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WRESTLE PRINCESS Ⅵ

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日時2025年9月20日
会場東京・大田区総合体育館
観衆1127人
  • 前説

  • 塊魂とのコラボグッズ発売! 東京ゲームショウで瑞希&鈴芽のサイン会!/練習生3名紹介/タイ初進出! 12・13バンコク大会決定!

  • 白井リングアナの前説では『塊魂』とのコラボグッズの発売と東京ゲームショウでの瑞希、鈴芽のサイン会開催のほか、練習生のシオン(仮)、アンリ(仮)、ユウカ(仮)の3人が紹介され、デビューをめざすことがファンに告げられた。さらに12月13日(現地時間)タイ、バンコク、ザ・サーカス・スタジオ大会の開催を発表。アップアップガールズ(プロレス)のミニライブでは『SEED』『ラビュモット』の2曲が披
    露された。
  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    12分55秒

    コアラクラッチ

  • 小夏と高見が先発に名乗りを挙げてオープニングマッチがスタート。バックの取り合いからグラウンドでもバックの取り合い。小夏がネックロックにいくと、高見が反転して立ち上がり自軍コーナーへ。駿河が襲いかかり、観客のブーイングを浴びる。駿河と高見が小夏を捕獲して攻撃、ダブルのアームホイップからダブルでレッグロックへ。鈴芽が乱入するが、駿河が場外に送り出す。しかし、小夏がボディースラムを決めて鈴芽に交替。鈴芽は高見の左脚を照準に攻めていく。鈴芽はロックしながら控えの駿河に挑発的な表情を見せつける。小夏が鈴芽との連係から回転エビ固め。小夏の突進に高見がエルボー、ドロップキック。替わった駿河がクロスボディーアタック、フットスタンプを小夏に見舞う。駿河は右腕を捻り、ロープ渡りに移行。鈴芽がロープを揺さぶるが蹴飛ばされてしまう。駿河はバックしてからアームホイップ、ドロップキック。高見が走ろうとすると駿河が髪を引き、再びブーイングを浴びる。強引に押さえ込んだ駿河だが2カウント。小夏がドロップキックを放ち、鈴芽も続く。鈴芽が飛びついて丸め込み。駿河が返すが、鈴芽がサブミッションで動きを止める。駿河がエスケープしてレッグシザーズでカバー。ブリッジで攻撃をかわして押さえ込みの連続。鈴芽も切り返して応戦する。鈴芽がエプロンからヘッドシザーズ。コーナーに上がると高見が阻止しようとするが、蹴落としてみせる。ダイブをかわした駿河がフットスタンプ。高見が「メイさん一緒にやりましょう!」と合体。しかし、鈴芽が分断して小夏に託す。10分経過。小夏がドロップキック、トップロープからダイブして変則的なドロップキック、スリーパーホールド。高見がエスケープに成功、コーナーで反転してミサイルキック。コアラクラッチで締め上げるが、鈴芽のカットが間に合う。駿河がダイビングボディーアタック。高見が飛びついて丸め込み、至近距離からドロップキック。もう一度飛びついてコアラクラッチ。小夏がギブアップし、高見の勝利となった。

    【試合後のコメント】
    メイ 取った! 最高!×4、すごい!×4 すごいよ、汐珠ちゃん!
    汐珠 メイさんがいたからです。
    メイ ううん、メイが1年前? もっと前?に会った時よりメチャメクチャ強くなってて頼もしかったよ! みんな見た? 汐珠ちゃんのこんな(顔マネ)。超カッコよかった!
    汐珠 汐珠も今日は大田区だし、ビッグマッチの第1試合でメイさんと組めるので絶対に勝とうっていう気持ちではあったので、本当にすごい意気込みが強かったので叶って嬉しいです。
    メイ よかった! 汐珠ちゃんともう一回組むために頑張れたし、鈴芽ちゃんともタッグを組んでいたので、でも鈴芽ちゃんと会うときは彼女がベルトを持っていたから、お互いベルトを持った姿で対峙したかったんだけど、タイミング悪くかなわず。だけど鈴芽ちゃんも前を向いているので、メイも前を向いていつかシングルで闘いたいなと思いました。小夏ちゃんはメイがまた来るまでパクパク食べて。
    汐珠 頑張ります。小夏ちゃんは初めての後輩だけど、すごくできるのであんまり後輩って感じがしなかったんですけど、一応後輩なんで汐珠が頑張んなきゃって。
    メイ 先輩は後輩がいるからなれるもんなんだよ! 汐珠ちゃん頑張って先輩になって!
    汐珠 頑張ってなります!…なれるかな?
    メイ メイ汐珠タッグ、またいつかわかんないけどお互いがまた成長して熟したときに。
    汐珠 熟、熟…熟りんごになった時に(笑)。
    メイ 熟りんごになった時に会おうね。
    汐珠 指切りんご!
    メイ 指切りんご!


    小夏 ……負けちゃいました。ごめんなさい。
    鈴芽 いや、ビッグマッチの第1試合、メッチャ楽しかったです。楽しかった?
    小夏 楽しかったです! メイさんと初めて遭遇して闘うことができてすごく刺激になりましたし、これからビッグマッチ、今日で2回目なんですけど、ビッグマッチも来月からの後楽園も成長した姿を見せられるように頑張りたいです。
    鈴芽 次こそ一緒に勝つぞ!
  • 第2試合 時間無制限勝負

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル

    15分21秒

    ダブルフォール

    ※らくへのスパインバスターからまとめて押さえ込む。らくのまくらが防衛に失敗、真弥が第1768代王者となる。< >内は入場順。
    【試合経過】
    ①○ポコたん<1> vs 七瀬千花●<3>
    8分2秒 体固め
    ※シャイニング・ウィザード
    ②<王者>●ポコたん vs らくのまくら○<挑戦者>
    8分35秒 体固め
    ※窒息→押さえ込む。ポコたんが防衛に失敗、らくのまくらが第1767代王者となる。
    ③○らくのまくら vs 鈴木志乃●<2>
    9分55秒 体固め
    ※キラ・サマーのサモアンドロップ
    ④○らく vs キラ・サマー●<7>
    11分4秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ⑤○らく/○ラム会長<6> vs 芦田美歩●<5>
    13分39秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ⑥○らく vs ラム会長●<6>
    14分35秒 オーバー・ザ・トップロープ
  • ポコたんがリングインするとアタマが外れるハプニング。試合は、ポコたんvs鈴木でスタート。鈴木のショルダータックルをポコたんが受けて立つ。鈴木は「走れ」と命令して攻撃。鈴木が「ベルトを奪った私の姿」を見せるとアピールするが、ポコたんが攻撃。七瀬が登場し、ポコたんに向かってエルボー連打。七瀬が共闘を呼びかけ、鈴木と合体。と思いきや、ポコたんと結託し七瀬を攻撃。鈴木は、「ポコたんのカッコいい姿」をアピールして共闘を継続。クローズラインをかいくぐり七瀬が鈴木をマットに叩きつけ、ポコたんにドロップキック。しかし、エルボードロップはかわされる。4人目のらくが登場。らくは枕を置いておやすみモード。ポコたんが不思議そうに近寄り、睡眠中のラクに近づく。七瀬が割って入り、エルボー連打からエルボー、ポコたんのアタマが吹っ飛ぶと顔のないポコたんがエルボードロップからプロレスラブポーズ、シャイニングウイザードで七瀬を退場させる。5人目は芦田。チアダンスの芦田を鈴季が襲う。ポコたんと結託と見せて丸め込み。らくが入って、ポコたんとの共闘をアピール。ハイタッチをかわして、ポコたんを裏切りの丸め込み。怒ったであろうポコたんがラクに向けて「ユー!」のポーズ。ラム会長が6人目に登場。会長がポコたんと向き合い、「もしかしてらくちゃん?」と勘違い。そのままポコたんをハグして踊り出す。らくが入ってきて、会長は困惑。らくは怒って枕で会長を殴打、ポコたんも枕で攻撃して押さえ込むと、らくがポコたんから3カウントをゲット。しかし、アイアンマン王座はらくではなくカバーしていた枕に。場内は枕コール。らくはもちろん枕をカバーするが、2カウント。全員で枕を奪い合うなか。キラが入場、鈴木を抱えてバックフリップ。鈴木が枕のカバーで失格に。キラが会長とらくにまとめてラリアット。キラは枕を持ち出すが、らくが奪い取る。キラの突進をらくがかわす。らくのチョップをキラがかいくぐっていくが、OTRで落とされて失格に。桐生が入るも、リング上では枕の奪い合い。桐生が枕を手にして謝罪。カバーされた状態の枕をほかの選手がカットして救出。状況のわからない桐生。らくが枕を持って退場しようとすると、会長が止めに入る。芦田がチアダンスで仲直りを促す。しかし、会長がヘアーホイップで叩きつける。芦田は会長をかいくぐるが、らくがエプロンに送り出す。芦田はらくと会長をロープで止める。らくと会長のケーキ入刀で芦田がOTR。桐生が会長をエプロンへ。らくのチョップがかわされて誤爆。会長がOTRに。残るはらくと桐生。らくが枕を使って攻撃。桐生が枕の上にスパインバスター。3カウントが入り、らくの失格に。同時にまくらもフォールされており、桐生が新王者となった。

    【試合後のコメント】
    真弥 アイアンマン獲ったぜ! 誰でもかかってきなさいと言いたいところだけども、え~とこの大会内では私は疲れてしまったので閉店させていただきたいと思います。よろしくお願いします。これを一生涯持ち続けられたらうれしいなっていう気持ちでおりますので、節度を守って挑戦しに来たらいいんじゃないかな。節度を守ってよろしくお願いします。さようなら。
  • 第3試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    • アジャコング

    VS

    VS

    8分53秒

    バックドロップ→片エビ固め

  • ロックアップで組み合うが、HIMAWARIが連続で吹っ飛ばされる。アジャは両手を広げて受けて立つ構え。HIMAWARIは、「身体の一部だ!」と髪を振り回して突進。アジャは頭を押さえてストップさせると、張り手で吹っ飛ばす。アジャの突進をHIMAWARIがかわしてエルボーアタックを串刺しで連発。手を引くが、アジャは動かず。ならばとHIMAWARIは、エルボー連打。しかし、アジャがえみを浮かべて受けて立つ。HIMAWARIは、「ありがとうございました!」と頭を下げて帰ろうとする。アジャが捕まえるとヒップドロップ。しかし、HIMAWARIの肩が上がる。アジャは、HIMAWARIの髪を結んで首を絞める。「身体の一部」を主張し、反則を否定。さらに何度も結んでヘアーホイップ。アジャのブレーンバスター狙いをHIMAWARIがこらえて髪を振り回す。アジャは、「身体の一部」と一斗缶を持ち出す。HIMAWARIが髪で殴りかかるとアジャが一斗缶を差し出して阻止。一斗缶で脳天を殴打し、エルボードロップ。HIMAWARIがかわしてショルダーをぶつけるが、アジャはびくともせず。何度も跳ね返されたHIMAWARIが至近距離からも連打。アジャがカウンターでショルダータックル、ラリアット。HIMAWARIが返すと、アジャがバックドロップの構え。HIMAWARIが切り返して髪で殴打の連続、コーナーから髪を振り下ろし、ネックブリーカー。アジャの脚を取って逆エビ狙い。アジャが跳ね返すと、HIMAWARIもヒップドロップをかわしてみせる。HIMAWARIがバックを取るも、アジャを動かせず。HIMAWARIが髪で連続殴打、アジャが走らせずにボディーアタック、ラリアット。返したHIMAWARIにアジャは高速のバックドロップ。HIMAWARIが返せず、アジャがフォール勝ちをゲットしてみせた。試合後、アジャはHIMAWARIになにやら話しかけると、両方の髪を鉢合わせにしてからリングを下りた。

    【試合後のコメント】
    アジャ 結果としては当然っちゃ当然なのかもしれないけど…ていうかあの髪の毛ダメでしょ。よくムチ持った選手とかとやるんだけど、ムチよりヤバい! ダメだ、あれは! しかもなんか強化してたろ、アイツ。痛い、痛い。そのうち髪の毛、『ダンダダン』のバケモノみたいに髪の毛でリングとか建物とか飛ばすぞ。それぐらいヤバい、あの髪の毛。ビックリした。最後一生懸命持ち上げようとして上がんなかったけど、そのうちあの髪の毛で人を宙に浮かすんだ。あれは今のうち止めたほいがいい。次会ったら切ってやる! しかもあれが体の一部だと認められるなら、これ(一斗缶)も体の一部とちゃんと認めてください、みなさん! これは私の30年以上の体の一部です。みなさん、そのへんもういっぺんわかっておいてください! あ~痛かった!

    HIMAWARI あ~怖かった…。今日はもう憧れとかそういうレジェンドとか、そういうのを取っ払って、同じイチ選手として絶対に絶対に勝とうと思って来てました! でもやっぱりメチャメチャすごい強くて分厚い、分厚い壁で全然その場から動かすこともできなかったので、まだまだ、まだまだ私はここから続ければあんな強い選手になれるんだなって逆にメチャメチャ希望を持つことができました。ただ! 私の髪の毛はれっきとした体の一部だけど、一斗缶は体の一部じゃないと思います! だからまた対角に立つってなったらあの一斗缶を髪でブチ飛ばしてやります! ありがとうございました!
  • 第4試合 15分1本勝負

  • フラッグ争奪公認ウェポンデスマッチ

    11分1秒

    エビ固め

    ※丸め込み。各選手のコーナーにはフラッグが設置される。相手側のフラッグを奪取した選手は、公認凶器の使用が認められ、公認凶器は、両選手が事前に選定した「おもちゃ」2種類とする。フラッグの奪取により、それぞれ1種類ずつの使用が可能となり、勝敗は通常のプロレスルールに則り、フォール、ギブアップにより決定されるという特別ルール。
  • 両者クリーンに握手をかわす。原宿が突進、リングを下りてコーナーのフラッグに手を伸ばす。しかし届かず、辰巳がフラッグを奪い取る。辰巳がフラッグを持って逃走。原宿が追いかけるも転倒してしまう。辰巳がリングに戻り、あとから戻ってきた原宿を攻撃。原宿が足を払いフラッグを強奪。カラーボール100個の使用が認められる。原宿はボール100個の入った袋を頭からかぶり、ボールがリング上に散乱、1個ずつ投げていく。きいていない様子の辰巳が、「よっしゃいくぞ!」とエルボードロップ。辰巳は「このまま勝てそうだ」と、原宿を宙吊りに。もうひとつのフラッグを奪取し、ハリセンの使用が認められる。辰巳にはデッカいハリセンが手渡される。辰巳はハリセンで脳天殴打。カバーされた原宿だが、なんとか肩を上げる。辰巳は「凶器なんてなくても勝つ!」と宣言。フラッグの方にいく原宿を止める。しかし、原宿が耳元で絶叫してミサイルキック。フラッグを奪取。原宿にはメガペンライトの使用が認められる。デッカいぺンライト2本を掲げて原宿が突進、ラフォーレ原宿からでんでん太鼓を見舞う。辰巳が返すと、ペンライトとともに突進、辰巳が張り戦でブロック。ペンライトとハリセンでチャンバラ、辰巳が腹部への一撃で打ち勝つ。さらにドラゴンスクリューから足4の字固め。原宿がなんとかエスケープに成功。辰巳がバックを取るが、原宿が丸め込み、ぽむ・ど・じゃすてぃす。ペンライトを持ち出し、ポムもう一度ぽむ・ど・じゃすてぃすへ。辰巳が切り返すが、2カウント。辰巳がフラッグを取って、“甲田哲也”の使用が認められる。嫌がる甲田だが、リングに上げられる。辰巳が甲田をコーナーの原宿にぶつける。甲田は原宿を羽交い絞め。辰巳がハリセンで飛ぶが、案の定、誤爆してしまう。凶器甲田はダウン。辰巳がペンライトで向かっていくが、原宿が丸め込むと3カウントが入った。

    【試合後のコメント】
    ぽむ やったー! やった! 急にカードが変わって今日はリカさんとシングルになって、どうなることかと思ったんですけど、やっぱね、おもちゃが使えるデスマッチということで、ぽむちゃんはみんなが知っている通り、3歳児だから! おもちゃって赤ちゃんのためにあるから大正解だった! 使い方バッチリだったでしょ? よくできましたでしょ? でもさリカさんがおもちゃってことで持ってきたもの全部おもちゃじゃなさすぎる! でも、そのおかげで勝てたのでラッキーということで。リカさんはおかしいので、3歳からやり直したほうがいいと思います! 嬉しい! やったー! バイバイ!

    リカ あ~何が起こったんだ! 意味がわかんないんですけど! え? 原宿ぽむに? 辰巳リカが? 負けた? ウソでしょ!? 人生最大の汚点なんですけど! 意味わかんない!×3 アイツのせいでしょ? おもちゃ! 私のおもちゃ、甲田哲也! オマエのせいだろ! なんで邪魔ばっかするんだよ、本当に! もう再戦しろよ! ぽむ、いつでもいいから再戦させろ! 今日のは間違いだ! みんな記憶を消してくれ!
  • 第5試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    13分52秒

    Finally→片エビ固め

  • 松本以外の選手が握手をかわす。松本は荒井を引き寄せて、「よろしくね」と声をかける。荒井と凍雅の先発でスタートし、グラウンドの攻防。風城が入ると、松本を指名。松本が入り、ハルコールのなか風城がエルボー、ヘッドロック。すぐに松本がヘッドロックに切り返し、ロープに振られるとショルダータックル。風城のドロップキック連打を松本が受けて立つ。風城がクロスボディーも、松本がキャッチしてバックブリーカー。コーナーに乗せて「いくぞ東京女子!」とアピール、コールをあおって串刺しボディーアタックをぶち込む。荒井が入り、松本とクローズライン。風城が持ち上げられるのを回避してドロップキック。凍雅が荒井にショルダータックル、控えの松本に向かっていく。後ろから荒井が攻撃、コーナーに追い込みストンピング連打。凍雅がショルダータックルとボディースラム、サマーソルトドロップでやり返す。つづいて凍雅は、チンロックで荒井の動きを止めにかかる。荒井が切り返して、ビッグブーツ連打。松本が凍雅へ「はじめまして!」とラリアット、ストンピング連打。凍雅が立ち上がりエルボーの連打、松本も応戦。ショルダーのぶつけ合いから、松本がエルボーで吹っ飛ばす。松本は「黙れクソガキ!」とコーナーに追い込み突進。凍雅がかわすと、風城のドロップキックから合体。しかし、松本がまとめてバックドロップ。松本が凍雅へ、荒井が風城へサソリ固めの競演。凍雅がエスケープすると、松本はフィニッシュ宣言をしてダブルニーをリバーススプラッシュ式に決める。松本は、ダウン状態の凍雅を挑発。フィニッシュを宣言するが、凍雅がこらえてショルダーをぶつける。松本がローリングエルボー狙いも、凍雅がエルボー、フォールアウェースラム。風城が松本に串刺しエルボーアタック、串刺しドロップキック、アームバー。体を反転し、松本がカバー。風城が返すが、松本がラリアット。替わった荒井がビッグブーツを風城に連発し、ドロップキック。風城が返すと、荒井はフルネルソンの構え。風城がこらえてドロップキック、松本がエプロンから風城を妨害し、荒井がビッグブーツ。松本と荒井が合体を狙うが、凍雅が阻止してみせる。風城がクロスボディー、荒井を引き起こしアームブリーカーから三角絞め。荒井がエスケープすると、風城がスープレックスの構え。荒井が切り返してドロップキックも、凍雅にカットされる。松本が凍雅を捕らえ。荒井が風城にフルネルソンバスター。松本が分断し、リング上は荒井と風城に。そして荒井が狙いすましてFinally。風城が返せず、荒井が3カウントを奪ってみせた。 

    【試合後のコメント】
    松本 ありがとうございました! 初東京女子ね。荒井さん、マジでありがとう。
    荒井 いや嬉しいです。初参戦ということで、どうでした? 東京女子は。
    松本 まずはね、師弟タッグと名乗ってる以上、負けるわけにはいかないので。まず勝ててよかった、プラス…どうなん、荒井さん。東京女子、色々教えてよ。知りたくなっちゃったよ。
    荒井 そうですね、もう今日当たったのは荒井よりも後輩の選手で。荒井にも後輩ができたんですよ。
    松本 ゴールド免許取って(笑)。
    荒井(笑)たくさんできて。
    松本 時の流れを感じますね。
    荒井 そうなんですよ。あの頃は…48グループのメンバーの中じゃ、あまりうまくできてなかった方だと自負してるんですけど。
    松本 自分で言ってくれた(笑)。
    荒井 いまとはなっては自覚あるんですけど(笑)。でもプロレスを続けるって決めて、あの頃お世話になった…荒井のホントに基礎、というかプロレスラー・荒井優希を生んでくださった松本選手とタッグが組めて光栄でしたし。試合中のエネルギーを私も感じて、とても伝わってくるものが大きくて。東京女子の先輩後輩からはもちろん前胸になることいっぱいあるけど、松本選手から教わったものも今日たくさんあって。とてもこれからの荒井優希に大事なものをいただいたなと思いました。
    松本 やっぱり荒井さんの後輩なので、まだまだ今日当たった2人もどう思ったか逆に気になりますね。なかなか外の選手と闘うこともないだろうけど、松本浩代と当たって何を感じたか。もう怖くなったのなら、一生バイバイでいいです(笑)。
    荒井 いや、そんなことはないと思いますよ。
    松本 でもあの2人も東京女子を背負っていくつもりで入ったんでしょうから、外でも強い松本浩代って有名だと思うので、いつでも倒したいって思うんだったら、倒せると思うんだったら…かかってこいや!

    ――2人でバックエルボーを決めました。
    松本 どう?
    荒井 やっぱちょっとくるものありますね。
    松本 くるね~。当時ね、豆腐プロレスで教えてもらった技がカカト落としと…。
    荒井 バックエルボー!
    松本 ふたつの技。当日、愛知県体育館で出せたのは…。
    荒井 カカト落としのみ!
    松本 バックエルボー忘れたんだね。
    荒井 やりそびれちゃった(苦笑)。
    松本 ミラノ(コレクションA.T.)さんに「なんでバックエルボーやらなかったの?」って怒られてね。
    荒井 詰められた思い出がすっごいあったんですけど、これでチャラ(笑)。
    松本 ミラノさんに捧ぐバックエルボー。技名ね。
    荒井 できたので、今日のところは…。

    ――目の前で見る荒井の成長はどう感じた?
    松本 スタートからね、ちょっと涙出そうだったもん。うわあ…って、ダメですね、変な母性が溢れてて。
    荒井 嬉しい~。
    松本 イチプロレスラーとして、もし対戦するならいまの母性は捨てて…。
    荒井 もっと褒めて~。
    松本 今日よかったよ。
    荒井 うれしい!
    松本 でも次対戦するならイチプロレスラーとしてやってやるんで。その時はよろしくね。
    荒井 松本選手と闘う後輩がギラギラしてて羨ましかったので、荒井も是非。
    松本 ギラギラしちゃいな。
    荒井 やりたいです、いつか。お願いします!


    凍雅(机に突っ伏して)…完敗、ですね。私たちも強くなって、東京女子のなかではちょっとずつ力もつけてきて、ベルトにも挑戦したりして。でもやっぱ、団体内だけの選手としか対戦してないから、外部の選手が来た時にすごく力の差を感じるというか。東京女子とはまったく違うような選手なので、そうなった時に立ち向かえないというか、対応できないっていうのを今日の試合ですごく思って。ホントにめちゃめちゃ悔しいです。
    風城 時々ゲストの方と闘える機会があって、それこそ水波さんとかと闘う時、どこか無理なのかなとか、絶対に敵わないんだろうなとか。心の弱さがすごいいままでは目立ってて、でも今回はなにかすごい自分のなかで、心の中で成長があって。風城としても隣にいる凍雅さんも自信を持って松本さんと闘えたけど…まったく歯が立たなくて、自分の弱さを痛感するし。でも今日松本さんと荒井さんと闘えたことは私たちにとってこれから生きていくなかでポイントになったと思うので。またいつ来てくださるか分からないけど、その時までには風城も凍雅も何百倍と強くなって、あなたの前に立ってみせるので…待っててください!
  • 第6試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    13分11秒

    愛と炎のフルネルソン

  • 水波が山下に気合いを注入する形になり、山下と水波でスタート。両者へのコールが交錯するなか、ロックアップで力比べ。山下がヘッドロックからサッカーボールキック。水波がこらえてショルダータックルを連発。鳥喰の突進を水波がキャッチし、愛野に託す。愛野がショルダータックル。セントーン、担ぎ上げると腹部をニーに向けて落としてみせる。鳥喰がスープレックスで投げて、山下に託す。山下が愛野にサッカーボールキック。愛野が立ち上がり、エルボーの応酬に。鳥喰が愛野に串刺しニーアタック、前方に投げて丸め込む。返した愛野が、エルボーからショルダースルー。水波が鳥喰にショルダータックル、山下が乱入も水波は次々とショルダータックルで吹っ飛ばす。アニキコールのなか水波は2人を相手に舌なめずり、コーナーに追い込み逆水平の連打を浴びせていく。山下がリング下に落ちるが、鳥喰がソバット、エルボー連打。水波もやり返すが、鳥喰がドロップキック、ミサイルキック。セカンドに飛んだ鳥喰を水波が止める。山下と鳥喰が、連係で水波を攻め込む。山下が前後からミドルの連打。水波がヘッドバット、逆水平、ラリアット。愛野が山下にセントーン、セカンドからエルボードロップ。フルネルソンからバックを取り、水波がチョップ、ダブルで押し倒す。山下が返すと、愛野がセカンドからダイブ。山下が迎撃してニーアタック。山下がアティチュードアジャストメント狙い、愛野がこらえてエルボー連打。山下が脚を取ってから強引にバックドロップ、三角蹴り。スカルキック狙いをかわして水波が裏投げ。愛野が再度スープレックス。しかし、鳥喰が空中殺法でカット。山下と鳥喰が連係攻撃、しかし水波がラリアット、愛野がショルダーで逆転。愛野が山下にダブルアームの体勢。山下がこらえてアティチュードアジャストメント、愛野が蹴りをかわして肩車の体勢へ。山下がこらえてスリーパーホールド。愛野がコーナーに追い込まれ、ハイキックを食らう。山下の蹴りをかわして愛野がリバースDDT。愛と炎のフルネルソン、持ち上げてもう一度グラウンドへ。リング下で水波が鳥喰を止めるうちに、愛野は胴絞めに移行。すると山下がギブアップ、愛野の勝利が宣告された。

    【試合後のコメント】
    水波 やったー! ユキ! ユキ!(とコール)」
    愛野 勝つって嬉しい! こんなに気持ちいいことある? 山下実優から勝ちました!
    水波 ワン・ツー・スリーじゃない、ギブアップ! すげえじゃねえか。しばらく組んでなかったけど、知らない間にユキは強くというより、たくましくなってたな! 気持ちの成長、すげえ伝わるよ。だからきょうギブアップ取ったって形で見せることができてすげえ嬉しいよ。あなたの炎はこういう形できょう現れて、きょう自分が勝ったみたいに嬉しいです。おめでとう。
    愛野 ありがとうございます。私はアニキと組めるのすごい楽しみにしてたから、しかもアニキとトーナメント決勝で闘って、それ以来ずっとアニキに成長した姿を見せなきゃ、見せたい、見せなければ私はアニキの前に姿を出したくないって思ってたから。きょうはアニキと組んで勝てて、ホントに嬉しい。山下も鳥喰もメチャメチャ強くて、楽しすぎてもう死ぬかと思った、試合中。この時間永遠に続けばいいなって思うような試合をできて、本当に幸せだった。もっともっとやりたい。アニキ、また東京女子来てください。
    水波 楽しんで、しかも試合を制したってことは、これからが愛野ユキの爆発力めっちゃすげえからな! みんながよくわかってると思うけど、私はそれに期待してるよ! きょうはおめでとう!
    愛野 ありがとうございます!


    山下 悔しい…。
    鳥喰 負けちゃった。でも絶対勝てると思ってて。めっちゃコンビネーションがよかったし、すごい息あって。
    山下 けどあの2人の強さも知ったし、ユキの強さも…いやあ、すごい。私もいままで油断せずに強くなり続けてきたから。最後ちょっと動けなくて自分で負けを認めてタップしちゃったんですけど、それが悔しいし…けど、私はこのまま鳥喰とも組むタッグもあきらめたくないしね。次あるかわからないけど私はあきらめたくないし、私自身も強くなり続けるということをやめません。もっともっと強くなりますよ。
    鳥喰 私もタッグ、やりたいです、また。今回限り嫌です。
    山下 鳥ちゃんと組んでてね、パワーもすごい出てたし。
    鳥喰 気持ちいい。
    山下 そう、気持ちいいんだよね。けどきょうは結果につながらなかったから。紙テープもいっぱい私たち投げてもらえてね。ファンの人の思いとか全部受け止めて、私はもっと強くなります。落ち込みませんよ、私は。絶対に強くなる。悔しいけど落ち込みません。
    鳥喰 山下さんに置いていかれないように、私も強くなります。
  • インフォメーション

  • 2年ぶり3回目の開催となる両国国技館大会が2026年3月29日(日)に決定!

  • 第6試合終了後、場内スクリーンで次回ビッグマッチを発表。2年ぶり3度目となる東京・両国国技館大会が、2026年3月29日(日)に開催される。
  • 第7試合 30分1本勝負

  • 第15代インターナショナル・プリンセス王座決定戦

    VS

    • LOSE

      プリシラ・ケリー

    VS

    10分59秒

    什の掟→片エビ固め

    ※有栖が第15代王者となる。
  • 遠藤が握手を求めると、プリシラも応じる。ロックアップから遠藤が腕を取ると、プリシラが髪をつかんでグラウンドへ。遠藤が逃れて、丸め込みからドロップキック。遠藤は串刺しで突進。プリシラがかわしてエプロンからハイキック、ダイビングボディーアタックを放ち、返されるとドロップキック、串刺しヒップアタックからヒップバットの連発。遠藤が立ち上がりエルボー連打、ロープに追い詰め突進するが、プリシラがかわしてドロップキックをぶち込む。遠藤が返すと、プリシラがつかんだ手を離さずにエルボー連打。遠藤はロープに振られることを拒否してネックブリーカー。さらに後方からアタック、手刀を振り下ろしてキャメルクラッチ。プリシラが反転してカバーも、2カウント。プリシラが至近距離からラリアット、マットに叩きつけるが遠藤がクリアー。顔面を蹴り上げるとコーナーへ。遠藤が追いつき、下からエルボー連打。遠藤も上がるが、プリシラがヘッドバットで転落させる。遠藤が向かっていきロープを利用してのドロップキック。プリシラが場外に出ると、遠藤が断崖式ニー。リングに戻すとキャメルクラッチ。プリシラはそのまま立ち上がり、後方に叩きつける。しかし、遠藤は離さずにスリーパーから再びキャメルクラッチ。プリシラは手を伸ばすが、遠藤が引いてエスケープさせず。それでもプリシラの足がロープに到達し、エスケープ成功。プリシラがエルボー連打、遠藤がこらえてやり返す。プリシラがカウンターのビッグブーツを叩き込むと、両者ダウン状態に。ともにヒザをついた状態でエルボーを打ち合い。立ち上がっても打撃の応酬。プリシラが後方からエルボー、スライディングジャーマンで叩きつける。引き起こすと、舌なめずりしてドラゴンスープレックスホールド。遠藤が返すと、スープレックスで叩きつけ、トラースキックから什の掟。食らったプリシラは返せず、遠藤が宮本もか返上のベルトをゲットし、新王者となった。試合後、リングを下りたプリシラが、遠藤に向かい両手を合わせて一礼。

    【試合後のコメント】
    遠藤(ベルトを抱えて)重い…。やっと、やっと取れました! いままでホントに1人で頑張って、目に見える勲章ってものがなかったから…今回やっと、人生初めて1人で手に入れた。ベルト、重い。なんか初めてこれに触れて、もっともっと自分自身も大きくなって、このベルトと一緒においしいものとか楽しいところにいっぱい連れてって、遠藤有栖の色にします! みんな応援ありがとうございました。
    ――対戦相手が急きょ変更になりました。
    遠藤 ずっと言ってるんですけど、私は何も変わらない。ベルトへの気持ちも変わらなかったし、プリシラの存在は知ってたから。このベルト懸けて闘えて、それで私が勝って、このベルトを手に入れた。最高の、一生忘れない思い出です!
    ――最高に熱い夏と言っていたが、それを超えた?
    遠藤 いやもう灼熱、灼熱の熱さです。これからもっともっと何兆億万度くらいの熱さで私は生きていきたいと思います!
    ――ベルトと一緒に食べたいものは?
    遠藤 1回ラーメン食べに行きたいです。どこでもいいから一緒に食べに行きます。
    ――家族は来てた?
    遠藤 やばいですよね。カードが決まった瞬間、絶対いく宣言をしてました(笑)。来てます。
    ――どこに連れていく?
    遠藤 いますっごい行きたいのはデ●ズニーランド。
    ――シーじゃなくて?
    遠藤 どっちも行きたい!
    ――ディズ●ーにそれを巻いていく?
    遠藤 持ってく。
    ――ちなみにラーメンは何系?
    遠藤 最近、コテコテのこってりはダメって言ってたけど、いまそれを欲してます(笑)。食べに行きます!

    プリシラ インディーに戻ってきてから一番キツい試合だったかも知れない。アリスも最近対戦した中でも最高の選手だし、試合ができて光栄に思ってます。今日もハードな試合になって嬉しかったので、是非リマッチを要求したいです。もう一回、彼女とやらせてください。
  • セミファイナル 30分1本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    17分2秒

    ダイビング・フェイマサー→片エビ固め

    ※享楽共鳴が4度目の防衛に失敗、Ober Eatsが第19代王者組となる。
  • 王者チームはベルトの表面を何度か叩いて返還、挑戦者組と向かい合う。ミサヲがマイクを要求。ミサヲ「会場にお集まりの大きいちびっ子たち、こんにちはー! 東京女子プロレスの愛と平和を守るニューヒーロー・ハイパーミサヲと全長1.47メートル大怪獣・中島翔子でタッグチャンピオン、享楽共鳴のお出ましだー! というわけで、今日はOber Eats、2回目の挑戦といういことで、何度来ても結末は同じです。私たち享楽共鳴が防衛するぞー! それで、上原わかな、大丈夫なんですか? 先週の前哨戦も出られませんでしたねえ。みんなお客さんも全員、わかな大丈夫かあって心配しちゃってますよ。心配しちゃってる。心配された状態で、我々チャンピオンに挑めるんですか? 私たちに噛みつく覚悟はあるのですか?」上原「できます!」上原はハンバーガーを持ち出して、一口がぶり。ミサヲ「いい根性してるじゃないか、オマエ! そんなわかな、噛みつけるんだな。だったら、我々も準備万端ですよ。私このまま、噛まずにこのままマイク完走します。ここに見てる全員、そしてWRESTLE UNIVERSEを見てるお茶の間のみなさん、全員準備できてるか。全員、OberEatsでもいい、享楽共鳴でもいい。全力で応援する準備はできてんのかって聞いてるんだよ、おい! できてんのか、おい! よいしゃよいしゃ、まだまだ足りないぞ! いいねえいいねえ。魂感じました。アナタたち全員の魂の底から……○▼×※◇●…。噛んだ、噛んだ!」ここで挑戦者組が襲いかかり試合がスタート。ミサヲはスプレーで撃退し、「大一番で噛むのは慣れっこなんだよ!」と開き直る。ミサヲは中島を自転車に乗せて突進、王者組がかわす。もう一度やり直すが、セコンドの桐生真弥に激突してしまう。Ober Eatsが王者をリングに入れてサブミッションで動きを止める。ミサヲがエスケープすると、上原がスペースローリングエルボー、ミサヲがかわしてギロチン投下。上原が返すと、ミサヲがアームロック、エルボードロップ。中島もエルボードロップで続くと、ダブルニードロップを連続投下してチンロック。上原がロープに振ってドロップキックもかわされてしまう。上原が後方に叩きつけるが、中島がブリッジで返して羽根折り固め。上原が切り返して腕に噛みつく。ボディースラムで叩きつけると、ダウン状態から上福に託す。上福がドロップキックから逆水平、ビッグブーツ。中島が返すと、卍固め狙いを切り返してミサヲと合体。ミサヲのアイアムアヒーローが決まるがカウント2。上福のビッグブーツを阻止してハイパミリターンズをロープ越しに決める。中央で放とうとするが、こらえられてしまう。上原がスペースローリングエルボーも、ミサヲがクリアー。上原は腕固め、ミサヲが切り返してチキンウイングフェースロック。上原が耐え抜くが、串刺しニーを食らう。上原がスープレックスで叩きつけ、上福に託す。上原がミサヲをコーナーに乗せると、上福がアタック。しかし、ミサヲがニーをぶち込む。中島が串刺しアタックから変則的なコルバタ。返した上福にカサドーラ式のコルバタ。食らった上福がロープ下から蹴り飛ばし、ニーアタック。返した中島に上福がブレーンバスター。しかし、中島が反転して叩きつける。ビッグブーツをかわして中島がコルバタ。ミサヲと中島が競演し、中島は場外へのトペから上福を戻してハイパミリターンズ。コーナーの中島を上原が止めにかかる。ミサヲがニーでカットも、上福が下からビッグブーツ。雪崩式ブレーンバスター、フェイマサー。中島が返すと、上福はコーナーからフェイマサー。中島がかわし変形619を連発。ノーザンライトも放つが、上原にカットされる。上原がミサヲにエルボー連打。ミサヲもやり返す。エルボーの応酬でミサヲが上原を倒す。上原が向かっていくと、中島が619。上原がかわして上福が合体を呼びかけ、ミサヲをダブルで叩きつける。上原がミサヲにネックブリーカー。上福が中島にフェイマサー狙い。中島がかわしてウラカンラナ、返されるとロコモーションでのノーザン狙い。上福がかわしてフェイマサー。コーナーからスタンディングのダイビングギロチンを決めると中島が返せず、上福が勝利。タッグ王座が享楽共鳴からOber Eatsに移動した。

    【試合後のコメント】
    上福 中島翔子とタヲミから、いやナカショーとミタヲからベルトを引っぺがしました。正直ホントに何度も言うけど、私はベルトの試合とかトーナメントとか大事な試合とかそういうのが本当に大嫌いで、やりたくない! 過酷な労働をしたくない。思ってるんだけど、今回私はわかなにナメられたくない気持ちがすごく強くて、わかなにカッコイイ先輩と思ってもらえるように、そこの反骨心を生かしてベルトを取りたいという気持ちが芽生えました。コイツの歯が取れたり欠場があったり、私も前哨戦で中島さんに負けたり、すごく気持ちがナイーブになることがいっぱいあったけど、でもやっぱ、私は名ばかりは東京女子プロレス定期参戦中。もともと芸能事務所に所属していたので、フリーで参戦やってたけど、心はずっとデビューした時から東京女子プロレスの所属の選手です。私ちなみに、ずっとしゃべってるけど、ベルト2回も取ったし、なんか変わらないかもしれないけど、これを機に確実に東京女子所属のレスラーにしてもらいたいと思うから。これはなんだ、甲田さんが決めるのか髙木さんが決めるのかわからないけど、偉い人! いま上福ゆきを逃したら惜しいと思うので、所属にしてください。なんかない?
    上原 ベルト取りました!
    上福 俺がな、俺がな、オマエじゃねえから、俺がな、ハイ。
    上原 マジで、歯が折れた時も、たぶん上福さんがとなりじゃなかったら、この私は心も折れちゃって、たぶんいまこの場に私はきっといなかったと思うから。ホントに、数日、おとといとかも夜中の3時とかも電話付き合ってくれて、なんか本当にパートナーが上福さんでよかったし、こうやってパートナーの証をこうやって、手に入れられたのが本当に嬉しいです!
    上福 ありがと。コイツ、ホントは歯が痛いながらも2人の入場曲を作ってたんですよ。でも、待て待て歯も折れてるし欠場もしてるし、これで負けたら、とんでもねえガワだけ立派でしょぼいレスラーになるから、ちょっとしゃしゃるなと。いったん封じ込めて。でもこれでベルトも取ったから、次の防衛戦、決まってるよね。そいつらの前で新しい曲をぶちかましてやろうと思うし。オマエ、ホントにマジでこれからいっぱい頑張るけど、マジ調子乗んなよ。
    上原 わかりました!
    上福 埋めるからな、いつでも埋める。オマエのことはいつでも埋められる。
    上原 埋められないように頑張ります。
    上福 頑張ろう、東京女子盛り上げよう。
    上原 頑張ります!
    上福 頑張るぞ! ナカショー大好きです、ミサヲさんも尊敬します。
    上原 大好きです!
    上福 バイバイ。


    中島 ごめんなさい。
    ミサヲ 全然、なんの謝りでもない。
    中島 まだなんか、まだやれたなと思います、自分で。完全に私が悪いですね。
    ミサヲ 悪くないです。私も動けなくて、動けてたら違ったかもしれない。いま正直、享楽がやっとずっと長い長い道のりのなかで、すごいクネクネで、細くなったり太くなったり途切れかけたりした道のなかで享楽共鳴が手にしたベルト。そしてベルトもいままで防衛してきた道は、きょうたとえ落としたとしても何も傷はついてないと私は思ってます。享楽共鳴はきょうベルトを落としたかもしれないけど、またこの先の道でベルトを絶対取り返すと思ってます。
    中島 2026年のイッテンヨンですでにシングルマッチが発表されてて、私はタッグチャンピオン同士、新年のシングルマッチやりたいなという気持ちがありました。そうですね…ベルトを2本持ってるからこその驕りがあったのかなと、思ってます。まだまだです。練習あるのみだと思ってます。享楽共鳴はもっと強いんで。きょうは私が弱かっただけです。享楽共鳴はもっと強いです!
    ミサヲ もっと強いです! Ober Eats、侮ってたわけじゃないけど、Ober Eats、今日見たことない上原わかなで、見たことない上福ゆき、見たことない新しいOber Eatsだったから、きょう負けた。だから私たちも、また見たことない享楽共鳴になって、またいこう。もっと強いから、享楽は。
  • メインイベント 30分1本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    22分58秒

    旋回式ティアドロップ→片エビ固め

  • 渡辺が歩を進め瑞希と向き合い、両者が握手。バックの取り合いから瑞希がヘッドロック。渡辺がネックロックに切り返す。瑞希も切り返すと、腕の取り合いに。渡辺がレッグロックからグラウンドで首を取る。瑞希のヘッドシザーズを渡辺が脱出し、視殺戦。渡辺が首を捻り上げると、瑞希がロープワークに誘う。渡辺がアームドラッグ、瑞希が突進に向けて足を出して威嚇する。瑞希が手四つに誘い、渡辺が両手を取ってバックにまわり締め上げる。サーフボードストレッチからコーナーに追い込み、背中にエルボー連打。さらにバックブリーカーで絞り上げるが、瑞希がこらえて後方からドロップキック。瑞希が向かっていくとこんどは渡辺が足を出す。瑞希が強引に向かっていき、コーナーに乗せてフットスタンプ。渡辺が返すが、瑞希がコーナーに追い込み顔面を踏みつける。瑞希はフェースロックも、渡辺がロープに到達。瑞希がロープに振ろうとすると渡辺がこらえる。瑞希が強引に倒してフットスタンプ。コーナーに上がると、立ち上がった渡辺にボディーアタック。渡辺が返すと瑞希を走らせず。すると瑞希の突進をキャッチし叩きつける。渡辺が瑞希を担ぎコーナーに追い込みボディーアタック、ショルダータックル。両足を取られた瑞希が払い除け、カサドーラで飛びつく。渡辺が止めてジャイアントスイングへ。しかし瑞希がロープをつかんで阻止。渡辺は強引に戻してぶん回す。瑞希が止めるが渡辺がバック。瑞希が返して「なめんな!」とドロップキック。エルボーが交錯するが、瑞希のドロップキックがヒット。10分経過。瑞希が腕めがけてフットスタンプ、ドロップキックで両者場外へ。瑞希はエプロンから渡辺と睨み合う。瑞希が手を差し出すと渡辺がエプロンに立って手を差し出す。エルボーの打ち合いになり、瑞希が崩れ落ちる。渡辺が担ぎあげると瑞希がリング内。瑞希のクロスボディーをエプロンで渡辺が止める。渡辺はエルボーを打ち込み、突進。ロープ越しの瑞希がキューティースペシャルのように叩き付ける。さらに瑞希は場外にダイビングフットスタンプ。リングに戻すと、瑞希がコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。返した渡辺に瑞希はフェースロックで反り上げる。15分経過。渡辺の足がロープにかかってエスケープ。瑞希が投げの構えも、渡辺がロープに投げてから反動を利用しパワースラム。両者ダウン状態。手を引き合って渡辺がエルボー、瑞希も応戦。立ち上がってもエルボーを打ち合い、突進。渡辺のダブルハンマーがヒットし、コーナーに追い込んで連打する。瑞希がバックエルボー、渡辺がクロスボディーをキャッチしてそのままぶん回す、変型ジャイアントスイング。渡辺がカナディアンバックブリーカーの体勢も、瑞希がスリーパーへ。グラウンドに移行し、瑞希が締め上げる。渡辺が立ち上がり担ぎ直すと、そのままコーナーに上がり雪崩式パワースラムを敢行。20分経過。担ぎ上げられた瑞希がドロップキックで吹っ飛ばすと、ブレーンバスター。瑞希が渦飴にいくがカウント2。瑞希はコーナーに上がってダイブ。引き起こすとキューティースペシャル狙い。渡辺が切り返し高角度で叩きつける。渡辺がチョップを叩き込み、担ぎ上げてティアドロップ狙い。こらえる瑞希を旋回してのティアドロップで叩き付けると3カウント。瑞希が敗れベルトが移動、渡辺がプリンセス王座奪回に成功した。試合後、両者はハグをかわして笑顔。
  • エンディング

  • ユキが挑戦表明! 未詩が初防衛戦を10・18後楽園に指定!

  • 渡辺がマイクを取る。渡辺「このベルトをまた取って、私がプリンセス・オブ・プリンセスになりました! 今回、瑞希さんと今年2回目、こうやってこんなに瑞希さんを今年前期で独り占めするくらいの気持ちで、みんなのみんなの瑞希さん、こんなにこんなに優しくて周りが見れてて、でも引っ張ることもできる。完璧なプリンセスはほかにいないくらいあこがれるし、尊敬している人です。そんな瑞希さんから、またこうやって瑞希さんが強く輝かせたベルトを取ることができて、私ももっともっとこのベルトをキラキラにさせます! この夏、私はもう一回このベルトに挑戦するために、夏の期間、ホントに熱く熱く思いで、勝って勝って勝ち抜いて、やっと夏の終わりでこのベルトに触れることができました。もう明日からは秋なので、ここから秋、冬、春、夏、ずっとずっとたくさんたくさん防衛できるように、キラキラのプリンセス・オブ・プリンセスとして輝いていきます!」ここで愛野ユキが登場。渡辺「なんですか?」愛野「未詩すごかったよ、マジですごかった、ホントに未詩と瑞希の闘いはすごすぎた。私は未詩を同期のライバルのような存在と思ってたけど、気づいたら遠く感じてた…。でも私はまだ、自分をあきらめたくないんだよ。いまの私の存在証明をさせて。私はチャンピオンになって、もっともっといろんな人と熱い闘いしたい。そのためにまずは、未詩と熱い試合で、そのベルトを懸けて試合したい」渡辺「私にとってもユキさんは、プロレスラーとして同じ2018年にデビューした同期だと思っています。でも私、最近、ユキさんと闘えてない。熱いユキさんを目の前で見れてない。確かに、熱いユキさんは見たい。でも私いま、ベルト取って、たったいま熱い夏は私にとって終わりました。だから私は、私の前にまだ熱いユキさんは現れてないです!」愛野「いや、でもさあ、最近はやっぱり地球温暖化の影響で秋も熱いからね」渡辺「地球温暖化?」愛野「そうそう。未詩は夏のプリンセスになったんでしょ」渡辺「夏のプリンセスになったの」愛野「そのプリンセスになったんでしょ。だったらオータムプリンセスにもなればいいじゃん。オータムのプリンセスになっていいよ。そのベルトは私がもらう。だから闘おう」渡辺「私も熱いユキさんがもっともっと熱いユキさんが見たいです。まだ足りない。熱いユキさんが足りない。だから私は秋にいこうとした。でも、秋のプリンセスになるから、このベルトに10月18日(後楽園ホール)、熱いユキさんで私の前に立ってください。待ってます」両者が握手し、愛野が退場。渡辺「ということで、10月18日にユキさんとこのベルトを懸けて闘うことが決まってしまい…決まりました! 今年の初めまで持ってたこのベルト、もっともっと、もっともっと東京女子って素敵なところなんだということをもっともっと私は広めていきたい。ここにいる人たちはメチャクチャその愛で溢れさせてくれてるけど、でももっともっと、まだまだ足りない。もっともっと高みを目指したい。もっとこの幸せな空間を広げたいと、広げる価値があると、東京女子プロレスは思っています。東京女子プロレスを世界一の夢の国に私がさせます。プリンセス・オブ・プリンセスの私が、させます! ということで、みんなで東京女子大好きだっていう思いを叫べたらと思います。東京女子プロレスに、私たちについてきてください。みんな、東京女子プロレスのこと好きかー!? ありがとうございます!」

    【試合後のコメント】
    未詩 ベルト取りました。またこうやってこのベルトに触れられたのは、やっぱり諦めずにこうやって真実の愛とか言ってるけど、本当に私にとってホントにホントに真実の愛っていうくらい、大好きな場所の大切なモノです。ここからこうやって瑞希さんがもっともっとより強く、輝かせてきたモノを、私がさらにまた輝かさせれるプリンセス・オブ・プリンセスでいられるようにさらにもっと高みを目指せるように、私が東京女子プロレスを、このベルトを持っているチャンピオンとしてもっともっと引っぱっていきたいと思いました。瑞希さんは本当に強くてまわりが見えるチャンピオンで、優しくて、私にはないものを持ってる。私はあんなに強くて、優しくて、いろんなところに気配り、目の届くチャンピオンではいられなかった。本当に憧れるくらい尊敬しています。その瑞希さんからこうやってきっと気持ちでも物理的にも勝つことができたから、私はもっともっと突き進んでいけるチャンピオンになれるように。私は東京女子プロレスが本当に世界で一番のテーマパークになれるくらい、世界で一番の夢の国になれるくらい、素晴らしいモノだと思っています。命をかけて東京女子プロレスを、みんなの世界一にさせていこうと思います。頑張ります。
    ――フィニッシュはいつもと違う形でした。
    未詩 そうでしたね、違う形でした。私の中ではティアドロップで投げたかった。私のなかで一番思い入れの強いティアドロップなので、あの技で決めたいって思ってたんですけど…どうしても強い気持ちでいききれなかった時にちょうど回せました。
    ――咄嗟に出た?
    未詩 でも私のなかで回すリストっていうのはなんとなくクローゼットに…じゃなくてあれ(おそらく引き出し)に入ってるんですよ。なので、それの奥底で昔なにか思った回し方だったような気もするし、そうじゃない気もするし。でも映像見てみて…どうでした? よさそうだったら、もしかしたらここからさらに磨きをかけていきたいかなと思いつつってかんじです。
    ――あれが決まったら返せないかと。
    未詩 須山(浩継)さん的にはそうなんですね。やっぱ私プリンセスなので私の自由にはさせていただきますが、須山さん的にはそう思うということで。須山さんはどうですか? 未詩のことプリンセスだと思いますか?
    ――プリンセスだと思いますよ。
    未詩 違う! 私はプリンセス・オブ・プリンセスです! セイ!
    ――…プリンセス・オブ・プリンセスです。
    未詩 そうです! 未詩はプリンセス・オブ・プリンセスです!
    ――いま見えてる光景と前回戴冠時は違うもの?
    未詩 1度目に取った時はホントにここの目の前しか見えてなくて、両国国技館が。なんとなく一点しか見えないくらいの感覚だったんですけど、でも今日は大田区総合体育館。360°全部見えたので、ベルト持ってるチャンピオンとしては視野が広く、もっと余裕を持ったプリンセス・オブ・プリンセスでいたいなと思います。
    ――次の防衛戦の相手が決まりました。
    未詩 私は2018年のイッテンヨンでデビューして、ユキさんは5月の後楽園でデビューした同期で。ユキさん自体は東京女子に先に入っていたので先輩にはあたるんですけど、でもデビュー時期、練習生期間とか。アプガ4人とユキさんとかで練習生期間をともにしたくらい同期なんです。でも最初の頃、それこそ白昼夢でタッグを持ってる時とかはユキさんとたくさん闘ったり、熱いユキさんと熱くぶつかり合ったりしてたんですけど。私の目の前に最近はユキさんが現れてなかった、現れてくれなかった? これも私のこれまでの視野の狭さとかもあると思うし、ユキさん自身のなにかももしかしたらあるかもしれないし。でもユキさんがああやって挑戦するマイクで言ってきてくれたっていう思いはしっかりと受け止めて。私は夏を終わらせたかったんです。秋が好きなんです。だから夏のプリンセスは終わったから、秋やろうと思ったのに…秋も熱くていいって言ってたから、熱い秋にもさせちゃおうと思います。
    ――明日から秋?
    未詩 そうですね、暦の上では。秋ってなんて言うんでしたっけ? 英語で。
    ――オータムです。
    未詩 オータムか。暦の上ではオータム!
    ――来年3月に両国国技館が決まりました。
    未詩 もちろん意識します。私が最初にこのベルトを持ったのが前回の両国国技館で。やっぱりそのベルトを持った時から、もしかしたらそれより前からプロレスラーとして東京女子プロレスが両国を目指してるってみんなでやっていってる時から、いつかベルトをこの場で取りたいし、いつかベルトを持ってこの場に立ちたいって…はるかはるか昔から、遠くの夢だけど思ってたことで。それがいますごく近くに、現実的になっていることなので。絶対に両国国技館まで持って、そこから先も防衛し続けたいと思っています。

    瑞希 あああ…悔しいです。なんか悔しいんだけど、うーん…未詩とこうやってプリンセス・オブ・プリンセスの称号を懸けて闘えたのがすごく嬉しかったし。ホントに何年前とかだったら考えられなかったなって思うんですけど、こうやって日々の積み重ねって大事なんだなっていうのをあらためて感じたし。今回(今年)、大田区3回メインさせていただいたんですけど、ホントに1人で成し遂げられることなんて何一つないなっていうのを感じたし。東京女子プロレス最高だなってあらためて感じたから、東京女子のベルトを…いまのキャリアの浅い子たちも目指して、自分が手の届かないところだって思わないで手を伸ばしてほしいし。全然もたもたしてたら、もう1回私が先に取りにいきます。すごく悔しいけど、すごく強くなれたなってあらためて思うから…これからもみんなを虜にしていきます!

    愛野 自分から出てってるわけだけど、ホントに挑戦表明って何度やっても死ぬほど緊張します。でも前より今日挑戦表明したのが一番緊張しました。だってあんなすごい試合をされた直後。でも私は心を決めていたので、未詩に挑戦します。そしてプリプリのベルトを巻いて、もう誰とだって闘いたいよね。ワクワクするんですよ、考えたら。だってタイトルマッチって特別だから、タイトルマッチで熱い試合したいなぁ~。ダメだ、緊張がとけてオフみたいなテンションになってる(笑)。でもリングで未詩に言ったことがすべてです。私はまだ自分をあきらめたくないので、私の存在証明のために未詩に挑みます。
    ――3年ぶりの挑戦になります。
    愛野 ホントだ、もうそんなに経ってるんですね。やっぱり私もデビューしたてじゃないから、自分の力量とかできることできないことが見えてくるなかで…最初の頃みたいにガムシャラに挑戦し続けられなくなってしまったところがあるんですよ。去年かな。タッグベルトを落としてから自分を見つめ直さなきゃってフェイズに入ってしまって。それからタイトル戦線から遠のいてたんですけど…。ハッキリしたきっかけとしては、こないだのトーナメントの初戦でみずぴょんと闘ってから、もう私は進もうって思えた。今日は試合に勝って、あのベルトに、特別なあのベルトに挑戦したいって思いました。
    ――未詩は同期的存在と言っていました。
    愛野 デビューが未詩の方が4カ月くらい先なんですけど、私が練習をし直したタイミングがアプガのデビュー直前だったので一緒に練習をしてたんですね。だからやっぱり同期みたいな気持ちでいます。(同期とのタイトル戦は特別?)特別ですよね。もう何年前か忘れたけど、私や未詩がネクストジェネレーションって言われてた時代があったんですよ。そう言われて、その中で私たちは切磋琢磨、闘ってたなって思ってたのが最近のねくじぇねとかを見て思ってて。だからすごい…同期がベルトを巻いて、しかも2度目で。あんなすごい試合して、めちゃそこに挑むのは特別な気持ちです。
    ――自分の勝ち目は気持ち以外である?
    愛野 すごい意地悪な質問だ(笑)。気持ち以外で? 自分の強みっていうのはあると思っているので、未詩に勝てる部分はあると思います。
    ――それは言わない?
    愛野 言わないですよ。だって未詩に見られちゃうじゃん! 未詩はスーパーマンだからなんでも必死に意地で克服しようとする人なんですよ。だから絶対に私の付け入るところは見せたくないです。だから未詩がさっきもマイクでアホみたいなところを見せてたけど、私はそこから攻めていきたいと思いますね。まずは。

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