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GRAND PRINCESS '25

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日時2025年3月16日
開場東京・大田区総合体育館
観衆1212人
  • 前説

  • FILAの新作アイテムのプロモーションにTJPWが参加/アプガプロレスのミニLIVE

  • 難波小百合リングアナの前説ではグローバルスポーツブランドFILAの新作アイテムのプロモーションにTJPWが参加することが発表された。FILAと韓国発の女性ブランドOJOS(オホス)とのコラボレーション・シューズのプロモーションとなり、瑞希、伊藤麻希が参加するとのこと。アプガプロレスのミニLIVEは『Stand up!恋の証明』と『アッパーキック!2025ver.』の2曲を披露して、「東京女子プロレス、スタート!」とオープニングコール。
  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    9分42秒

    ダイビング・ダブルニーアタック→片エビ固め

  • 4人は握手をして試合開始。先発は長谷川とHIMAWARI。ロックアップから腕を取った長谷川が芦田とスイッチ。ヘアーホイップ連発にHIMAWARIは長い髪で攻撃。ドロップダウンで往復させたが、芦田は華麗にかわしてみせる。自コーナーに押し込んでHIMAWARIが長い髪での攻撃から志乃へ。羽田空港を紹介するも、自コーナーに追い込んだ芦田が長谷川にタッチ。ロープにくくりつけて長谷川がニーアタック。替わった芦田がスピンキックに志乃はドロップキックで反撃してHIMAWARIにスイッチするも、コーナーの突進をかわされて蹴りを食らう。Y字ギロチンは自爆を誘って逆片エビ固め、志乃も長谷川をスリーパーで捕まえてアシスト。これを逃れた芦田が投げっぱなしジャーマンを放って両軍交代。長谷川がドロップキックからロープにくくりつけた膝へニーアタック。マフラーホールドは脱した志乃が変形スクラップバスターからスリーパーへ。胴絞めに移行するも、長谷川がロープエスケープ。ロープに走った志乃を捕まえてのマフラーホールドはHIMAWARIがカット。芦田がHIMAWARIを排除すると、長谷川がエルボーからダイビング・ダブルニーアタックと繋いで勝利。

    【試合後のコメント】
    HIMAWARI 悔しい!
    志乃 ごめんなさい…。
    HIMAWARI 大丈夫? 生きてる?
    志乃 生きてる…。
    HIMAWARI よく頑張った! せっかくこの大田区総合体育館という大きな会場で第1試合を任せてもらえたからこそ、もっと頑張りたかった。悔しい。
    志乃 勝ちたかったです。
    HIMAWARI 今回、芦田美歩さんもあわせた23年組の中によぴさんがいるという、やっぱり先輩は強いし、美歩さんも東京女子の中にはいないタイプだから、今日初めてちゃんと当たってみて、めちゃめちゃいい選手だなというのを感じたからこそ、私たちももっと負けられないね。一緒に頑張りたい。
    志乃 頑張ります。ここでメチャメチャ勝つ気だったので悔しいです。また練習を頑張って絶対強くなります。
    HIMAWARI 応援しててください。
    長谷川 勝ちました! 東京女子のビッグマッチは初めて?
    芦田 初めてです。
    長谷川 オープニングマッチって絶対に大切じゃないですか。そこで勝てたというのは…びっくりした、ジャーマン。
    芦田 今回って同期が対角に2人いて。負けたくない気持ちがあったのと、転校生タッグということで長谷川さんとちゃんとタッグを組ませてもらって、それでもより負けたくない気持ちが強かったから。勝ててよかったです。
    長谷川 転校生タッグといってもね。今は東京女子なので東京女子のメンバーとしては負けられない。
    芦田 負けられないですし。
    長谷川 勝てたし、これからも勝ち続けていきましょう。
    芦田 最近負けばっかだったので、これを皮切りに私が最後取りたいです。
    長谷川 勝ち癖をつけていきましょう。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • 8人タッグマッチ

    10分22秒

    スパインバスター→片エビ固め

  • 先発は汐珠と真弥。汐珠が側転をまじえて腕を取っていく。ロープに走ったが、関口がリングインすると汐珠が「わからない」と混乱。関口と「顔が似ていて、わかりづらくて大変申し訳ございませんでした」と2人で謝罪。さらに2人は回転して「どっちだ」と撹乱させにかかったが、捕まってトレイン攻撃の餌食に。猫にスイッチすると、引っ掻き攻撃や首4の字などで汐珠を追い込む。アイビーに替わると串刺し低空クロスボディーはカウント2となって汐珠がコーナーでの反転式ミサイルキックを放ってキラにスイッチ。5分経過。アイビーが足を取らせて延髄斬りを放って関口へ。エルボーのラリーからキラがドロップキックを浴びせていく。鳥喰に替わると素早い動きで翻弄。ローリング・セントーンはカウント2。関口のSTOがカウント2となって替わった真弥が捕まってしまう。鳥喰のエプロンからバック転ニードロップを皮切りに鳥喰陣営が連係。真弥がランニング・エルボーはカウント2。千花も負けじとショルダータックルで倒しにかかるが、真弥が河底撈魚。最後は猫がネッコブリーカードロップで真弥に試合を託し、スパインバスターで3カウント奪取。

    【試合後のコメント】
    鳥喰 あ~負けました。千花、大丈夫?
    千花 ごめんなさい。
    鳥喰 もっとアシストできればよかったね。ごめんなさい。
    千花 皆さんが連係とかつないでくださったのに…負けちゃった。ごめんなさい。
    キラ 大丈夫。謝りしないで、次頑張りましょうね。
    鳥喰 汐珠、大丈夫?
    汐珠 汐珠は真弥さんと関口さんの見分けをつけることができず、大変申し訳ございませんでした!
    キラ 謝りしないで!
    汐珠 次は見分けられるようにテスト勉強してきます!
    鳥喰 次は勝ちます!

    真弥 勝ったぞ!
    関口 ありがとうございます!
    真弥 大田区ですよ、皆さん。関口さんもありがとうございました。
    関口 完全に今日は期待できましたね、我々。
    真弥 会場の中がみんな「あれ? こっちって3人だったっけ?」みたいな感じだったんじゃないかなと思います。成功しましたね。また大田区来たいですね。
    関口 個人的には初めての大田区で初めてが東京女子さんでよかったです(ごますりのポーズ)。お願いします!
    真弥 また試合しましょう! それでは帰ります!
  • 第3試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    • WIN

      マックス・ジ・インペイラー

    VS

    VS

    5分0秒

    ラリアット→体固め

  • 両者は握手はせず、ゴングが鳴る。バックに回ったもかをインペイラーは強引に投げ捨てる。正拳突き連発、四方投げにもびくともせず。インペイラーは串刺しボディアタックからベイダーハンマーで殴りつける。手刀を落として羅生門で反撃を試みたもかだったが、インペイラーは簡単に振りほどく。ならばとゼロ戦キックでついにダウンを奪い、羅生門へ。これを立ち上がって担ぎ上げたインペイラーはもかをマットに叩きつけて、重爆セントーン。カウント2。最後はロープに走ったもかにカウンターのラリアットを食らわせて勝利。試合後は戦利品としてリボンを持ち帰った。

    【試合後のコメント】
    もか マックスとのシングルに負けてしまいました。マックスとは今まで一度も闘ったことがなくて、初めての試合がシングルになると思わなくて。大きいし怖いしとても強いし。だからこそ自分ができること、なんとかしたかったんですけど、正拳突き一つにしても大きいすぎると急所がわからなかったり、もっと対策を練って次の機会があれば勝ちたいです。

    ※インペイラーはコメントブースに現れるなり、もかの髪飾りを腰に装着し、HIMAWARIの髪飾りとともにアピールして引き揚げた。
  • 第4試合 20分1本勝負

  • 6人タッグマッチ

    11分22秒

    バナナ・ピロー

  • 先発は上原と凍雅でゴング。腕を取る攻防からグランドへ。凍雅がショルダータックルを決め、替わったハルが串刺しドロップキック。ユキもセントーンで続くが、アジャがカットに入るとその背後から上福がサミングでアシスト。替わったアジャにハルがエルボー連打も、効かず。逆にエルボーでダウン。アジャは重爆エルボードロップを放って上福へ。ビッグブーツをかわしたハルがドロップキックで反撃して凍雅へ。ブレーンバスターを浴びせ、替わったアジャもブレーンバスター。カウント2。凍雅が必死のエルボー連打にアジャが1発でダウンを奪う。気合を入れて立ち上がり、ショルダータックルもアジャが同じ技でダウンを奪う。ならばとハルが加勢して変形ボトムでやっとアジャを投げ捨ててみせた。ユキに替わるとダイビング・ショルダーはカウント2。ヴィーナスDDTからダブルアームの体勢も、アジャがカウンターのラリアット。替わった上原の側転エルボーに、ユキがサイドスープレックスで応戦。ハルにスイッチすると、串刺しドロップキックから回転足折り固めはカウント2。アームバーは脱した上原が上福とのダブルのフラップジャックの連係。さらにアジャと上福が連係を決めて、分断すると上原がバナナピローでギブアップを迫る。これをハルがフォールで切り返してドロップキック。エルボー合戦からロープに走ってクロスボディー。フィッシャーマンズはこらえた上原がバナナピロー。反転してリングの中央で決め直すとハルがたまらずタップ。

    【試合後のコメント】
    上原 夢プロレスの時からご指導いただいたり、それ以降もシングルマッチを組ませていただいたアジャさんと、そしてずっとトーナメントで一緒に闘ってくださった恩のある2人と今日は組んで勝つことができてうれしいです。
    上福 私も縁のあるわかなだし、私もアジャさんに対しての尊敬やお世話になっていることがあったので、今回のビッグマッチで一緒にキラキラつけてもらって、タッグも組めて。
    アジャ 出る前に塗られたんだけど。
    上福 尊敬の印にラメをギフトさせていただいたんですけど、アジャさん、5月11日、何してます?
    アジャ 5月11日? ちょっと先だな。
    上福 ちょっと先なんですけど。
    アジャ 5月11日、だぶん何もない気がする。
    上福 マジですか? 自分、いつもお世話になっているじゃないですか。湘南台っていう地元にメチャクチャ、いけてるバーができたんですよ。で、そこをアジャさんにぜひ紹介したいなって。そこ、6時、5時ぐらいにオープンするんです。で、その日たまたま地元で東京女子で興行するんですよ。なので、バーを誘いたいんですけど、来てくれるならついでに試合とかって…。
    アジャ バーがメインで試合はついでってこと?
    上福 一石二バーかな、みたいな。
    アジャ なんだそれ。たぶん空いているからいいんだけど、湘南台に出るってことはシングルマッチやる気になったということだよね?
    上福 それはちょっと先なんでわかんないですけど。
    アジャ いや、自分の地元のあれじゃん。いいじゃんそろそろ紫のベルトに挑戦させてくれよ。
    上福 そういうのはちょっと事務所通してもらわないと困るんですけど。
    アジャ なんでだよ。じゃあ事務所通せばいいの?
    上福 いや、納得いただけるようなカードは甲田さんに用意していただけると思うので。
    アジャ じゃあ甲田さんと交渉すればいいのね?
    上福 いや、そのへんはちょっと…。バー奢るんで。お願いします。
    アジャ とりあえず5月11日は湘南台のバーにいくついでに試合をすると。カードは今後だけど、それは甲田さんと相談するわ。
    上福 替わりに頭下げて、一緒に。
    上福&上原 お願いします(頭を下げる)。
    アジャ (上原に)あんまりあの人に巻かれないほうがいいと思うよ。
    上福 ありがとうございました。

    凍雅 負けちゃいましたね。
    ユキ メッチャ悔しいんですけど。
    凍雅 悔しいです。
    ハル わかなさんにはねくじぇねのトーナメントで1回勝てたんですけど、今日わかなさんは先輩から勝利したり、私のあの時の勝ちはまぐれだったのかもって思っちゃうぐらいにまた差が出てきてしまったし、超えられてない、追いつけない存在にわかなさんがなってきてて、すごい悔しいし、なんかほとんど3年目のスタートの今日に負けてしまって、今年はちょっと…幸先悪いけど、今日のことがあるからもっと頑張ろうと思うし、やるしかないので頑張ります。
    凍雅 1年半前ぐらいの時にアジャさんと闘わせていただいて、そのリベンジを少しでもできたらいいなと思って挑んだんですけど、やっぱり1対1で立ち向かうと何もできないんだなって身をもって体感させられたというか。成長しているはずなのにその成長が小さく見えるというか。一人では何もできなかったけど、ハルがサポートしてくれて一回でも倒せたので、ちょっとは進めたかなと思うので、今度は一人で倒せるように頑張りたいと思います。
    ユキ すごい! 私は自分の試合のことで悔しい言いたいことがすごいあったけど、まず先に(ハルに)なんですごい頑張ってたのにそんなこと言うんだよ! そんな一回負けただけで「もう私ダメだ」ってなるの? そんなことないでしょ? 今勝って、負けてでしょ? もうそんなこと思ってちゃダメ! 最終的にはもっと頑張るって2人とも言ってたけど、まだデビューして1年、2年でしょ? すごい頑張ってる、すごい強い! だからそんなこと思わずに今日は負けちゃったけど次は絶対勝つからなっていう気持ちでいなきゃダメ! たぶん凍雅はそう思っていると思う!
    凍雅 はい。
    ユキ(ハルに)ダメだよ!
    ハル 頑張ります。
    ユキ とか言って、私も今日はアジャさんになかなか何もさせてもらえなかったから。私ももっと頑張る! 一緒に頑張ろう!
  • 第5試合 30分1本勝負

  • SETUP認定オールアジア女子選手権試合

    8分4秒

    ドクターイエロー→片エビ固め

    ※ぽむが2度目の防衛に失敗、らくが第3代王者となる。
  • らくは自前の布団を敷いて就寝しながら、コールを受ける。ベルトの返還がおこなわれる中、らくがリングサイドで何やら企む。ゴングが鳴るとらくが布団をマントに見立ててコーナーからダイブのルー・テーズ・プレスもカウント2。さらにおやすみエクスプレスもカウント2。追撃の子守唄はたまらずぽむがエスケープ。タイで購入したヤードムを使って眠気対策を試みる。さらにレッドブルを飲んで、翼を装着。気合の入ったぽむはコーナーをステップにアームドラッグを連発。ロープを揺すってアルティメット・ウォリアーばりにアピール。布団をかぶって身を隠しているらくを見つけたぽむがすね蹴り。でんでん太鼓はカウント2。レッグドロップを膝に投下して、レッグロック。続けてコーナーに登ったが、落下させたらくがぽっぽーチョップ連打。すね蹴りを食らうも河津掛けでらくが反撃。エプロンの攻防となって、セカンドロープにくくりつけたらくにぽむ・ど・じゃすてぃす投下。続くミサイルキックはカウント2。追撃のぽむ・ど・じゃすてぃすは避けたらくが丸め込むもカウント2。ならばとフロントネックロックでギブアップを迫る。これを強引に振りほどいてぽむ・ど・じゃすてぃす決めたが、すぐにカバーにいけず。両者はすね蹴りとぽっぽーチョップを打ち合う。ロープに走ったぽむにらくがカウンターのかがやき。最後はドクターイエローを浴びせて勝利。

    【試合後のコメント】
    らく やっとベルト取れましたー! いろいろ昔のことを思い出していろんな感情になるんですけど。子どもの頃から大好きだったタイのベルトを巻くことができて本当に嬉しいです。ぽむとも今までで一番心が通じ合った試合ができたと思うので、これからもぽむと一緒に歩んでいきたいと思います。タイのベルトを持ったから防衛戦でいろんなところに行きたいです。じゃあ、この子と今夜は一緒に眠りまーす! おやすみなさい!(ベルトと一緒に寝る)

    ぽむ はあ、負けちゃいましたね。ぽむにとっての初めてのベルトだったのに。失っちゃったー。あー悲しい。でもでも、ぽむはすごい悲しかったんですけど、大好きならくさんがベルトを巻く瞬間を見ることができて、ちょっと嬉しくて、気分がめちゃめちゃな感じなんですけど。そんなときはこれだね(ヤードムを嗅ぐ)。おめでとー、らくさん。ぽむはこのチャンピオンになった数カ月、カッコいいぽむでいようと。らくさんともタッグトーナメントも違かったし、ちょっとライバル視をしてたけど、これでぽむはまた元の通りに、チャンピオンと楽しくこれからも過ごせそうな気がします。それにぽむはつばさを、折れてますけどつばさを手に入れたし、ベルトがぽむを変えてくれたのは事実なので。それは変わらないので。これからもその思い出を胸にもっともっと上に行こうと思います。じゃあ飛んでいこうかな、せっかくつばさは生えたからね。行きます!(つばさをつけて退場)
  • 第6試合 20分1本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    • WIN

      ウィロー・ナイチンゲール

    VS

    VS

    10分15秒

    ベイブ・ウィズ・ザ・パワーボム→エビ固め

  • 両者の握手からゴング。ショルダータックルは相打ち。未詩のヘッドロックからウィローがショルダーでダウンを奪う。握手を求めるふりをして、ウィローが首固め。カウント2。変形ストレッチは未詩がフォールして脱出。未詩のボディスラムをこらえたウィローがブレーンバスター。スリーアミーゴスにはいかせず、未詩が首固め。そしてボディスラムで叩きつけ、串刺しスプラッシュ。ショルダータックルでダウンを奪って、ジャイアントスイングの体勢。これを蹴って阻止したウィローがスパインバスターからジャイアントスイングを狙うと未詩がロープエスケープ。5分経過。ハンマースルーからドロップキックを決めた未詩がワンハンドバックブリーカーで突き刺す。続くジャイアントスイングは10回転で決めた。さらにバッティングハンマー連打からパワースラム。リバースパラドックスはウィローがロープエスケープ。ティアドロップはカナディアンの体勢から着地したウィローがオクラホマスタンピートで叩きつける。カウント2。続けてガットレンチは未詩が阻止。コーナー上の攻防となってウィローが雪崩式ブレーンバスター。そのままクラッチを離さず担ぎ上げるも、着地した未詩がバッティングハンマーからティアドロップ狙い。しかし、ウィローが未詩と交差するようにロープに走ってスピアを浴びせる。10分経過。最後はベイブ・ウィズ・ザ・パワーボムで3カウント奪取。

    【試合後のコメント】
    ウィロー 過去に渡辺未詩と試合したことあったし、彼女のことは知ってたし。私、東京女子が大好きだからWRESTLE UNIVERSEにログインしていつも見てるから、彼女が前回闘ってからどれだけ成長したかも知ってたつもりだったけど、いざ対峙してみて見て知るのとやってみるのと全然違う。私よりあんなに体が小さいのにあれだけ力がある。やっぱりこの3年間のあいだ、彼女が成長してタイトル取ったのも見てきているけど実際に対峙してみるとすごかった。まさにこの経験をするために私は日本にやってきた。プロレスって素晴らしいということをこの試合を通して思い出させてくれた。自分を顧みることってなかなかないけど、渡辺未詩は私と比較されることが何かと多い。すごくガーリーでキラキラしたものやピンクが大好き。なのに強い。そういう対戦相手と試合をしてみるとプロレスがいかに素晴らしいかということを思い出させてくれたから、そのリスペクトの意味も込めてテープを使って未詩と同じリボンを作りました。多くのことを達成してきた自信はあるけど、常に上には上がいる。今、リングでは里村明衣子選手が試合をしているので、自分よりも上がいることを思い出させてくれる彼女の試合を見に行きたいと思います。

    未詩 ハロー、アメリカ。エブリワーン! 負けた。負けたけど、すごくエンジョイでした。ビッグラブ。ビッグラブです。なんかすごくウィローさんは楽しくて、強くて、ムキムキですごい近いものを感じたし。その界隈の最前線で闘っている人。アメリカのすごいビッグなビッグな人なので。今こうやって2年を経て闘えてめちゃくちゃ楽しかったです。でも負けたのは悔しいので、いつかウィローハウスにゴーして。ウィローハウスに未詩ゴーinアメリカー! 待っててね、ウィロー。ビッグラブ!
  • 第7試合 20分1本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    • WIN

      里村明衣子

    VS

    VS

    11分49秒

    デスバレーボム→片エビ固め

  • 両者は握手してゴング。ロックアップで里村が押し込んでロープブレイク。離れ際にローキック。手四つから里村が払い腰。グランドの攻防を経て立ち上がった里村がニーリフト。続けてグランドコブラからフォールを狙う。さらに串刺しエルボー、巻き投げ、STFとたたみかける。荒井がロープエスケープすると、ボディスラム。カウント2。手を掴んだままミドルキック連打。カウント1となると気合を入れて立ち上がった荒井がビッグブーツ。ロープ際の里村に2連発でお見舞い。さらにミサイルキック投下。5分経過。フルネルソンはふりほどいた里村がオーバーヘッドキック。「起きろ!」と叫んで蹴り。ミドルキックはキャッチされるも、エルボーを打ち込んで攻める隙を与えない。串刺し攻撃を迎撃した荒井がついに反撃。コーナーから走ってドロップキック、背後から新人賞はカウント2。フルネルソンバスターもカウント2。エルボー連打に里村はエルボーを顔面へ打ち込む。側転ニードロップはかわした荒井が正調の新人賞。Finally狙いを里村がソバットで阻止して側転ニードロップを浴びるも、荒井はしつこくFinallyへ。これをガードした里村がSTFで絞り上げるも、強引に脱した荒井がサソリ固めへ。ロープに逃れた里村はFinallyをブロックして側転ニードロップからデスバレーボム。里村の体を使ってなんとか起き上がろうとする荒井を持ち上げて、2発目を放って勝負あり。試合後の里村は荒井をハグして語りかけ、健闘を称えてリングに礼をして退場。

    【試合後のコメント】
    里村 かなり驚いてます。こんないい選手がいたんだって。すごい…。ホント、引退前ギリギリに出会えてよかったです。すべて揃ってますね。技の的確さ、気持ち、それからスター性。全部揃ってる。こんな選手なかなかいないですよ。間違いなく、女子プロレス界の未来を背負って立つ選手だと思います。いや、それだけじゃもったいないですよ。もっともっと世間に訴え掛けられる選手だなと。今日はありがとうございました。
    ――序盤はかなりのハイペースだったが、後輩相手にそうするのは珍しかったです。
    里村 私5分すぎで、もうオーバーヘッドが的確にヒットしたのであのまま終わろうとしたんですよ。それから2倍もやり返してきたので、ホントにこういう選手はいないですよ。
    ――ハイペースには理由があった?
    里村 バカにすんなよって思いますよ。こっちだって30年やってますから。正直、オーバーヘッドからの反撃がすごすぎてビックリしてます。
    ――試合後に声を掛けていたが?
    里村 言ってきたんですよ。私が女子プロレス界の未来を背負いますって。言ったんです。それがホント…すごいなって。プロレス一本で背負っていきますって。いやぁ、すごい未来が感じられて、今日は気持ちいいですね。東京女子さんに感謝してます。過去に山下選手と対戦して、いまでは世界を背負って立つ選手になったし。それから何戦もやらせていただいて。色んな選手と出会わせてもらいました。最後に荒井選手と出会えてホントに感謝してます。ありがとうございました。

    荒井 あー、負けましたー! なんだろう…悔しいとか、そんな言葉しか出てこないんですけど。これが初めての試合だったけど、最後のチャンスだったので越えたかったし、ギャフンと言わせたかったんですけどまだまだで…。でもすごい、これが初めてじゃないくらい、リングで会うと色んなことが分かって。里村さんと1回対戦できたことがとても大きな財産になると思うので。これからの自分にとってとても大きいものだと思うので、絶対に必ず持ってプロレスラーとして頑張りたいと思います。
    ――この試合でなにかを学ぶことはできた?
    里村 東京女子プロレスの先輩たちから普段からいっぱい学んでるけど、また違った強さとか闘い方を感じたし。あとはこの闘いに向けて里村さんの色んな映像とか見てて、ホントに続けることって偉大なんだなってすごい感じたし。それを自分で体感できたことが何よりの財産だと思うし、自分もこれから里村さんが見てきたような景色を見たいなって思いました。
    ――通用したと感じる部分は?
    里村 気の強さは負けてないかなって思います(笑)。いまはそれくらいしかないんですけど、次また力比べをできないのが残念なんですけど…みんなにいまなら里村さんに勝てるんじゃないかなって思わせるくらい強くなりたいです!
  • 第8試合 30分1本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    14分28秒

    スプリング・リング・ア・ベル→エビ固め

    ※第13代王者が2度目の防衛に成功。
  • 鈴芽は黒髪に戻して登場。両者の握手からゴングが鳴る。ロックアップから有栖がバックに回ると足を取った鈴芽とグランドの攻防へ。有栖がヘッドロックからネックロックへ。鈴芽がロープに振ってアームドラッグ。丸め込み合戦を経て、有栖がドロップキックから串刺しのドロップキック。反撃した鈴芽がインディアン・デスロックを決めるが、ロープエスケープとなると串刺しドロップキックで突き刺す。フェースクラッシャーはカウント2。コルバタで場外に追いやった鈴芽がプランチャで追撃。リングでカバーしてカウント2。ボディスラムで反撃した有栖が串刺しエルボーからネックブリーカードロップはカウント2。ランニング・ボディプレスもカウント2。キャメルクラッチは鈴芽が決めさせず、トップロープを使ったタランチュラ。負けじと有栖も同じようにロープ越しでキャメルクラッチへ。さらに断崖式鶴ヶ城をお見舞い。対して鈴芽がエプロンをステップにしたフェースクラッシャーで反撃。リングに戻した有栖にミカヅキ流星群からヘッドシザースで絞り上げる。これを水車落としで脱した有栖だったが、鈴芽がコーナーをステップにフェースクラッシャーを決める。追撃のリング・ア・ベルは有栖が水車落としで阻止してキャメルクラッチへ。ロープエスケープの手を掴んで決め直すも、鈴芽が回転してフォールを狙う。ロープブレイクとなると、有栖が磐梯山狙いでダイブしたが、セカンドロープから飛んだ鈴芽がフェースクラッシャーで撃ち落とす。ハーフダウンで両者はエルボー合戦。さらにリング中央で鈴芽のエルボーに有栖がスーパーキックを連打も、隙を突いた鈴芽がリング・ア・ベル。カウント2。2発目は堪えた有栖が持ち上げるが、脱した鈴芽がスプリング・リング・ア・ベルを放って3カウント奪取。

    【試合後のコメント】
    有栖 初めて鈴芽さんとベルト懸けて試合ができて、また一層でじもんの絆は深まったんじゃないかなって思います。でも、大好きな人が持ってるからこそ、ベルト取りたかった! まだまだなんで、もっともっと強くなって、また2人でシングルができたらいいなって思います。楽しかった、やり切った。(あのベルトはあきらめてない?)あきらめてなよ! 絶対絶対、シングルのベルトは巻きます。絶対にあきらめるわけない。あきらめない。

    鈴芽 ずっと昔に言ってた、シングルのタイトルマッチをいつか…っていう私たち、でいじーもんきーの夢を叶えた先で私が勝ちました。有栖がこのベルトを持つ姿はいろんな人が見たいと思うし、私だって見たいけど。それでもこれだけはゆずれなくて意地をぶつけました。私はこのベルトをこれからもずっと守り続けて、カラフルでどんな色でも似合うベルトじゃなくて、世界中の誰よりも私が一番似合うんだって証明していきたいと思います。
    ――ひとつ夢が叶ったことで、2人での夢がまた生まれる?
    鈴芽 そうですね。でいじーもんきーとしてもまだまだたくさんやりたいことがあるし、鈴芽vs遠藤有栖が私はここまでじゃないと思っているので。この先もシングルでもぶつかりたいし、もちろんまたベルトを懸けて闘いたいと思ってます。
    ――鈴芽個人としてやりたいことは?
    鈴芽 アメリカに持っていきたいってことがけっこう目の前の目標なのかなって思っているので。まずはアメリカで防衛して、さらにさらに世界中の人と闘いたいです。
  • セミファイナル 30分1本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    21分29秒

    ハイパミ・リターンズ→片エビ固め

    ※121000000が5度目の防衛に失敗、享楽共鳴が第18代王者組となる。
  • 中島はタッグトーナメントの優勝トロフィーを持参、ミサヲはハイパミ号で入場する。ミサヲが「声出し始めるぞ」とマイクを握って、会場4方向にコール&レスポンスを要求。そしてゴングが鳴る前に享楽共鳴が奇襲。トロフィーの攻撃はワンミリが奪って、壊れずに無事生還。ここでゴングが鳴って場外戦へ。ミサヲのスプレー攻撃に、中島がワンミリ2人まとめてのトペ・コンヒーロで続く。さらにミサヲは山下にハイパミ号でアタックも山下のはねられた反動でセコンドの真弥もさらにあおりを食らってしまう。続けて伊藤を狙ったが、マイクスタンドで迎撃されてしまった。リングに戻った山下がミサヲにサッカーボールキック。替わった伊藤が逆エビ固めで絞め上げる。スイッチした山下もコーナーに控える中島をカットしてタッチさせず。5分経過。ミサヲがローンバトルから逃れると、替わった中島に山下がスワンダイブを迎撃して、サッカーボールキックを浴びせる。続けてケブラドーラ・コンヒーロを放って伊藤へスイッチ。世界一かわいいナックルを決めて顔面ウォッシュはカウント2。両者はエプロンでの攻防となってエルボーのラリー。押して鉄柱に叩きつけた中島がノーザンライト狙い。堪えた伊藤がDDTでエプロンに叩きつける。さらにエプロンをステップにスイングDDTを敢行。リングに戻ってカバーもカウント2。逆エビ固めは中島がロープエスケープ。フランケンシュタイナー、投げ捨てのノーザンライト・スープレックスで反撃を試みるが、伊藤が頭突きからランニング式のデスバレーボムで攻め立てる。山下が分断に走る中、伊藤がコーナー最上段へ。追った中島が雪崩式フランケンシュタイナーを放ち、スイッチしたミサヲがクロスボディー、ランニング・ニーでたたみかける。伊藤が反撃して山下へスイッチすると4人がリング上で入り乱れる。伊藤が中島へDDT、ミサヲにトルネードDDTを決め、山下がランニング・ニーの連弾。これは中島がカットし、享楽共鳴がスワンダイブのハリケーンラナとクロスボディーの二重奏。場外の伊藤に中島がトペ。ミサヲのアイアムアヒーローは山下がハイキックで迎撃。ダルマ式ジャーマンはカウント2。エルボー合戦でミサヲが押すも、山下が仁王立ちしてエルボーでやり返す。ラ・マヒストラルはカウント2となると、そのまま山下が持ち上げてアティチュード・アジャストメント投下。仲間のピンチに強引に割って入った中島が山下に619を狙う。これをロープ際で捕獲した伊藤がビンテージDDTで中島を排除。ワンミリのサンドイッチ攻撃から山下がリターンクラッシュ。Skull Kickは空を切ったが、ハイキックでダウンを奪う。2発目を浴びせてアティチュード・アジャストメントの体勢。切り返したミサヲが奥の手のヴァニタスをさく裂させ、チキンウイング・フェースロックでギブアップを迫る。ロープエスケープした山下へ中島が619で加勢してリング中央で決め直す。中島はカットに入ってきた伊藤をダイビング・セントーンで排除。山下が苦し紛れに立ち上がったところへ、ハイパミ・リターンズを食らわせて3カウントを奪った。王座陥落した伊藤はカメラに中指を突き立てて退場。

    【試合後のコメント】
    中島 取れましたー!
    ミサヲ 取れた! ベルトだー。取れた。嬉しい。
    中島 なんかまだちょっと夢見てるような気が。
    ミサヲ ほんとにちょっと夢みたいだ。取ったんだ。ワンミリから享楽が取りましたよ。取った。嬉しい。
    中島 私、タッグベルトができた時に坂崎ユカと初代のベルト巻いてたんですけど。当時、理想のタッグチームってやつにあと少し届く前にベルト落としてしまったなという気持ちがあって。私、今日のタイトルマッチ、なんか理想像に今度はハイパーミサヲの手が届いたんじゃないかなと思いました。なので、すごい嬉しいです。
    ミサヲ あのね、私ね、ずっと、みんなのことが眩しかった。ホントにずっとこの旗揚げから、あと伊藤ちゃんは初期から東京女子みんな引っ張って行って。中島さんはずっとずっと努力続けてるし、ワンミリは海外で東京女子の名前どんどん広めてくれてるし、ずっとみんなの背中を追いかけてるような感じの感覚だったんです。去年は骨折しちゃったし、ほんとは去年ワンミリにやり返したかったんだけど、私が戦線離脱しちゃって、どんどん、どんどんみんなが遠くに行っちゃう気がしてて。だけど、諦めたくなかったし。中島さん、欠場中もずっと「享楽でベルト取るんだ」って口に出してくれたから戻ってこれた。中島さんがずっと努力し続けて、未来で待っててくれたから、私、ようやく今日ベルトを取るっていう未来にたどり着けたよ。ほんとありがとう、中島さん。
    中島 ありがとう。
    ミサヲ 中島さんと私、ホントに享楽共鳴2人で取ったっていう実感がすごい。ありがとう。
    中島 これからベルトを巻いたら、すごくもっともっともっと面白いことをしたいというのがあるので、ミサヲと型破りの防衛戦をこれから続けていきたいなって思います。よろしく。
    ミサヲ よろしく!
    ――ワンミリにリベンジを果たせたことは?
    中島 おかしいよ、2人は。すごい憎たらしいですよね。強くて。
    ミサヲ ホントに欠場したからのもあるんですけど、もうどんどん長く続いてるタッグチームがいなくなって、享楽とワンミリがすごい最古参になってきた中で、そもそもベルトをかけてワンミリと闘うっていう機会っていうのが、ほんとにもうないかもしれないって思って。ワンミリから今日取り返せなかったら、もう2度とチャンスがないぐらいの気持ちだったから。ホントに今日、2年前よりもかなりパワーアップしてて。ホントに死ぬかと思ったけど。
    中島 ホントに死ぬかと。たんこぶができました。
    ミサヲ でも、取れてほんとによかった。
    中島 そして2年前より楽しかった。
    ミサヲ そうだね。楽しかった。
    中島 2年前より痛かった。
    ミサヲ 2年前よりホントに痛かっただけど、その分楽しさも増した。
    中島 痛くて楽しいです。
    山下 …負け。
    伊藤 負けました。
    山下 負けて。私たち、10回防衛できなかったら解散っていう風に、私が先に言い始めて。今日5回目の防衛戦で負けて、10回防衛できなかったんで解散っていう。そうなるんですけど、でも…。ごめん。
    伊藤 いや、もう何も、もうわかんない、なんか全部出して負けたから、もうなんか何も言えなくて。
    山下 でも、もう、わがままだっていうのはすごいわかってるし。一度言ったことを「お前、変えんなよ」って思われるかもしれないけど、やっぱり私、解散したくないし。伊藤がもしそれでいいって言って、今後も私と一緒に続けて、121000000、私のわがままで続けさせてくれるなら、私は伊藤とともにもっともっと強くなって、もっともっといろんな景色を見て、タッグだってまだまだまだやり残した事がいっぱいあって。やりたいこともたくさんあって。そのわがままが通るなら私はもっとやっていきたいし、もしやっていくんだったら、私は誰にも後悔させない、文句言わせないぐらい自分の姿をもって、行動をもって示していくから。解散は、私の言葉はなかったことにして、今後も続けさせてほしいです。
    伊藤 伊藤も山下以外なら考えられないんだけど…わかんない。今はその時じゃないのかもしれない。もう1回強くなってからもう1回やる。タイミングが(あれば)やる。縁があればやりたいかな。今はわからないけど、一度離れた方がお互いのためになるとは思ってる。だからごめん、山下(伊藤は一人で退場)。
    山下 ……でも、もう私の気持ちはもう…それでもやっぱり私の隣は伊藤麻希しかないので。また自分が強くなって、伊藤にもタッグとしての私たちにも振り向いてもらえるように頑張ります。
  • メインイベント 30分本勝負

  • プロレスファン必携アプリSTOMPING-ストンピン-Presents プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    21分14秒

    変形フェースロック

    ※第15代王者が初防衛に成功。
  • ゴングが鳴ってロックアップはすぐに離れる。リカのショルダータックルに瑞希はコルバタで応戦。場外のリカに瑞希が場外ダイブ狙い。これを捕獲したリカがコーナーの金具で足攻撃。リングに戻ってよっしゃいくぞエルボーからレッグロック。フォールを狙うも、カウント2。さらにロープに足をくくりつけてドラゴンスクリュー。ランニング・ヒップはカウント2となって、するりと抜けた瑞希がフットスタンプ。続けてロープをすり抜けるドロップキックを決める。ダイビング・フットスタンプは空砲も、リカをコーナーに横たわらせてフットスタンプ投下。5分経過。コーナーに登った瑞希をドロップキックで転落させたリカはエプロンへのニークラッシャーも、反撃した瑞希がコーナー最上段からフットスタンプの場外弾を食らわす。追撃を狙ってコーナーを目指すも足のダメージから崩れ落ちてしまう。それを見たリカがドラゴンスクリューから足4の字で絞め上げる。ブレイクとなると、トップロープにくくりつけてエルボーを膝に投下。ミサイルヒップはかわした瑞希がランアップ・フットスタンプから横回転のボディープレス。追撃を狙うもコーナーに押し込んだリカが雪崩式ツイスト・オブ・フェイト。ダウンカウントが数えられる中、カウント7で立ち上がったリカに瑞希がエルボー。ロープに走ったが、カウンターのヒップアタックが待っていた。続けてリカが張り手を食らわせると瑞希も張り手でやり返す。手首を掴み合って両者はエルボー合戦。15分経過。ツイスト・オブ・フェイトは阻止した瑞希がフットスタンプ。ハイキックからのスライディング・ヒップはカウント2。ドラゴンバックブリーカーからスリーパー。さらにドラゴンスリーパーに移行する。ロープブレイクとなって、リカがツイスト・オブ・フェイトからコーナー最上段に登ったが、瑞希が雪崩式キューティースペシャルを浴びせる。さらにミサイル・フットスタンプからダイビング・フットスタンプはカウント2。追撃のキューティースペシャルはリカがドラゴンスリーパーに切り返す。20分経過。回転して逃れた瑞希がキューティースペシャル。続くクロスフェースはリカがロープに手を伸ばす。すると瑞希は回転して右腕を取ってクロスフェースを決める。これにリカはたまらずギブアップ。
  • エンディング

  • 「少しだけリカさんのことがわかったし、もっともっと大好きになりました」(瑞希)

  • 試合後、瑞希がマイク。瑞希「ありがとうございます! ちょっと皆さん待ってて下さい。リカさん、ずっと好きでいてくれてすごく嬉しいです。リカさんが思ってるほどそんなにいい子じゃないけど…私そんなにじゃないですけど、でも今日は試合をして少しだけリカさんのことがわかったし、もっともっと大好きになりました」リカ「私もです」両者、抱擁をかわす。瑞希「今日は私達と一緒に特別な日を過ごしてくれて、ありがとうございます。これからも東京女子みんなでたくさんの愛を届けていくので、受け取って倍にして返して下さい。またすぐ会いに来て下さい。今日はありがとうございました!」瑞希とリカで一緒に花道を引き揚げ、東京女子プロレスの選手が待つステージへ。瑞希が地声で「今日はありがとうございました!」というと、全員で「ありがとうございました!」と頭を下げ、大団円で春のビッグマッチは幕を閉じた。

    【試合後のコメント】
    瑞希 はぁー、防衛できました! ベルトがまたここに戻ってきて、すごく安心するんですけど。今回は闘いだけじゃなくて、複雑というか、よく分からない気持ちに自分の中でなってて。好きだって言ってくれてる人に全部自分もさらけ出すから、嫌われるんじゃないかなとか、そういう不安もあったんですけど…大事なベルトを懸けた闘いだったので全部ぶつけられたなって思います。リカさんのことを少しだけわかったけど、たぶんまたほどよい距離でいる…かもしれないし、タッグ組むくらい仲良くなるかもしれないし。わからないけど、瑞希はリカさんとの距離感は程よくいようと思います。
    ――少しだけわかったリカの部分とは?
    瑞希 気持ちに嘘がないんだなって思いました。手紙をいただいたりとか、皆さんも見てくれるような手紙もあったと思うんですけど、それに嘘がないんだなって信じれたから。リカさんのおかげで自分のことも少し好きになれてるし、そんなリカさんが素敵だなって思ってくれるような人間でありたいなって思うから。本当の気持ちだったんだなっていうのがわかりました。
    ――それでも瑞希からはほどよい距離感?
    瑞希 …ご想像におまかせします(笑)。なんか、私は素直じゃないから。これからも雲みたいにつかめないくらいの方がいいかなって思います。
    ――エルボーを打ち合った場面はどんな気持ちだった?
    瑞希 すごく…あらためて初めてシングルだったんだって感極まったし、リカさんがビンタしてくるとは思わんかったし。だけどそれくらいまっすぐ伝えてきてくれてるんだなっていうのがわかって…嬉しかった。痛かったですけど。

    リカ 終わっちゃったー…。やっぱり、なんていうか…ベルトと私はずっと片思いなんだなって思い知らされました。簡単には届かない、何度挑戦してもうまくいかない。それにみずぴょんとはずっと一方的な片思いだって思ってて。だけど今日はたしかに思いがつながる瞬間があったから、私はもうそれだけでよかった。だから私は幸せです! それに前もまた向けるって思える試合だったから、よかったです。ありがとう!
    ――試合後にハグを求められた時の心境は?
    リカ 瑞希選手もなんだかんだ私のことが好きなんだなって、同じ気持ちってわかりました。
    ――これからも愛を伝えていく?
    リカ もちろんです。変わらないです。
    ――瑞希からタッグを組むこともあるかも?との発言がありました。
    リカ 本当ですか? もちろんです。どらぴょんタッグ組めたらいいなって、今日だって欲を言えば思いは通じ合ってタッグ組みたいって思ってたから…イエスです! 組んでほしいです、たくさん。

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