前説
上福が東京女子プロレス正式所属に!/アプガプロレスのミニLIVEは『ラビュモット!』
白井リングアナの前説では上福ゆきの東京女子プロレス正式所属が発表され、上福本人が挨拶。「本日からちゃんとちゃんと、99.9から100の東京女子プロレスの上福ゆきとなりました。生まれも育ちも東京女子プロレスの人間なんで気持ちはそうだったんですけど、言うなればずーっと長いこと同棲して結婚しようねって言って、両家の顔合わせはしたけど籍だけ入れてない状態だったんで。しっかりプロポーズさせていただいて、東京女子プロレスとプロレスラー的に結婚したので、所属でここからバリバリ頑張ります。いいよね、甲田さん、いいよね、髙木さん。お疲れ様です。いいっすか? ありがとうございます! いいですか? ありがとうございます! 今後、私はどこにも移籍しないし、ずーっとここで骨を埋めて頑張るので安心して楽しんでください」その後、アップアップガールズ(プロレス)のミニLIVEは『ラビュモット!』を披露。
【試合後のコメント】
上福 所属になりました。
髙木 もともと上福さんは自分の知り合いの芸能のマネージャーさんから『ちょっと上福ゆきといういい子がいるんで、ぜひ女子プロレスラーに』ということで譲り受けたんですけど。もともとプロレスやるか、不動産屋で働くか、どっちか選べってプロレス選んだんですよね?
上福 そうです。
髙木 そんな上福さんが正式に所属になってくれて嬉しく思っております。これからも東京女子の戦力となってより一層力になっていただければなと思っておりますので。
上福 頑張ります。
甲田 たぶんほとんどのファンの方が思ったことだと思うんですけど「所属じゃなかったのかよ」っていう。
上福 確かに(苦笑)。
甲田 形だけレギュラー参戦している立場上フリーみたいな、週プロ写真名鑑とかにフリーとあったりとか、若干曖昧なところがあったんですけど、100%所属になったということで、特に何かが変わるわけではないと思うんですけど、今まで以上によろしくお願いします。
上福 自分、社会人としての経験がなく、ほぼプロレスラーになったので甲田さんのことは上司のような感じで、髙木さんのことはプロレス界であったり東京での父みたいな感じに思っているので、今後もっと頑張るのでよろしくお願いします!
甲田 上司のような感じというか上司。上司そのもの。
上福 あ~ごめんなさい! やったわ(笑)。さーせん、上司(笑)。
第1試合 15分1本勝負
第2試合 15分1本勝負
こんな展開ファンタ☆スティック! ゴー☆ジャス・レボ☆リューションマッチ
※2カウントフォールかロープエスケープを奪った選手にお笑い芸人・宇宙海賊ゴー☆ジャスさんの国名ネタの回答権が与えられ、10カウント以内に地球儀からその国を探し出したほうが勝者となる特別ルール。
第3試合 20分1本勝負
セミファイナル 20分1本勝負
6人タッグマッチ
11分15分
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
メインイベント 20分1本勝負
未詩とユキは10・18後楽園のプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合の前哨戦。汐珠が開始早々ローンバトルを強いられる展開。汐珠もなんとかハルにドロップキックを見舞って未詩と交替。未詩のボディースラムを皮切りに汐珠が反転式ミサイルキックで続く。コアラクラッチはハルがなんとかエスケープ。ハルはカウンターのドロップキックを放つも汐珠のタッチを許してしまい、有栖に矢継ぎ早に攻撃されてピンチが続く。5分経過、有栖のネックブリーカードロップはカウント2。ハルはセカンドロープからの反転式ミサイルキックを決めてユキと交替。ユキはリバースショルダーからセントーンもカウント2。リバース・スプラッシュ式セントーンからダイビングショルダーも有栖がかわして逆にコーナーからの鶴ヶ城。キャメルクラッチ狙いはユキがかわしてサイドスープレックス。愛と炎のフルネルソン狙いは有栖が水車落としに切り返して未詩とタッチ。未詩がユキにランサルセ。ショルダーアタックはユキもぶつかっていって打ち合いに。これを未詩が制すもユキも諦めずにショルダーでぶつかっていくが、未詩はバッティングハンマー。未詩がコーナースプラッシュからショルダーアタック。カナディアンバックブリーカーで担ぐもハルがカット。未詩はハルを排除。未詩が開花式ジャイアントスイングを狙うもユキはエルボーで解除する。ストマックブロックからショルダーアタックを見舞ってキラと交替。キラが未詩にレッグドロップもカウント2。サモアンドロップ狙いも未詩が踏ん張ってショルダーアタック。そこからジャイアントスイング10回転。カバーをカットした汐珠にハルがクロスボディー、そのハルに有栖がスーパーキック、その有栖をユキがショルダーアタック。未詩とエルボーを打ち合ったユキがブルドッキングヘッドロックも、未詩はユキにティアドロップを見舞って排除。未詩がキラにバックブリーカーからリバース・パラドックス。カットに入らんとするユキの眼前でギブアップを奪った。
【試合後のコメント】
未詩 はい! 私は前哨戦だったんですけど勝ちました! (有栖に)ウチらはね、チャンピオンになって正確に言えばニッパツ(2発)目。
有栖 ……ニッパツ目!
未詩 ニッパツ目のチャンピオンだったよね。2人ともベルト持っての入場で(9月23日ガラフェスで未詩も有栖も王者としてのお披露目が済んでいるから2度目と言いたいものと思われる)。良い感じだったね。
有栖 良い感じでしたね。
未詩(汐珠を見ながら)いい感じだったね。オセロにはなりません。
汐珠 ここに入って(真ん中に入ろうとする)。
未詩 なりません(あしらう)。
汐珠 言いたかったのに!
未詩 大丈夫、ツイートして。今日はユキさんと前哨戦して。ユキさんの熱さだったり、そういうのはメチャメチャ感じたんですけど、ここはチャンピオンとしてだったり、ユキさんと当たってない数年間経験したものとか、そういう部分で一歩リードできたかなと結果としても率直に感じました。でもタックルでぶつかった瞬間のユキさんの熱さだったり、ぶつかりあうと気持ちは同じぐらいなんだなと感じたので、油断はできないんですけど、ユキさん、秋も熱くするって言ったので。でも、私が「明日から秋です」って秋開花宣言したら本当に秋になったんですよ。
有栖 でも涼しかった。
汐珠 秋分の日だったからですよ。
未詩 違う、未詩が秋って言ったから。
汐珠 そうですよね。
未詩 だから秋になったよね。
有栖 なった。
汐珠 なりました。
未詩 だからここからユキさんのもっと秋熱さ? オータム・ホットが欲しいです。もっともっとユキさんのオータム・ホットを浴びまくって。私もユキさんも10月生まれなので、オータム・ホット・ホット・ホット闘いになろうと思います。頑張ります。オータムの意味わかんないでしょ?
汐珠 わかります。秋ですよ、秋。
有栖 言わないで、正解。言おうとしたよ、今。
未詩 順調です! 頑張ります!
ユキ 今日のこの大会のメインイベントということで、私と未詩の前哨戦でもあったんですけど…負けちまった。ごめん、キラ。
キラ ううん、大丈夫。
ユキ 私が最後あそこで有栖におさえられてなかったらよかったんだよ。でも、そんなこと…ダメだよね。もう“たられば”とか言っちゃダメだよね。ごめん。
キラ かっこよかった、ホントに。次もうちょっと勝ちます。
ユキ うーん…そんなんじゃない、違う。私がいけなかった。私、同期の未詩としか闘ってきてなかったんですよ、いままで。プリプリのチャンピオンになった未詩と、こうやってガッツリ闘うっていうのは初めてだった気がする。チャンピオンの未詩ってものを見せつけられたなって私は今日思いました。でも、だからこそ私はもっと楽しみになるというところで。もう1カ月切ってますしね。あと20日くらいしかないので、その中で何度か試合はあります。そこできっとまた闘う機会はあると思います。なので私はじっくりじっくり、10月18日に未詩に勝つので、それまで未詩を味わっていきたいと思います。(2人に)今日はありがとう。ハル締めて。
ハル え…長くなっちゃう。
ユキ 長くならないで(笑)。
ハル でも私とユキさんは来週も一緒に前哨戦で闘うので…(しばしの沈黙)。私はユキさんがベルト持つところまで一緒に頑張るつもりでいるので。キラも来週からねくじぇねトーナメント始まるし、WRESTLE PRINCESSが終わってみんなそれぞれの道に駆け出してるので…全員で頑張ります!
ユキ 頑張ります!
キラ 頑張ります!
特別試合 20分1本勝負
おじまごは猫の入場曲でリングイン。続くリカ&ぽむにはミサヲを筆頭に『全猫連』(全国猫はるなの卒業を阻止したい連盟)として登場し、「卒業宣言を撤回しろー!」とシュプレヒコール。試合を中止せんとするも真弥がそれを阻止してブーイングの中、試合スタート。真弥は「猫さんの卒業を止めるのを止めてしまい」謝罪。猫が加わって鈴芽がぽむにおにゃんぽから引っ掻き。真弥もおにゃんぽにトライするが失敗して、リカにヘルメットで攻撃されてしまう。ここからローンバトルを強いられた真弥。リカは真弥だけでなく猫の首を絞めて場内ブーイング。真弥はリカのよっしゃいくぞエルボーをかわしてエルボーを見舞って鈴芽とタッチ。鈴芽がドロップキックからミカヅキ流星群もカウント2。駆け上がりフェースクラッシャーはリカがかわしてドラゴンバックブリーカー。ぽむが出てきてミサイルキックもカウント2。鈴芽はロープを使ってのハチノスエイトノットでピンチを切り抜け、真弥が出てきて串刺しバックエルボーからボディースラム、エルボードロップと猛攻。ぽむがラフォーレ原宿からドロップキック。続くミサイルキックはカウント2。両者エルボーの打ちあい。ぽむが「猫も来いよ!」と呼びかける。すると同期3人でエルボーの打ちあいに。真弥と猫の合体エルボーもぽむが大声で2人を止めて、真弥に「はるにゃんやめないでアタック」もあっさりかわされてしまうと真弥が2人まとめてニーアタックから猫の引っ掻きを呼び込んで、鈴芽がリカに、真弥がぽむに猫ストレッチ。これを2人が同時に丸め込みで切り返す。リカがミサヲを呼び込むとミサヲが思いのたけを吐露。「このままこの試合を終えたくないんだ! 猫ちゃんにまだ伝えたいことがある! さわやかに送り出したいけど、猫ちゃんにまだ卒業してほしくない! 猫ちゃんにやめて欲しくないよ! 猫が何回もケガとか何度も自分の思ってないタイミングで時を止められたりとか、私もヒザをケガしちゃったことがあるし。手術したこともある。やろうと思ったタイミングで運命に足をとられて走り出せない状況は私もわかる。猫ちゃんがここで卒業するというのが、これがきっかけとは思わないし、いろんなことをたくさん考えて決めたことだとは思うけど、猫ちゃんがケガする前のHYPE!に本当は猫ちゃんに主役をお願いしてたし、猫ちゃんも全力でやりますって言ってくれて。そんな中またケガしちゃってという、どうしても私はそれが引っかかって諦められなくて。でも猫ちゃんもやりたかったと思うし、先輩なのに足を引き留めることしちゃうけど、私一番だせえ先輩だから! 卒業しますって言ったその日の数時間後に撤回するだせえ先輩があなたのことを引き留めます! 猫ちゃん卒業を考えなおしてくれ! そして私たちと一緒にプロレスしようぜ」プラカードを差し出すミサヲ。それを受け取った猫は「ありがとうございます!」とプラカードでミサヲ、リカ、ぽむと殴打。鈴芽がリカをネッコブリーカードロップで排除し、真弥がぽむにスパインバスターで勝利した。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
試合後、抱擁をかわすおじまご。真弥がマイクを取ると「猫さん、勝ったよ! 3人で勝てて、ホントによかった。すごい嬉しい。猫さん、卒業…するやんな? そうだよね? 猫さんはマジで私、超超お世話になったし、大好きなので…きっと見に来てくれてる全員が猫さんのこと大好きだと思うので、ホントにそれは覚えておいてくれ! OK。いやぁ私もこれから猫さんの誇り高き同期として、素晴らしいってなるためにこのベルトずっとずっと守って、ずっと防衛して。猫さんがもしまた東京女子に遊びに来てくれる時とか、絶対私はこれを腰に巻いて待ってるようにするから、絶対防衛するからね。よろしくお願いします!」」すると猫が真弥の顔面を引っ掻いて押さえ込むも真弥がカウント2で返す。場内ブーイングの中、ぽむがスネ蹴り。猫が引っ掻きまくってカバーするとぽむ、リカ、鈴芽も押さえ込むに加勢して猫が勝利してキャリア初のベルトを手に入れた。
アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
※猫が防衛に失敗、真弥が第1770代王者に返り咲く。
新チャンピオンの猫がマイク。「やったー! ベルト取れたよー、みんな! 7年くらいやってきて初めて取れたベルト、すごい嬉しいんだけどね。これ持ってると人間たちが狙ってくる…それやるとちょっと危ないから、桐生さんに返してあげるね。いまいっぱい撮って。だから最後、返してあげる。思い出できた」猫は木曽レフェリーを呼び込むと自らギブアップを宣言し、ベルトは真弥の元へと戻った。
猫はるな卒業記念セレモニー
猫はるな、7年のプロレスラー生活に終止符!「お客さんも選手もみんな優しい東京女子プロレスのなかで猫はるなという存在に生まれられてよかったです」
その後、卒業セレモニーへ。選手を代表して中島からは花束、鈴芽と真弥からは記念品が贈呈された。最後に猫が挨拶。「今日は集まっていただいて、ありがとうございます。私は運動も別に得意じゃないし、人前でこうやって話すのすごい苦手だし。でも、それでも猫のことを優しく見守ってくれているファンのみなさんのおかげでここまで続けられることができました。ありがとうございます! 東京女子の優しくて頼りになる先輩たちも、いてくれるだけで安心する同期たち、猫なんかよりもしっかりしてて尊敬できる後輩たち。そんな優しい…スタッフさんたちももちろんありがとうございますだし、お客さんも選手もみんな優しい東京女子プロレスのなかで猫はるなという存在に生まれられてよかったです。約7年間、本当にありがとうございました!」卒業の10カウントゴングが鳴らされ、白井リングアナが「気まぐれKitty 猫はるな!」とコール。多くの紙テープが投げ込まれる中、選手と記念撮影をおこない、最後はおじまごで花道を下がってお開きとなった。
【試合後のコメント】
猫 今日はすごいみんながあったかく猫の卒業を…全猫連の時も嬉しかったし。優しいみんなに支えられてここまでこれて、ちゃんと卒業としてやれることができてよかったです。ありがとうございました。
――この7年間を振り返ってみて。
猫 みんなのおかげでいつも楽しくプロレスラーできたと思います。
――最後の試合は同期の2人もいました。
猫 最後にいてくれたのは、すごい嬉しかったです。
――引退後のことは?
猫 知り合いのところで、働きます…(苦笑)。前に出ることはないです。
――あらためてプロレスという道を選んだことに対してはどう思う?
猫 何回もやめたいなって思う時はあったんですけど、でもこうやってみんなに祝福してもらってやめれたので、すごいよかったんだなって思います。