前説
TJPW初の山梨大会! アプガプロレスのミニLIVEは『Stand up! 恋の証明』
第1試合 時間無制限1本勝負
第12回東京プリンセスカップ予選リーグ
※ハルが第12回東京プリンセスカップ最終予選に進出。
小夏がバックエルボーを決めれば、ハルもドロップキックでやり返し、ハンマーロックからストレート・アームバー。これをロープに逃げる小夏にハルは串刺しドロップキック。コーナーに振られた小夏は串刺し攻撃をかわすとドロップキック連発。ボディースラムからのカバーはカウント2。すかさずスリーパー。しかしハルも腕を取ってストレート・アームバーでペースを譲らない。小夏がロープに逃げる。ハルのセカンドロープを踏み切っての反転ミサイルキックはカウント2。低空クロスボディーは小夏がかわす。小夏が回転エビ固めからスリーパーへ。これをハルが切り返してのフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで勝負あり。
【試合後のコメント】
小夏 東京プリンセスカップの予選、ハルさんとのシングルだったんですけど、負けました。東京プリンセスカップは、私は今月デビューしたから無関係だと思っていたんですけど、予選に参加できるというのとハルさんとのシングルがデビュー前から決まっていて。今日ついにきたという感じだったんですけど、やっぱり2年の差は大きいなと感じました。なんですけど、勝ちたいと今日初めて思って、欲が出たので今すごい燃えてます。メラメラ、メラついているので、とりあえず自力初勝利したいです。なので、これからもうすぐデビューして1ヵ月経つので、2ヵ月目も全力で頑張ります。私は折れないです。
ハル 東京プリンセスカップ予選リーグ、まず一つ突破することができました。小夏ちゃんとのシングルは、小夏がデビューする前から決まっていて、どんな選手になんだろうとか情報が少なくて、何が起こるかわからなくてずっとドキドキしていたんですけど、このシングルの前に一回当たることができて、小夏ちゃんのポテンシャルの強さとか、本番強さとか、私にはないものをいっぱい持ってて、私はもう3年目になるし、後輩もいつの間にか2代?ぐらいになってて。まだまだ気持ちは未熟なんですけど、もっともっと頑張りたいと思っていたので今日は勝ててよかったです。高校3年生になって、もう高校生として最後の夏なので、今年はこの夏を掴んでやりたいと思っているので、まずは予選リーグ、次も勝ちにいきたいと思います。
第2試合 時間無制限1本勝負
第12回東京プリンセスカップ予選リーグ
※志乃が第12回東京プリンセスカップ最終予選に進出。
汐珠がドロップキックで先制。それでも志乃が足攻めでペースを掴む。汐珠もカウンターのドロップキックでやり返し、串刺しのバックエルボーから串刺しドロップキック。さらに反転ミサイルキックを放つがカウント2。コアラクラッチを極めるが志乃はこれをコーナーで潰す。汐珠はあきらめずにコアラクラッチ。志乃が振り解いてドロップキック。さらにドロップキックを放つもカウント2。スリーパーは汐珠がロープに逃げる。ランニング・スイングネックブリーカーを汐珠がかわして丸め込む。カウント2で返した志乃は向かってきた汐珠をエルボーで黙らせるとベリー・トゥ・ベリーの体勢。汐珠が丸め込むもカウント2。振り子式ドロップキックからコアラクラッチで勝負に出たがロープに逃げられてしまう。2度目の反転式ミサイルキックをかわした志乃がランニング式スイング・ネックブリーカー。ベリー・トゥ・ベリーでフォール勝ち。
【試合後のコメント】
汐珠 プリンセスカップの出場者を決める予選だったんですけど、この出られる人たちの予選をするよっていう話を聞いた時からそれはみんなもちろん出たいと思っているだろうけど、汐珠もメチャクチャ出たいと思っていて。だけど、自分が…泣きそうになってきた。プロレスを頑張れている根拠とかわかりやすいものとかが何もないし、みんなに頑張っていると伝わっているかもわからないなと思っていたから、発表された瞬間から「出たいです」と思うことはしていたけど、口に出すことはできなかったんですけど、この数ヵ月前に初めて自力初勝利をして、(涙)なんか汐珠はそれまで頑張るってなんだろうと思っちゃっていたので、それがすごい嬉しかったし、「頑張ってます」とか「もっと頑張りたいです」って言える根拠になった気がして、自分の気持ち的には自信がついていたので、この自信をもっと大きくしてみんなにも自信をもって「頑張っているから見てね」って言えるレスラーになりたいなって思っていたので、このトーナメントの予選はめっちゃ大事にしようって思っていた時に対戦相手が志乃さんに決まって。アップアップガールズ(プロレス)で同じメンバーで一番近い先輩の志乃さんで(涙)、プロレスとかアイドルとかだけじゃなくて普段の生活まで支えていただいてるし、はじめのはじめから一緒にいさせていただいているので、プロレスラーとプロレスラーという気持ちだけじゃない、私的な感情、自分の気持ちもすごくこの試合に入ってしまっていて。本当にいろんな感謝があったから、汐珠はこの予選で初めてのシングルの志乃さん、予選に勝って次も勝って出るって気持ちがより強かったんですけど、やっぱり(涙)頑張るという気持ちはもちろんあったけど、それより志乃さんのほうが上回っていたなと感じてしまったところがすごく悔しくて。そうやって思う自分で挑んじゃったのかなとか思ったけど、でもそんなことはなくて。すっごく頑張ったんです。でも志乃さんのほうがすごかったんです。それがすごく感じて悔しかったです。でも汐珠はもっともっともっと大きくなるし、もっと強くなるし、もっと頑張るのでみんな見ててください!
志乃 プリンセスカップ予選、ありがとうございました。私は汐珠ちゃんが加入してからいつか汐珠ちゃんときっとシングルで闘うときがくるんだと思って。私は汐珠ちゃんの持つ明るさとか天性の才能とかをただただうらやむようなときもあったりして。汐珠ちゃんが隣ですごく頑張っていたり、ときどき悩んでいたりすることを私はずっと隣で見てきて知っているのに、ただただうらやましいと思ってしまう自分がいて。だけど自分も頑張ってきた時間があるというのを今日は信じることができて勝つことができたと思っています。本当に汐珠ちゃんがアプガプロレスに入ってきてくれて、自分の後輩という立場で一緒に頑張ることができて、私はすごく汐珠ちゃんに気付かせてもらっていることと、汐珠ちゃんがいるから頑張れることがいっぱいあるので(涙)、本人には恥ずかしくてあまり言えませんが、本当に汐珠ちゃんにはメチャメチャ感謝しています。ありがとうございます。なんか本当にかわいいんです。汐珠ちゃんが褒めてくれるんですよ。「志乃さん、ここがいいですよ」とか。志乃は「そんなことない」って言っても、ずっと褒め続けてくれるから志乃は頑張れていると思うので、汐珠ちゃんには感謝したいと思います。勝つことができたので、この勝ちはすごく自信になったので、このまま強欲に本選まで出たいと思います。ありがとうございました。
第3試合 時間無制限1本勝負
第12回東京プリンセスカップ予選リーグ
※鳥喰が第12回東京プリンセスカップ最終予選に進出。
鳥喰のサイドヘッドロックを嫌った千花がショルダーアタック。鳥喰も串刺し攻撃をかわして串刺しニーアタック、さらにバックエルボーを決めてみせる。腕攻めでペースを握る鳥喰。苦しい千花はボディースラムで叩きつけて反撃の狼煙。エルボー連打から串刺しエルボー、さらにジョン・ウー、ショルダーアタックと畳みかける。このカバーはカウント2。鳥喰はボディースラム狙いを踏ん張ると縦アームドラッグ。四つん這いの千花にバック宙キックもカウント2。ならばと鳥籠。千花がかわしてエルボードロップ。鳥喰はソバットから二段蹴り。千花がカウント1で返してエルボー。さらに振りかぶってのエルボーからグローブを外して雄たけびをあげるや稲荷鳥居。抵抗する鳥喰に十字架固め。カウント2で返されると再び稲荷鳥居。鳥喰がこれを潰して解除。鳥喰はシャイニング延髄斬りから鳥籠へ。ロープに逃げられそうになるとリング中央に引きずり込んでギブアップ勝ち。
【試合後のコメント】
千花 これ勝って次勝てばプリンセスカップ本選出れたのに負けちゃいました。かやさんと試合をして自分の攻撃とかすべて受け止めてくれて、試合じたいはすごく楽しかったんですけど、先輩が受け止めてくれているようじゃダメだなと思って。先輩が想像していたり予想している以上の攻撃とかパワーをもっともっとつけていかないとなと思って。今回自分がまだまだ未熟なんだなというのがわかったので、もっともっともっともっと誰よりも努力して、もっともっともっともっといっぱい練習して、技とか攻撃とか磨いて、来年のプリンセスカップは出たいと思います。いや、出たいと思いますじゃなくて、出ます! 応援よろしくお願いします!
鳥喰 なんとかまず1勝できました。でも本当に千花も強くて、ちょっとでも隙があったら絶対食らわせてやるんだという、千花と今までやった中でこの試合が一番千花の気迫を感じて、一番食らわせてやろうという怖さがありました。でも、私は今年強さを求めると決めたので、このまま勝って、次誰と当たるかわかんないですけど、全力でやって勝って、本選メンバーに組み込まれるように頑張っていきたいと思います。次も勝つよ。
欠場中の猫はるなが挨拶!
「こうやってみんなに会うことができてとても嬉しい」(猫)
第3試合が終わると地元凱旋大会を右ヒザの負傷欠場で出られなくなってしまった猫はるなが呼び込まれる。入場曲が流れ、猫がリングインすると難波リングアナがコールし、ファンから紙テープが投げ込まれた。猫はマイクを取ると「今日は山梨大会に来てくださりありがとうございます。猫は今日欠場となってしまったんですけど、こうやってみんなに会うことができてとても嬉しいです。紙テープも(ファンの応援ボードを)持ってくださっているのもありがとうございます。このあとも試合を楽しんでいってください」。
第4試合 20分1本勝負
第5試合 20分1本勝負
6人タッグマッチ
12分14秒
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
セミファイナル 20分1本勝負
メインイベント 20分1本勝負
6人タッグマッチ
13分43秒
ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
握手は瑞希のみが踵を返してコーナーに戻ろうとした背後を未詩とらくとぽむが襲い掛かって開始のゴング。3人をそれぞれコーナーに据えるとぽむが「猫はるな、凱旋おめでとう!」と号令をかけ、未詩、らくもあわせて猫っぽい動きで串刺し攻撃を狙ったがかわされてしまう。瑞希はぽむの靴を奪って投げると、そこには本部席の横で観戦していた猫の姿が。3人は未詩、らくを猫の前にセットすると、猫は引っ掻き攻撃。一度は逃げ出したぽむも最終的には捕らえられて猫の引っ掻き攻撃にあってしまった。リングに戻るとピンチのぽむが「武田信玄だー!」と言い出すや「風林火山!」とエアー刀を振り下ろし、それに気を取られた有栖のスネを蹴っていく。捕まった有栖はらくにネックブリーカードロップを決めて鈴芽とスイッチ。らくが鈴芽にフェースバスター。未詩が出てきてジャイアントスイング10回転。鈴芽もカナディアン・バックブリーカーを逃れるとセカンドロープを踏み切っての反転フェースクラッシャーで瑞希と交替。未詩は瑞希にバックブリーカー。ぽむがミサイルキックで続く。らくがエプロンで瑞希にフェースバスター。ぽむがエプロンでのぽむ・ど・じゃすてぃすと連係。正調のぽむ・ど・じゃすてぃすは瑞希が回避すると十字架固め。フェースロックから変形フェースロックはニアロープ。この間に片方の靴を脱いでいたぽむはそれを手に瑞希に振りかぶる。瑞希が止めてもみ合いに。その反動で木曽レフェリーに靴で一撃加えてしまう。木曽レフェリーがダウンしていると、未詩が瑞希を羽交い絞め。ぽむが靴を振りかぶるも、かわされて未詩に誤爆。瑞希が靴を奪って投げすてるとぽむにカサドーラ・フットスタンプ。これはらくがカット。鈴芽がらくに駆け上がりフェースクラッシャー。有栖が未詩にダイビング延髄ニードロップの連係から、瑞希がぽむにダイビング・フットスタンプを決めて勝利した。
エンディング
最後は猫もリングにあげて大会を締める!
試合後、瑞希がマイク。瑞希「山梨に来てくれてありがとうございます! 猫ちゃん凱旋で山梨に来れてすごくすごく嬉しいし、メッチャ暑いけどこれを来てくれた皆さんと共有できていることがすごい嬉しいし、また一つ思い出が増えていくなと感じます。今日はありがとうございます」鈴芽「猫さーん、来てくれてありがとう! そして引っ掻いてくれてありがとう! ナイスでした! めっちゃ暑いけど、東京女子はこれから大田区に向けてもっと熱いので応援よろしくお願いします!」有栖「猫さんありがとう! 私、ほうとうがメッチャ好きで、ほうとうを食べにだけ来るぐらい好きなの! だからここで試合できてメッチャ嬉しい! ありがとう!」瑞希「食べて帰ろうね!」最後は猫もリングにあげて、4人で「今日はありがとうございましした!」と挨拶して大会を締めくくった。