最初で最後の山下と長谷川のシングルマッチ。蹴りで攻めようとする山下と、その蹴りを封じようする長谷川の足攻めという展開。蹴り足をキャッチした長谷川がセカンドロープにぶつけると、エプロンからのランニングニーで足にダメージを与え、リング内に戻ってもさらにもう一発。そこからアンクルロックからさらに足元へのダブルニー、そしてマフラーホールドへ。これを山下は蹴って拒否。ロープに飛ばされることを拒否した山下がランニング・ラリアット。コブラクラッチは長谷川が抜け出して足に一撃。エルボー合戦で押す山下。長谷川に「来いよ!」と鼓舞し、強烈なエルボーを見舞う。長谷川もそれに応えようとするが、待っていたのはハイキック。「来いよ!」と両腕を広げる山下。長谷川がエルボーからドロップキック。さらに低空ドロップキックを足元を射抜いてドロップキック。マフラーホールドを決めるがロープに逃げられると、すぐさま低空クロスボディー。コーナーに登ると山下がハイキックで止めてファイアーマンキャリーの体勢。回転エビ固めで切り返す長谷川に山下がハイキックからアティテュード・アジャストメント。最後はSkull kickで山下が勝利。試合後は山下の差し出す右手を長谷川が握り返し、山下は長谷川の腕を取って健闘を称え、長谷川とともに退場した。
【試合後のコメント】
長谷川 引退までの期間に山下さんと闘わせていただける機会が今回しかないということで、絶対にこのカードを組んでいただきたいとお願いして組んでいただいたんですけど完敗でした。足を攻めれば1%でも勝機が見えるのかなと思ったんですけど、モンスターを目にした感覚で、すごく強くて。でもプロレスラーとして山下さんと闘えたことはとても胸に残っているので、この負けも力にしてまだまだ残りの期間成長したいと思います。本日は闘っていただいてありがとうございました。
山下 長谷川さんと最初で最後のシングルということで。長谷川さんに関しては東女に来る前から試合を見る機会があって、すごい動ける方なんだなと思ったし、回りまわって闘える日が来ると思ってなかったですけど、長谷川さんが引退される前に今日シングルができてよかったです。すごく気持ちが強いなと闘ってて感じました。長谷川さんが7月に引退して、私がラスベガス大会から7月21日の大田区大会までアメリカにいるので、引退の瞬間には一緒にいれないので、今回こういう機会をいただいて、長谷川さんを独り占めできたので、闘えてよかったなと思います。