前説
9・22幕張にマックス参戦!/アプガプロレスのミニLIVEは『バロバロ~It's a Battle!~』
第1試合 20分1本勝負
第2試合 20分1本勝負
8人タッグマッチ
10分35秒
アティテュード・アジャストメント→片エビ固め
第3試合 時間無制限1本勝負
凍雅をロープに振って首を絞めんとしたリカを凍雅が交わしてショルダーアタック。それでもコーナー攻撃は切り返されて顔を踏みつけられる。リカのよっしゃいくぞエルボーはカウント2。ドラゴンバックブリーカーは凍雅がかわしてボディースラム。エプロンに出たリカが向かってきた凍雅に首絞めからドラゴンスクリュー。リングに戻ってドラゴンスクリューから足4の字でギブアップを迫る。凍雅が懸命にエスケープ。ロープ張りつけのヒップアタックからツイスト・オブ・フェイト狙いは凍雅がガードしてエルボー。ヒップアタックもかわしてエルボーをぶち込むとボディースラムからローリングサンダー。リカは凍雅のロックボトム狙いをかわしてヒップアタック。ドラゴンバックブリーカーからスリーパー、さらにドラゴンスリーパーを狙うも、これを凍雅がロックボトムに切り返す。しかしカウント2止まり。凍雅がエルボー3連発。ロックボトムを仕掛けるも、リカがこれをドラゴンスリーパーに切り返してギブアップ勝ち。
【試合後のコメント】
リカ まずは初戦突破! ここは当たり前に勝つところだと思ってたので、無事勝てて安心してます。凍雅はすごい素直で悪い奴ではないと思うし、今日とかも私に勝てたら優勝とかも狙えるくらいなかんじだったのに逃してしまったから。もっと腐らずに頑張って、上を目指してほしいなと思いました。そして次は水波選手…アニキということで。私はタッグベルトを懸けて初めて闘った時から『もっとガッツリとアニキとやりたいな』って願ってたので、すごい私はラッキーガールだなって思ってます。
――東京女子にはいないタイプだが?
リカ そうですね。ただアニキのテンションには私も負けてないと思うので、そこの部分でも負けずに私がアニキを止めたいと思ってます。
凍雅 強かったです。実力差は試合をやる前から感じていたんですけど、試合をしたらなおさら感じたというか。自分の中でこの試合は自分のすべてを出し切るつもりもあったし、あるものを使ってでもかなわないのはわかっているので、それ以上、気合いとか自分の限界を超えて闘うつもりだったんですけど、限界を超えたのかわからないし、超えても全然超せない壁だなってすごく思いました。
第4試合 時間無制限1本勝負
ぽむのスネ蹴り、上福のサミングの応酬が続く。場外戦からリングに戻ってぽむがでんでん太鼓から足元へのギロチンドロップ、さらにニーロックと足攻め。上福がロープに逃げる。ぽむがミサイルキックで追い打ちもカウント2。ぽむがサミングからロープに走るも上福がカウンターのビッグブーツで止めてドロップキック。続く卍固めはぽむがロープを掴む。ランニング・ビッグブーツからカバーもカウント2。ぽむがスネ蹴り。上福がサミングからブレーンバスターを狙うもぽむがスネ蹴りで回避。上福が逆水平からブレーンバスター。フェイマサーはぽむが回避して後方回転エビ固め。カウント2で返されると正面ドロップキック。Pアタックは上福が逆水平で止めてフェイマサーで勝利。
【試合後のコメント】
上福 私はホントは先週トーナメント1回戦で…あ、無事勝ちました。ホントは先週ぽむと試合だったんですけど、ちょっと体調不良で休んじゃって。その時、ホントはもし先週試合してたら、その時裏がRIZINだったんですよ。で、平本蓮選手と朝倉未来選手がメインでやって、その裏で私とぽむがやるぞって思ってたんですけど、それはならず。でも気持ちは平本蓮でこの夏はいこうと思ってるので、平本蓮選手のここ(額)に美って書いてあるんですけど、私もその美を掲げて、気持ち的にね。トーナメント頑張っていこうと思っております。
――準々決勝の相手は愛野です。
上福 愛野ユキか。いつも愛野ユキとか私とか…大事な何かに向かって頑張る時にいつも当たる相手だなとは思っていて。キャリアも近いし、愛野ユキ…いいヤツすぎて最近ちょっとおとなしいなと思ってて。でもこの前、記者会見した時めっちゃメラついてたんで、ちょっとどうなるかなっていうか、やる気が満ち溢れてるなって思うんですけど。私は平本蓮イズムがもう心にあるので、大丈夫です。あざした。
※ぽむはノーコメント。
第5試合 時間無制限1本勝負
ハルが入場するなりドロップキックで奇襲してゴング。その後もドロップキックを連打するがクロスボディーはキャッチされて叩きつけられる。それでもギロチンドロップは回避して丸め込むがカウント2。ハルはエルボーで向かっていくがボディースラムで叩きつけられギロチンドロップを食らう。水波のフェースロックはロープに逃げたハル。ショルダーアタックでふっ飛ばされるもエルボーで向かっていく。それでもコーナーに叩きつけられマシンガン逆水平を受けるハル。ボディースラムは着地するとドロップキック。マッケンローで倒すが低空クロスボディーは空を切る。それでも水波の掴もうとする腕を取ってストレート・アームバー。水波はロープに逃げる。すかさずクロスボディーを放つがカウント2。セカンドロープに飛び乗ってのドロップキックからフィッシャーマンを狙うが持ち上がらない。ならばと首固め。続く回転足折り固めはカウント2。水波はヘッドバットからローリングエルボー。カウント2で返さると肩固め。ロープに逃げんとすると回転してリング中央に戻してギブアップを奪った。水波は準々決勝でリカと対戦。
【試合後のコメント】
水波 はい、始まった第11回東京プリンセスカップ、水波は今日からでしたけど…まずね、今回が専属フリーの人以外でフリーで、私みたいな立場の選手がエントリーするっていうのが初めてっていうことで。そういう部分と、あと東京女子もすごい勝負に出てきたなっていう部分と。もちろん自分にとっても勝負だし。そういった色んなことを感じながら、私は今日トーナメントに出ました。初めてだし、出た瞬間、お客さんの雰囲気とかもそうなんだけど…ちょっとガラッと見方が変わるし。その中で負けたら終わりのトーナメントに出て、今日ハルが奇襲してきた瞬間に逆にスイッチが入りました、このトーナメントに対して。私は出るからには優勝する気満々だし、第11回東京プリンセスカップは水波の…アニキの夏にしていきたいと思うので。優勝したいと思います。
――準々決勝の相手は辰巳選手です。
水波 これまた初めての、シングル初対戦ですね。たぶん初対戦が多くなるのも、自分にとっても刺激的だし。辰巳リカに関しては、ホントに印象ですけど…つかみどころがちょっと分からない。っていう部分に関して、私は苦手なタイプかもしれない…っていうのが今はありますね。
ハル (涙)抽選会で水波さんとの試合が決まった時はすごい強い相手なのはわかっていたし、自分がかなうわけないって思ったりしたんですけど、勝つことを諦めたくなくて、自分が今出せるものを全部出して、それでもやっぱり水波さんには1ミリも及ばなくて…。でも、私の今までやってきたことは、少しは闘うための武器になっていたと思うので、次いつ水波さんとできるかなんてわからないけど、今日のことを思い出して、もっともっと練習して、強くなりたいと思います。
第6試合 時間無制限1本勝負
荒井がショルダーアタックからレッグロック。ロープに逃げる上原はカウンターのエルボーも荒井はドロップキックで返していく。キャンバスへのニークラッシャーからカバーもカウント2。荒井のボディースラムをかわした上原がボディースラム。バックエルボーからドロップキック、側転エルボーからカバーもカウント2で返される。荒井はカウンターのビッグブーツ。サソリ固め狙いを丸め込むもカウント2。ドロップキックからバナナピローで絞っていくが荒井はなんとかエスケープ。荒井は串刺しビッグブーツ。ドロップキックは上原がかわして回転エビ固めから、さらにジャックナイフ固め。カウント2で返した荒井がビッグブーツ。フルネルソンバスターは上原が切り返し、高速ブレーンバスターからバナナピローを仕掛ける。荒井が抜け出してすぐさま新人賞。サソリ固めでギブアップで勝ち。荒井は準々決勝で鈴芽と対戦。
【試合後のコメント】
荒井 わかなちゃんに勝ちましたー! 2回戦突破ということで、次は準々決勝に進むことになりました。わかなちゃんは2年くらい後輩なんですけど、向上心の高さとか成長のスピード感とかもみんな分かってると思うけど、リングでもすごい感じたので。今回勝てたことで自分にとっての自信にもなりましたし、次の相手…鈴芽さんなので。鈴芽さんは最近タッグで負けてるので、やっぱり勝ちたいなっていうのが一番あるので。次は大阪で鈴芽さんに勝って、準決勝に進んで。これで去年と同じトップ4になれるということで、鈴芽さんにはもちろんですし、去年の自分にも勝てるように気合入れて頑張りたいと思います!
上原 初めての東京プリンセスカップ、初めての荒井さんとのシングルだったんですけど、勝つことはできませんでした。荒井さんとは昨年の大田区総合体育館と今年の頭にやったタッグトーナメントで一緒に組ませていただいて、近くで荒井さんの強さはわかっていたので、今日はそれに備えて対策とかも練ってきたんですけど、実際相手として対戦してみると、荒井さんの強さって想像していた何倍も上をいっているというか、まだまだ歯が立たないというのを今日は実感しました。またこうやって荒井さんとシングルを組ませていただける機会があったら、次こそはメチャメチャ精進して、絶対に私が勝ちを取ってやろうと思ってます。
セミファイナル 時間無制限1本勝負
ザラのパワーで未詩もパワーで対抗。5分経過、未詩がショルダーアタックからジャイアントスイングを狙うもザラが抵抗。ザラのジャンピング・ハイキックは未詩がかわしてバックブリーカー。ザラもランニングエルボーからボディースラム、さらにスライディング式コンプリートショットなど素早い立ち回りで立て直す。ザラが抱えんとするが未詩もベアハッグでやり返して振り子式バックブリーカー、さらにジャイアントスイングへ。その後のカナディアン・バックブリーカーをザラがなんとか抜け出すも、未詩が追い打ちのバックブリーカー。リバースパラドックスはザラが足の力で抜け出す。未詩のバッティングハンマーをバック転でかわしたザラがジャンピングハイからジャーマンもカウント2。ザラがカウンターのジャンピングニー。串刺しエルボースマッシュから背面にドロップキック。コーナーに登るザラを未詩が止める。向かってきた未詩をザラが飛んでかわすも、未詩がアバランシュホールド。ティアドロップはザラが着地。ザラのラリアットに未詩がバッティングハンマー連打。レーザービームはザラがかわしてカウンターのラリアット。すかさずコントロールZで3カウントを奪った。プリプリ王者の未詩が2回戦で消える結果に。ザラは準々決勝で瑞希と対戦。
【試合後のコメント】
ザラ 試合は良かったわ。やっと勝てた。四度目の正直って言うでしよ?
当たりか強くて胸が焼けるように熱いし、背中も破壊されちゃったけと、勝って次のラウンドに進めるのが嬉しいわ。
――準々決勝の対戦相手は瑞希選手だが。
ザラ 瑞希とは一度戦って敗れてるけど、次は違う結果になるんじゃないかな。
――チャンピオンから勝ったことについては?
ザラ チャンピオンに勝てたのは最高の気分よ。この勝利で勢いに乗って勝ちを重ねたいわ。
未詩 トーナメント2回戦…うー! 負けました。あー…ザラ・ザッカー、初めて闘ったんですけど、やっぱ圧倒的ポテンシャル。何回か(試合は)見てたんですけど、やっぱ初めてやる選手となると、自分の瞬間の…瞬発?で最後負けてしまったなっていうのがあるんですけど。トーナメントは悔しいけど私が今一番強いベルトを持っているからこそ、この負けは…いつか勝ちにして。もっともっと強いってことを証明できるように、また強くなります。頑張ります。
メインイベント 時間無制限1本勝負
握手からスタート。中島のペースをユキがショルダーアタック → ストマックブロックで止めるとセントーン。ユキがコーナーに振ると中島はそのままコーナーをすり抜けて場外エスケープ。ユキが追いかけるも中島がフランケン。リングに戻ったユキをロープに振ってドロップキック。5分経過、中島は肩口にエルボーを連打し、サードロープにシーソーホイップでぶつけて、さらにシルバーブレット。中島のカバーはカウント2。ユキのヘッドロックも中島が振り解いて羽根折り固め。ユキは中島をロープに振ってショルダースルー。さらにショルダーアタック連発。リバースショルダーからリバース・スプラッシュ式セントーンへ。ヴィーナスDDT狙いを中島はロープを蹴り上げてかわし、ドロップキックから二段式619。ノーザンライト狙いはユキが振り回して解除。突っ込んできたユキを中島がヘッドシザースで場外に落とす。トペ・コンヒーロ狙いはユキがエプロンで止めて奈落式のブルドッキング・ヘッドロック。リングに戻そうとするユキをかわした中島がエプロンからの619で場外に落としてトペ・コンヒーロ。エプロンのユキに中島はコーナーからダイビング・セントーンを発射する。ユキは場外カウント19で生還。DDTからコーナーに登ろうとする中島の足を掴むユキ。エルボーで黙らせようとする中島とエルボーの打ち合いへ。ユキがエルボーで打ち勝つとフルネルソン。これを中島が羽根折り固めで切り返す。ユキがこれをスープレックスでぶん投げて愛と炎のフルネルソンへ。中島がロープに逃げる。コーナーに登ろうとするユキを619で止めた中島がダイビング・セントーン。ユキがかわしてフルネルソン。抵抗する中島にサイドスープレックスでぶん投げて、さらにフルネルソン。15分経過。中島がこれを押し潰すもカウント2。ウラカン狙いをユキが止めてコーナーにぶつけると肩車式フェースバスター。UBV狙いを中島がウラカンで切り返し、619からロコモーション式ノーザンライトSH。ユキが途中で止めてヴィーナスDDT。このカバーを中島がカウント1でクリア。中島のライダーキックはユキが倒れず、間髪入れずのショルダーアタックでふっ飛ばし、押さえ込んで3カウントを奪った。ユキは準々決勝で上福と対戦。
エンディング
「この夏、もっともっともっと燃えまくります!」(ユキ)
試合後、ユキがマイクを取る。「中島翔子に勝ったぞー! でも何度も何度も負けたてきた中のたったの一勝だから、また闘って欲しいです。次はかみーゆ? キツイよ。これこそトーナメントだよね。この夏、もっと(×3)燃えて(×3)燃えまくります! 今日ここに来てくれたみんなも、配信で見てくれたみんなも、東京女子と一緒に熱い夏をすごしましょう。今日はありがとうござました!」
【試合後のコメント】
ユキ ちょっと…感無量、で合ってますよね? 中島さんにはデビューしたての頃も何度も闘ってもらったし、2年前か3年前にも中島さんがベルト(プリプリ)持ってる時も挑戦したりして…もう負け続けてたので。しかもホントにお姉ちゃんみたい、とかじゃなくて、ホントに家族…姉の1人ってかんじな人なので、個人的にすごい闘う以外?の思い入れがたくさんありすぎて。ありすぎて固くならないようにしようとかすごい思ってたんですけど、でもありすぎていま…めちゃくちゃ嬉しいです。でもね、さっきも言ったけどいっぱい負けてきたなかのたったの1勝なので。これからも、何度でも闘ってもらって…なかなかそういう機会もないんですけど、何度でも中島さんと闘いたいし、負けたってまた勝ちたい…すごい、感無量です。言葉がうまくまとめられない(苦笑)。でもね、これはトーナメントなので次の相手に目を向けたいと思います。
――次の相手は上福選手です。
ユキ かみーゆ、なんなんでしょうね。ここぞっていうタイミングでホントにかみーゆとは当たりがちなので。勝負つけにいきたいです。何度も勝ったり負けたりを繰り返してるので。次、大阪ですよね? 大阪でかみーゆと勝負! きっちー…って思うけど、楽しみなんだよなー。頑張ります。
――最後の技は普段と何が違った?
ユキ え、わかんないです! ホントに無我夢中で、厳しかったので。もう押さえるしかない、みたいな気持ちで。絶対に返させないって気持ちで、ただ押さえにいきました。
――気持ちの部分?
ユキ 中島さんが倒れた! 押さえなきゃ!みたいな。もう…チャンスがなかなかないので、中島さんと闘って勝つチャンスが。だからもう、無我夢中でした。
中島 いやあ…そうですね。結構ハートとハートのぶつかりあいというか、惜しみなく自分が出したせいか、負けて悔しい気持ちと気持ちよさのハーフ&ハーフって感じで。やっぱり試合する一人一人が大事な仲間なわけで、自分以外もいろんな気持ちを背負ってトーナメントに挑んでいるという、いろんな感情を知っている部分もあるから、じゃあ私の分まで、この夏はユキに託したということで。優勝までいってくれないと許さんぞといった感じです。
トーナメント表(8月3日終了時点)