TJPW SPRING TOUR 2025 IN SHINJUKU

4・18ラスベガスでの瑞希vs山下のプリプリ戦、享楽共鳴vsOber Eatsのプリンセスタッグ戦の前哨戦となった6人タッグマッチ。中島は先日アメリカで奪取したMLW世界女子フェザー級のベルトとの二冠で登場。ミサヲのマイクではラスベガス前の最後の前哨戦ということもあって「清々しい気持ちで出発したいのはお互い同じ。ここは正々堂々、握手から始めましょうか」とチャンピオンチームが右手を差し出すも、チャレンジャーチームが応じたところでガットショットもこれは読まれて足をキャッチされてしまう。しかし続くチャレンジャーチームの攻撃を察知したチャンピオンチームがそれを封じて上福のサミングをミサヲが上原に誤爆させ、山下の蹴り足を瑞希が上福にぶつけ、孤立した山下にミサヲがスプレー攻撃。場外戦に移ると山下を場外マットで簀巻きにしてしまうとエプロンからミサヲが攻撃せんとしたが、山下がうまく抜け出してミサヲを叩き、ミサヲを場外マットの簀巻きの中に収納。さらにエプロンPK。リングに戻すと上福がビッグブーツで続く。ミサヲはスプレー攻撃で流れを変えて瑞希とタッチ。中島とミサヲが騎馬を作って、そこに瑞希が登り上福より高さで勝負せんとしたがサミングであっさり崩壊。上福から替わった上原がドロップキックからカバー。抜け出した瑞希が背中にフットスタンプを放つ。ここから上原がローンバトルもミサヲにバックエルボーを決めてピンチを脱出。替わった山下がランニング・ラリアット。コブラクラッチはミサヲが抵抗。タッチを受けた上福が串刺しビッグブーツで続く。ロープ越しの攻撃はミサヲがかわしてエプロンからのヒザ蹴りからアイアムアヒーロー。替わった中島とミサヲの連係は上福が分断して上原が救出に入り、中島にスナップ・スープレックス、上福がミサヲにブレーンバスターの競演。上原のバナナ・ピローは中島が羽根折り固めに切り返す。中島がライダーキックで上原を場外に落としてトペを狙うも、山下が蹴りで迎撃。その山下に瑞希がプランチャ。エプロンに登った瑞希を上福がビッグブーツで落とし、その上福をミサヲがゴッサムクラッシュ。そのミサヲを上原がドロップキック。上原の側転エルボーを中島がかわしてボディーシザース・ホイップから619。10分経過、中島のノーザンライト・スープレックス狙いは上原がスナップ・スープレックスに切り返して戦況は瑞希vs山下に。山下が瑞希にハイキックからアティテュード・アジャストメント。カバーを返されそうになると投げ捨てジャーマン。Skull kickを狙うも瑞希がかわして電光石火のアクアマリンで3カウント。瑞希は3・29名古屋での借りを返した。

山下は先に退場し、上福＆上原が享楽共鳴にアピールしながらリングを後に。瑞希「みぃちゃん…悔しいだろー！　瑞希がどんだけ名古屋での負けた試合が悔しいのか。ずっとフツフツフツフツさせてて、絶対取るぞって思ってたけど…。悔しいままタイトルマッチに臨みたくなかったから、ひとつ返せて、もう二度とモンスターには負けないって。絶対勝って、帰ってきます」中島「お前強いから大丈夫だ」ミサヲ「強いから大丈夫。瑞希さん、めっちゃかっこよかったです。これで私たちチャンピオンチーム、ラスベガスに向けて清々しい気持ちで出国することができますね。来週は絶対に我々、享楽共鳴と瑞希でベルト守りましょう。我々、享楽共鳴と瑞希が…チャンピオンだー！　ありがとうございましたー！」

【試合後のコメント】
ミサヲ　勝ったー！　みずぴょんありがとー！
瑞希　完全に2人の（おかげ）。2人と組めるのすごい嬉しかったんです。
中島　チャンピオンチームに満を持してなれました。
瑞希　そりゃそうなんですけど、絶対に負けないって気持ちが伝わってきて。私も絶対負けないって思ったし、マジでみいちゃんに悔しい思いさせたかったし、ホントなめんなよって思ってたから、ひとつ取り返せて（よかった）。これでとんとんだと思っているので、あとはもう一つ、みぃちゃんより上にいけるように頑張ります。
ミサヲ　トントンじゃない。もう勝ってますよ。
瑞希　やばい、勇気くれるんや（笑）。
中島　ある程度悪だくみは乗ってくれると思っているので。
ミサヲ　みずぴょん、ノリいいから、我々の考えに乗ってくれるからめっちゃ楽しかった。
瑞希　あんまりうまくいかなかった…。
ミサヲ　あれ？　おかしい…。てか最初助けてくれんかったのはなんだったんだ？
瑞希　まぁまぁ。信じてました。
ミサヲ　そういうことね。まぁ前哨戦気持ちよく勝てたからいいか。
――直前の海外遠征で2冠になりました。
中島　そうです。2冠になって帰ってきました。これからMLWのリングにも定期的に上がる機会があると思うので、アメリカには去年以上にお邪魔することになると思います。なのでラスベガスも絶対に勝ちたいと思ってます。
ミサヲ　よし、勝ちましょう！
――今日で山下に勝つビジョンは見えた？
瑞希　うーん…なんか、勝つビジョンというか、山下には負けたくないんですよ。とにもかくにも。それだけです。山下よりもう1個、もう1個って自分の中で（思ってて）。だってめっちゃ試合中嫌いになりません？
中島　わかる（笑）。
瑞希　なりますよね。それを超えていけたらなって思います。

山下　タッグ（挑戦）の2人もいい流れ作ってくれたのに、ちょっと私が…。取られて申し訳ない気持ちが、チームで勝って勢い着けたかったけど、それは申し訳ないし。私も悔しい気持ちがめちゃくちゃあるんだけど、めちゃくちゃ面白いですね、瑞希。やっぱりタイトルマッチとか、色んな形でシングルやってきて。お互い手の内知りすぎてるんで。結果として勢いはつけずらかったですけど、逆に今日取られて…なんか、あらためてめちゃくちゃワクワクしたので。そういう意味では勢い止まらず、むしろ勢い加速しちゃったなっていうのはあるので。まぁまぁでも油断はできないなって思ったので、絶対にアメリカ、4月18日ベルトを取って。私はそこから7月まで帰らないので、どんどん防衛してベルトももっともっと輝かせた状態で7月の大田区帰ってきたいと思ってますので、よろしくお願いします。
上福　私はどこかで2人と前哨戦したんですけど、今回ガッツリが初めてで。なんかね、やる気がね。ミサヲさんなんて、ちょっと前まではどこか消えちゃいそうな勢いだったのに、ベルト持ってからすごい…エナジーがすごくて、緑がいつもより濃かったなって思ったし。中島さんもどんどん身体能力が増して…なんだけど、アイツら2人はアメリカって土地に弱い気がする。どうせ米だの味噌だの言うんでしょ？　食べたい食べたいって。うちら、ジャンクなもの大好きだもんね。
上原　チートスとか。
上福　瑞希さんもそうじゃないですか？　米だの味噌だの言うでしょ。
山下　ごめん、私…米、味噌って言います。
上福　でもほぼナイズられてるんで。歌舞伎より庭でしょ？　アメリカは。
山下　まぁ、比率は多いですね。ここ3年間くらいは。
上福　そう。なのでうちらアメリカは体に合ってると思うので。
山下　そうだね。たしかに言われてみれば。
上福　初めてうちらがアメリカで発揮すると信じて、やってやりますので。
上原　やってやります！
山下　お揃いでいきましょうよ、ベルト。
上福　そうしましょう。そのコーデ、みんなでしたいので。よろしく。
――先輩に囲まれてのタイトル戦です。
上原　でも今日の試合でさらに火が付いたので。ちょっとアメリカで中島さんとミサヲさんを食い尽くしていきたいと思います！
上福　今日助けてくれたしね、私のこと。先輩の中だからってわけじゃなくて。危なかったから、あれ。
――瑞希に意表を突かれたからこそ対策できそう？
山下　そうですね。それもあるし、ホントに申し訳ないですけど、テンション上がっちゃいましたね。やっぱつえーなっていうところを感じると、私はそれをパワーにしちゃうので。悔しいのもあって、意表を突かれてやっぱつえーなって実感できたので、むしろちょっとワクワクがあれなので。瑞希に言っといてください。山下怖いよって。
上福　山下怖いよ。
山下　ぶっ倒します。