前説
3・16大田区でタッグトーナメント優勝チームがプリンセスタッグ王座に挑戦!/アプガプロレスのミニLIVEは『Stand up!恋の証明』
第1試合 20分1本勝負
第2試合 20分1本勝負
第3試合 20分1本勝負
第4試合 時間無制限1本勝負
トーナメント1回戦
9分2秒
フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
ねくじぇねトーナメント優勝&準優勝コンビのハル&凍雅と英豪タッグのアイビー&キラの1回戦。凍雅のフェースロックを背負ってコーナーに潰したアイビー。エルボーで倒され、蹴り足をキャッチされるも延髄斬りでやり返してキラと交替。凍雅はキラをボディースラムで叩きつけてハルとスイッチ。ハルがドロップキック。キラがハルのドロップキックをかわして串刺しラリアットからサーフボードストレッチ。ロープに逃げられるとボディースラムで叩きつけてカバー。ハルが切り返して押さえ込む。ストレートアームバーはキラが抱えて落とし、ギロチンドロップ。しかしカウント2。ハルもマッケンローから低空クロスボディー。キラがキャッチしてキャンバスに叩きつける。ハルがキラをカニ挟みで転ばせて回転足折り固め。これはアイビーがカット。2人の連係はハルが同士討ちにさせて凍雅がカットに入って凍雅がアイビーにエルボー、ハルはキラにクロスボディー。孤立したキラにハルがフィッシャーマンを決めて3カウント。ハル&凍雅は明日の2回戦でHIMAWARI&志乃と対戦。
【試合後のコメント】
ハル トーナメント1回戦、勝ったぞー!
凍雅 これは勝ち進まないといけないと思っていたので、勝てて嬉しいんですけど、2回戦が志乃さんとHIMAWARIさん。トーナメント表を見たときに同期が同じところにいたのが「マジか…」という感じだったんですけど、それでもやっぱり私はねくじぇね(トーナメント)の1回戦でHIMAWARIさんに勝っていたり、志乃さんには年末に負けたからリベンジしなきゃいけないという気持ちがあって、どちらからでも勝てるけど、どっちも油断ならない相手ではあるので。100%勝てるとは言えないけど、昔より自信がついたし、ハルも隣にいて頼りになるし。だから今は80%ぐらい勝てると思ってます。
ハル そうですね。まずキラとアイビー。アイビーさんは私たちどちらとも初めて闘ったんですけど、パワフルだね。
凍雅 2人ともパワフルで体格もガッシリしてて。
ハル 知らないところが多いって怖いし、何してくるかわからないから不安の塊だったんですけど、それでも勝てて次に繋げる自信になったし、志乃さん・HIMAWARIさんということで。ねくじぇねトーナメントでHIMAWARIさんとも当たらなかったし、志乃さんは初勝利の相手でもあるし。HIMAWARIさんは一昨年のトーナメントでは負けてて、まだリベンジもできていないので。でもこの期間、2人とは闘ってこなかったからこそ、今の風城ハルの強さを知って欲しいし、私はあの頃より絶対に強くなっているし、負ける気はしないので。絶対に凍雅さんと2人で次に進みたいなと思っています。
――今日はお互いにコスチュームの一部を入れ替えていたが。
ハル 入れ替えました。(凍雅にハルのアームカバーの)緑だと変だったので。
凍雅 緑色はあわなかったので。一部ちょっと変えてタッグっぽいことをしようという。
ハル 私たちはプリキュアみたいに。
凍雅 普段、首輪をつけてないときもあるんですけど、首(輪)もタッグトーナメントの時はつけようと思います。
キラ 今年のトーナメントの初戦、そして最終戦になっちゃったわね。もっと闘いたかったから残念だわ。
アイビー チャンスはあると思ってから残念ね。試合内容には誇りを持てるけど、ハルとトウガが凄すぎた。
キラ そうよね? トウガさんとはねくじぇね(トーナメント)で当たったけど、その時よりさらに強くなってる。ハルもちょっと当たらないうちに凄く成長してて。
アイビー トウガさんのエルボーはバットで殴られたみたいな痛さだった。次は負けないわ。
第5試合 時間無制限1本勝負
試合前にミサヲがマイクを取る。「我々、享楽共鳴。意外なことにこのトーナメント、優勝したことがないんです。5回目なんです。我々は誰よりも苦汁をなめているし、誰よりも油断していない。どんな相手だろうと、参戦したて、新人、どんな相手だろうと絶対に油断しない。この初戦、絶対に勝つという気持ちなんです。ただ苦汁なめすぎて、なんでなんだろうって考えたんです。わかったぞ。私が一番大事にしているものを一つでも差し出さないと勝てないのかもしれない。その覚悟が最後に足りなかったかもしれない」と言うと、スプレー缶を持ち出し「今日は私の命よりも大切なこちらを使わない」とリングに置いて「そして正々堂々とこの試合やります。早く下げて!」と木曽レフェリーに持っていかせた。ゴングが鳴るもミサヲは芦田の握手に応じると見せかけてトーキック。ここから芦田が享楽共鳴の連係で捕まってしまう。芦田は中島にバックエルボーを決めて千花となんとかタッチ。しかし中島のヘッドロックに捕まり、再び享楽共鳴のペースに。苦しい千花は走りこんだ中島をキャッチしてボディースラムで叩きつけると芦田が出てきてドロップキック。さらにビッグブーツからY字ギロチンと猛攻。鎌固めはなんとか逃れた中島がサイドヘッドロックからコーナーにぶつけてミサヲとスイッチ。ミサヲがクロスボディーもカウント2。芦田もエルボーで食い下がる。コーナーに向かうミサヲの足を掴んだ芦田。渾身のハイキックを決めて千花と交替する。千花がボディースラム。しかしエルボードロップはミサヲがかわしてランニング・エルボースマッシュ。これはカウント2。チキンウイング・フェースロックはロープに逃げる千花。アイアムアヒーローをかわしてショルダーアタックを放つと芦田の串刺しバックスピンキックから千花がエルボードロップ。稲荷鳥居をしのぐミサヲに千花は稲荷鳥居・改を仕掛ける。これはミサヲがかわしてブサイクへのヒザ蹴り。救出に急行した芦田にミサヲがニーアタック。場外に出された千花に中島がトペ・スイシーダ。リングに戻された千花にミサヲがチキンウイング・フェースロック。中島が芦田を無人在来線固めで捕獲していると、千花がこれでギブアップ。享楽共鳴は明日の2回戦で長谷川&鳥喰と対戦。
【試合後のコメント】
中島 初戦突破です!
ミサヲ イェーイ! 初戦突破しました!
中島 でも今日は別に負ける気もなかったので。今日も明日もですけど、負ける気もないし、私はこのベルトに届かない闘いを終わらせるトーナメントにしたいと思っているので、生半可な気持ちでは享楽共鳴は敗れないと思っているし、たぶんお客さんも一番の優勝候補と思ってるんじゃないかと思っています。我々も、我々以外は優勝できないと思っています。
ミサヲ 自分たちで自分たちのことを優勝候補と思っているし、不退転の気持ちでいきたいですな。
中島 5年目の正直なので。
ミサヲ でも絶対油断はしたくなくて、ガッチリと一個一個勝っていきたいです。
中島 終わらせる!
ミサヲ 終わらせる! この流れを!
中島 流れを!
芦田 負けましたね…。
千花 ごめんさい。
芦田 悔しい。でも東女の洗礼を受けたという感じが。
千花 そうですね。
芦田 やる前から結構手強い2人というのは。
千花 ずっと強いところにいてるし。自分も中島さん、ミサヲさんとガッチリ当たるのは初めてで。強いのは見ててわかったんですけど、実際リング上で当たると完敗だなと…。
芦田 まあでも、完敗ではないんじゃないかな? ベテランの2人に比べたらまだ新人だけど、負けず嫌い(の部分)とか根性とかは負けてないと思ったから。次闘ったら勝てるんじゃない?
千花 おおっ(苦笑)。次闘ったときは絶対勝てるように。
芦田 修行を積まないとね。
千花 そうですね。
芦田 頑張ります。
千花 頑張ります。
セミファイナル 時間無制限1本勝負
インペイラーにおっかなビックリの汐珠。それでも握手を呼びかけるも、インペイラーに握り潰されそうになると未詩がたまらず救出して開始のゴング。そんなインペイラーと汐珠でスタート。インペイラーが汐珠をぶん投げると、マックスはぽむにタッチしぽむ投げを狙う。これは未詩が止めに入ってマックスを捕獲し、汐珠のドロップキックで排除。ぽむは汐珠を驚かせて自陣コーナーに追い込んでインペイラーと交替。インペイラーが汐珠を千切って投げる。インペイラーがネックハンギングからぽむとタッチ。改めて汐珠にぽむ投げ。汐珠はぽむにドロップキックを決めてピンチを脱出。未詩が出てくるとぽむに一気呵成の攻め。ジャイアントスイング狙いはぽむが嫌ってラフォーレ原宿。インペイラーが出てくると、ぽむのラフォーレ原宿で投げ飛ばされて未詩にキャノンボール。セントーンをかわした未詩がジャイアントスイング狙いもインペイラーは拒否。未詩はならばとバッティングハンマー連打からボディースラム。汐珠が出てきて、未詩がインペイラーを止めると汐珠が反転ミサイルキック。汐珠がスリーパー。インペイラーがコーナーに潰すも串刺し攻撃は汐珠がかわして丸め込み。インペイラーが踏ん張ると、未詩がバッティングハンマー連打。汐珠が丸め込むもカウント2。さらに未詩が汐珠をポップアップして、汐珠がインペイラーを飛び越えて虚をつく丸め込み。しかしカウント2。汐珠が再びスリーパー。インペイラーが抱え直してファイアーサンダーも未詩がカット。未詩がインペイラーにティアドロップ狙いもぽむが救出に入る。インペイラーがぽむ投げ。さらに合体のウェイストランド・ウォー・じゃすてぃすで未詩を排除。孤立した汐珠をインペイラーがパイルドライバーで葬った。インペイラーはダウンする汐珠の髪飾りを奪ってご満悦。ぽむペイラーは明日の2回戦でユキ&らくと対戦。
【試合後のコメント】
インペイラー ウガッ!
ぽむ イェーイ! 初戦突破、ね! (インペイラーが持っている汐珠の髪飾りを見て)あ、これね。ゲットしたね! すごかった! ね! ウチらサイコータッグだもんね!
インペイラー ウガッ!(ぽむを睨みつける)
ぽむ ……はい。(歌の髪飾りを自身のコスチュームの一部にするインペイラーを見て)カワイイ!
インペイラー ウガー!(ぽむの甲高いデカ声に怪訝な表情)
ぽむ ……この調子でぽむたちタッグを全部倒して頑張ろうね!
インペイラー ウガーッ!(ぽむを追い払う)
ぽむ キャーッ! ちょっと待って!
未詩 タッグトーナメント初戦…くじ引きが悪いです!
汐珠 そうです。
未詩 難波ちゃんが悪いです! でもぽむペイラー、最初はあんなに怖い感じだったのに、気が付けば息ぴったりになっていて。どうだった? (インペイラーと)初めて当たった?
汐珠 初めてです。くじ引きの動画を見てから、マックスさんに目を慣れさせることをずっとやってきたんですけど、ここにいらっしゃると怖すぎて。それでもいくっていう気持ちだったんですけど、そんな気持ちはすぐ崩されて負けてしまったんですけど。でも汐珠は頑張れたと思います。
未詩 え、本当に? これで満足した?
汐珠 今の満足はしました。今できるできることは全部した。
未詩 でもまだ汐珠はできると思う。きっと汐珠はまだできます。汐珠はいつかインペイラーより大きくなって、インペイラーよりも大きな大きな巨大な力を発生させますので! 頑張ってください!
汐珠 頑張ります! ありがとうございます!
未詩 さようなら。
メインイベント 時間無制限1本勝負
序盤はでじもんが素早いタッチワークで上原を攻め立てる。苦しい上原は鈴芽にバックエルボーをぶち込んで上福と交替。上福は鈴芽にドロップキック連打からトップロープ越えのトーキック。続く卍固めは鈴芽が回避し、丸め込みからフェースクラッシャー。すかさず有栖がドロップキックから背中にニーアタック。ここでもでじもんが連係で攻め込み、ハーフダウンの上福にダブルのドロップキック。それでも上福はコーナーからの連係を狙ったでじもんを分断。鈴芽をドロップキックで排除し、コーナーにいた有栖を捕まえてブレーンバスターでぶん投げて上原とスイッチ。上原が側転エルボーからスナップ・スープレックス狙い。踏ん張る有栖にジャックナイフ式エビ固めはカウント2。スナップ・スープレックスで投げるもカウント2。ならばとバナナピローは有栖が切り返して丸め込む。エルボーからネックブリーカードロップ、そして一気にキャメルクラッチで固めていく。ここは上福のカットが間に合う。有栖が上福に、鈴芽が上原にドロップキックの競演。有栖が上福にダイビング式鶴ヶ城、同時に鈴芽が上原にフェースクラッシャー。有栖が上原を抱え、鈴芽が駆け上がりフェースクラッシャーを合わせようとするが、上福がビッグブーツで止めて分断。上福は鈴芽を雪崩式ブレーンバスターでぶん投げて排除。有栖は上福にドロップキックから什の掟の体勢も上原がカットし、上福と上原はここでフラップジャック。すぐに上原が有栖にバナナピロー。これは鈴芽がカット。上福が鈴芽にその場でフェイマサー。鈴芽も返す刀で低空リング・ア・ベルでやり返してリング上で4選手がダウン。上原が蘇生し有栖に再びバナナピロー。有栖が水車落としで切り返す。有栖が上原を捕まえようとしたところで、上原が有栖に飛びつく。そこから上福が背後にビッグブーツをぶち込み、その勢いを借りて上原がバナナピローへ。これでギブアップを奪った。前年度覇者が1回戦で消える波乱。上福&上原は明日の2回戦で真弥&猫と対戦する。
エンディング
上原が歓喜の涙「上福さんと勝つことができてホントに嬉しい」
試合後、上福がマイクを取る。上福「ヤル気はすごい人だなって思っていたけど、ホントに噂通り海老名の女は貪欲で強いね! よかった、ありがとう。今日は助けられました。たぶん、こういう時一番喋りたいと思うから…締めていいよ」上原「(涙を流しながら)トーナメント1回戦、勝ちましたー! 上福さんとタッグ組むって決まった時から、もう絶対に優勝したいって思ってて。この1回戦目、相手が去年優勝のでじもんさんって分かって…正直、なんて不運なんだって思ったけど(涙)」上福「不安だったよな? LINEしてきたもんな」上原「でもすごい上福さんにめちゃめちゃ助けてもらって、勝つことができてホントに嬉しいです!」上福「ありがとう。よかった!」上原「トーナメントいま1回戦なので、明日とか、まだこれから続いていくので」上福「そうだね」上原「みなさんぜひ会場に応援しに来てもらえたら嬉しいです」上福「応援してやってください、うちの上原を」上原「ホントに今日はたくさんの応援、ありがとうございました!」上福「ありがとうございました!」
【試合後のコメント】
上福 上原が勝利しました。
上原 上福さんとこうやって一緒に闘えて勝てたのがめちゃめちゃ嬉しくて。でもやっぱり(トーナメントは)始まったばっかりだし、今日は相手がでじもんさん…前回優勝の強敵だったので不安だったんですけど、上福さんがすごい心強くて、それで今日勝てたので。この勢いのまま優勝まで勝ち進みたいなって思ってます。
上福 そうね。やっぱ相手が前回チャンピオンだったってあれだけど、別に過去の話は過去ですから。負けてっからもうチャンピオンでもないし。なんか先輩が…とか元チャンピオンが…って、もうキリないじゃん。だから先輩だからって気持ちを持ちすぎるとあんまよくないから、そこはね。私は先輩のこと尊敬してるけど、上原はもっとガっていっていいと思う。いけると思う。
上原 じゃあ2回戦目からは、もう丸呑みする勢いで。
上福 つぎ誰だっけ? 次の相手。
上原 シード枠なので…猫さんと真弥さん。
上福 ああ、ザコじゃん。大丈夫。ザコだから。猫は分かるんだけど、もうひとりはちょっと分かんないんだけど…たぶんザコだから大丈夫。でも油断しないようにやりましょう。
上原 はい!
――組み始めたばっかりだがタッグとしての感覚は?
上福 私はそもそもキラキラ貪欲の子苦手なんですけど、まぁでもアメリカ遠征とかで一緒に話してみて。部屋が一緒だったんですよ。で、朝5時までね? お話して、この子の本音を聞いて、色々絆が…そもそもちょっとは深まっていたかなと。でもやっぱ新年で試合して、キラキラしすぎて苦手だなって思ったんですけど、今回を機にすげえいいとこあるじゃんっていうのがさらに見えたのでよかったなと。食べ物みたいに食われないように気を付けます、自分が(笑)。
上原 相手を食べていきます!
上福 そうだね。そうしてください。
――締めのマイクにだいぶ温度差があったが?
上福 あー、きっとね、私なんか(押しのけて)ね、自分で喋りたいんだろうなって思ったんですけど…やっぱほら、印象悪くなっちゃうから横にいさせていただいて(笑)。でもすごく健気な涙も見れて、人間らしさをこうやって東京女子で出していく、あふれ出していく。さらに魅力が伝わる一戦になったんじゃないでしょうか。
鈴芽 去年でじもんで結果出して、今年もってめっちゃ思ってたのでちょー悔しいし。まだまだホントにでじもんで闘いたかったタッグがいっぱいいるから…。でもこの悔しさもタッグへの思いも誰にも渡したくないし、何一つ託したりする気はまったくないので、全部自分たちでもって、また2人でチャンスをつかみにいきたいと思います。
有栖 ……。
鈴芽 大暴れするので、待っててください。行こう。
トーナメント表(1月18日現在)