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第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント

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日時2025年2月8日
開場東京・後楽園ホール
観衆551人
  • 前説

  • アプガプロレスのミニライブは『Stand up! 恋の証明』

  • 難波小百合リングアナの諸注意のあとはアプガプロレスのミニLIVEへ。『Stand up!恋の証明』を熱唱し「後楽園大会、スタート!」とオープニングコール。
  • 第1試合 20分1本勝負

  • 先発は長谷川とサマー。腕を取る攻防を経て千花とアイビーへタッチ。千花がロープ際で体を入れ替えてエルボー。ショルダータックルが正面衝突するも、アイビーが制す。志乃が「ウェルカムジャパンツアー」と2人を呼び込みトレイン攻撃。志乃は「ディスイズ東京ドーム」と叫んで串刺しエルボー。サマーに千花がドロップキックを放って鳥喰へ。回転エビ固めや延髄斬りにサマーはギロチンドロップで対抗。5分経過。アイビーにかわると低空クロスボディーはカウント2。鳥喰がカウンターのドロップキックから鳥籠は丸め込まれて不発もアームドラッグを決めて長谷川へ。アイビーが延髄斬りを放って志乃にかわると串刺しエルボーからスリーパー。脱した長谷川がサマーソルトドロップはカウント2。エルボーのラリーから長谷川がドロップキック。さらにマフラーホールドを決めると鳥喰と千花も加わって鳥籠と稲荷鳥居との三重奏。耐えた志乃がしつこくスリーパーを狙うと鳥喰がカット。アイビーとサマーが相手2人を排除すると、長谷川がカウンターで志乃にエルボー。マフラーホールドに捕獲したが、逃げられそうになると、腰も決めてのマフラーホールドでギブアップを奪った。
  • 第2試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    7分1秒

    フェイマサー→片エビ固め

  • ロックアップから芦田が側転で腕を取るも上福が取り返してグランドへ。クリーンブレークあと、芦田が上福のサミングはバック転で逃れるも、結局食らってしまう。芦田の串刺しスピンキックに上福はカウンターのビッグブーツを放っていく。「キレイな顔してるね」と余裕を見せてのインディアン・デスロックに芦田はロープへ這う。さらに上福はロープギロチンやコーナーで顔面を踏みつけてラフ殺法。串刺しビッグブーツはカウント2。ドロップキックで反撃した芦田が首投げ連発。3発目を耐えた上福が卍固めへ。ロープブレークとなると、上福がロープにもたれる芦田にビッグブーツ。助走を取ってのドロップキックはカウント2。5分経過、ビッグブーツをかわして芦田がハイキック、ジャンピングブーツ、Y字ギロチンと畳みかける。カウント2。鎌固めは上福がサミングで阻止。ビッグブーツ連発に芦田がエルボーやハイキックを決めるも、バックに回った芦田を上福はブレーンバスターでブン投げてフェイマサーにつないで勝利。

    【試合後のコメント】
    上福 芦田美歩さんとシングルをしまして、なんかすごい凛としている感じで、いい意味で貴婦人感しているなという感じで。気が強いんでしょうね。Twitter(X)で「トップ選手に入るんだ!」と書いてて、すごい素敵な意気込みだなとは思うんですけど、私そういうやる気に満ち溢れている人が大嫌いなのよ。もう少し東京女子をよく知ってから、いろんな意味で東京女子をもっと好きになった上で「一番になりたいな」っておほざきになってくださいましっていうイメージでございます。

    芦田 強かった…。負けて悔しい気持ちももちろん滅茶苦茶あるんですけど、上福さんが強かった。1年以内に東京女子のトップレスラーになると東女1戦目で宣言したんですけど、こういう大きくて高い高い壁をブチ壊していかないといけないんだなと思ったら、私はまだまだ修行が必要だなと悲しいですけど思い知らされました。私が強くなるところ、トップに登る詰めるところを見ていてください。
  • 第3試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    8分10秒

    ケーキ入刀→片エビ固め

  • 仲良く腕を組んでラム会長とらくの新婚タッグが入場。リングに上ってもいちゃつくラム会長&らくに猫がキレてゴング。猫&真弥が串刺し攻撃を狙うとらくとラム会長はダンスしてかわし、フェースクラッシャーの二重奏。おやすみエクスプレスを決めて2人仲良くフォールしたが、カウント2。らくがバレンタインチョコレートを「昨日作ってきました」と言って渡す。ラム会長が喜んでいる背後から真弥が取り上げて食べてしまう。木曽レフェリーもそれに続く。「力がみなぎってくる」と叫んで真弥がボディースラムで2人をブン投げる。さらにラム会長に「試合中にチョコレートを食べて申し訳ありませんでした」と謝罪。猫にかわるとラム会長に首4の字はロープブレーク。5分経過、ラム会長がエルボーもかわった真弥の一発でダウン。それでもラム会長は追撃をDDTを決めて逃れるとらくへスイッチ。ぽっぽーチョップからチョコレートの箱での一撃も、中身が入っておらず寂しげな表情。猫へかわるとネコブリーカードロップはカウント2。真弥がロープギロチンで助太刀して猫が低空のネコードブレイカー。しかし、ラム会長がコードブレイカーでカットし、らくが河津掛け。さらにクロスボディーからかがやき。すかさずケーキ入刀の合体技を猫に決めて勝利。試合後は空のチョコレートを見たラム会長は木曽レフェリーに八つ当たり。入場ゲートではラム会長がらくへキスをして引きあげた。

    【試合後のコメント】
    ラム せっかくらくちゃんがチョコくれたのに…。なんかデカい女と木曽が食ったか? 許せない! 試合は勝ったけどバッドだわ。
    らく でも、もう一回作ります。まだ14日じゃないので。
    ラム 大好き!
    らく もっと大きいのを作ってきます!
    ラム そんぐらいラムのこと好きってこと?
    らく もちろん、何回でも作ります。
    ラム たまんねえ!

    真弥 血糖値が爆上がりでした。でももう…切れた。
    猫 せめて猫の分は?
    真弥 全部食べちゃったよ。でもチョコは美味しかったです。バレンタインのシーズンなんで、皆さんも贈りあってみてはいかがでしょうか? でも試合中は違うんでね。チョコNG。やってみてわかりました。食べながら試合をすると苦しい。
    猫 もぐもぐして。
    真弥 苦しかった。禁止です。よろしくお願いします。
  • 第4試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    10分32秒

    什の掟→片エビ固め

  • 両者の握手からゴングが鳴る。ロックアップから有栖がネックロック。投げられるも離さず決めてグランドの攻防へ。上原が首投げからバナナピロー狙いは有栖が決めさせない。上原が串刺し攻撃を狙ったが、追走式のドロップキック。さらに串刺しドロップキック連発はカウント2。ボディースラムで反撃した上原はドロップキックから側転エルボー。カウント2。バナナピローを決めるもロープブレーク。ブレーンバスターは不発となると有栖が下から足をすくってキャメルクラッチへ。5分経過、上原の手がロープに伸びると有栖の水車落としは不発も丸め込んでカウント2。さらに串刺しエルボーからコーナーに上がったが、上原が磐梯山狙いを阻止してバナナピローへ。力で脱した有栖と上原がエルボー合戦。激しいエルボーを連打した有栖がロープに走ったが、捕獲した上原がバナナピローで絞り上げる。ロープブレークになると、有栖が水車落とし。カウンターのドロップキックやスナップ・スープレックスで反撃を許すも、有栖はスーパーキック一閃。什の掟とつないで勝利。

    【試合後のコメント】
    有栖 タッグトーナメントの初戦でわかなから取られた時は本当に悔しいを通り越して、寝る時も起きる時もギブアップした瞬間を思い出しちゃうぐらいに忘れられなかった。落ち込んでられないと思って切り替えると言ってみたけど、どこか頭の片隅じゃない、全部に蘇ってきて。でもそのたびにファンの人やタッグパートナーが支えてくれて。で、今日、一人じゃないと思いながら来た。みんながいてくれたから今の私があるし、ドン底に落ちても這い上がってくるのが私だと思うし。だからこの間の負けはまた私を強い気持ちにさせてくれた。闘ってくれたわかな、ありがとう。私はまだまだ前に進むから、これからやらないといけないこともあるし、伝えなきゃいけないこともある。だから私は前に向かって頑張ります。
    ――終盤には今まで使ってこなかった技(スーパーキック)もあったが。
    有栖 あれはいつかヤバい時に出そうと思っていて練習していて。ヤバいと思って(今日)出したから、わかなを夢プロ時代から見てたから、改めて成長ってすごいなと思わされた瞬間でした。

    上原 前回のタッグトーナメントで私が先輩から初勝利して。その相手が有栖さんで。前回はタッグだったので上福さんに助けてもらったので、今日のこのシングルで本当の自力で勝たなきゃいけなかったんですけど。有栖さんから勝って前回の勝利がまぐれじゃないって思わせたくて。でも今日はこういう結果になってしまって、滅茶苦茶悔しいです。それに有栖さんは夢プロレスの時から一緒に教えてくださって、デビュー戦のタッグパートナーの相手でもあったので、追いつきたいとずっと思ってて。前回のタッグトーナメントでやっと距離を縮められたと思ったんですけど、シングルで闘ってみたら私も一歩進んだけど、有栖さんはさらに一歩先を進んでいるんだなと実感しました。またここから有栖さんとは闘うことがまだまだあると思うので、今回負けたからって諦めず、また自力勝利できるように頑張っていきたいなと思います。
  • 第5試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    7分55秒

    バッティングハンマー→体固め

  • 汐珠から握手を求め、未詩が握り返して試合開始。汐珠のロックアップで押そうとするが、未詩はびくともせず。ヘッドロックで絞り上げ、ドロップキックはすかしてみせる。再びヘッドロックで絞り上げ、汐珠のロープワークにはつきあわず。未詩がまたヘッドロックでスタミナを奪っていく。バックブリーカーからのカバーはカウント2。ジャイアントスイングの体勢に汐珠は足をつかんで抵抗。ならばと未詩は強烈なエルボー連発でダウンを奪う。投げを切り返した汐珠がコーナー反転式のミサイルキック。未詩の体に飛びついて変形コブラクラッチを決めたが、その体勢のまま未詩はロープに逃れる。5分経過。未詩が汐珠を抱えてコーナーまで突進。ショルダータックルでぶっ倒してジャイアントスイングへ。カウント2。未詩の投げに必死に抵抗した汐珠は丸め込み連発。さらに振り子式ドロップキックを決める。続くドロップキックは仁王立ちして受け止めた未詩がカナディアン・バックブリーカー。技を解いてバックスイングを溜めたバッティングハンマーで3カウント奪取。

    【試合後のコメント】
    未詩 高見汐珠と初めて対戦しました。汐珠ちゃんは私を好きといって石川県から出てきて、プロレスラーとアイドルになるという特殊な道を選んだ変な子供なので、こうやってシングルでプロレスラーとして1年経った汐珠ちゃんとできてうれしかったです。汐珠ちゃん自身が私のことを好きだけど憧れじゃないと思っているはずなので、好きと憧れと目標は別にして、ここから自分の道を強くなっていって欲しいなと思います。そしてなんと、大田区でウィロー・ナイチンゲールとのシングルが決まったということで、待ってました! 2年、3年、ずっとずっと待ってました。すごく前に来れなくなって、そこからずっとウィローさんとシングルマッチがしたいと思っていたので。ウィロー、カムカムオン! カムカムオン、TJPW、カモーン! イェーイ!

    汐珠(号泣)今日未詩さんとのシングル、初めてというのは汐珠にとって特別で。発表された時からいろんなことを考えていて、ちょうど1年のタイミングだから1年の集大成を初めて当たる未詩さんにぶつけて、汐珠はこんなにできるようになりました、大きくなりましたって伝えたかたんですけど……。やっぱり、自分が思っていたよりまだまだだなって思ってしまって、悔しいです。でも未詩さんに出会えなかったら汐珠は今絶対ここにいないと思うし、入ってからも未詩さんがいたから1年迎えられてこうやってプロレスをできてるなっていつもすごく感じるし、プロレスだけじゃなくて全部本当未詩さんがいたから、汐珠はこうやっていられるから、体も小さいし、テンションとかもよくわからない子だったと思うんですけど、ずっと見守ってくれてというか手放さなかった未詩さんに感謝しかないです。こんな汐珠なんですけど、これからもよろしくお願いします。
  • 第6試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    8分27秒

    ヴィーナスDDT→片エビ固め

  • 両者の握手からゴングが鳴る。ロックアップからユキがヘッドロックやチンロックで絞り上げる。ハルのエルボーにユキもエルボー。さらにショルダータックルでぶっ倒してセントーン。突進をハルがジャパニーズ・レッグロールクラッチで丸め込んだが、カウント2。ユキの投げっぱなしの水車落としを食らったものの、コーナーからダイブをかわしたハルはセカンドロープを使ったドロップキックで反撃。串刺しドロップキック連発はカウント2。アームバーはユキがフォールで潰してみせる。コーナーで踏みつけてからユキがストマック・ブロックで痛めつけ、リバース・セントーン。カウント2。ここでハルが飛びついてのアームバーでユキをとらえたが、ロープブレーク。ならばと腕へのコードブレイカーから再びアームバーへ。5分経過、ユキの足がロープへ届くと、ハルはロープ走るもユキが投げ捨ててセントーン。抵抗するハルを強引にサイドスープレックスで投げたが、ハルもフィッシャーマンズ・スープレックスで対抗。低空クロスボディーはカウント2。ハルのエルボーにユキがショルダータックルを決めると、ハルはすぐに立ち上がってドロップキック連発。それでも倒れないユキがヴィーナスDDTをさく裂させて勝利。

    【試合後のコメント】
    ユキ やったー! 後楽園、シングルマッチ、勝ちました! うれしい! 後楽園って特別な場所だし、そこでシングルマッチをできるというのは今日の大会では多かったけど、なかなかあることじゃないので、そこでちゃんと勝って結果を残したというのはすごいうれしい。で、その相手、風城ハル。デビュー半年ぐらいの時にやったんですよね。1年半前ぐらいにやったんですよね。もう全然違いましたね。その時はやりたい気持ちは伝わってくるけど全然体が追い付いてこないという感じがしたんですけど、もう気持ちも体も同じように進んでいる感じがして。それでどんどん今成長しているところなんだなと思って。そういう相手と今日シングルで闘えたのは私にとって、いいデカい経験になりました。かわいいんですよ、ハルは。妹みたいな気持ちがあるので。でもリングの上なんでぶっ倒しましたけど、また何度でも闘ってぶっ倒していきたい。そして、この東京女子のリングでもっともっと切磋琢磨して一緒に強くなっていきたいと思います。

    ハル 1年半ぶりのユキさんとの2回目のシングルで。ずっとユキさんに去年は触れずにいたというか、組んではいたけど、対戦はなくて。私が闘ってない1年間、プリンセスカップだったり、ユキさんから勇気じゃないけどパワーをもらっていたなって思ってて。私もねくじぇねトーナメントとかタイトルの挑戦とか、2024年は2023年よりちょっとは成長している、強くなっていると自信をもって言えるようになって、ユキさんとシングルをしたいと思っていたから今日実現してすごいうれしかったし。でもユキさんの強さに、私のほうがまだまだ劣るし。前に比べてできること増えたし、強くなったし、前回よりももっともっと熱く闘えると思ったし。ユキさんからしても私はもっと頼もしくなれたんじゃないかなと思って挑んだんですけど、まだまだですね。でも、やりたかったシングルができたので、私はこれからも頑張って強くなって、またユキさんと闘える日がきたら次は勝ちたいと思います。
  • 第7試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    15分22秒

    ツイスト・オブ・フェイト→体固め

  • 瑞希だけ握手を拒否して試合開始。先発は凍雅とHIMAWARI。ロックアップからロープワークで2往復させたHIMAWARIと凍雅がグランドの攻防を経てクリーンブレーク。リカと瑞希にかわるとリカが手を差し出したが、リカは拒否。2人がグランドでスピーディーな攻防。瑞希がドロップキックを放ってHIMAWARIへスイッチ。長い髪の毛攻撃にリカが怒って髪を捻り上げる。さらにリカがコーナーで「潰れろ」と叫んでHIMAWARIを踏みつける。よっしゃいくぞエルボーはカウント2。5分経過。かわった凍雅のローリングサンダーが自爆となるとHIMAWARIがショルダータックルでなぎ倒してローリング式フェースクラッシャーを決めて両者スイッチ。瑞希がネックブリーカーからセカンドロープをすり抜けるドロップキック。さらにプランチャで追撃。リングに戻るとリカがドラゴンスクリュー。足4の字はフェースロックに切り返されるも、強引に足4の字へ移行。ロープブレークとなると、リカが雪崩式ドラゴンスクリューから足4の字でギブアップを迫るが、瑞希の手がロープへ伸びる。ドラゴンバックブリーカーをカサドーラ・フットスタンプで切り返した瑞希が突進するも、リカはスリーパーからドラゴンスリーパーへ。脱した瑞希がシャイニング・ケンカキックを放ってHIMAWARIへスイッチ。10分経過。串刺しエルボー連発からショルダータックルはカウント2。ヒップアタックで反撃したリカがスライディング・ヒップも瑞希がカット。ツイスト・オブ・フェイトは不発も、HIMAWARIのタッチを阻止したリカはコーナーの瑞希を持ち上げて場外スルー。HIMAWARIにもヒップアタックを決めてドラゴンバックブリーカーへ。続くスリーパーは押し潰してフォールしたHIMAWARIに瑞希がフットスタンプでアシスト。さらにお姫様落としとフットスタンプの合体攻撃。カバーはカットに合うと瑞希が投げっぱなしのキューティースペシャルで凍雅を排除。コーナーからのフットスタンプをかわしたリカが旋回式ドラゴンバックブリーカーで瑞希を排除。ダメージの大きいHIMAWARIにリカが延髄斬りからツイスト・オブ・フェイトと繋いで勝利。

    【試合後のコメント】
    リカ 今日は前哨戦、直接やり合えるということでみずぴょんから取りたいなって攻めたんですけど…ちょっと途中でこのままじゃダメかなって思ってしまったのがあって、狙いをHIMAWARIに変えてチームでは勝てたというかんじでした。だけどまぁ、他のすべては3・16の方で出し切りたいと思っているので、そこにあとは全部ぶつけたいなって考えてます。それに今日はみずぴょんの王者としてのすごみっていうのも目の当たりにしたので。残りの時間をどう大事に過ごしていくかにかかっているので、アプローチをどうしていくか、しっかり考えて過ごしていきたいと思います。凍雅はどうだった?
    凍雅 私は前回タッグトーナメントでHIMAWARIさんから直接負けてて。瑞希さんとリカさんの前哨戦だけど、私にとってはHIMAWARIさんへのリベンジというか。前哨戦のカードをこっちのお2人で決着つけてほしいなって気持ちと、でも前哨戦だけど私とHIMAWARIさんで決着つけたいなって気持ちもあって。でも今回は私も決着つけられなかったので、いつかまたシングルとかでリベンジできたらなって思ってます。
    ――瑞希に握手を何回も断られました。
    リカ まだ照れてるのかもしれない。照れがあるけど、本番までに向き合ってもらったらなって私もアプローチを怠らずにしていきたいなって考えてます。
    ――ベルト獲得への手ごたえは現状ある?
    リカ いやぁ、まだわかんないですね。今日はほんの一部ってかんじだったので、まだまだこんなもんじゃないぞと、辰巳リカも。3・16にとっておきます。

    瑞希 あー…なかなかにハッピーなタッグだったんですけど、最後悔しかったです。ごめんねー。
    HIMAWARI いや、せっかく大事な前哨戦だったのに自分がふがいないばかりに…。
    瑞希 なんかリカさんとタイトル決まってから前哨戦初めてだったんですけど…なんだろう。自分が直接負けるより仲間が負けてる姿を見るのがすごい悔しいって知ってるかのように阻止されたのとか。私のことをわかってるのかなってちょっと感じちゃったんですけど。私は自分の目で見たものとか感じた感情でしか割と信じられない。形になってるものとか、自分が直接感じてないと信じれないところがあるんですけど、リカさんの愛ってすごい歪んでると思ってて。歪んでるんです。それは本当に愛なのかどうかが分からないから、リカさんといまだにこうやって打ち解けられてないのかなって思うんですけど。たぶんそれは自分も嫌われたくないから全部をさらけ出してないと思うので。リカさんが今日まっすぐ向かってきてくれたのを見て、私もまっすぐ向き合って。全部さらけ出したうえで、それでも好きだって思ってくれたら嬉しいし、嫌いになられたら嫌いになられたで仕方ない。私はちょっと向き合い方をもう一度考えながら3・16挑みたいと思います。
    HIMAWARI 自分は今日は凍雅とガッツリ向き合えたなって。やっぱりお互い勝ったり負けたりの同期で、切磋琢磨できる関係性なので。直接じゃないとはいえ、今日は凍雅にも負けてるし。次は直接リベンジを果たしていきたいと思います。
    瑞希 同じだ。同じ志。
    ――タイトル戦までまだ1ヵ月以上あるが、今回みたいに前哨戦をどんどんやっていきたい?
    瑞希 ……ノーコメントで(笑)。なんか当たりたいんですけど、当たれば当たるほどリカさんのことが分からなくなるような気もしてて。でもどっちみち面と向かった時に分からないから、その瞬間瞬間、自分の気持ちを信じて向かい合うしかないなって思ってるので。前哨戦があったらやりますよ、そりゃ。あってもなくても不安はないです。頑張る。でも向き合わなきゃ、見てなきゃ、ね。とんでもないもんね。目を離したら終わりだと思ってるので。えーでもなんか、見つめるみたいなかんじはちょっとイヤかも。どうしよ。
    HIMAWARI でもまだ時間がありますからね。そういう意味では。
    瑞希 そうだよね。ありがとう。
  • セミファイナル 30分1本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    VS

    • LOSE

      <挑戦者>

      ジェイダ・ストーン

    VS

    12分29秒

    リング・ア・ベル→エビ固め

    ※第13代王者が初防衛に成功。
  • 鈴芽の手をジェイダが握り返してゴング。バックを取る攻防から腕を取る攻防を経てグラウンドへ。ジェイダが変形のワキ固めを決める場面も。クリーンブレークとなると、ジェイダがスリングショット式アームドラッグに場内が沸く。鈴芽も負けじとドロップキックで反撃を試みるも試合の流れはジェイダ。ブレーンバスターで放り投げ、低空ラリアットはカウント2。側転エルボーからコーナーでダウンする鈴芽へメテオラ。さらに腕をロープを使って絞り上げる。足を使った羽折り固めはカバーで逃れられたが、ロープ際で踏みつけて旋回式サイドウォークスラムで叩きつける。その場飛びムーンサルトの自爆を誘った鈴芽はフェースクラッシャーからヘッドシザースでギブアップを迫る。逃れようとするジェイダに反転して再び決めると、ジェイダはカバーして脱出。両者エルボー合戦からジェイダの一撃に鈴芽がダウン。変形十字固めなど丸め込みで攻め込んだが、ジェイダはDDTで応戦。ロープ際の攻防となると、鈴芽がタランチュラで捕獲。続けてミカヅキ流星群はキャッチされると丸め込んでみせたが、強引に持ち上げられてジェイダのサモアンドロップを浴びてしまう。10分経過。さらにジェイダがコーナー最上段からムーンサルト・アタックでダブルダウン。リング・ア・ベルはゴリー・スペシャルに捕らえ、続けてスパークスタナー狙い。これをドロップキックキックで迎撃した鈴芽はフェースクラッシャーからリング・ア・ベルと繋いで勝利。
  • 「鈴芽さん、そのベルトに挑戦させてください!」(有栖)「私も言おうと思っていたよ! 3月16日、ここしかないでしょ!」(鈴芽)

  • 試合後に有栖が登場してマイクを取る。有栖「鈴芽さん防衛おめでとうございます。鈴芽さんそのベルトに挑戦させて下さい」鈴芽「私も言おうと思ってたよ。この試合、ジェイダに防衛出来きたら伝えようと思ってた。3月16日そこしかないでしょう。大田区総合体育館でこのベルト懸けて私とシングルしよう!」有栖「お願いします!」鈴芽「最高の試合をしような!」有栖「当たり前だ!」両者はガッチリ握手をかわしてリングを下りた。

    【試合後のコメント】
    鈴芽 ジェイダ相手に防衛することができました。アイウォン…? アイウォン! アイムザチャンピオン! ジェイダと闘ったおかげで自分の世界がすごく広がった気がしています。まだまだ自分は世界にぶつかっていくのに足りないところばっかりだって思ったけど、私の防衛ロードはチャレンジロードでもあるから。どんどんチャレンジしていきたいって思いました。その一歩目で彼女と闘えたこと、ジェイダと出会えたことがすごくよかったと思います。私絶対強くなって、もっともっと防衛続けるから、いつかもう一度このベルト狙いに来てほしいです。そして、すぐに2回目の防衛戦の相手が決まりました。遠藤有栖。このベルトを取った時から、いや取る前からずっとずっといつか2人でシングルのタイトルマッチしたいねって話してて。それがもう夢のまた夢じゃなくなったんだなって思ったし。大田区総合体育館、ビッグマッチは有栖しか相手いないと思ってたので、先に言われちゃったけど同じ気持ちだし。絶対守るって気持ちでいます。

    ジェイダ 鈴芽さんには一度勝ったことがあるので、勝てることが分かっていただけにとても残念です。ファンのみなさんやアメリカで見てる仲間のみんなをガッカリさせてしまったことが心残りですが、鈴芽さんはすごいチャンピオンだし。試合でもホントに全力で闘ってくれたので、その点に関しては嬉しいです。
    ――後楽園のセミで試合をしました。
    ジェイダ 自分のキャリアが3年で後楽園ホールのセミっていう大きな舞台で、自分が試合をしたことがある中でも一番といってもいいくらい素晴らしい選手の鈴芽さんと試合ができたことは、まさに夢が叶ったような気分であり、とてもとても光栄です。ただ、これで終わりではないので。鈴芽さん、また仕返ししてケリをつけにいきます。
    ――あのベルトにも心残りがある?
    ジェイダ 日本の団体のベルトっていうのがやっぱり欲しいし、それを鈴芽さんから取るっていうのはなおさら嬉しいこと。鈴芽さんのような素晴らしい選手と試合をすることで自分ももっと高みに上ることができて、レスラーとしてより強くなるっていうのが一番の望みなので。それを叶えさせてくれる鈴芽さんにはぜひありがとうと言いたいです。

    有栖 やっと伝えられた。私は今日わかなにシングルで勝って、鈴芽さんがベルトを防衛したら絶対に挑戦しにいこうって思ってたから。まあ信じてた、鈴芽さんを。防衛するって。3月16日、大田区。私たち、けっこう大きい大会では1試合目のことが多くて…まさかベルトを懸けて、本当にいままでベルトを懸けて闘ったりしたいねって言ってたから、それが叶って私はめちゃめちゃ楽しみです。タッグパートナーだからこそ、お互いを知り尽くしてると思うし、それをどうかいくぐっていくかがアレだと思うので。私は鈴芽さんに勝ってあのベルトを巻きます!
  • メインイベント 時間無制限1本勝負

  • 第5回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント決勝戦

    VS

    VS

    16分28秒

    ダイビング・セントーン→片エビ固め

    ※享楽共鳴が初優勝。
  • ミサヲはハイパミ号に乗って入場。ミサヲがマイクを取る。「2年ぶりの決勝です。私は悔しさを忘れてません。勝つ! それしかない。純粋なきれいな心を持って…(場内が笑いに包まれると)笑ってる場合じゃない! 私がやってやります」ここでインペイラーが奇襲してゴング。中島がコルバタで場外へ投げ捨てるとミサヲがハイパミ号で突進もインペイラーが避けてセコンドの真弥が犠牲に。さらにぽむ投げを食らってしまう。リングに戻るとインペイラーが強引に中島をぶん投げる。ぽむがラフォーレ原宿をインペイラーに決めて相手に激突させる。替わったぽむがでんでん太鼓からのカバーはカバーはカウント2。カウンターのエルボーを食らったが、インペイラーが入ってきて中島を羽交い締めにしてぽむがスネ蹴り。インペイラーもスネ蹴りで続く。ぽむの追撃のスネ蹴りはインペイラーに誤爆。ミサヲに替わるとぽむにクロスボディーはカウント2。チキンウィング・フェースロックを決める。5分経過。ロープブレークとなると、インペイラーから背中を押されたぽむがショルダータックルからドロップキック。インペイラーにかわるとミサヲのラ・マヒストラルは持ち上げられて決まらず。ならばとバックに回ってチキンウィング・フェースロック。これをコーナーにぶつけて回避したインペイラーは串刺しボディースプラッシュからベイダーハンマー。リバース・スプラッシュはカウント2。突進を切り返したミサヲがセカンドロープからハイパミ・リターンズ。タッチを受けた中島がセカンドロープからコルバタ。619を決めてノーザンライト・スープレックスで投げっ放す。怒ったインペイラーがスピアからレフトハンド・ラリアットを決めてぽむへスイッチ。エプロン越しのぽむ・ど・じゃすてぃすからミサイルキック投下もカウント2。10分経過。インペイラーとの超ぽむ投げはミサヲが阻止。コーナーのインペイラーへ中島が雪崩式フランケンシュタイナー。場外エスケープしたインペイラーへ中島がトペも、捕獲されてエプロンへ叩きつけられてしまう。戦場が南側客席通路へ移るとぽむ投げは中島によけられセコンド陣に誤爆。中島が客席鉄柵使った619にミサヲが南側客席階段をハイパミ号で滑走してアタック。場内は「ミサヲ」コール。リングに戻った中島がぽむにロコモーション・ノーザンライトも、これを切り返したぽむがぽむ・ど・じゃすてぃす。15分経過。両者のエルボー合戦で中島がダウンを奪うとぽむがPアタックで応戦。ならばと中島はトップロープの619からダブルアームDDTを決める。ミサヲは場外のインペイラーにアイアムアヒーローで釘付けにすると、中島がぽむにダイビング・セントーンをさく裂させて勝利。享楽共鳴が初優勝を飾った。
  • エンディング

  • 享楽共鳴がプリンセスタッグ取りに照準も、チリで防衛戦をおこなうワンミリにメッセージ「負けたら日本出禁!」(中島)

  • トロフィーを受け取る享楽共鳴、インペイラーはぽむを抱えて退場。中島「ミサヲと組んでから享楽共鳴はすごくすごく楽しくて。こんなに楽しいのに勝てないのが、ずっともどかしかった。けど、やっと一番上まで来れました。あの、でも…これはまた私は2年前のリベンジというか、ミリオンと2年前やった後楽園がずっと心の中で棘になってて。山下も伊藤ちゃんもすっげえいいやつなんだけど、私、121000000…大っ嫌い! ベルト取りたいです!」ミサヲ「ベルト取りましょう! ようやく棘を抜く時がきました。享楽共鳴がこの上、最強に駆け上がりましょう。だけど121000000、なんかチリでタイトルマッチあるらしいんですよ」中島「ふざけんな!」ミサヲ「おい121000000、チリで負けてくんじゃねえぞ! 絶対勝って来いよ!」中島「負けたらお前たち出禁だからな。日本出禁!」ミサヲ「ベルト落としたら帰ってくんなよ」中島「いらねえよ、ベルト持ってねえ2人なんか」ミサヲ「私たちは121000000からベルトを取りたいんです」中島「未来のチャンピオンだぞ! 私たちが享楽…」2人「共鳴だ!」

    【試合後のコメント】
    中島 生きてる、一番生きてるかんじがします。
    ミサヲ 優勝したー!
    中島 優勝しました、やっと。
    ミサヲ 中島さん、決めてくれてありがとうございます。
    中島 こちらこそ。やっぱりこれぞ享楽共鳴だなって思えたんです。すごい楽しかったので…めっちゃ痛いけど。
    ミサヲ とんでもないことになった。
    中島 その楽しさに結果がやっと追いついてくれたなって思って。でもここからなんで。まずミリオンがチリで負けた場合は日本出禁です。
    ミサヲ 絶対ベルト持って帰ってこい。そして我々から剥がされろ!
    中島 お前らなんか大っ嫌いだ!
    ミサヲ 中島さんが言ってた棘はずっと私も刺さってから、ホントにいまが棘をぶっこ抜くタイミングですね。
    中島 絶対抜いてやります。
    ミサヲ 享楽共鳴が最強ってとこを見せてやりましょう。
    中島 一発ずつぶん殴ります。
    ミサヲ 一発といわず。
    中島 百発くらい? 千発でも。
    ミサヲ 121000000殴ります。
    中島 そうしよう。
    ミサヲ 殴って我々享楽共鳴が享楽共鳴して勝ちます。
    中島 未来のチャンピオンです。
    ――あらためて決勝で闘った2人はどうだった?
    中島 バケモノ級のやつ…。
    ミサヲ バケモノ級っていうより、バケモノでした(笑)。本当に。
    中島 なんかけっこう(インペイラーが)怪獣を名乗ってることを目の敵にしてるっていうのを感じましたね。ただ、やっぱそこにぽむの強さが厄介と言うか。それをすごい感じました。
    ミサヲ ぽむがホントに強くなっていて。
    中島 気付いたらね。怖い、ビックリした。覇気がすごくて。でもそこを含めて楽しめました。
    ミサヲ 楽しめた。一番の怪獣でした、中島さんが。
    中島 嬉しい。アイアム、ビッゲスト・カイジュー。
    ――5回目の出場でついに手にしたトロフィーはどう?
    ミサヲ すごく重みを感じるし、これもう誰にも渡したくないから、やっぱりベルトもゲットして大飾りしたいです。
    中島 大飾りしたいね、家で。
    ――階段を駆け下りることに躊躇はなかった?
    ミサヲ 逆にカメラの人たちを早くどかしたくて、どんどんもっと早く走りこみたくて。全然躊躇はないんですけど、もっともっと…もう1回でも走りたいくらいですね。
    中島 あれできないです。怖い。
    ミサヲ 走り足りないってかんじがして。
    中島 すごいな。
    ミサヲ もうちょい、もっと轢きたいです。マックスのこともみんなのことも。まぁ121000000のことも。
    中島 ぺっちゃんこです、ミリオンなんて。

    ぽむ えーん、負けちゃった…。ごめんね。やっぱ享楽共鳴はちょっとクレイジーだったね。ぽむたちも頑張ったけど。でもさ、トーナメントにこうやってぽむとマックスで出て、前よりもさらに仲が深まった気がして。優勝はできなかったけど、マックスハートを手に入れたね? ぽむたちはぽむたちで(と一緒に手でハートを作ろうとするも、インペイラーはせずに消えていった)

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