前説
Queriに荒井、伊藤、上原、長谷川が参加/5・5大阪で享楽共鳴がマッチャ&アレクシスとプリンセスタッグV2戦/難波が5月下旬に写真集発売/汐珠のソロライブ!
難波小百合リングアナの前説では神田明神の高島さんの挨拶を挟んで、ファンとタレントをつなぐアプリ「Queri」(クエリ) に荒井、伊藤、上原、長谷川が参加することや、18日のラスベガス大会の結果を受けて5・5大阪での享楽共鳴がプリンセスタッグ王者としてマッチャ&アレクシス・リー組を迎え撃つことが発表されたほか、本日の変則トーナメントで優勝した選手が5・3春日部で鈴芽の持つインターナショナル・プリンセス王座に挑戦することがアナウンスされた。最後に難波自身から5月下旬に写真集が発売されることが明かされた。さらにアップアップガールズ(プロレス)の歌のコーナーでは高見汐珠が『青春チューリップ』を熱唱。
第1試合 時間無制限1本勝負
インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定変則トーナメント1回戦~8人タッグマッチ
大会前におこなわれた抽選の結果、1回戦の8人タッグの組み合わせは風城ハル&HIMAWARI&七瀬千花&高見汐珠vs凍雅&芦田美歩&キラ・サマー&アイビー・スティールに。先発は七瀬とアイビー、腕を取り合ってグラウンドの攻防。お互いに切り返し合い、汐珠と芦田に交代。芦田がヘッドロック、汐珠は変則的なロープワークからドロップキックを放って串刺し攻撃。これは芦田が回避してハイキック、さらにビッグブーツを放ってからヘアーホイップ。代わったキラがバックエルボー、アームロック。しばし劣勢が続いた汐珠だが、凍雅に対して反転式ミサイルキックを放って七瀬にチェンジ。凍雅がボディースラムからチンロック、七瀬は走りこんでエルボー、さらにエルボードロップ。5分経過、打撃戦からロープに走った凍雅が豪快なエルボー、芦田に交代。ドロップキックから再び打撃戦、七瀬が打ち勝ってHIMAWARIに交代する。ショルダータックルからフェースクラッシャー、逆片エビ固めは芦田が防いでジャーマン狙い。これはHIMAWARIがさせず、それでもバックスピンキックからギロチンドロップ。追撃はHIMAWARIが切り返して逆片エビ固め、芦田がロープへ。ビッグブーツを返してキラに交代。HIMAWARIとショルダータックルで正面衝突してからボディースラム、HIMAWARIはドロップキックを返してハルにタッチ。串刺し攻撃からドロップキック、アームブリーカーからアームバー。キラがそのまま持ち上げようとするが、ハルが耐えて決めなおす。アイビーがなんとかカット。入ってきたHIMAWARIにネックブリーカーを放つと、ハルに対してキラと連係。なんとか防いだハル、アイビーをドロップキックで排除してからキラに低空クロスボディー、10分経過、フィッシャーマンはキラが耐えてリバース、逆エビ固めで絞ると味方もアシスト。それでも汐珠のカットが間に合う。HIMAWARIが芦田&アイビーをまとめてドロップキックで吹っ飛ばすと、そのHIMAWARIに凍雅がフォールアウェイスラム。リング上はハルとキラ。キラがギロチンドロップ、サモアンドロップはハルが丸め込み、さらに回転足折り固めへ。これで3カウントを奪った。
試合後に準決勝のタッグマッチの組み合わせ抽選がおこなわれ、ハル&七瀬vsHIMAWARI&汐珠に決定した。
第2試合 15分1本勝負
第3試合 15分1本勝負
第4試合 時間無制限1本勝負
インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定変則トーナメント準決勝~タッグマッチ
汐珠がローンバトルもハルにバックエルボーからドロップキックを放ってピンチを脱出。HIMAWARIが一気呵成に攻める。ハルはHIMAWARIの逆片エビ狙いをしのぎ、エルボー連打。HIMAWARIもエルボーを打ち返していく。ハルはHIMAWARIの腕を取るとストレート・アームバー。これはHIMAWARIがロープに逃げる。セカンドロープからの反転ドロップキックをHIMAWARIがかわしてローリング・ネックブリーカー。お姫様落としはハルに踏ん張られるとショルダーアタック。お姫様落としは読まれてボディープレスで返されると低空クロスボディー。フィッシャーマンはHIMAWARIが防いでお姫様落としからハルと交替。ハルのドロップキックを千花がかわしてエルボードロップ。稲荷鳥居狙いはハルが懸命に逃げる。汐珠のエルボー連打に千花がエルボーで一発で返すとジョンウー。ボディースラムから稲荷鳥居・改はHIMAWARIがカット。そのHIMAWARIをハルがセカンドロープからの反転ドロップキックで排除。千花がボディースラムも汐珠が抵抗して反転ミサイルキック。しかしカウント2止まり。ならばとコアラクラッチは千花が振り解く。千花のドロップキックに汐珠がすぐさまドロップキック。振り子式ドロップキックからコアラクラッチへ。これでギブアップを奪って汐珠は自力初勝利とともにHIMAWARIとともに決勝戦へ進出。
第5試合 15分1本勝負
序盤から苦戦を強いられた長谷川だが、ドロップキックでやり返すと串刺し攻撃狙い。前蹴りで止める関口の左足をキャッチして攻め立てる。関口もエプロンでのアームブリーカーでやり返し、リングに戻ってドロップキック。さらにワキ固め→腕固めへ。長谷川がロープへ逃げる。長谷川もクロスチョップでやり返し、マフラーホールドでギブアップを迫る。関口がロープを掴む。長谷川のエルボーを皮切りにエルボーのラリー。長谷川はフロントキックをかわしてローリングネックブリーカー。カウント2で返されるとコーナーに登る。関口が追いかけてファイアーマンキャリーで捕獲。長谷川がかわして丸め込む。関口も丸め込みで返そうとするも長谷川がトルネードクラッチへ。しかしカウント2。関口が最後は紫電改で勝利した。
【試合後のコメント】
関口 え~今日、長谷川美子さんと闘って勝つことができました。ありがとうございました。技はなんと角田奈穂直伝・紫電改ということで奈穂さんのおかげで自分は東京女子さんに出られると思うので、とてもありがたく思います。またぜひ呼んでいただけたらと思います。ありがとうございました!
――長谷川選手は引退が決まっているので、もしかしたら最後の対戦になるかもしれないが。
関口 2回目のシングルマッチで当時とは違ってお互い成長したと思うので、リングの中でしかできないやりとりができたのかなと思っていて、すごい寂しくもあり、でも本人が決めたことなので、送り出したいと思って。それこそ紫電改で取りたいなという気持ちが大きかったので、今日試合ができてよかったです。ありがとうございました!
長谷川 今回、関口翔さんと闘わせていただいて、身に覚えのある技で決められて。あれ角田奈穂さんの紫電改じゃないかなと思って。なんかいつの間にか担ぎ上げられていたので。でもこうやって引退ロードで交わらせていただいたのはすごく嬉しいんですけど、翔さん、まだまだ交われる機会があるかなと思うので、絶対に勝ち逃げはさせませんので、また是非闘ってください。クソーッ!
セミファイナル 20分1本勝負
真弥のピンチに猫がもかの顔面をかきむしってアシスト。真弥は「今日も猫さんが張り切ってツメを鋭くしてきてしまい大変申し訳ございませんでした」と謝罪式ニー。猫が出てくるも引っ掻き攻撃が真弥に誤爆して、もかから水波にスイッチ。水波が猫にコーナー逆水平。真弥が「そんなことは許さない」と身代わりにならんとするも脱走。水波が猫にマシンガン逆水平。もかが瓦割りで続く。猫もドロップキックをかわしてバックエルボーを決めると真弥とタッチ。真弥が一気呵成の攻め。もかもゼロ戦キックで返すと水波が真弥にショルダーアタック。真弥もバックエルボーを決めて猫と交替。猫が串刺しバックエルボーから顔面搔きむしりはカウント2。ハーフダウンさせてのメキシカンストレッチや真弥のダブルニーを挟んでネッコブリーカーもカウント2。水波がギロチンドロップもカウント2。エルボー連打で倒すとローリングエルボーも猫は顔面掻きむしりから真弥のエルボーのアシスト。猫缶らにゃはカウント2。ネコードブレーカーも真弥のエルボーのアシストから決めるも、カバーはもかがカット。水波がショートレンジ・ラリアットで猫を撃ち落とす。救出に入る真弥に水波は同士討ち。もかがまとめてゼロ戦キック。水波がスピアを見舞って3カウント。
【試合後のコメント】
水波 ありがとうございました。どうでしたか?
もか アニキと組めて嬉しかったです(笑)。パワーもらえました。
水波 (笑)私は久々の東京女子プロレスで、何が何でも一番楽しんでやろうと思いまして。今日試合をしまして、もかと組んで猫、真弥もそうですけど、まずはお客さんが元気かどうかが一番気になってたところ。出た瞬間「アニキ」コールをしてくれて、やっぱ東京女子のお客さんは元気だなっていうのを一番に思いまして。もかともずいぶん空いていたけど、たくましくなっていたし、猫・真弥も猫・真弥だったし。とても東京女子プロレスだなっていうようなセミファイナルを感じることができて、すごく嬉しかったし、私も元気をもらいました。またやりましょう! ありがとうございました!
真弥 猫人です。
猫 猫人です。
真弥 見てください、猫の胸を。
猫 痛いです。
真弥 すごかったです。水波さん、初めてですか?
猫 初めてです。
真弥 私も初めてで。初めて闘ったんですけどエネルギーの塊を浴びた感じがしてビックリしました。なあ?
猫 もう終わらないと思った。
真弥 私も一回助けに入ったけど、まさかこんなに続くとは思わずビックリしました。
猫 桐生さんのせいで長引いたかも。
真弥 あ…ゴメン。今日はやられちゃったんですけど、私はまた闘いたい。正直、また闘いたいです。
猫 すごかったです。
真弥 今回はビックリしてしまったところがある。次は…。
猫 万全に。
真弥 私もエネルギーの塊になりたいなと思いました。よろしくお願いします。
メインイベント 時間無制限1本勝負
インターナショナル・プリンセス王座次期挑戦者決定変則トーナメント決勝戦
※HIMAWARIが次期挑戦者となる。
初勝利の勢いもあって汐珠が押せ押せの流れ。しかし先輩のHIMAWARIもロングヘアでの鞭打ちでやり返し、左足に照準を絞って攻め立てる。汐珠もカウンターのバックエルボーでHIMAWARIを止めてドロップキック。さらに反転ミサイルキックも決めたがカウント2止まり。HIMAWARIは汐珠にショルダーアタックを見舞い、逆片エビ固めへ。これを逃げた汐珠。HIMAWARIのお姫様落としを嫌ってコアラクラッチへ。HIMAWARIがコーナーに潰して難を逃れる。汐珠が雪崩式回転エビ固めもカウント2。振り子式ドロップキックもカウント2止まり。エルボーで攻め立てる汐珠にHIMAWARIも返していく。エルボー連打で抵抗する汐珠にHIMAWARIがエルボー一発。逆片エビを狙ったところで汐珠が丸め込むもカウント2。HIMAWARIがローリングネックブリーカー。最後は変形のジャックハマーを炸裂させて3カウント。
エンディング
「みんなの気持ちも背負って鈴芽さんに挑戦したい」(HIMAWARI)
試合後、HIMAWARIがマイクを取る。「インターナショナル挑戦権、ゲットしたぞー! 3試合しんどい…。いやでも、やっぱプロレスって楽しいね! 今日のいま、私ここに立ってられるのは23年組、24年組のみんながめちゃくちゃ頑張った、その積み重ねで私はここにいると思っているので。みんなの気持ちも背負って、ラスベガスで防衛してくれた鈴芽が帰ってきたらタイトルマッチ、挑戦したいと思います。今日の日本組大会、どうでしたかー?(大歓声に)ありがとうございます! ちょっと疲労と興奮で言葉が出てこないですけど、来週にはみんなラスベガスから帰ってきて、また全員で日本を盛り上げていくので、これからも応援よろしくお願いします! 今日はありがとうございましたー!」
【試合後のコメント】
汐珠 今日の朝おこなわれてた、ラスベガスでの鈴芽さんとジェイダさんの防衛戦を見て今日ここに来たんですけど。なんか…その試合を見てから、ベルトに挑戦するってことの意味をすごく、もっと大きく再確認してから来たので。すごい今日はホントはめちゃくちゃ不安だったんですけど、結果的にはこのベルト挑戦というものの一歩手前までは来れたけど、そんな一歩手前に来れましたって言っていい自分でもなかったし。結果はそうであっても、ベルトはまだ2000歩くらい先に見えたので、これからもっともっと成長して。今度、いつかはベルトに挑戦するのにふさわしい人になっていたいなってすごく今日一日を通して…この試合が組まれてから思いました。
――準決勝では自力初勝利を手にしました。
汐珠 初勝利したんですけど、なんだろう。いままでずっと人に勝てないというより、自分の中で何かに勝てなかったかんじがすごくしていたので、今日は自分に勝てたのかなって思えたので、これからもっと自分に勝っていきたいなって思いました。だけど、初勝利したのはもちろんめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、やっぱり次がベルトの挑戦者を決めるって試合だったので次を見てしまって。そんなに表では、みんなの前では喜べなかったけど、気持ちはすごく嬉しかったです。
HIMAWARI いやぁ、めっちゃ嬉しいです! 挑戦権、自分の手で勝ち取ることができました。ここまで私、同期対決だったりとか、初めてのねくじぇねトーナメントが準決勝まででやっぱり勝てなくて。2回目のねくじぇねは初戦で負けて、ベルトに挑戦するっていうチャンスを自分の手でつかみ取れたことがなかったので、今回それをつかみ取りにいけたっていうのがすごく嬉しいです。今日の試合の形式的には、やっぱりみんなが取りにいって、みんなが頑張ってくれたから…仲間が勝ってくれたから私が最後に勝利を手に入れられたので。ホントにさっきマイクでも言ったんですけど、みんなの気持ちを背負って鈴芽さんに挑戦するんだって気持ちで頑張りたいなって思います。
――初めてシングルのベルトに挑戦します。
HIMAWARI そうなんですよ。さっきラスベガスの試合を見て、鈴芽さんが防衛したのを見て、あらためて…シングルのベルトってハードルの高いものというか。自分じゃ手の届かないものって思ってたものがいま、ぐっと近くにつかみ取れてるってこの状態にドキドキワクワクしてて。特に3年目、絶対に伸び悩むと言われてたHIMAWARIが安定した試合とか見てて、安心する試合っていうところに落ち着いてないんだぞって。HIMAWARIもっともっと成長できるんだぞっていうのを今回のタイトルで見せて、さらにベルトを取りにいけたらいいなって思ってます。
――決勝の最後の技は?
HIMAWARI 実はずっと練習してきて、溜めに溜めて、いまここだって思ったので出した技なんですけど。変形のジャックハマーなんですけど、これ名前とかってまだ決めてなくて。オリジナルの技なので自分のものとして今後も使っていきたいなと思っているので、大事に、ちゃんと練習してやっていきたいなと思っています。いままでフィニッシャーってものがなかったんですよ。決め手に欠けるってずっと言われ続けてて…でも実はちゃんと練習して、ちゃんとここにあっためてきましたよって技です。