったわ。素晴らしかったわ。今日久しぶりにリングで舞い踊ったのだけど、なあに、あの対戦相手の方たち。まぁ少しは光ってるようには見えたけど、ダイヤの原石なのか、ただの石ころなのか。それもこれからみなさんが判断すればいいんじゃなくって。いいこと? ワタクシと誰かを重ねて見ているようだけど、失礼しちゃうわ。ワタクシはワタクシしかいないわけ。唯一無二の存在なの。いいこと? そのへん、勘違いしないでいただける? 頭が高くてよ。あーあ。世界一美しいのはだーれ?
メイ・サン 沙希様でございますわ。
沙希様 世界一バラが似合うのはだーれ?
メイ・サン 沙希様でございますわ。
沙希様 NEO美威獅鬼軍ベイビーちゃんたちを愛しているのはだーれ?
メイ・サン NEO美威獅鬼軍でございますわ。
沙希様 そういうことよ。
――荒井が新人賞を使ってきたが?
沙希様 ごめんなさい。言ってる意味が…まだフランスから来てすぐだから分からないのだけれど、ワタクシがやってるのはアカデミー賞なわけ。そのへんの技と一緒にしないでいただける?
荒井 今、美威獅鬼軍とは私たちふたりとも闘ったことがなかったので。やっぱり映像で見たりした分にはキレイだなとか、カッコイイなとか、そっちの方ばっかりに目がいっていたんですけど…すごく連係とかもスムーズで、技のひとつひとつがすごく重くて。美威獅鬼軍が美しいだけじゃないっていうのがすごく伝わってくる試合で、ホントにまたやりたいし、倒したいと思いました。
上原(涙)すごい荒井さんが引っ張って、頑張ってくれたのに…私が足を引っ張ってしまって。いまもホント悔しいし、でも…悔しいけど、それだけ本気になれたし。この先もまだまだたくさん闘っていきたいなって思いました。でもやっぱり美軍はホントに強くて…でも荒井さんがいてくれて、すごく心強かったです。
――新人賞のような技を使いました。
荒井 新人賞をやりました。沙希様が赤井さんと似てるってことで、私自身も重ねて見てしまう部分があって。新人賞は赤井さんに教わった技なんですけど、2人でタッグを組んでいた時から一度もやっていなくて。これからたくさん使っていきたいと思っていたんですけど、なかなかその一歩が踏み出せなかったので。今日、その一歩を踏み出す場にしたいなと思って、出させていただきました。
――大田区はキャリアの中でターニングポイントになる試合が多いが今回は?
荒井 そういうターニングポイントはその時は全然分からなくて。大田区もその時はまだ全然気づけていなかったんですけど、振り返った時にすごい大きい出来事だなって思うことが大田区には詰まっているので。今日、わかなちゃんと初めて組んで先輩たちに立ち向かったことは、きっと後から「あの時があったから」って思えるんじゃないかな。
セミファイナル 30分1本勝負
インターナショナル・プリンセス選手権試合
※第10代王者が4度目の防衛に成功。
愛野ユキのシングル王座初戴冠はまたしてもお預けとなった。「燃えて灰になる」闘いを望んで辰巳リカの持つインターナショナル・プリンセス王座に挑戦したユキ。場外マットへのサイド・スープレックス、さらにエプロンからのぶっこ抜きサイド・スープレックスとパワフルに攻め、リカのスリーパーも強引に叩きつけて解除。ホワイトドラゴンスリーパーもロープに逃げ、ショルダーアタックも決めてみせたが、ヒップアタックをキャッチしたところでまさかのツイスト・オブ・フェイトに切り返され、そこから一気にミサイルヒップを投下され万事休す。
【試合後のコメント】
リカ 生き残ったのはダイヤモンドヒップを持つ辰巳リカです! だけどだけど、輝いてたのは私だけじゃなくて、ユキも見たことないぐらい輝きを放ってました。だから、もちろん自分のこれからの防衛ロードも楽しみになったし、さらにユキの、これからも楽しみだなって感じました。あー、ちょっともう夏を終わらせるって言っててなんですけど、もう夏がきたって感じでめちゃくちゃ楽しんじゃって。ネクスト・サマー、続きます! 見ててください、ありがとうございました!
――挑戦者のどういう部分がいつもと違った?
リカ もともと熱い闘志っていうのは持ってる選手だと思ったんだけど、怖さというか。怖いユキも知れたなって。うん、ホントにもう、私も1粒残ったって感じなので、ギリギリでしたね。こんなにやるとは。完全見切ったとか言って、まだまだでしたね、私も。
――今日、タイトルマッチで闘えてよかった?
リカ ホントにお互いまたいい経験になって。さらなる辰巳リカと愛野ユキ、期待しててほしいなって思いました!
――今日の勝因は?
リカ 試合の時はホントに直前ももう無理だ、逃げ出してやる…!って感じなんですけど、もうなんか突き抜けて、宇宙が見えたじゃないですけど。うん、見えちゃってますね。知らないゾーンに来たからだなって思います。
ユキ 私はまだベルトを巻く器じゃなかった。それがこの結果だと思います。ただ、りかさんと闘うのは本当に、今までで一番燃焼できた。一番楽しかった。完全燃焼できたと思います。そのうえで私はまだ勝てなかったです。たくさん期待してくれてた人がいたこと、その応援はすごい伝わってきてるので。それに応えられなかったことが本当に悔しいんですけど、また頑張るのでこれからも見ててください。ありがとうございました。
メインイベント 30分1本勝負
プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
※第12代王者が3度目の防衛に成功。
TJPW最高峰のタイトル、プリンセス・オブ・プリンセス王座を巡る争いは王者の瑞希が伊藤麻希を退けV3。7年前、伊藤リスペクト軍団を結成していた2人だが、伊藤にとっては「自分が何もできず(瑞希に)手を伸ばすことしかできない、嫉妬することしかできなかった時代」であり、本人にとっては“黒歴史”。しかし、伊藤も実績を積み重ね、ついには米国マットで不動の人気を獲得。こうして大田区というビッグマッチで瑞希とともにメインを張ってみせた。瑞希と「やっと今同じ目線に立った」伊藤は腰攻めで王者を苦しめた。終盤には逆エビ固め、さらに伊藤パニッシュから伊藤デラックスを仕掛けたがニアロープでギブアップを奪えず。ここから王者の執念が上回り、ダイビング・フットスタンプを後頭部、さらに背中に放ち、追いすがる伊藤をバックブローからキューティースペシャルで決着をつけた。
エンディング
伊藤、自身の“黒歴史”に終止符! 瑞希の握手に涙の抱擁!
試合後、瑞希がマイク。瑞希「伊藤さん…、伊藤さんがずっと過去のことを『黒歴史』だとか、『そんな伊藤、死んだ』とか言ってて、あぁ、そうなのかな…とか思ったりしたけど、やっぱり私たちが一緒に平行線で歩んできた道は間違ってなかったし、本当に変わらずカッコいい…うん。私は今日勝ったけど、やっぱり伊藤さんが私のライバルです」伊藤「なんか偉そうなこと言ってるけど、お前に伊藤の気持ちはわかんないよ。平行線だって言ったけど、伊藤はぜんぜんそんなこと思ってなかった。せっかくだから、伊藤は昔の話とかするの嫌いだけど、今日だから言うよ。7年前、東京女子に来たじゃない? で、伊藤リスペクト軍団とかいって、まあ一緒にいろいろやってたけど、いつの間にかお前はどんどん×2、どんどん×4、強くなってって…気づいたら伊藤以外のパートナーでタッグベルトを獲って、なんか伊藤、ずーっとお前に対して手を伸ばしてる感覚っていうかさ、なんていうか嫉妬することしかできなかったの、うん。それを伊藤は黒歴史って言ってる。自分が何もできず、手を伸ばすことしかできない、嫉妬することしかできなかった時代を黒歴史だって言ってる。でも伊藤は気づいたらお前とこの大田区で、メインを飾ってて、ずっと見上げてた。手を伸ばしてたのがやっといま同じ目線に立ったと思ってる。だからさ、だから、だからこそ言えるだけどさ、今の、今ね、今の伊藤はさ、お前をね、ライバル…ライバルとか思ってない! ライバルというか、伊藤はお前をリスペクトしてる。伊藤はお前を心からリスペクトしてるよ。本当におめでとう。これからも一緒に闘っててください」これを聞いた瑞希が握手を求めると、伊藤は下を向いて涙を拭いながら握手に応じる。すると瑞希から引き寄せ熱いハグ。このあとリングを降りる伊藤に、瑞希は深々とお辞儀をした。瑞希「今日来てくれたみなさん、配信で見てくれているみなさん。私と、東京女子プロレスの選手全員と、これからも一緒にいっぱいの愛で歩んでいってください! 今日はありがとうございました! ハンバーグ食べて、ハッピハッピー!」
【試合後のコメント】
瑞希 ありがとうございました! すごい今は、ちょっと安心しているというか…。私が歩んで来た過去も、この必死な防衛ロードも、間違ってなかったんだなって思えるし、ここから先の未来も東京女子のみんなと一緒に歩んでいける、伊藤さんと歩んでいけるって、ゆかっちと残り少ない時間、でも、ずっとずっと歩んでいけると思ったらすごい幸せだなと思いました。本当に愛されてるなと思いました。ありがとうございました。
――伊藤からリスペクトしているという言葉もあったが。
瑞希 そんなんもう出会った時からずっとずっと…伊藤さんっていっぱい変わってきたけど、ホントにカッコいいなと思うところはずっとずっとカッコよくて。ずっとずっと私はリスペクトし続けてきたので、なんかホントに胸を張って伊藤さんのことをライバルって言えます。
――トーナメントが始まります。
瑞希 そうじゃん! でも私、トーナメントに割と強いプリンセスなんですよ。だから、私が優勝して防衛戦の相手を指名したいと思います。
伊藤 …負けました。まぁ、でももう言うことはないです。今日に関しては伊藤が負け。次やったらね、どうなるかは全然分かんないけど、こういう相手に出会えたのも良かったなと思います。なんか…分かんない。あれだけ黒歴史って言ってたけど、なんかやっててよかったかも。なんか、成仏できた気がします。ありがとうございました。
――瑞希との物語は続いていく?
伊藤 それはお前らが考えろ。もうね、簡単に答えを求めるんじゃないよ、アンタも。そりゃ簡単だけどさ。伊藤がいまの気持ちを言葉にしちゃえば。分かるよ。みんな分かりやすく応援できると思うんだけど、アンタたちそれでいいわけ? もっとここ(頭)を使いなさいよ、もうちょっと。伊藤はあの時どう思って、なんで握手をしたのかとか。ちゃんと頭を使いなさい。頭があるんだから。